住宅火災による死者が相次いで発生しています

平成 27 年(2015 年)11 月4日
札 幌 市 消 防 局
住宅火災による死者が相次いで発生しています
平成 27 年 11 月3日現在、札幌市内の火災は 465 件発生し、昨年同日と比較して 13 件減少して
おります。
しかしながら、10 月 30 日に白石区の共同住宅、11 月1日南区の一般住宅で火災が発生し、相
次いで火災による死者が発生しております。
(いずれも、原因にあっては調査中)
平成 27 年中の火災による死者は 12 人発生し、昨年同日と比較して3人減少しておりますが、
過去8年最悪であった昨年の死者数に迫る勢いで発生しております。
火災による死者 12 人を見ま
すと、11 人(91.7%)が住宅からの火災により発生しており、また、65 歳以上の高齢者は5人
(41.7%)を占めております。
死者が発生した火災を見ますと、住宅用火災警報器が必要な一般住宅などの建物は7件で、こ
のうち設置されていなかったものが6件(85.7%)となっており、もし、住宅用火災警報器を設
置していれば、助かっていた可能性も考えられます。
札幌市消防局では、10 月 15 日(木)から 10 月 31 日(土)までの間、秋の火災予防運動を全
市一斉に展開し、火災予防を呼び掛けましたが、引き続き、火災の発生防止をはじめ、一刻も早
い通報や避難について、市民の皆様に呼び掛けております。
火 災 等 の 発 生 状 況
総
数
火 災 種 別 (件)
建 物
そ の 他
林
車
船航
全
半
ぼ
野
部
舶空
分
野
両
・ 機
焼
焼
焼
や
火
爆
発
平成27年
11/3現在
平成26年
11/3現在
前年比較
増 △減
平成26年
(総数)
死 傷 者 (人)
死 者
負
自
傷
者
殺
465
0
306
18
22
76
190
0
82
0
77
14
12
1
82
478
0
295
20
18
81
176
1
82
0
100
29
15
3
55
△ 13
0
11
△ 2
4
△ 5
14
△ 1
0
0
△ 23
△ 15
△ 3
△ 2
27
545
0
338
27
22
96
193
1
97
0
109
29
23
4
82
※ 数値については概数である。
件
80
行政区別火災発生状況(11月3日現在)
86
70
65
72 68
73
26年
60
80
46
40
26
34
41 47
29 32
39 45
36
20
0
0
北
区
東
白
石
区
区
厚
別
区
豊
平
区
清
田
区
南
区
西
区
26年
77
74
59
55
36
33
18
こ
ん
ろ
手
稲
区
27年
59
40
20
中
央
区
80
64
60
2625
26
主な出火原因(11月3日現在)
件
100
27年
57
放
電
気
関
係
火
た
ば
こ
ス
ト
ー
ブ
住宅火災を防ぐポイント
こんろ火災
~ ・
・
・
たばこ火災
~ ・
・
ストーブ火災 ~ ・
・
こんろを使用しているときはその場を離れない。
こんろのまわりに燃えやすいものを置かない。
グリル内はこまめに清掃する。
灰皿に吸い殻をためず、吸い殻は水をかけてから捨てる。
寝たばこはしない。
ストーブの上に洗濯物を干さない。
ストーブの周りに燃えやすいものを置かない。
【参考】平成 27 年中の死者火災
№
1
2
3
4
5
6
発生月日
1月28日
2月17日
5月10日
5月10日
5月25日
6月16日
区
手稲区
北区
南区
南区
豊平区
白石区
性別
女
男
女
男
女
男
年齢
87
61
72
60
59
61
発生場所
一般住宅
共同住宅
一般住宅
一般住宅
一般住宅
共同住宅
№
7
8
9
10
11
12
発生月日
6月27日
7月29日
8月10日
8月12日
10月30日
11月1日
区
西区
手稲区
西区
東区
白石区
南区
性別
男
女
男
男
男
男
年齢
49
85
59
76
65
35
発生場所
共同住宅
一般住宅
一般住宅
敷地内
共同住宅
一般住宅
〔問い合わせ先: 消防局予防部予防課 宇佐美 郡司 電話 215-2040〕