連続炭素繊維複合材料 3D プリンター

平成 27年度
第3回
大学等研究交流サロン
連続炭素繊維複合材料 3D プリンター
ご好評いただいております「大学等研究交流サロン(※)」シーズ発表会の今年度第3回目とし
て、東京理科大学
理工学部機械工学科
講師
松崎
亮介
氏をお招きし、「連続炭素繊維複合
材料 3D プリンター」について座談会形式で発表していただき、参加者との意見交換を行います。
ご興味をお持ちの皆様の参加をお待ちしております!
※「大学等研究交流サロン」とは、企業が新製品・新技術の開発を促進するために必要な情報について、
大学等の研究者から講演・アドバイスを受ける機会を定期的に設けるために設置し、千葉県産業支援技術研究
所、千葉県商工労働部産業振興課及び(公財)千葉県産業振興センター
東葛テクノプラザが共同して行うも
のです。
1.日時
平成28年1月29日(金)
15時~
2.場所 東葛テクノプラザ(柏市柏の葉5-4-6)
3.テーマ 連続炭素繊維複合材料 3D プリンター
4.講師
東京理科大学
松崎
5.定員
亮介
理工学部機械工学科
講師
氏
20名(先着順)
6.タイムテーブル
(1)シーズ発表会
15:00~17:00
(2)交流会
17:15~(希望者のみ)
7.参加費
無料
8.締切
(交流会参加費 1,000 円)
平成28年1月25日(月)
FAXまたは E-mail にてお申し込みください。
9.お問い合わせ
公益財団法人千葉県産業振興センター
東葛テクノプラザ
研究開発課
電話04-7133-0139
安原
FAX04-7133-0162
E-mail: [email protected]
参加申込書
企業名
住所
職・氏名
講師・参加企業との交流会参加
TEL
E-mail
有・無
ヘッドライン登録
(公財)千葉県産業振興センターでは、融資制度や助成金などの支援情報、セミナーや
商談会等のイベント情報など、中小企業の皆様に役立つメールマガジン「千葉県産業情報
ヘッドライン」を毎週配信しています。登録は無料で、メールアドレスがあれば登録でき
ます。登録ご希望の場合は、
「ヘッドライン登録」を○で囲んでください。
参加目的
今後の連携を検討
講師・参加企業との交流
情報収集
その他(
事前質問・要望(取り上げてほしいシーズ等)
●会社のプロフィールをご記入願います。
業務内容
得意技術
※当日は、自社の概要が分かる資料(パンフレット等)を御持参下さい。
)
連続炭素繊維複合材料 3D プリンター
東京理科大学
理工学部機械工学科
講師
松崎亮介
【新技術の特徴】
従来の複合材料成形は,熟練した職人のノウハウに頼るころが大きく,金型も必要とする
ため,短期間での多品種生産が困難であった.一方,従来の 3D プリンターは CAD データに
基づく積層成形により多品種生産に優れるものの,熱可塑性樹脂を用いており強度と剛性が
低い課題があった.本研究では,自動車・航空宇宙用構造に適用可能な高強度立体造形を目
的として,連続炭素繊維をその場含浸・複合化する「連続炭素繊維複合材料 3D プリンター」
の研究開発を行った.
【想定される用途・展望】
本研究開発の成果により,連続炭素繊維複合材料の 3D プリントが可能となれば,多品種
の構造強度部材を CAD データのみから容易に成形が可能となり,こまでアナログ的であった
複合材料成形を刷新する次世代複合材料デジタル成形プロセス(Comosites 2.0)が実現され
る.またニアネットシェイプでの成形が可能であり,トリム等の 2 次加工が最小限で済むた
め,原材料費や環境負荷の低減にも効果的である.今後熱可塑複合材料の適用が期待される
航空宇宙・自動車分野に対して,本技術は 3 次元的に高度な構造最適化が行われた新たな軽
量部材の適用を可能にする.また,開発段階における種々の部材の試作検討を迅速に進める
ことに有効であり,軽量化が強く求められる同分野の研究開発をいっそう加速させるための
キー技術となる.さらに本技術は,これら 2 分野以外の一般産業分野(特に医療介護分野)
でも,少量多品種の生産が求められる軽量構造部材の生産に有効であり,幅広い波及効果が
期待できる.
【企業への期待】
• 小ロット多品種の強度部品(の製造)が必要な企業には,本技術の導入が有効と思われる.
•
完成された装置製品として製造できる技術を持つ企業との共同研究
•
3D プリンター分野への新規事業展開を考えている企業との共同研究
•
ベンチャー企業設立への支援
従来3Dプ リ ン タ ー
( 熱可塑性樹脂)
3Dプ リ ン タ と CFRPの
相補的融合
連続炭素繊維3Dプ リ ン タ ーによ る 高強度立体造形
熱可塑性フ ィ ラ メ ン ト
連続炭素繊維
◯ 自動で立体造形 × 強度・ 剛性が低い
ド ラ イ ブ ギア
高強度炭素繊維
プ リ ン タ ーヘッ ド
プ レ ヒ ータ ー
ヒ ータ ー
従来CFRP成形
1000本
ノ ズル
12000本
ホッ ト テ ーブ ル
連続炭素繊維複合材料
◯ 高強度・ 高剛性 × 金型が必要, 高コ ス ト
革新的連続炭素繊維 3D プリント技術の概略図