地域包括ケアシステム 地域ケア会議における セラピストの役割

『自助・互助・共助・公助』
からみた地域包括ケアシステム
地域包括ケアシステム
地域ケア会議における
セラピストの役割
お互いにできること
自分でできること
当事者団体
自分のことは自分でする 高齢者ボランティア
セラピスト
の支援
医療機関の視点から
ボランティア
住民組織の活動
セラピスト
の支援
医療法人共和会 小倉リハビリテーション病院
診療部 医長 山本美江子
共助
平成26年11月29日(土)TKP博多駅前シティセンター
公助
課題はいかに自助互助活動を推進するか!!
『自助・互助・共助・公助』
からみた地域包括ケアシステム
自分でできること
お互いにできるこ
と
認知症サポーター
介護予防
自治会活動
自分のことは自分でする
健康教育・相談
サロン活動
認知症カフェ
ボランティア
住民組織の活動
民生委員の活動
自立支援
認知症家族会
ボランティア養成
自立支援の専門家であるセラピストの支援が
必要とされる
共助
公助
セラピストへ期待すること
地域包括ケアシステムにおいて
1)地域づくりへの支援
①民生委員、社協福祉協力員への研修や相談対応
②介護予防活動への支援(サロン活動等含めて)
③セルフヘルプグループ(脳卒中友の会など)
患者家族会(認知症家族会など)等への支援
④住民教育(小学生~高齢者まで)
認知症サポーター養成、高齢者体験会、
車いす体験会など
☆PT、OT、STの専門性を生かして
セラピストへ期待すること
医療機関よりセラピストへ期待すること
地域包括ケアシステムにおいて
2)地域の連携ネットワークづくりへの支援
①地域の社会資源に精通しネットワークづくり
★(行政として)、医療機関、介護・福祉の施設、
そして、人材を把握しつなげて頂きたい。
★地域包括支援センターとの連携
②医療介護福祉と住民のネットワークづくり
★住民組織や障害者団体、家族会等をよく知って
おり、連携への支援ができること。
③ (できれば) 担当課を超えた対応をお願いしたい。
当院での地域包括ケアシステム推進への活動
平成26年4月:地域包括ケア推進本部を設置
医療法人共和会
地域包括ケア推進本部
自助互助推進部会
地域リハケア部会
連携ネットワーク部会
地域の自助互助活動を支援
地域ケア会議や介護
予防などの市町村の
活動を支援
地域のネットワークづくり
を支援
当法人職員はプロボノ(専門職のボランティア)として活動
地域ケア会議において
1)セラピストとしての視点での検討と発信
①リハビリテーションの効果的な実施はどうか?
★当事者の残存機能の有効活用は?
②適切な住宅環境の整備や福祉機器利用は?
③地域の資源(住民のインフォーマルケア含めて)
は活用されているか?
そして、何よりも、
その人らしい主体的な生活となっているか検討必要
2)地域のネットワークを把握し連携がとれている
か確認し、推進をお願いしたい。
自助互助推進活動
地元商店街(京町商店街)での健康相談会
地元商店街の活性化活動との
コラボレーション
自助互助推進活動
地域のサロン活動を支援
地域の高齢者の集う場所であるサロン
活動を支援
健康講話や体操指導など
自助互助推進活動
小学生への車いす体験・高齢者擬似体験を支援
自助互助推進活動
車いすマイスター養成を支援
隣の市である、下関市で
の当事者の方が取り組
んでいる、車いすにやさ
しい街づくりを支援
自助互助推進活動
北九州市の離島の高齢者(サロン活動)を支援
船で30分の藍島へ
車いすや擬似高齢者の体験を
行い、高齢者への配慮を考える
高齢者擬似体験
健康講話や体操などを実施
北九州市の保健師との連携
連携ネットワーク推進活動
町内文化祭(南小倉文化祭)での健康相談会
地域リハケア推進活動
市町村の介護予防を支援
南小倉市民センターにて体力測定を実施
運動指導や健康講話を実施
水巻町
連携ネットワーク推進活動
認知症サポーター養成、地元の清掃活動も
認知症サポーター養成
病院そばの紫川沿いを清掃
今年4月より地域包括ケア推進に取り組んで
2025年に向けて、地域において、専門職として活動していく
必要性を切に感じた。
当初、地域にどう出ていけば良いか、非常に悩み、市役所、
区役所、社会福祉協議会、老いを支える北九州家族の会(認
知症家族会)、サロン、市民センター、民生委員さんなど、全
て足を運び、当法人の地域活動への取り組みの説明と相談
を行なった。
思いのほか反響があり、現在では地域からの活動要請もあ
るようになっている。
地域のリハ専門職、特にセラピストへのニーズは高く、活動
すべき場も沢山あることを感じた。
⇒地域包括ケアシステム推進にセラピストの活躍は必須である