2007年（平成19年）３月21日＜水＞ Copyright (C) NNA All rights reserved. 1803号−2 きる。リース期間は短期でも可能だが、一般的には３年以上が良いとされる。こうした契約では、課税対象となるベネフィットの金額は、支払われるプレミアムの金額ではなく「課税評価総額（ＧＲＶ / G r o s s ［第５回］駐在員の住宅費に関する節税（上） Greenback Alan LLP Tax Partner: Nick Nicolaou （ニック・ニコラウ）従業員を海外に派遣する際、日本企業にとって最も大きな費用の１つが住宅費である。特に英国では南東部を中心に住宅費がかなり高いうえ、駐在員の場合には雇用主が従業員の支払う税金の全額または半額を負担しているためだ。ここでは、課税額を軽減するための２つの方法を見ていこう。２年未満の短期派遣 Rateable Value）」に基づく金額となる。ロンドンの不動産のＧＲＶは通常 1,000〜3,000ポンドだ。ＧＲＶはる住宅は、結婚して子供が３人い過去の評価システムに基づいておる場合は良いが、独身の場合は度り、金額は通常、家主またはサーベを超えていると見なされる可能性イヤー（不動産鑑定士）に確認できがある。また一時的というのは２る。ただし、プレミアムが７万年未満の勤務を指す。 5,000ポンドを超える場合、超過分この規則を英国外で雇用されたが課税対象のベネフィットとして加従業員にも適用し、２年未満の予算されるが、加算される課税対象額定で一時的に英国で働くために派は、課税年度の初めにおける歳入税遣することにする。そうすれば住関庁（ＨＭ Revenue ＆ Customs）居費は必要最低限の生活費としての公式利率に基づいて算出される。扱われ、課税対象のベネフィットプレミアムの支払い額は、所得税にはならない。の対象となる賃貸料とは異なる方法駐在員の住宅では、雇用主が家これによる節税効果はかなり大で処理される。つまり法人税の対象主と12カ月程度の短期賃貸契約をきい。例えば月1,500ポンドの家賃となることから、プレミアムの一部結び、家賃を毎月支払うのが最もなら、１年半で１万2,000ポンドにが会社会計で控除できる。一般的だ。ここ数年の法改正によ上る。ただし注意しなければならこうした処理を行う前に、それぞり税負担の軽減処理はほとんどでないのは、これが適用されるのはれの事情や住宅の種類を検討するこきなくなってきたのが実情だが、最初の時点で派遣期間を２年未満とが必要だろう。また家主にどのよなお節税の余地はある。と想定した場合だけという点だ。うな影響を与えるかを事前に話し合１つ目は短期派遣の場合だ。英もし途中で事情が変わり、２年以うほか、すべての法的文書をそろえ国の税法では、従業員が一時的に上滞在することになれば、事情をることも必要となる。本来の勤務地から離れた場所で働変更した日から課税上の立場は変く必要がある場合、雇用主から支わり、住宅費も課税対象のベネ（以上の説明は、概要を示したも払われる交通費や必要最低限の生フィットになる。ので税務アドバイスではありませ活費は、従業員にとって課税対象となるベネフィット（特典）にはならない。例えばロンドンに勤務する従業なお過去にさかのぼって課税されることはない。短期リース契約ん。個々の詳細などにつきましては会計士または税理士に直接お問い合わせください。）員が、雇用主の事情で５カ月間、２つ目は長期派遣の場合だ。雇日系企業に強い会計事務所マンチェスターのオフィスで働く用主は家主と短期賃貸契約ではな Greenback Alan LLP 場合、交通費および住宅費を含むく短期リース契約を結ぶことを検必要最低限の生活費は課税対象の討すると良い。この種の契約でベネフィットにはならない。しかは、リースにしてもらう代わりにもこの際の住宅費は、従業員の必企業が家主に一時金または「プレミ皆様のニーズに合わせた多岐にわたるサービスをご提供致します。初回相談無料、日本人スタッフ(浦崎) までお気軽にお問い合わせ下さい。要性に見合ったものでなければなアム」を支払うことで合意すれば、らない。ベッドルームが４部屋あ両者の契約はリース契約と説明で 11 Raven Wharf, Lafone Street, London, SE1 2LR Tel：+44 (0)20 7403 5959 Fax：+44 (0)20 7403 3111 Email：[email protected] Web：www.greenback-alan.co.uk