田 頼 道 宗教法人三費院設立 に当た って、 説 教︶ 税 務署 で受 け た説 明 ︵ 廣 宗 教 法 人 三費 院 の設 立 認 可 は平 成 三年 六 月十 八 日 であ り ます 。 こ の神 社 の運 営 費 用 の預 金 通帳 に自 分 達 のお0 を 人 れ、 さ さ や かな 利 息 財 テク を実 行 し た為 、 何 と、 こ の無 住 神 社 の預 金 通帳 に何 百 万 か何 千 万 の預 金 が さ れ て いる と いう 異 様 な事 態 にな り、 税務 署 が 調査 に 乗 り出 し、 発 覚 し氏 子 に お灸 が据 え ら れ る事 に な っ た と いう 記 事 を眼 の前 に 示 さ れ、 こう いう事 が 万 が 一に も無 いよ う に し て下 さ いと注 意 さ れ た。 宗 教 法 人 を 設立 す る と いう 事 は、 公 私 を厳 正 に分 り替 え の書 類 提 出 の為 に出 向 く と、 係 の上 の方 が、 ﹁ 少 し時 間 を頂 い て宗 教 法 人 に関 す る説 明 を さ せ て を御 寺 の 回座 に 入 れ て利 息 を稼 ご う と し て いる所 が う に し て下 さ い。 私 達 が立 ち 入 り 調査 をす る と、 こ の神 社 ど こ ろ でな く、 寺 の住 職 自 身 が、 自 分 のお 金 通帳 、 個 人 の通 帳 を作 って厳 正 に公 私 混 同 が無 いよ 離 し な け れば いけ な い こと であ り ます 。 必ず 御 寺 の 頂 き た い の です が。﹂ と、 言 わ れ た。 何 事だ ろう と いぶ か し く 思 いな が ら あ り ます。 当 事 者 が 一番 理解 し て いな いと いう事 例 県 知 事 名 の認 可 証 の送 付 を受 け、 福 山 税 務 署 に 切 も 拒 否 す る理 由 も な いし、 最 初 から 印 象 を悪 く し て 業 者 名 義 で の開 発 認 可 が難 し い為、 宗 教 法 人 の名 儀 ② にし て下 さ い。 であ り ます 。 絶 対 に自 己 矛盾 、 自 己 否 定 が無 いよ う は いけ な いと考 え て承 諾 し た。 内 容 は大 き く 分 け て 3点だ った。 ① 借 り を し て造 成 す る流 れ があ り ます。 つま り、 御 寺 全 国的 に何 年 か前 から急速 に墓 地造 成 に当 た って、 氏 子 が宗 教 法 人 を設立 し て守 護 し て い る状 況 であ っ 当 時 、 マ ス コミ で少 し 取 り 上げ ら れ て いた社 会 問 無 住︶ を地 域 の 題 で、 あ る地 方 の村 の小 さ な神 社 ︵ た。 氏 子達 は宗 教 法 人 が無 税 であ る こと に目 を付 け、 さ ん か ら 言 えば 名 義 を貸 し て、 貸 料 を何 百 万、 何 千 万と受 け取 り、プ ラ ス自 分 が造成 費 を出 さな く ても、 ○ ○ 寺 墓 園 が出来 、 そ の中 の何 区 画 。何 基 か は格 安 で提 供 を し て貰 う。 ヨダ レ が出 るよ う な条 件 です 。 し かし、 営 業 上、 当 然 、 宗 派 は間 わ な いと いう条 件 が 加 え ら れ ます 。 三費 院 さ ん は 日蓮 正宗 で 一番 他 宗 と の混 同 に拘 る宗 派 です よ ね。 墓 地 売 り出 し の広 告 や のぼ り に ﹁ 日蓮 正宗 三費 院 墓 園売 り出 し ︹ 宗派は 間 わず ご と な った 時 、 ど う し ま す か。 教 義 的 に お か し な 話 し に な ってき ます よ ね。 別 に 三費 院 さ ん で な く ても、 名 義 貸 し は 明 ら か に、 今 の法 律 の網 を潜 り 抜 け て い るだ け で、 社 会 的 道 義 的 に は お かし いと 誰 でも 分 か る事 な ん です。 そ れ か ら 悪 質 な 業 者 は墓 地 造 成 の話 し に乗 せ てお い て、 途 中 ま で造 成 を進 め る振 り をし て、 計 画倒 産 を し て責 任 を御 寺 に か ぶ せ、 お 金 のな い御 寺 は宗 教 法 人 を担 保 に し て放 棄 し て住 職 は御 寺 を出 な け れば いけ な い状 況 を作 り出 し宗 教 法 人 を乗 っ取 り、 後 は 適 当 な信 仰 に改 変 し て宗 教 法 人 の無 税 を最 大 限 に拡 大解 釈 し 利 用 し た商 売 を展 開 す ると いう事 例 があ り ます 。 特 にヤ クザ が絡 ん で い る状 況 が多 数 あ り ます ので充 分 注 意 を し て下 さ い。 も う 一つの名 義 貸 し 問 題 は、 寺 院 間 で の事 であ り ます 。 宗 教 法 人 を取 得 し て い る A の寺 院 が名 義 を貸 し て 宗 教 法 人 を取 得 し て いな い B の寺 院 建 立 を助 け る。 そ の為 に、 あ る 日突 然 B の寺 院 の信 徒 が A の寺 院 の 信 者 に な る。 そし て、 B の寺 院 建 立 の基 金 が A の寺 院 の財 産 に 入 る。 B の寺 が宗 教 法 人適 用 で建 立 さ れ て暫 く た った ら A の寺 院 か ら独 立 し て B の寺 院 も宗 教 法 人 を 取 得 す る。 そ の上、 名 義 貸 し の迷 惑 料 。F 数 料 を 取 得 し て、 そ れ を帳 簿 に 計 上 し な い で史 金 、 着 服 す る住 職 や、 そ の額 のや り と り で A Bが険 忠 な 関 係 にな り私 達 の知 る事 と な る問 題 も 起 こ って いる のであ り ます 。 ど う考 え ても お かし い です よ ね。 こね ち川 作 の法 律 の網 の目 を潜 り抜 け て います が、 社 会 的 ー ー サ札 的 に ︱ 題 にな れば 庶 民 感 覚 は許 さ れ な い、 ひと たび 社 会 ︱ ︱ ︱ から か け離 れ た批 判 の対象 にな りま す . 同 じ 県 の中 な ら、 そ う いうい も、 あ り得 る か な L 思 います が。 三費 院 さ ん が北 海 “ に︱ 院 を建 て る。 あ り得 ま せ ん よね。 帳 簿 や過人 の スケ ジ ュー ル を見 00 rU れば 一目瞭 然 です よ ね。 同 じ 県 の中 でも、 福 山 の三 費 院 が広島 市 に寺 を建 て ると な れば 何 年 も掛 け て基 いし ます 。 い のです。 です。私 たち は、 こう いう仕 事 をし て いるプ ロです。 御 寺 や会 社 へ行 って、 帳 簿 を見 せ て貰 えば 、 こ こが て生 活 し て い るわ け です 。 御 寺 も、 そう いう御 信 者 さ ん の供 養 で生 き ら れ るわ け です から、 お 金 が 汚 い ので は な く、 汚 い使 い方 、 綺 麗 な 使 い方 があ るだ け お 金 に は 汚 いお 金 、 綺 一 麗な お 金 はあ り ま せ ん。 世 の中 の人 は皆 ん な働 い て、 そ の代 価 と し てお 金 を得 ﹁ え え、 ま あ﹂ と、 力 な く応 え た。 す る と、 か った が、 考 え て いま す よ ね。﹂ と 言 わ れ た。 何 を 目的 に言 って い る のか判 断 出 来 な それ から最後 に、宗 教 法 人 の件 と は違 う ん です が。 ﹁ 廣 田さ ん は御 寺 さ ん と し て、 お 金 は汚 いも のだ と ③ ど う か、 こう いう 点 を今 日 の出 発 か ら良 く 注 意 し て、 何 年 経 っても忘 れ な いよ う に運 営 。管 理 をお 願 簿 上 も 心 の中 も 公 私 混 同 に な って い る御 寺 さ ん が多 礎 に な る布 教 と信 徒 の育 成 を行 な わ な け れば いけ な い、 大 変 な 事 です よ ね。 あ る 日突 然 と いう こと は 同 県内 でもあ り得 な い事 な ん です 。 県学 事 課提 出 認 可 の単 立 法 人 でな く 文 科 省 提 出 認 可 の包 括 法 人 であ れ ば 、 北 海 道 の住 職 さ ん が沖 縄 へ行 っても 何 の問 題 も あ り ま せ ん。 し かし、 単 立 で それ を行 う のは道 理 上 不 可能 で不 正 を 調査 す る可 能 性 が出 て来 ます 。 宗 教 法 人 法 は宗 教 並び に宗 教 施 設 は公 共 に利 す る 存 在 と考 え ら れ、 災 害 の時 等 、 避 難 所 に解 放 し て頂 いた り、 遺 体 安 置所 に提 供 し て頂 いた り の事 を求 め ら れ て います 。 そし て宗 教 家 は嘘 を つかな いだ ろう と いう性 善 説 に立 って、 当 初 か ら 法 律 の網 の目 が ゆ るく作 ってあ り ます。 し かし、 近 年 それ を 悪 用す る 人 が多 く、 皆 さ ん方 も感 じ てお ら れ る よ う に、 世 間 の批 判 の眼 が年 々厳 し く な って います 。 坊 さ ん自 身 が寺 を自 分 達 の財 産 のよ う に考 え違 いを し、 世襲 を 当 然 のよう に し て い る事 実 。 坊 さ ん自 身 が寺 の供 養 から 給 料 を貰 う立 場 であ り な が ら、 寺 への御 供 養 は 自 分 の富 貴 に使 え るお 金だ と錯 覚 し て い る事 実 。 帳 64 ど う いう 経 営 を し て い る のか が良 く 分 かり ます 。 き ち ん と 公私 を分 け て帳 簿 。通帳 があ っても、 自 分 や 家 族 が食 べた ラー メ ンや弁 当 のレ シー ト 迄 会 社 に 廻 し て い る所 。 明 ら か に会 社 にな い電 気 製 品 の領 収 書 を見 た時、 こ の会 社 の将 来 は大 丈 夫 な のかな。 法 律 で罰 せら れ る事 はな く ても、 こ の会 社 は何 の為 に あ る のかな、 従 業 員 は大 丈夫 か な、 と いう、 公 私 混 同 の放 漫 な そ こ のやり 方 が手 に取 る様 に分 か り ます 。 御 寺 も 世 間 の会 社 と 同 じ です か ら、 教 え の信 念 か ら 外 れ る管 理、 経 営 を し な いよ う にお 願 いし ます。 いい です か、 お金 は械 れ た も のではあ りま せ んよ。 二時 間 程 の説 明 ︵ 説 教 ︶ であ った。 し か し、 こ の事 が、 ず っと新 鮮 に 頭 の中 に残 って い て、 基 本 的 に これだ け は注 意 し て い こう と の誡 め にな った。 包 括 宗 教 法 人 正信 会 に依 存 す る の でな く、 所 属 す の腐 った 団体 にな ってし ま う の であ り ます。 世 間 の悪智 恵 はド ンド ン巧妙 にな って、 田舎 であ ろう が都 会 であ ろう がボ ー ツと し て いれば 、 生 き 馬 の目 を抜 く よ う な、 い つど こに落 と し 穴 や、 魔 の囁 き があ る か分 か ら な い のであ り ます 。 御 互 いに誡 め合 い、 導 き合 い、 励 ま し合 って、 心 を緩 めず 精 進 し て いかな け れば いけな いと 思 います。 宗教法人 正信会 を設立す れば 自動的 に 一宗 一派 の 旗揚げ にな る等 と頓珍漢 な事 を考えず 、 お金 と同じ で、 法 人を運 用し ていく自分達 が正信覚 醒 の信念 に 叶 った綺一麗な使 い方 をし、 汚 い使 い方 をしな い様 に 誡 め合 っていかなければ ならな い事だ と考 え る べき な のであります。 る各 寺 院 一軒 一軒 が 一本 一本 の柱 にな って自 立 し支 え、 包 括 宗 教 法 人 に迷 惑 を掛 け な いよ う 大 切 に守 っ て い かな け れば 、 責 任 を な す り付 け合 う、 責 任 逃 れ 5 6
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