<毎月19日は 「食育の日」> 給食だより 平成27年6月19日 №3 木崎中学校給食部 6月4日は「むし歯予防デー」でした。健康な歯を保つことで、いつでもおいしく楽しく食事をするこ とができます。また、6月は「食育月間」でもあります。「しっかり噛むこと」を心がけて、成長期の体 と心を育む食事をしましょう。 食べ物の旅・・・口から入った食べ物は体の中でどうなるの? 1 ↓ 2 ↓ ↓ 3 ↓ ↓ ↓ ↓ 4 歯 口の中に入ってきた食べ物を噛んで、細かくしていきます。 食道・胃 食べ物は食道のぜん動運動により、数秒で胃に送られ、約3~6時間かけて胃液を混 ぜながら、ドロドロにしていきます。 小腸 胃からきた食べ物は胃酸で強い酸性になっているため、小腸の始まりの部分(十二指 腸)でアルカリ性の粘液を出して中和します。そして膵臓や肝臓からの消化液で分解 します。さらにその先では腸液で約4~6時間かけ、もっと小さい形に分解し、栄養 素と水分の約80%を吸収します。 大腸 大腸では食べ物の残りかすにふくまれる水分を吸収し、固めます。約15~40時間 とどまります。 *私たちは毎日いろいろな食べ物を食べることで、元気に生きていくことができます。 食べ物は体に入ると細かく砕かれ、栄養素として吸収され、絞りかすは便として体の外に排出されます。 食事の時にはしっかりと噛むことが大切で、それによって、体の中での消化・吸収の働きがスムーズに なり、体への負担も少なくなります。****************************** Q1.食べ物を消化するための胃液は1日にどれくらい出るの? ①500mlのペットボトル約1本分(約0.5L) ②500mlのペットボトル約4本分(約2L) ③500mlのペットボトル約9本分(約4.5L) Q2.噛む回数が多くなる食べ方はどっち? ①一口の量が少ない食べ方 ②一口の量が多い食べ方 ある実験で、噛む回数を増やすには、一口量を少なくしようと意識して食べた方が噛む回数は増え るという結果が出ました。 量が少ないと、一口あたりの噛む回数は減りますが、口に運ぶ回数が増えるため合計数が多くなる のです。また、口へ運ぶ回数が増えたことで、食べる時間が長くなり、早食いを防止することにもつな がります。 よく噛むと唾液がたくさん分泌されて、味がよく分かり、食べ物の消化・吸収をよくします。また、 むし歯予防、肥満予防、脳の活性化、ストレス解消にも効果があります。よく噛むには、一口をいつも より少なくして食べましょう。 和やかに楽しく食べることで胃液の分泌もよくなります。食事はマナーを守って楽しく食べましょう。 Q1.の答え ② Q2.の答え ① -1- よく噛むための合い言葉 「ひみこのはがいーぜ」 ひ・・・肥満防止 み・・・味覚の発達 こ・・・言葉の発音はっきり の・・・脳の発達 は・・・歯の病気予防 が・・・がん予防 い・・・胃腸快調 | ぜ・・・全力投球 よく噛んで食べる と全身に良いこと がありますね!! ◆「噛むこと」には、私たちの体に良い効果がたくさんあります。例えば、唾液がだくさん出ることによ って食べ物と混ざり合い消化吸収をよくしたり、口の中を酸性からもとの状態に戻してむし歯予防になっ たりします。あごを動かすことで、声もしっかりはっきり出すことができるようになります。 また、食べ物の味を脳に届けるためにも大切です。その他、脳の満腹中枢を刺激して食べ過ぎを防いだ り、脳を活性化させたり、ストレス解消になったりもします。 小学校の低学年は歯の生え替わりで堅い物が食べにくいのですが、乳歯の下にはすでに永久歯が作られ ています。堅い物を食べることで丈夫な永久歯に成長します。歯がグラグラしていても堅い物を食べるの が、良い歯を作るためには大切です。周りに小さい子がいたら教えてあげましょう。 Q.歯を丈夫にするには何を食べればよいですか? A.健康な歯のためには、たんぱく質やカルシウム、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンDなどをバラン スよく摂ることが大切です。特に歯を形成する働きがあるカルシウムは、牛乳・乳製品、小魚、大豆 製品、緑黄色野菜に多くふくまれています。苦手な物も、少しずつでも食べる量を増やしていけると よいですね。 8020(ハチマルニイマル)運動!! 新潟県では、8020(ハチマルニイマル)運動を展開しています。 8020(ハチマルニイマル)運動とは、「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」と厚生労 働省と日本歯科医師会が推進している運動です。 私たちの体は、私たちが食べた物で作られていきます。いろいろな物をおいしく味わう ことができれば健康な体を作っていくことができます。そのために必要な歯が最低20本 だといわれています。 むし歯が多くないですか?生涯自分の歯でおいしく楽しく食べられるように、よく噛ん で食べることを習慣にして、食べ方や食べる物に気をつけていきましょう。 -2-
© Copyright 2024 ExpyDoc