報告書【PDF 826KB】 - 一般社団法人八大学工学系連合会

八大学工学系連合会
平成 26 年度博士学生交流フォーラム
実施報告書
1.概要
本フォーラムは、大学や専門分野を越えた博士学生の幅広い交流の場の創設を目的に、
産業界のご協力の下、平成 16 年度より八大学(北海道、東北、東京、東京工業、名古屋、
京都、大阪、九州)の工学系研究科の共同事業として設立された。現在は、八大学工学系
連合会の主催のもと、八大学の持ち回りで毎年度開催されている。今年度は、北海道大学
が幹事校となり、以下の要領で開催された。
・開催日:平成 26 年 10 月 30 日(木)、31 日(金)
・場所:北海道大学工学部フロンティア応用科学研究棟
・主催:八大学工学系連合会
・協力:UCEE NET
・テーマ:「博士としての挑戦」
フロンティア応用科学研究棟
受付
鈴木章ホール
名和工学院長の挨拶
1
2.参加者
参加者は、大学院生 38 名、教員 9 名、産業界アドバイザー12 名の合計 59 名であった。
参加者名簿を以下に示す。
学生
大学名
北
海
道
大
学
(
幹
事
校
)
東
北
大
学
所属専攻名
身分
氏名
大学院工学院
エネルギー環境システム専攻
D2
赤澤
大学院工学院
機械宇宙工学専攻
D1
今
大学院総合化学院
生物化学工学専攻
D1
菊地
誠也(きくち せいや)
大学院工学院
応用物理学専攻
D1
重松
恭平(しげまつ
大学院工学院
応用物理学専攻
D1
鈴木
修(すずき しゅう)
大学院工学院
材料科学専攻
D2
佐藤
大祐(さとう だいすけ)
大学院工学院
人間機械システムデザイン専攻
D1
吉田
州平(よしだ しゅうへい)
大学院工学院
北方圏環境政策工学専攻
D2
干
治平(かん
ちぺい)
大学院工学院
建築都市空間デザイン専攻
D3
王
頴楠(わん
いんなん)
大学院工学院
環境循環システム専攻
D1
岡橋
東子(おかはし
大学院情報科学研究科
情報エレクトロニクス専攻
D1
内田
大輔(うちだ だいすけ)
大学院情報科学研究科
システム情報科学専攻
D1
前濱
宏樹(まえはま
大学院工学研究科
化学工学専攻
D1
相馬
達哉(そうま たつや)
大学院工学研究科
知能デバイス材料学専攻
D3
趙
大学院工学研究科
都市・建築学専攻
D1
椚座
基道(くぬぎざ
もとみち)
こうすけ)
眞之(あかざわ
美沙紀(こん
覓(ちょう
まさゆき)
みさき)
きょうへい)
はるこ)
ひろき)
み)
大学院環境科学研究科
環境科学専攻
D2
中村
公亮(なかむら
東
京
大
学
大学院工学系研究科
航空宇宙工学専攻
D1
木村
壽里(きむら じゅり)
大学院工学系研究科
電気系工学専攻
D1
Doan Van Duc
東
京
工
業
大
学
大学院理工学研究科
応用化学専攻
D2
御舩
悠人(みふね ゆうと)
大学院理工学研究科
機械物理工学専攻
D1
小島
朋久(こじま ともひさ)
大学院理工学研究科
電気電子工学専攻
D1
三浦
謙悟(みうら けんご)
名
古
屋
大
学
大学院工学研究科
化学・生物工学専攻
D1
吉本
将悟(よしもと
大学院工学研究科
マテリアル理工学専攻
D1
橋本
樹 (はしもと たつき)
大学院工学研究科
結晶材料工学専攻
D1
杉岡
大輔 (すぎおか
大学院基礎工学研究科
システム創成専攻
D2
山阪
司祐人(やまさか
大学院基礎工学研究科
システム創成専攻
D2
松原
崇(まつばら たかし)
大学院工学研究科
マテリアル生産科学専攻
D2
後藤
弘樹(ごとう ひろき)
大学院工学研究科
機械工学専攻
D1
東田
恭平(ひがしだ
大学院工学研究科
電気電子情報工学専攻
D1
佐々木
大学院情報科学研究科
情報数理学専攻
D3
中村
友哉(なかむら
大学院情報科学研究科
情報ネットワーク学専攻
D3
岩井
卓也(いわい たくや)
大学院工学研究科
建築学専攻
D1
田中
由乃(たなか ゆの)
大学院工学研究科
電子工学専攻
D2
木村
知玄(きむら ともはる)
大
阪
大
学
京
都
大
学
2
浩幸(ささき
しょうご)
だいすけ)
しゅうと)
きょうへい)
ひろゆき)
ともや)
九
州
大
学
大学院工学研究科
高分子化学専攻
D2
藤村
幸次郎(ふじむら
大学院工学府
機械工学専攻
D2
岩本
憲泰(いわもと
大学院工学府
物質プロセス工学専攻
D1
奥平
達也(おくだいら
大学院工学府
化学システム工学専攻
D2
堤
大学院芸術工学府
芸術工学専攻
D1
VORACHART, Varunyu
優介(つつみ
こうじろう)
のりやす)
たつや)
ゆうすけ)
教員
大学名
所属専攻名
北海道大学大学院工学院
量子理工学専攻
東北大学大学院工学研究科
職位
氏名
准教授
富岡
智(とみおか
さとし)
化学工学専攻
教授
塚田
隆夫(つかだ
たかお)
東京大学大学院工学系研究科
化学システム工学専攻
教授
大久保
東京工業大学大学院理工学研究科
電気電子工学専攻
教授
水本
哲弥(みずもと
名古屋大学大学院工学研究科
航空宇宙工学専攻
教授
佐宗
章弘(さそう
あきひろ)
大阪大学大学院基礎工学研究科
機能創成専攻
教授
田中
正夫(たなか
まさお)
京都大学大学院工学研究科
材料工学専攻
准教授
柴田
曉伸(しばた
あきのぶ)
九州大学大学院工学研究院
建設システム工学専攻
教授
三谷
泰浩(みたに
やすひろ)
九州大学大学院芸術工学研究院
芸術工学専攻
教授
高木
英行(たかぎ
ひでゆき)
達也(おおくぼ
たつや)
てつや)
産業界アドバイザー
会社等名
鳥居薬品株式会社
株式会社
新菱
千代田化工建設株式会社
所属・役職
雄二(かごはし ゆうじ)
UCEE ネット理事長
田中
稔(たなか みのる)
UCEE ネット副理事長
小暮
哲二(こぐれ てつじ)
UCEE ネット理事
水本
哲弥(みずもと てつや)
UCEE ネット理事
教授
佐藤
宏介(さとう こうすけ)
UCEE ネット理事
特任教授
升谷
五郎(ますや ごろう)
UCEE ネット運営委員
部長代理
田原
稔(たはら みのる)
取締役 エレクトロニクス部門長
兼
技術部門長
HRM ユニット
人事企画セクション
人材開発グループリーダー
理工学研究科
大阪大学大学院
基礎工学研究科
東北大学大学院
工学研究科
株式会社
エレクトロニクス部門
教授
三菱化学株式会社
経営戦略部門
RD 戦略室 部長
齊田
壮一郎(さいた そういちろう)
三菱化学株式会社
人事部採用グループマネージャー
福沢
純一(ふくざわ じゅんいち)
浦崎
浩平(うらさき こうへい)
黒木
豊(くろき ゆたか)
平地
圭(ひらち けい)
千代田化工建設株式会社 技術開発ユニット
研究開発センター
日本たばこ産業株式会社 人事部 次長
日本たばこ産業株式会社
たばこ事業本部
R&D 企画部
備考
篭橋
専務取締役
東京工業大学大学院
新菱
氏名
R&D グループ
人財開発チーム
主任
3
3.プログラム
10 月 30 日(木)
1 日目
時 間
スケジュール
10:30~12:30
受付・ポスター掲示
12:30~12:40
開会のあいさつ
12:40~13:30
ポスターセッション
13:30~13:40
休憩・移動
13:40~14:30
特別講演
ロビー・ホワイエ・セミナー室
名和豊春 北大工学院長
集合写真撮影
14:40~15:00
休憩・移動
15:00~17:45
グループ討論
17:45~18:00
休憩・移動
18:00~20:00
懇親会
開会のあいさつ
鈴木章ホール
ホワイエ・セミナー室
株式会社サイジニア
代表取締役社長 吉井伸一郎 氏
14:30~14:40
10 月 31 日(金)
場 所
鈴木章ホール
鈴木章ホール
各講義室
矢久保考介
北大教授
エンレイソウ
2日目
時 間
スケジュール
場 所
10:30~13:00
グループ討論
各講義室
13:40~14:40
討論発表
鈴木章ホール
14:40~15:10
講評 篭橋雄二
閉会のあいさつ
UCEE ネット理事長
菊地優 北大教授
4
鈴木章ホール
4.ポスターセッション
参加学生による研究紹介ポスターセッションが行われた。学生が普段参加する学会は同
じ分野の研究者が揃うものが多い。しかし、フォーラムの参加者は工学系とはいえ、研究
分野は異種である。このこともあり、参加者間の素朴な質問・意見交換が活発に行われた。
時間は 50 分間、全体を 3 グループに分けたコアタイム制で実施されたが、参加者からは
「もう少し長い方が良いのでは」との意見が寄せられた。
また、前年度のフォーラムでは研究紹介ポスターに優秀賞を設け景品を設定したが、今
年度はポスターに優劣を付けず、交流のためだけのものとした。
5.特別講演
・演題:研究者が起業するということの意義
・講師:吉井伸一郎氏(株式会社サイジニア代表取締役社長)
講師の吉井氏は、博士課程・大学教員・起業と、参加者に密接に関連した経歴の持ち主
であり、参加者からの評判は非常に高いものとなった。まとめとして「とりあえず打ち返
すこと」の大切さについて述べられたが、これの意味するところは「機会を逃さない」「と
りあえず飛び込んでみる」「リスクを恐れない」ということである。フォーラムのテーマで
ある「博士としての挑戦」にも繋がる、大変興味深い講演をしていただいた。
5
6.グループ討論・発表
グループ討論はフォーラムの「肝」であった。学生にとって、学生間や教員と意見交換
をすることは多くとも、産業界の方々が入ることはそう多くあるものではない。
グループ討論のテーマは全体のテーマと同じく「博士としての挑戦」であったが、正直
なところ大雑把すぎて「料理しにくい」テーマであった。しかし、大雑把であるからこそ
グループによって多種多様な、Yes-No で答えられないような、また型どおりの「優秀」な
もの以外の議論が生まれるのではないかとの目論見があった。これは、参加者の活発な議
論によって見事に叶えられた。「博士として何を挑戦するのか」から始まるのではなく、そ
もそも「挑戦」とは何だろうという、「そもそも」のことから議論が必要とされたのが大き
い。一方で、討論テーマを具体的に決めてほしいとの意見があったのも事実である。余談
ではあるが、1 日目の討論よりも懇親会を挟んだ 2 日目の討論の方が活発な議論が行われた
ようである。
発表はパワーポイントを用いて行われたが、議論そのものだけではなく、まとめ方もグ
ループによって多種多様であった。写真を多用したストーリー仕立て、具体例を用いたも
の(
「ドラえもん」の「タケコプター」を作るとしたら?)など、博士のプレゼン能力が大
いに発揮されたものとなった。また、質疑応答を行ったことで、グループ間の「結論」の
交流がなされた。
グループ討論
発表
質疑
篭橋氏の講評
6
すべてのグループが発表した後、篭橋雄二 UCEE ネット理事長よりご講評をいただいた。
工学部は日本で生まれた学部であることを始めとして、目指すべきは「bi-culture」である
こと、それが間違った方向に進むと「bilingual」になることなどを教えていただき、フォ
ーラムの討論発表は終了となった。
7.総括と今後の課題
今回の博士フォーラムは、幹事・参加者ともに「成功した」「来て良かった」と言っても
良いものとなった。特別講演も「博士としての挑戦」に合致するものとなり、グループ討
論の発表も素晴らしいものとなった。また、懇親会にも全員参加いただき、博士学生「交
流」の機会としても大いに役立つものとなった。
ただし、今回のフォーラムそのものは成功したものの、「打ち上げ花火」で終わってしま
う危険性があり、これでは勿体無い。投資を受けてフォーラムが開催されている以上、「参
加して良かった」、「良い交流ができた」で終わることなく、この投資をどこで返すか、も
しくはどのように増幅させるかが今後の課題である。
巻末に、参加学生からのアンケートの集計結果を掲載する。
7
参加学生アンケート結果(回答数:24)
※内容が重複するものがあるが、回答文を尊重した。
※個人名が記載されている箇所は省略した。
1:全体を通して特に良かったと思う点があれば挙げてください。
◯参加者・「交流」全般
・議論のアドバイザーが充実していた点
・色々な分野の学生、社会人との接点ができた点
・グループの学生と交流できたこと
・博士学生「交流」フォーラムとしては,グループ討論から懇親会の流れで「交流」でき
たのが一番の収穫・利点
・工学系でありながら、非常に幅広い分野・考え方・キャリアプランの学生が参加し、普
段では聞けない意見などを聞くことが出来た
・特に討論会・飲み会にてお互いについて話し合う時間が持てたことが良かったと思いま
す。参加者皆考え方がしっかりしていて、学んだことは多かったです
・このフォーラムのコンセプトそのものではありますが、社員・教員・学生が意見交換を
するというのはとても楽しく、人生に大きな影響を与える活動でした。どうしても似た
ような人間とばかり話していると自分の立場はどんどん不確定で不正確なものになりが
ちなため、こういう機会に年齢も専門も異なる人たちと会話できて本当に助かりました
・異なる分野の学生と交流し、互いの状況を共有できたことに加え、産業界の方々とも会
話を持てたことが、有意義であった。フォーラムにおいて、北大の幹事学生はもちろん、
参加学生も自主性を以て取り組んでいた点や、普段の研究生活に関しても意欲的に取り
組んでいる点について、非常に刺激的で、モチベートされた
・ポスターセッションやディスカッション、懇親会を通してそれぞれに異分野の人と話す
機会が得られたことが良かったです。グループの規模もちょうど良い位だったと思いま
す
・講演会の内容と発表会の雰囲気と北海道食材の旨さ
◯ポスターセッション
・多くの人のポスターが学会の流用ではなくフォーラム用に用意されていたこと
・ポスターセッションがダレないくらいの短さ
◯特別講演
・招待講演がとても刺激になり良かったです
8
◯グループ討論
・多様な終着点が期待できるという点でディスカッションのテーマ設定が見事だと思った
・少人数で比較的じっくりと議論できるので、他の参加者との仲を深めやすい
・同じグループ討論班の内では、十分に交流がとれる時間が設けられており、横のつなが
りを作りやすい環境であった
・グループワークの時間 1 日目と 2 日目に分けていたのが良かったと感じました。これに
より1日目は討論を行い、2 日目にはスライドを作るといった時間配分ができました。も
し、グループワークを 1 日にまとめてしまうと議論に集中しすぎてスライドの作成が間
に合わなくなるグループも出ると思います
・チーム分けがよかったためか、各班ともそれぞれ個性のある討論になっていたように思
います
・各専攻の先生と学生一緒にディスカッションし、専門学会で得られない収穫を得られま
した
・討論のテーマは思っていたよりも話し合いやすかったですし、班毎に色々な解釈で考え
られるテーマでよかったと思います
・討論の発表に際して、教員の方や産業界アドバイザーの方から様々なアドバイスを聞け
てよかった
・グループ討論がよかったと思います。議論がスムーズできて、早速、結論を合議しまし
て、さすが博士課程の学生で、想像以上によかったです。これ以外、グループ分けの仕
方を通じて、共同作業も大切だと思います
・それぞれの班で議論が白熱していてよかった。テーマに関しては、ぼんやりしていて話
しづらいところもあったが、それぞれ班の色が出るという点に関しては非常によかった
ように思う
◯懇親会
・2 日目の朝の集合時間が遅い点
・2 次会仕様のスケジューリング
・2 日目の開始時刻が遅かったためか、懇親会と二次会を十分に楽しむことができましたこ
ともよかったと思います
・懇親会でのアドバイザー(?)の方々との交流。激励の言葉をたくさんいただきました
・初日の懇親会や二次会で研究の話からくだらない話まで様々な話ができたこと
2:来年以降に改善した方が良いと考える点があれば挙げてください。
◯ポスターセッション
・ポスター発表の時間がもう少し長くした方がよいと思う
9
・ポスター間の間隔が狭く、説明者が立つスペースがなかったこと
・ポスターを貼るときにスライドの方もいるので、画鋲が多めにあったほうがいい
・ポスター発表の時間。全く異なる研究をしている人が、自分の研究を見てどう感じるか
にすごく興味があったため、プレゼンテーションの時間が思ったより短かったのは少し
残念であった
・自身の反省でもあり、幹事学生、開催者側の気にかける部分ではないが、他分野に説明
可能な一般性のあるパネル、発表が必要と周知されていると、お互いの相互理解も深ま
るのではと思った
◯特別講演
・三菱重工、トヨタ、日立、JAXA、三菱商事、JR 東海、丸紅、など、いろいろな分野の
社会人の方をよんでほしい
・もし特別講演が2人以上の対話の形式になるともっと面白いと思います
◯グループ討論
・発表前に PC とプロジェクタの接続の確認を促す方がよいと思う
・議論中にプロジェクタを使えるようにしてほしい
・多人数で効率的な議論を行う上で、付箋を貼りつけたりみんなの意見を共有したりする
ために、大きな模造紙や太字ペン、ホワイトボード等があると見やすくて良いと思う
・各グループの発表後の質問時間をもう少し増やした方がよいと思う
・改善したほうが良いのかはわかりませんが、討論のテーマが曖昧で大変でした
・討論テーマが「博士としての挑戦」という比較的漠然とした内容だったのに対し,議論
初めの切り口が「(特に課程修了後に対する)不安や心配」というかなり現実味のある事
柄だったため,最終的に”挑戦”という内容に落としこむのが難航したように思う
・発表に向けてテーマについて話す時間は話題を絞っていけば必要十分な時間ではあるの
ですが、私たちの班は話題が横道にそれることが多くありました。これについて先生方
は、むしろそういうことをする時間も本当は大切、とのことでした。以下にも繋がるこ
とですが、フォーラムの期間をもう 1 日くらい増やしても良いのかもしれません。研究
に支障が出るという意見もあるかもしれませんが、少なくともフォーラムでお話した先
生からは「3 日くらい休んだだけで台無しになるのがそもそもおかしい」という、フォー
ラムの参加することを肯定する意見もございましたので、擁護することは可能だと思い
ます
・ディスカッションを行う際に、最初からテーマについての話し合いだと中々盛り上がら
ないので、アイスブレイクのための簡単なゲームなどがあると打ち解けやすいかもしれ
ません
・討論から発表までの時間が短く、高い完成度のスライドを用意する作業は、ほぼくじ引
10
き等の消極的な理由により選出される発表者の一方的な負担になる。
・フォーラム自体のテーマは「博士としての挑戦」と定まっているが、具体的な討論のテ
ーマが何なのかが示されておらずわかりにくい。各班で自由に解釈して良いのなら、そ
の旨を教えて欲しい
・2 日目からグループワークのスライドを作り始めましたが、準備時間が足りませんでした。
グループワークの時間をもう少し長くとるか、具体的な議題を指定して議論にかかる時
間を短くした方が良いと感じました。
・ディスカッションの明確な目的設定等がなく、議論のための議論になりがちだったこと
・グループディスカッションのトッピングはもっと具体的で、集中した方がいい
・討論課題がもう少し具体的な方が討論しやすかったと思います
・討論テーマの具体化(実際討論をやってみて、時間も限られているので、テーマは具体
的なほうがやりやすいと思った)
・事前アンケートがあったので、議論するときに若干縛られてしまったように思う
◯その他
・朝 10 時半開始は少々遅いと思う。9時頃始めて、ゆとりをもった昼食や、会の終了後の
時間を持てるように工夫してもよいのではないか
・フォーラム当日も話題になっていましたが、二日目のプレゼン前に昼食の時間がとれな
かったので、食事のタイミングを調整した方がよいかもしれません
・名札に大学名と名前だけでなく、専攻名まで書いてあるとより分かりやすかったと思い
ます
・お互いにメールアドレスしか知らなかったので、緊急時に連絡がつかなくて困る、とい
うことがありました。グループ内で電話番号を交換する、あるいは本部に聞けば連絡先
が分かる、という状態だと緊急時に安心だと思います
・事前アンケートの用紙が選択式でありながら,自分で選択肢をコピー&ペーストしなけ
ればいけないことに戸惑った
・討論会から懇親会へ移った際に、自分の討論グループ以外の人との交流は可能ですが、
各グループ同士でまとまる傾向があったように感じました。他グループの人と交流する
時間がもし事前に取れたら、このフォーラムが参加者にとって、より価値のあるものに
なると思います
・討論会場がわかりづらかったのではないかと思います
・一般の(幹事学生以外の)北大の博士学生への周知って行われていたのでしょうか?も
っと広報に力を入れたほうが良かったのではないかとは思いました
・二日目のランチ時間問題
・二日目の昼食がばたばたしていたので、あまり昼を跨がないほうがいい
・きちんとした喫煙所の案内。博士学生の喫煙率は高い
11
3:来年のフォーラム全体テーマ、討論課題として思いつくものがあれば挙げてください。
(キーワードなどでも可)
・研究の「社会的」意義について深く議論する
・博士の責任
・“工学”を切り口にした話題。「工学が社会に成せる役割とは」等
・近年は便利になることが必ずしも幸福に繋がるとは言えない世の中ではないかと思い、
提案してみます
・少なくとも今回のテーマは各班の違いが出やすい面白いテーマだったと思います
・画一的な答えが出ないテーマの方が少なくとも面白いと思います
・時事問題と絡めてテーマを作るなど、具体性があると討論しやすいと思うが、今年のよ
うな抽象性のあるものも広がりが出て面白いのではないか。前向きなものであれば、な
んでも
・講演じゃなくて公開討論とか面白いのではないでしょうか.大学教員と企業研究者と公
的研究所職員と起業家が自分の仕事の良さをアピールしあうとか
・そもそも「博士」とはなにか?
・今回のフォーラムでは普段会う機会のない他分野の方と知り合うことができて楽しかっ
たです。しかしながら、ポスターセッションの時間だけでは相手の研究内容を理解する
ことができなかったのが残念でした。他分野の方と研究の話ができれば、お互いに普段
は考えもつかないアイデアが出るのではないかと考えています。そこで、来年の討論課
題はグループで集まったメンバーの研究内容をミックスして新しい技術や装置を創り出
すような討論ができればいいなと思います
・○○を実現するために、博士としてできること
・学生目線での工学部教育のあり方
・研究におけるオリジナリティとは何か。どうやってオリジナリティを生み出すか
・どのように研究室を運営するか
・博士課程の学生に求められるものとは
・日本が外国を抑え技術大国としての立場を保持するためにはどのような戦略をとるべき
か
・なぜ生産の現場で事故が発生するか。いかにして安全安心を達成するか
・博士の影響力
・博士進学率を上げるには
・博士が活用される社会を作るには
・博士号取得者に求められる社会貢献(本当にただの思い付きです)
・タケコプターの班の発表が面白かったので、それぞれの専門分野を掛け合わせて、どの
ような問題を解決できるか、どのようなものを作れるか、というような内容を議論する
12
ことも良いなと感じました。個人の研究というより、周りとの協力を意識したときには
じめて実現可能になる事の面白さに関する話し合いは少し未来っぽくていいと思います
・交流、つながり等をテーマにしてみても面白いかもしれません
・
「他分野との交流」「視野を広げる」。今回の討論発表でキーワードとして挙げている班が
多かったし、実際他分野の博士学生(工学系のみですが)が集まる数少ない機会なので
盛り上がりそう。
・博士の役割
・研究内容どうやってわかりやすく伝える(研究 PR)
・博士号の本当の意義
・自虐を止める方法
・労働裁量性の改善
4:その他、フォーラムや連合会について意見やアイディアがあれば自由に記載ください
・一度フォーラムに参加した学生が継続して交流する仕組みがあればいいと思います
・運営おつかれさまでした
・フォーラムの前後に観光する時間を取ろうとすると、交通費と宿泊費に大学負担と個人
負担が混ざってしまうことや帰りの交通手段がフォーラム期間外になってしまうなどの
ことから、たいてい大学の会計さま方は嫌がります。しかし、こういう機会でもないと
資金的にも時間的にもなかなか遠出は難しく、折角なら観光もできた方が良い、という
話になりました。そこで、私が過去に参加したプログラムでは「この日は学生が自主的
にディスカッションをする日とし、居場所に関しては拘束をしない」という事実上の観
光のための日をプログラム期間内に設けるという手法をとっていたことがありました。
あくまで参考程度に、一応お伝えしておきます
・二日間お世話になりました。とても楽しかったです
・プレゼン時も話題になりましたが、今後繋がりを継続するために、またフォーラム中に
十分に話せなかった方々とも話せる機会があるように、今後OB会なども開催していた
だければ参加したいです
・今回は全体的にキャリアパスに関する内容が多かったように思うので、ポスターによる
研究紹介だけでなくキャリアプランも発表しても良かったのではないか。研究紹介が他
のイベントから浮いてしまっていた気がする。
・フォーラム参加者の OB 会などがあればいいと思います。また、フォーラムに参加した
学生が数年後に、今度は講演者としてフォーラムに参加できるといいと思います。
・討論グループの学生人数が 6 人というのは適切だったと思う、ポスターセッションはも
う少し長くてもよいと思う(今回のフォーラムでは 50 分)
・懇親会以前に交流の場がもう少しあると良いと思います。たとえば、1 年間に同じメンバ
ーで2回以上フォーラムを行うことが可能なら、より多くの参加者と話が出来るように
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なると思います。参加してみて、あっという間だった印象がかなりあるので、回数を増
やす、
任期を決める(例、
2 年間)という方法をとってみても良いのではないかと思います。
・幹事学生に前年度参加したことのある学生がもっと多ければ幹事代表の負担も減ったの
ではないかと思いました。
・このフォーラムを通じて、博士課程の学生たちと交流し、経験を積み、人とコネクショ
ンを構築して、本当に有益なものになると思います。
・東大とかは参加するために研究紹介してコンペをやっているらしい。そんなにキチンと
してくれるなら、運営を幹事校の学生にすべてを任せるより、よその大学も含めてやっ
た方がいい。幹事学生に給料出すなら、もうちょっと上手くやれば出張費出せる?
14