数学 - 椙山女学園大学 入試情報

2015 年度
数
椙山女学園大学
数学
傾向と対策
学 (分析は一般入試 A の問題のみです)
出題傾向
入試日程
2/3
2/4
2/5
※第4問は「数学Ⅰ・数学 A」または「数学Ⅱ・数学 B」のどちらか選択
大問
出題分野・テーマ
難易度
第1問
数学Ⅰ・A 数と式/図形と計量
やや易
第2問
数学Ⅰ・A 2次関数
標準
第3問
数学Ⅰ・A 場合の数(空間図形)
標準
第4問(選択)
数学Ⅰ・A 空間図形/確率
やや難
第4問(選択)
数学Ⅱ・B 図形と方程式、面積/平面ベクトル
やや難
第1問
数学Ⅰ・A 数と式/集合と論理
標準
第2問
数学Ⅰ・A 2次関数
標準
第3問
数学Ⅰ・A 図形と計量、空間図形
標準
第4問(選択)
数学Ⅰ・A 空間図形/確率
標準
第4問(選択)
数学Ⅱ・B 三角・対数関数、面積/図形と方程式
やや易
第1問
数学Ⅰ・A 数と式/必要条件・十分条件
やや易
第2問
数学Ⅰ・A 2次関数
第3問
数学Ⅰ・A 図形と計量、空間図形
やや易
第4問(選択)
数学Ⅰ・A 平面図形/場合の数
標準
第4問(選択)
数学Ⅱ・B 三角・対数関数/数列
標準
標準
全日程ともマークシート形式である。大問は全部で4題あり、一部の大問は異なる分野の2つの小問によって
構成されている。第4問は、数学Ⅰ・数学Aまたは数学Ⅱ・数学Bから1題を選択する形式となっている。
数学Ⅰ・数学Aの出題分野は、方程式と不等式、2次関数、図形と計量、論理と集合、場合の数と確率、平面
図形、空間図形、整数であり、数学Ⅱ・数学Bの出題分野は、式と証明、図形と方程式、指数・対数、三角関数、
微分法・積分法、数列、ベクトルである。ⅠA、ⅡBともに、どの分野からもまんべんなく出題されている。
大半の問題において、計算量および難易度は標準的である。数学Ⅰの方程式と不等式、2次関数、図形と計量
については典型的で解きやすい問題が多いため、基礎学力をしっかりとつけておけば十分に対応できる。ところ
が、数学Aの論理と集合、平面図形については十分な思考力が要求され、方針が立てにくい問題もある。特に図
形問題においては、与えられた図形の特徴や性質をしっかりと分析する能力が問われている。
また、数学Ⅱの微分法・積分法は典型的ではあるものの、式が煩雑であったり、計算量が多い問題もあるため、
正確に解答を導き出す力が要求される。数学Bの数列・ベクトルについては、例年基本的な問題が多いが、昨年
度と本年度に関してはやや難易度の高い問題も出題された。
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2015 年度
数
椙山女学園大学
数学
傾向と対策
学 (分析は一般入試 A の問題のみです)
学習対策
①
典型問題の習得
椙山女学園大学で出題される問題の大半は入試の典型問題である。合格ラインに達するためには、基本事項を
しっかりおさえた上で、典型問題を完答できるようにする必要がある。
まずは教科書を用いて基本事項の定義や定理をしっかり理解し、例題や問などで公式の使い方を確認する。次
に問題集を用いて基本的な問題を繰り返し解き、典型問題の解法をしっかり身に付けよう。自力で解けなかった
問題は、最初に取り組んでから1週間後、2週間後、1か月後と繰り返し取り組むことによって、解法の定着を
はかるとよい。
問題集は、学校などで指定される教科書傍用のもので十分である。中にはやや難度の高い発展問題が含まれて
いるが、これはとばしても構わない。標準レベルまでをしっかり繰り返し練習しよう。
また問題に取り組む際に、なぜそのように解くのか、解法のどの部分が重要なのかをしっかり確認しておくこ
とが大切である。それらを確認することなく解法の丸暗記をしただけでは、覚えたものをすぐに忘れてしまう上
に、他の問題への応用が利かなくなってしまう。
②
苦手分野の克服
論理と集合、特に必要条件・十分条件の分野は多くの受験生が苦手としている分野である。しかし、椙山女学
園大学はこの分野からの出題が比較的多いので対策は欠かせない。また、多くの受験生が苦手としているだけに、
克服しておけば他の受験生に差をつけることができる。この分野は、必要条件と十分条件の判定以前に、数学Ⅰ・
数学Aにおける総合的な力を必要とする。センター試験向けの問題集にこの分野の練習問題が豊富に取り揃えて
あるので、これを活用して対策を行うと効果的である。
また、図形問題も多くの受験生が苦手とし、差がつきやすい分野である。基本的な図形の定理を身に付けた上
で、入試で問われやすい方べきの定理や接弦定理の適用方法をしっかり練習しておくとよい。
③
過去問の演習
12 月頃から過去問に取り組んでおくとよい。典型問題を習得しておけば、この段階で大半の問題は対応できる
はずである。しかし、椙山女学園大学では教科書や問題集では見慣れないタイプの問題も出題される。これらの
問題は、過去問演習を通して慣れておく必要がある。また、このような問題は完答できなくても十分に合格ライ
ンには達することができるので、問題の雰囲気をつかみ、どのあたりまでなら解答可能かをつかむ程度でよい。
また、過去問を演習する際には時間配分にも注意しておくとよい。確実に解答できる典型問題と、上記のよう
なやや難度の高い問題とをしっかり見極め、試験時間の中でどのように解答時間を分配するかという感覚を養っ
ておくことは大切である。与えられた時間の中で、最大の得点を得られるような配分をつかんでおこう。
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