NewsLetter Nikon Glass News Autumn 2015 ニコンの最先端テクノロジーから生まれた 3 つの新製品形状の自由度が高く、研磨不要でレンズとして使える「新製法石英ガラス」ニコンには、カメラや半導体露光装置の開発で培われた最先端の光学技術や豊富なノウハウがあります。それらを生かした独自製法による「新製法石英ガラス」のご提供を開始します。この新製法石英ガラスは、3 つの特長を持っています。第 1 に、形状の自由度が非 G CaF2 常に高いこと。半球レンズから平板まで幅広い曲率に対応し、また非球面や複雑形状も可能です。第 2 に、研磨不要でどのようなレンズ形状も製造が可能であるため、お客様における製造工程の短縮化やコスト削減に大いに貢献します。第 3 に、従来 i の合成石英ガラスと同様に光学特性に優れ、短波長でも透過率が高いなど、幅広い A&M 波長域で使用することができます。これらの特長を生かして、新製法石英ガラスは UV LED 用のレンズやウィンドウ、対物レンズ、光ファイバー通信用レンズ、各種光学用レンズやウィンドウなどをはじめ、幅広い用途にお使いいただけます。詳細な仕様を、ぜひお問い合わせください。 TOPICS Φ3mm の半球レンズ形状（無研磨）球形で粒径の均一性が高く、高純度な「シリカナノ粒子」透明でキズがつかない、フレキシブルなサファイア基板を開発中 ! これまで培われてきた合成石英ガラスの製造技術を活用した、もう一つの新しい製品が「シリカナノ粒子」です。これは、中実球形のシリカ（SiO2）の粒子であり、粒径が約 100nm 程度で均一性が高いことが特徴です。また、製造プロセス上、不純物の少ない高純度なナノ粒子となっております。そのため、粒径や純度などの面でより高い品質を求めるお客様にも、十分にご満足いただけるものです。ニコンのシリカナノ粒子は、封止材やトナーなどへの添加剤用途や、焼結助剤、溶射材、化粧品、試薬用途など、あるいは従来にない新しい用途にも利用いただけます。お客様が想定される仕様について、ぜひご相談ください。製品およびニュースレターのお問い合わせ先球形のシリカナノ粒子株式会社ニコンガラス事業室営業部〒108-6290 東京都港区港南 2-15-3 品川インターシティ C 棟 TEL. 03-6433-3977 e-mail：[email protected] ホームページ：http://www.nikon.co.jp/glass/ ※ホームページからもお問い合わせできます。 NGN vol.20