注)コン 1,2,3,5 の計算結果とデータをすべて持参しなければならない. 建設工学実験Ⅱ テーマ:鉄筋コンクリート梁の力学特性(コン 4) 0.目的 曲げモーメントが作用する鉄筋コンクリートはりの力学特性を理解する. (1)RC 梁の曲げ試験の結果からひび割れ発生荷重,鉄筋降伏荷重および破壊荷重を確認す る. (2)RC 梁の設計(コン 1)で予測した挙動(ひび割れ発生荷重,鉄筋降伏荷重,破壊荷重お よび破壊形態)と実験で計測した挙動を比較し,共通点と相違点について考察する. (3)荷重たわみ関係から鉄筋コンクリート梁の特徴を考察する. (4)載荷時および破壊時のひび割れ状況から鉄筋コンクリート梁の特徴を考察する. 1.計測器の取付け位置 P/2 CL. P/2 h=200 G-2 100 G-3, G-4(鉄筋) 25 185 G-1 変位計 D L=900 図-1 計測器の取付け位置 (mm) 2.ひび割れ発生荷重,鉄筋降伏荷重および破壊荷重 (1)ひび割れ発生荷重の確認 Pcr ・目視によるひび割れ観察の結果 ・コンクリートおよび鉄筋のひずみによる確認 ひび割れが発生するまで中立軸位置のひずみはゼロ.ひび割れが発生すると底面のひずみ は大きくなる. (2)鉄筋降伏荷重 Py ・鉄筋のひずみおよびたわみによる確認 鉄筋の力学特性(コン 5)から降伏ひずみを求める.鉄筋が降伏すると荷重は大きくなら ないが鉄筋のひずみとたわみが大きくなる. (3)破壊荷重 Pu ・曲げ試験中の最大荷重 3.予測値と実験値の比較,考察 RC 梁の設計(コン 1)で予測した挙動(ひび割れ発生荷重,鉄筋降伏荷重,破壊荷重および 破壊形態)と実験で計測した挙動を比較し,共通点と相違点について考察する. ・考察には事実に基づいた根拠を必ず提示する. 1 注)コン 1,2,3,5 の計算結果とデータをすべて持参しなければならない. ・実際に使用した材料の試験結果からコンクリートの圧縮強度,ヤング係数および鉄筋の降伏 点,ヤング係数を用いて再度計算を行う.その他,必要なパラメータを変化させてグラフを 描き実験結果と比較する. ・中立軸の位置は,ひずみ分布とひび割れ分布から推定できる. 4.荷重たわみ関係 荷重たわみ関係から鉄筋コンクリート梁の特徴を考察する. ・弾性理論に基づいて梁中央点のたわみを定式化し,鉄筋降伏時のたわみを算出する. ・実験結果と計算値を比較し,鉄筋コンクリート梁の特徴を考察する. 5.ひび割れ状況 載荷時および破壊時のひび割れ状況から鉄筋コンクリート梁の特徴を考察する. ・曲げひび割れの分布と曲げモーメント分布の関係 ・ひび割れ間隔とひび割れ幅および曲げモーメントの関係 ・鉄筋降伏前後で発生するひび割れの特徴 ・斜めひび割れの特徴 2
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