武内将洋

2015年度 奈良高専同窓会 会誌「新芽 第39号」
国立奈良工業高等専門学校
一般教科 物理
武内 将洋
奈良高専同窓会の皆様、はじめまして。高専・両技科大間教員交流制度により明石高専から一年間の予定
で参りました武内と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。
一般教科物理の教員として授業は1年生と2年生の物理を、校務は教務関係と JABEE プログラム関係
を、そして課外活動はテニスを担当させて頂いております。専門はロボット工学ですが近年は物理教育に
も興味を持って取り組んでいます。こちらに着任後四か月と少し経ちましたが同じ高専でも少しずつ違う
ところがあり、毎日を新鮮な気持ちで過ごしております。奈良高専生の印象については初めはおとなしい
感じを受けましたが、実はそうでもなく、チームワークや発表形式の授業では積極的に発言したり課外の
取り組みに参加してくれたりと、非常に前向きな学生が多いという印象です。特に2年生の中にはしっかり
した考察を行える学生も現れつつあり、このような学生を輩出する仕組みや雰囲気が奈良高専の伝統なの
だと思っています。
話しはかわりますが、宿舎の徒歩圏内に唐招提寺と薬師寺が鎮座していることもあってか、朝の散歩は
毎日が絵ハガキの中です。このような地で暮らせていることにとても感謝しております。しかし世界遺産
以外にも奈良には身近に趣の深い景色がたくさんあると感じています。たとえば以下の写真。ご存じの
ように第二学年の教室から見える景色です。きれいに手入れされた里山と寺院、そして町並みの向こうに
は春日山の一端も見えます。この窓枠は私にとって奈良を強く印象づける唯一無二の額縁であります。
皆様方におかれましてもその絵に在学中の追憶をひとつでも繋いで頂ければと思い、素人写真で大変申し訳
ありませんが掲載させて頂く次第です。以上簡単ではございますがご挨拶とさせて頂きます。
1