保健だより - 水産大学校

水産大学校
医務室
2016年
11月
日に日に秋が深まり、晩秋の冷気を感じる季節になりましたね。
この時期は、寒さに身体か慣れないので、体調を崩しやすく感染症も増えてくる時期で
す。みなさんも常日頃から体調管理はできる限り気を配りましょう。
今回の保健だよりは、インフルエンザについて特集します。
今年のインフルエンザの特徴
今年は、早くも各地でインフルエンザの感染者が出ています。下関市も10月に入り
インフルエンザ感染者が増加傾向にあります。今年の流行は、例年に比べて少し早
いようです。特徴として、10才代から20才代の間で特に流行するのではないかと予想
されています。
インフルエンザの予防
★手洗い・うがい・・・帰宅時と調理前後・食事前は必ず行いましょう。
できるだけ人混みを避け、外出時はマスクを使用しましょう。
★免疫力アップ・・・・免疫力が弱ると感染しやすくなります。普段から質のいい睡眠とバランス
のよい食事を心がけましょう。
★予防接種・・・・・・・インフルエンザの発症や重症化を予防します。予防接種の効果が持続する
のは接種した2週間後から約5か月程度です。
10月~11月中に接種するのが理想的です。
インフルエンザと風邪の違い
インフルエンザ
風邪
発症時期
12月から3月頃
1年を通して散発的
症状の現れ方
急激
穏やか
主な症状
急激に悪寒を伴う高熱
(38℃~40℃)
関節痛・筋肉痛・頭痛・
倦怠感などの全身症状
徐々に発熱
喉や鼻の局所症状
治療
発症48時間以内に
抗インフルエンザ薬内服
各症状に応じた内服薬
★ インフルエンザの症状がでたら48時間以内に必ず医療機関を受診して下さい
★ 高熱時に市販の解熱薬を服用すると、まれに脳症を起こす危険性があるので、
医療機関で処方された解熱剤を内服して下さい。
★「発症後5日経過し、かつ、解熱後2日間経過するまでは、自宅療養」と医療機関から
指示されます。
★ インフルエンザと診断されたら、必ず学生課に電話連絡して下さい。
11月8日は「いい歯の日」
弥生時代の卑弥呼の食事は噛む回数が現代の食事の6倍だったそうです。卑弥呼はよい歯
や歯ぐきをしていたという想定から、「ひみこのはがいーぜ」という標語が生まれました。
ひ
肥満を防ぐ・・・・・・・・良く噛めば満腹中枢が働いて食べ過ぎがなくなる。
み
味覚の発達・・・・・・・噛めば噛むほど食べ物の味がわかる。
こ
言葉がはっきり・・・・・口の周りの筋肉が発達して発音が良くなる。
の
脳の発達・・・・・・・・・噛むことが脳の発達を促す。
は
歯の病気予防・・・・・・噛むことで分泌される唾液が虫歯を予防する。
が
がん予防・・・・・・・・・・唾液が発がん性物質を中和する。
いー
胃腸の働きを促進・・消化が良くなる。
ぜ
全身の体力向上・・・・全身に力がみなぎり、活発になる。
★80歳になっても自分の歯が20本保てるように、今から歯を大切にしましょう。