NTTデータコンテスト最終報告書

最終報告会
橋谷和馬 武藤琢也 今井勇樹 駒澤裕二
糸魚川康太 森田洋史 高林晃
中間発表を通して
郊外店舗と駅前店舗では分析の結果が異なる
郊外店舗と駅前店舗ではそれぞれ違う傾向がある
郊外店舗と駅前店舗を分けて分析することにした
分析 その1 ~DEA~
 目的
最も効率が良い店舗と悪い店舗はどこなのか。
 手段
出力を店舗面積1m2当たりの売上、入力を3カテゴリー
シェアにしてCCR-IモデルでDEAを行う。
分析 その1 ~結果~
•
郊外店舗
Rank
1
2
3
4
5
6
店舗コード
3
4
10
7
8
12
•
Score
1
0.7991104
0.7865714
0.559478
0.5487169
0.4606188
駅前店舗
Rank
1
2
3
4
5
6
店舗コード
1
5
9
2
6
11
Score
1
0.5545602
0.5042449
0.5020622
0.2826728
0.1207661
分析 その2 ~決定木~
 目的
それぞれの店舗で売上を左右する重要な商品は何か
 手段
①
②
③
それぞれの店舗の顧客別商品別購買金額のクロ
ス集計表を作成
顧客別の合計金額をy、商品別の購買金額をxとし
てツリーを作成
根に最も近いものを重要な商品とした
分析 その2 ~店舗3~
2008年
2009年
分析 その2 ~店舗12~
2008年
2009年
分析 その2 ~店舗1~
2008年
2009年
分析 その2 ~店舗11~
2008年
2009年
分析1~2 まとめ

最効率店と非効率店
最も効率の良い店舗はチェーン1に属していて、最も効率の悪
い店舗はチェーン3に属していた。

最も重要な商品
どの商品も衣料用洗剤類のカテゴリーに属している。
花王かプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンのメーカーに集
中している。
2009年が最も効率の良い店舗・悪い店舗どちらも共通しており
郊外店舗はプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンの衣料用合
成洗剤「ボールド」。
駅前店舗は花王の漂白剤「ワイドハイター」。
分析 その3

目的
重要な商品をどのように売るのか。

手段
① 購買金額と購買個数で単価を求め、その最大値を定
価とする
② 単価と定価を用いて、値引率を求める
③ 値引率を21区分に分けて集計
分析 その3 ~店舗3~
0.3~0.35, 1.78%
0.35~0.4, 2.58%
0~0.05, 2.13%
0,
4.66%
0
0~0.05
0.05~0.1
0.1~0.15
0.25~0.3,
13.27%
0.15~0.2
0.2~0.25
0.25~0.3
0.3~0.35
0.35~0.4
0.4~0.45
0.45~0.5
0.5~0.55
0.1~0.15,
43.44%
0.2~0.25,
30.36%
0.55~0.6
0.6~0.65
0.65~0.7
0.7~0.75
0.75~0.8
0.8~0.85
0.85~0.9
0.9~0.95
0.15~0.2, 1.34%
0.95~1
分析 その3 ~店舗12~
0.2~0.25, 0.25~0.3,
3.48%
0.67%
0.15~0.2,
0.72%
0, 8.21%
0
0~0.05
0.05~0.1
0.1~0.15
0.15~0.2
0.2~0.25
0.25~0.3
0.05~0.1,
18.85%
0.3~0.35
0.35~0.4
0.4~0.45
0.45~0.5
0.5~0.55
0.55~0.6
0.1~0.15,
67.32%
0.6~0.65
0.65~0.7
0.7~0.75
0.75~0.8
0.8~0.85
0.85~0.9
0.9~0.95
0.95~1
分析 その3 ~店舗1~
0
0~0.05
0.05~0.1
0.1~0.15
0.1~0.15,
22.93%
0.15~0.2
0.2~0.25
0.25~0.3
0.3~0.35
0.35~0.4
0.4~0.45
0.45~0.5
0.05~0.1,
6.34%
0.5~0.55
0.55~0.6
0.6~0.65
0~0.05,
69.63%
0.65~0.7
0.7~0.75
0.75~0.8
0.8~0.85
0.85~0.9
0.9~0.95
0.95~1
分析 その3 ~店舗11~
0
0~0.05
0.05~0.1
0.1~0.15
0.15~0.2
0.2~0.25
0.25~0.3
0.3~0.35
0.35~0.4
0.4~0.45
0.45~0.5
0.5~0.55
0.55~0.6
0.6~0.65
0.65~0.7
0.7~0.75
0, 97.39%
0.75~0.8
0.8~0.85
0.85~0.9
0.9~0.95
0.95~1
分析その3 まとめ

郊外店舗の違い
効率の良い店舗も悪い店舗も1~1.5割引が最も割合
を占めている。
だが、効率の良い店舗は残りが2~3割引。
効率の悪い店舗は残りが定価か0.5~1割引

駅前店舗の違い
効率の良い店舗は0~0.5割引で70%、残りは0.5~1.5
割引。
効率の悪い店舗は定価が97%。
分析その3 まとめ

効率の良い店舗に共通すること
4割引以上は行わない
効率の悪い店舗と比較するとよりやすく売ろうとしている

効率の悪い店舗に共通すること
数回ではあるが5割引以上しているケースがある
効率の良い店舗と比較するとより高く売ろうとしている
今回分かったこと
・効率の良い店舗作りをしているのはチェーン1で、努力し
なければならないのはチェーン3
・売上を左右する商品は衣料用洗剤類のカテゴリの商品
である可能性が高い
・上手に売るためには「4割引以上にしない!」などの値引
きの上限を設ける必要があり、その範囲内でより安くする
ことで購買意欲を沸かせる。