群馬県内の山岳遭難発生状況(平成27年中) 1 発生状況 平成27年 平成26年 前 年 比 発生件数 (件) 遭難者数 (人) 120 88 +32 142 107 +35 死 亡 11 9 +2 救 怪我あり 出 怪我なし 行方不明 83 55 +28 47 42 +5 1 1 ±0 注:件数・遭難者数は、警察認知に基づく数字を計上 前年(H26)との比較 120 H27 H26 120 100 88 80 60 47 45 32 40 38 42 23 11 9 20 1 1 0 件数 2 死亡 行方不明 重傷 軽傷 無事救出 山岳別発生状況 管 轄 警察署 山岳別 尾 発 生 件 数 件数 遭 難 者 比率 死亡 不明 重傷 内 訳 (人) 軽傷 怪我なし 計 (%) 瀬 沼 田 48(13) 40.0 1 22 18 8 49 谷 川 連 峰 沼 田 19(21) 15.8 1 6 10 3 20 富岡・安中 9( 9) 7.5 3 1 8 12 6 8 妙 義 山 系 武 尊 山 沼 田 5( 3) 4.2 2 至 仏 山 沼 田 5( 7) 4.2 3 1 2 6 日光白根山 沼 田 5( 7) 4.2 1 2 2 5 赤 城 山 系 前 橋 4( 4) 3.3 1 1 2 皇 海 山 沼 田 2 1.7 1 1 根 本 山 桐 生 1 0.8 5 5 榛 名 山 系 吾 妻 1 0.8 3 3 金 精 山 沼 田 1 0.8 2 2 小 沢 岳 富 岡 1( 1) 0.8 1 - 1 - 1 4 2 2 桧 沢 岳 富 岡 1 0.8 小 野 子 山 渋 川 1 0.8 宝 台 樹 山 沼 田 1 0.8 1 1 黒 滝 山 富 岡 1 0.8 1 1 小 倉 山 藤 岡 1 0.8 岳 富 岡 1 0.8 ス ス ヶ 峰 沼 田 1 0.8 1 1 岩 櫃 山 吾 妻 1 0.8 1 1 吾 嬬 山 吾 妻 1 0.8 荒 船 山 富 岡 1( 1) 0.8 笠 丸 山 藤 岡 1 0.8 岩 富 岡 1 0.8 山 吾 妻 1 0.8 鹿 碧 高 田 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 - 6(22) 5.0 2 総 - 120(88) - 11 1 1 1 8 45 38 ※ ( 3 1 1 その他の山岳 数 1 11 47 142 )内は、H26の発生件数 目的別発生状況 目的別 登山 発 生 件数 件 数 比率 (%) 死亡 遭 難 者 内 訳 (人) 不明 重傷 軽傷 怪我なし 103(64) 85.8 スキー登山 4( 5) 3.3 キノコ採り 4( 2) 3.3 沢登り 2( 5) 1.7 渓流釣り 1( 5) 0.8 3 3 写真撮影 1( 1) 0.8 1 1 ロッククライミング 1( 1) 0.8 その他 4( 5) 3.3 1 120(88) - 11 総 計 8 1 計 39 36 39 123 4 2 2 4 2 2 1 1 1 1 20 1 2 4 45 38 47 142 ※ ( )内は、H26の発生件数 H 27目 的 別 発 生 状 況 1 40 件 数 123 遭 難 者 1 00 80 60 103 40 20 0 4 4 ス ・ キ [ 登 山 登 山 4 4 キ ノ コ 採 り 1 3 渓 流 釣 り - 2 - 4 2 2 沢 登 り 6 6 そ の 他 4 態様別・原因別発生状況 ・ 態様別発生状況 態様別 発 生 件数 件 数 比率(%) 死 亡 遭 難 不 明 者 内 訳 (人) 重 傷 軽 傷 怪我なし 計 転 倒 43 35.8 1 29 13 43 滑 落 21 17.5 4 11 6 21 道 迷 い 18 15.0 3 29 32 1 6 発 病 6 5.0 1 1 3 転 落 5 4.2 1 3 1 疲 労 5 4.2 悪 天 候 1 0.8 落 石 1 0.8 不 明 4 3.3 そ の 他 16 13.3 総 計 120 5 3 2 5 4 4 1 4 - 1 1 11 5 1 1 8 45 38 11 47 142 H27態様別発生状況 60 件数 50 40 遭難者数 43 32 30 20 25 21 43 6 10 転 倒 21 18 6 5 5 滑 落 道 迷 い 発 病 転 落 - 3 - 5 5 疲 労 20 5 4 18 不 明 そ の 他 ・ 原因別発生状況 発 件 生 件数 数 比率(%) 死亡 遭 難 不明 重傷 内 訳 (人) 軽傷 怪我なし 39 32.5 地理不案内 18 15.0 つまずき 6 5.0 2 4 6 バランス崩し 3 2.5 2 1 3 装備不備 2 1.7 雪庇踏み抜き 2 1.7 吹雪 1 0.8 アイゼン引っ掛け 1 0.8 急性心不全 1 0.8 浮き石つかみ 1 0.8 不明 11 9.2 その他 35 29.2 計 120 - 28 9 計 スリップ 総 1 者 1 39 3 29 32 3 3 2 2 4 4 1 1 1 9 1 1 1 1 1 1 12 11 17 10 11 1 38 45 38 47 142 H27原因別発生状況 件数 遭難者数 60 40 29 20 26 29 18 10 ス リ ッ プ 地 理 不 案 内 7 6 つ ま ず き 9 3 4 吹 雪 ・ 降 雪 3 3 体 力 不 足 - 4 - 装 備 不 備 10 2 2 2 バ ラ ン ス 崩 し 22 10 不 明 そ の 他 5 年齢層別発生状況 遭 年齢別 死亡 不明 難 重傷 者 内 訳 (人) 軽傷 怪我なし 計 比 率 1 4 5 3.5 年 20歳未満 齢 20歳代 2 2 7 11 7.7 層 30歳代 2 2 10 14 9.9 6 3 5 14 9.9 計 30人 (21.1%) 別 中 40歳代 発 高 50歳代 2 12 5 5 24 16.9 112人 生 年 60歳代 4 13 20 7 44 31.0 (78.9%) 状 齢 70歳代 3 9 4 9 26 18.3 1 1 4 2.8 45 38 況 層 80歳以上 総 数 1 2 11 1 47 142 - - H 27年 齢 層 別 遭 難 者 の 割 合 20歳 未 満 1.4% 80歳 代 2.8% 20歳 代 7.7% 30歳 代 9.9% 70歳 代 1 8 . 3% 40歳 代 9.9% 60歳 代 3 1 . 0% 6 50歳 代 1 6 . 9% 過去における中高年齢層の遭難発生状況 年 別 H23 遭難者総数 (人) 85 中高年齢層 (人) 64 比 率 (%) 75.3% H24 116 74 63.8% H25 81 68 84.0% 全 遭 難 者に 占 める 中 高年 者 の状 況 (過 去 5年 ) 16 0 14 0 12 0 10 0 80 60 40 20 0 H26 107 88 82.2% 中高年者 30 19 42 21 64 H23 13 74 H24 68 H25 - 5 - 88 H26 112 H27 H27 142 112 78.9% 40歳 未 満 7 居住地別発生状況 遭難者数 居住地別 遭難者 比率(%) 死亡 18.3 5 県内居住者 26 県外居住者 116 81.8 6 遭 難 者 内 訳 (人) 不明 重 傷 軽 傷 1 7 7 怪我なし 7 38 31 40 3 10 14 13 3 9 6 5 5 埼 玉 県 31 26.7 4 県 東 京 都 27 23.3 1 神 奈 川 県 17 14.7 1 千 葉 県 10 8.6 2 3 5 栃 木 県 6 5.2 1 3 2 京 都 府 5 4.3 2 2 1 居 静 岡 県 3 2.6 1 1 1 福 島 県 3 2.6 2 1 愛 媛 県 2 1.7 大 阪 府 2 1.7 2 愛 知 県 2 1.7 1 者 新 潟 県 2 1.7 2 茨 城 県 1 0.9 の 奈 良 県 1 0.9 1 岡 山 県 1 0.9 1 内 石 川 県 1 0.9 1 兵 庫 県 1 0.9 1 宮 城 県 1 0.9 外 住 訳 1 2 1 1 H27居 住 地 別 遭 難 者 数 7 群 馬 県 無 事 14 16 14 埼 玉 県 神 奈 川 県 5 千 葉 県 5 2 栃 木 県 0 死 亡 ・不 明 2 13 11 4 1 5 4 5 そ の 他 負 傷 者 5 9 東 京 都 1 20 5 10 15 - 6 - 20 25 30 35 遭難者の居住地別状況(過去5年) 年別 居住地別 群 馬 県 H23 H24 H25 H26 H27 23 12 24 26 26 東 京 都 14 38 17 22 27 埼 玉 県 13 21 14 20 31 茨 城 県 1 1 4 3 1 県 千 葉 県 5 9 14 10 神 奈 川 県 13 5 10 17 3 6 29 長 野 県 1 外 栃 木 県 7 新 潟 県 3 静 岡 県 居 大 阪 府 福 岡 県 愛 知 県 住 福 島 県 岐 阜 県 1 大 分 県 1 者 兵 庫 県 1 奈 良 県 愛 媛 県 宮 城 県 2 秋 田 県 1 富 山 県 (人) 1 10 3 2 2 1 3 2 3 1 1 1 1 2 1 1 3 1 1 1 1 2 1 1 和 歌 山 県 1 岡 山 県 1 京 都 府 5 石 川 県 1 イギリス国籍 県外者総数 1 62 104 - 7 - 57 81 116 8 パーティー構成及び登山計画書提出状況 ・ パーティー構成状況 発 生 件 数 単 独 28 23.3 5 2 人 43 35.8 4 3 人 16 4 人 5 人 6人以上 総 ・ 数 遭 不明 難 重 者 傷 内 軽 訳 (人) 怪我なし 傷 計 9 6 8 28 14 18 14 51 13.3 7 5 9 21 8 6.7 3 2 8 13 8 6.7 2 2 7 13 17 14.2 10 5 1 16 45 38 47 142 120 1 2 - 11 1 登山計画書提出状況 提 発生 件数 件数 比率(%) 死亡 遭 難 不明 者 内 訳 (人) 重傷 軽傷 怪我なし 計 9 10 10 30 出 24 20.0 1 未提出 96 80.0 10 1 36 28 37 112 - 11 1 45 38 47 142 総 ・ 件数 比率(%) 死亡 数 120 山岳会等加入状況 発生 件数 加入登山者 人数 比率(%) 死亡 遭 不明 難 者 内 訳 (人) 重傷 軽傷 怪我なし 8 3 4 計 13 9.2 1 未加入登山者 129 90.8 10 1 37 35 43 126 - 11 1 45 38 47 142 総 数 142 - 8 - 16 ◎ 登山における注意点 最近における山岳遭難の特徴は、中高年登山者による遭難の増加です。 特に体力の消耗による下山中の滑落・転倒事故や無理な計画による疲 労が原因の事故、事前の調査不足による道迷い、健康チェックを怠って の発病等が増加するとともに、無計画で安易な登山の末の道迷いにより 日没を迎え、ヘッドライト等の採光具を持たないがために行動不能とな り、救助要請が行われる事故が発生しています。 また、標高の高いところでは気温が急激に低くなり、冬山と同様な条 件下になることも予想されますので、次の点に十分注意し、安全な登山 を心掛けてください。 ○ 事前に登山コース、危険箇所等を確認し、十分な装備を準備し、 経験や体力に見合った登山を行いましょう。 ○ 天候が急変した場合や、日没までに下山できない時は、無理す ることなく引き返しましょう。 ○ 家族等には、登山コースや帰宅時間、非常時の連絡方法等を告 げるとともに、携帯電話や携帯無線機等の連絡手段を確保して おきましょう。 ○ 単独登山はできるだけ避けましょう。 ○ 万が一に備え、登山届(パソコン・携帯電話からの電子申請を 含めた登山計画書)を提出しましょう。 ※ 携帯電話からQRコードにアクセスすると、登山計画書の届け出がで きます。 - 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