園だより7月号

7月号
平成 27 月 6 月 30 日
園長 茂木 尚子
地域の中でかかわりながら育つ、互いに学び合う
先日、5 歳児は、こうなん保育園に出掛けて、園庭で保育園 5 歳児と一緒に遊びました。翌日は
幼稚園に保育園 5 歳児が来園し、園庭で一緒に遊びました。1 日目の保育園では、ホッピングなど
の運動遊具を使って体を動かすことをたくさん楽しんできました。2 日目の幼稚園では、保育園児
は幼稚園のぽかぽか池のオタマジャクシすくいや裸足で砂遊びなどをいっぱい楽しんでいました。
最初は普段遊んでいる幼稚園児同士、保育園児同士で遊んでいましたが、サッカーでは、ゴールキ
ーパーが保育園児、シュートするのは幼稚園児と役割を分担しながら一緒に遊んだり、幼稚園の園
庭にいる大きなカエルを捕まえた幼稚園児が保育園児の手にのせてあげたりなど、時間がたつと互
いにかかわり合う姿も見られるようになってきました。その数日後、小学校での「げんきアップタ
イム」の活動に幼稚園と保育園の 5 歳児が参加し 2 年生の動きを見て学んだり、教えてもらったり
しながら楽しく体を動かす活動をしてきました。幼稚園児も保育園児もやがては小学校で一緒に学
び、遊びます。交流を通して就学前から互いに顔見知りになり、小学校の活動も少し体験してから
小学校生活をスタートできることは、スムーズな接続につながる大きな要素になります。保・幼・
小の交流を活発に行っていることは、
港南地域の大きな特色であり、強みであると実感しています。
子どもたち同士の交流に加えて、幼・小・中の教員同士も「港南アカデミー」として統一したテ
ーマのもと、研究を進めています。また、今年度は保育園の幼児クラス(3~5 歳児)担当の保育
士 7 名が、港南幼稚園の各学級に入り保育研修をするという新しい取り組みも行いました。実施後
「子どもの発想や主体性を大切にして取り組んでいることを感じた」
「一つの遊びを子どもたちがじ
っくり遊んでいて遊びの満足感があるため、片付けがスムーズだった」
「今日の予定が時系列に子ど
もに分かる形でホワイトボードに記入してあり、
時計の文字盤の時間を見て当番活動を行っていた。
自分のことは自分でする、時間や順番、ルールなどきまりや約束を守って生活している姿が印象的
だった」などの感想が寄せられました。実際の保育場面を見て共通の視点で話し合うことを通して、
教職員も互いに学び合い、よりよい保育を目指していきたいと思います。
さて、もうすぐ夏休みです。地域の方々のご協力で楽しい催しが予定されています。ぜひ参加し
て、地域の方と交流しましょう。そして子どもたちを地域の中で育てていきましょう。
3歳児:裸足で砂遊び
4歳児:船を作って出発!
5歳児:保育園児と遊びの交流