都市近郊小規模森林の再生と地域活性化のための

平成 27年度
第2回
大学等研究交流サロン
都市近郊小規模森林の再生と地域活性化のための
丸太燃料流通システムの構築
ご好評いただいております「大学等研究交流サロン(※1)」シーズ発表会の今年度第2回目と
して、千葉大学 大学院工学研究科 教授 中込 秀樹 氏をお招きし、「都市近郊小規模森林の
再生と地域活性化のための丸太燃料流通システムの構築」について座談会形式で発表していただ
き、参加者との意見交換を行います。ご興味をお持ちの皆様の参加をお待ちしております!
※1「大学等研究交流サロン」とは、企業が新製品・新技術の開発を促進するために必要な情報について、
大学等の研究者から講演・アドバイスを受ける機会を定期的に設けるために設置し、千葉県産業支援技術研究
所、千葉県商工労働部産業振興課及び(公財)千葉県産業振興センター
東葛テクノプラザが共同して行うも
のです。
1.日時 平成27年10月6日(火)
15時~
2.場所 東葛テクノプラザ(柏市柏の葉5-4-6)
3.テーマ 都市近郊小規模森林の再生と地域活性化の
ための丸太燃料流通システムの構築
4.講師 千葉大学
中込
5.定員
大学院工学研究科
秀樹
教授
氏
20名(先着順)
6.タイムテーブル
(1)シーズ発表会
15:00~17:00
(2)交流会
17:15~(希望者のみ)
7.参加費 無料
(交流会参加費
1,000 円)
8.締切
平成27年10月1日(木)
FAXまたは E-mail にてお申し込みください。
9.お問い合わせ 公益財団法人千葉県産業振興センター
東葛テクノプラザ
研究開発課 安原
電話04-7133-0139
FAX04-7133-0162
E-mail: [email protected]
参加申込書
企業名
住所
職・氏名
講師・参加企業との交流会参加
TEL
E-mail
有・無
ヘッドライン登録
(公財)千葉県産業振興センターでは、融資制度や助成金などの支援情報、セミナーや
商談会等のイベント情報など、中小企業の皆様に役立つメールマガジン「千葉県産業情報
ヘッドライン」を毎週配信しています。登録は無料で、メールアドレスがあれば登録でき
ます。登録ご希望の場合は、
「ヘッドライン登録」を○で囲んでください。
参加目的
今後の連携を検討
講師・参加企業との交流
情報収集
その他(
事前質問・要望(取り上げてほしいシーズ等)
●会社のプロフィールをご記入願います。
業務内容
得意技術
※当日は、自社の概要が分かる資料(パンフレット等)を御持参下さい。
)
都市近郊小規模森林の再生と地域活性化のための丸太燃料流通システムの構築
千葉大学大学院工学研究科
教授 中込 秀樹
[森林林業再生プラン]
平成 23 年に農林省から具体化された「森林林業再
生プラン」は林業専業地域に対する集約化、省力化、
機械化による低コスト化を狙ったものでした。
[都市近郊の里山]
一方、千葉県では都市近郊の里山が主であり、上
記プランの適用は困難な地域です。我々は、木材の
伐採から加工、輸送並びに消費までの全流通システ
ムを自ら構築する事により、人手主体の林業でも低
コスト化、高生産性の実証を目指しています。
[丸太燃料流通システム]
まず消費システムとしては、園芸用ハウス暖房、
温泉施設の給湯、住居の暖房等に向けて、丸太を燃
料とする加温器を開発しました。燃料コストは既存
の重油等の燃料価格の半分以下を目指しています。
丸太燃料の低コスト化には伐採から加工、配達ま
でを人力プラス小型の林業機械の導入という手法を
とっています。またペレット、チップ材、薪等で無
く、加工の容易な丸太を燃料とした事もコスト低減
の大きな要因です。一方加温器側も、火付きの悪い
丸太の安定燃焼化技術が重要となります。
林内作業車による集材、積み込み
モニターサイドのストックヤード
[モニターによる検証]
現在、県内の園芸農家、温泉施設等 26 箇所にモニ
ターとして加温器を実際に設置して、丸太燃料を供
給しながら、流通システムの成立性を検証中です。
(本事業は林野庁、環境省共同、木質バイオマスエネルギーを
活用したモデル地域づくり推進事業により行われています。)
ダウンドラフト炉型加温器とハウス
荒廃林
最小のステップかつ効率的な流通で最小のコストでの流通を目指す。
山林整備(伐採・搬出)
加工・乾燥・保管・配送
丸太燃料利用
短く切断
山主
健全林
乾燥
集積場
(ストックヤード)
丸太燃料
丸太加温器
バイオマス熱利用
雇用の創出
森林の健全化
による地域活性化
地域住民による流通システムの構築により達成