あ い さ つ 校 長 寺﨑 康子 美しい校風をいつまでも! 友達を大切にし、自然に親しみながら、明るく元気 に毎日の学校生活を過ごしている第二寺島小学校の 皆さんの姿は、大正13年4月20日に、この学校が 開かれてから65年という長い年月の間、平和でおだ やかな時も、あらしのように吹き荒れた戦争などの大 変な時にあっても、皆さんの先輩が大切に守り、伝え てきた宝物のように、大切な二寺の校風の一つです。 このような美しい校風をいつまでも残すために毎日 を大切に過ごしましょう。 (創立65周年記念誌より抜粋) 本校は、大正13年4月20日、東京都南葛飾郡寺島町立第二寺島尋常小学校と して誕生しました。校舎を建てようと計画された翌年、関東大震災があり、校舎の 完成は予定よりも遅れましたが、大きな地震にも耐えられるようにと、当時最も新 しい技術でコンクリート造りの校舎ができました。学校に通う子供たちは1598 名にもなり、午前と午後の二部に分かれて学習しました。 昭和20年3月10日の東京大空襲により音楽室、裁縫室を焼失しましたが、焼 け残った校舎で勉強を再開しました。昭和22年4月には東京都墨田区立第二寺島 小 学 校 と 名 前 を 変 え ま し た 。 今年度で開校91年を迎えます。 私は、今年度着任しました。地域・保護者の皆様に信頼される第二寺島小学校教育の充実のた めに、そして「美しい校風」大切にしながら、 一 人 一 人 を 生 か す 学 校 教 育 を 目 指 し て 、下 記 の こ と を 重 点 に 教職員一同努力してまいります。 ★た のし さのある 学校 子供のわからないこと、わかりたいという気持ちを大切にし、育ててやることが とても大事です。学習上のまちがいやつまづきにもめげず、自らの手で学習を進め るような態度や意欲を育てていきたいと考えます。「わかった」「本当だ」「そう いうことか」「なるほど」などという子供の喜びの声が聞かれるとうれしいもので す。わかった喜びや感動、満足感を子供と先生、子供同士が分かち合えるような授 業を目指します。今日が楽しく、明日が待たれる学校づくりを推進していきます。 ★心 を通 い合わせ る学級 づくり 大好きな友達の中で安心して、自分の考えや思いを言えて行動できたら、どんな にかうれしいことでしょう。子供同士がお互いのよさを見付け、自分の力を学級全 体のために役立てようとする学級、安心して自分の力を発揮できる学級でありたい ものです。お互いが認め合ったり励まし合ったりできる学級をつくっていきます。 ★き びし さのある 学校 「下校放送をしても、すぐ帰らない」「廊下の歩き方を注意しても守れない」、 学校のきまりは知っているのだけれども、実行がともなわない子供がいます。ルー ルを守ったり責任を果たしたりすることは、自分のことだけを考える人にはできな いことです。相手を尊重することも大切にしてほしいのです。教育における真のき びしさとは、子供に自分を律する強い意志を身に付けてやることです。これも学校 ・家庭の両方で進める必要があります。本年度も教職員一丸となって努力していき ます。
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