第93号(平成27年11月発行)

日頃、地域医療連携室にご支援・ご協力をいただきありがとう
ございます。
医療と介護を必要とする高齢者が、住み慣れた場所で自分らし
く人生の最期を迎えることができるよう、在宅医療・介護の提供
体制の構築が求められています。今年度の地域連携セミナーでは、
ご家族の想いに沿った在宅での看取りについて検討しました。
今回は、セミナーの概要と参加者を対象にしたアンケート結果
について、ご報告いたします。
地域医療連携室 大沢 知佳
発行日 平成 27年 11月 第93号
地域医療連携セミナー開催
日
場
目
時 : 平成27年10月9日(金)18:30~19:45
所 : 平鹿総合病院 講堂
的 : 在宅療養へ移行されたがん終末期高齢患者
の一事例を通して、家族の気持ちに沿った、
在宅支援・看取りのあり方を検討する。
テ ー マ : 「家で看取りたい~家族の気持ちを支える~」
内
容 : 担当医、かかりつけ医、訪問看護師、ケア
マネージャーによる事例発表、友人による家
族の手紙の代読、質疑応答
参加職種: 医師・薬剤師・保健師・看護師・訪問看護師・
ケアマネージャー・行政担当者等
参 加 者: 112名
今回は、娘さんが自宅での看取りを希望された、左腎
がん再発の83歳女性の事例を検討しました。急な退院
でしたが、地域の多職種の連携により、麻薬導入や介護
サービスの利用がスムーズに行われ、ご自宅で家族が見
守る中、最期を迎えられました。
セミナーでは娘さんの手紙が代読され、「時間を気に
せず訪問看護師や薬剤師に相談でき、一人で看ている孤
独感はなかった」の言葉に、24時間のサポート体制が家
族の安心や満足につながること、在宅の看取りにおける
訪問看護師の役割が重要であることを再認識しました。
セミナーに関するアンケート調査
その他
7
医師
31
n=83
n=83
5
1
無回答
看護師
n=83
3
短い
2
遅い時間帯
40
回収率78%
69
ちょうど良い
ケアマネージャー
55
今日の時間帯
11
長い
25
早い時間帯
(人)
0
参加者の属性
10
20
30
40
50
61
できた
30
だいたい達成
2
0
45
できた
19
だいたい理解
できなかった
n=83
3
無回答
5
されなかった
20
40
60
発表内容の理解
80(人)
0
10
20
0
20
40
60
80(人)
所用時間
n=83
1
無回答
60(人)
開催時間
30
目的の達成
40
50(人)
ご意見・ご感想(一部抜粋)
・家族の想いを、今後、在宅移行
の際に役立てたい。
・薬剤師の声を聞くことができて
よかった。
・多職種連携の大切さを改めて
実感した。