ニュースリリース平成２８年２月２６日千葉大学学術研究推進機構産業連携研究推進ステーション第１回千葉大学リンパ浮腫研究シンポジウムの開催平成２８年３月５日（土）国内におけるリンパ浮腫患者は約２０万人といわれ、毎年新たに約６千人の患者が増えると見込まれています。リンパ浮腫は乳がん、子宮がん等の婦人科がんの術後の後遺症であることが多く、予防・完治が困難で生涯にわたる慢性疾患であることから、患者の身体・心理的負担は計り知れません。そこで本学では、「リンパ浮腫モニタ・医療システム社会実装と学理国際研究拠点によるディプレッション・フリー社会の実現」と題したプロジェクトを立ち上げ、リンパ浮腫の学理探究、工学的な診断技術の開発によるリンパ浮腫治療法の確立、リンパ浮腫に対する看護法の探究により、患者の不安や心身の負担軽減を図り、ディプレッション・フリーな社会の実現を目指しております。今回はその活動の一環として「第１回千葉大学リンパ浮腫研究シンポジウム」を下記の内容で開催することとなりました。リンパ浮腫研究の最前線で活動されている方々が一堂に会し、様々な角度からの議論を通じて課題解決や産学連携の第一歩となればと考えておりますので、是非ご来場ください。記１．日時平成２８年３月５日（土）１３：００～１７：４０（引き続き１７：５０から意見交歓会を開催）２．場所千葉大学医学部附属病院外来Ａ棟３階大講堂（ガーネットホール）（※当日の入場は時間外通用口からお願いいたします。）３．プログラム Ⅰ．挨拶 13：00 ～ 13：10 千葉大学長徳久剛史、理事（研究担当）松元亮治（予定） Ⅱ．講演 13：10 ～ 17：40 ○「リンパ浮腫の最新の診断とリンパ管静脈吻合術」横浜市立大学大学院医学研究科形成外科学教授前川二郎 ○「三次リンパ組織の人工的構築」九州大学名誉教授北野病院医学研究所特任研究指導者渡邊武 ○「看護学におけるリンパ浮腫研究」東北大学大学院医学系研究科助教有永洋子 ○「医療用弾性着衣のものづくり」アルケア（株）ウンド&オストミーケア開発研究部石川猛 ○「リンパ浮腫の予防および早期治療への空圧マッサージ器の効果と活用法」メドー産業（株）リニア販売部課長小島剛 ○「千葉大学リーディング研究育成プログラム推進候補課題としてのリンパ浮腫研究」千葉大学大学院工学研究科教授武居昌宏 ○「リンパ浮腫完治へのチャレンジ」千葉大学大学院医学研究科形成外科学助教秋田新介 ○「リンパ浮腫ケアにおける看護実践の展望」千葉大学大学院看護学研究科准教授増島麻里子 ○「リンパ浮腫の物性計測学理創生へのチャレンジ」千葉大学フロンティア医工学センター教授山口匡 ○「リンパ組織形成のメカニズム」千葉大学大学院医学研究院特任准教授八木良二 ○「リンパ浮腫治療に係る医療経済評価」千葉大学附属病院・病院長企画室特任准教授小林美亜 ○「リンパ浮腫ディプレッション・フリーのための人間工学的デザイン」千葉大学大学院工学研究科教授下村義弘 Ⅲ．閉会挨拶 17：30 ～ 17：40 〔参考資料〕 ○第１回千葉大学リンパ浮腫研究シンポジウム開催案内ＵＲＬ：http://www.ccr.chiba-u.jp/event/cms/event_1239.html 【本件に関するお問い合せ先】千葉大学学術国際部産学連携課森 Tel：043-290-3833 Fax：043-290-3519 E-mail：[email protected]