2015 年 8 月 18 日 東日本旅客鉄道株式会社 水 戸 支 社 常磐線富岡・浪江駅間における除染試験施工の実施について 常磐線の富岡・浪江駅間の復旧工事に際しては、空間線量率は最大で 30μSv/h の 地点を含むなど放射線量が高い箇所があり、その低減が重要な課題となっていま す。このため、被災施設の復旧と併せて、国や地元自治体のご支援、ご協力をいた だきながら、列車運行に必要な除染や異常時のお客さま安全確保対策を完了した 後、開通させることを目指しています。 この度、当該区間の除染計画を策定するために、夜ノ森・双葉駅間(大熊町内) の鉄道用地内において、8 月 20 日より除染試験施工を実施しますのでお知らせいた します。 1 除染試験施工の概要 空間線量率や線路構造(盛土、切取)が異なる6箇所を選定し、除染試験施工(撤去・ 除去、復旧・保護ならびに効果確認)を行う(別紙参照)。 2 実施場所 切取 盛⼟ 35 30 空間線量率 帰還困難 区域と同等 25 20 9.5μSv/h(50mSv/年) 10 μSv/h 居住制限 区域と同等 15 3.8μSv/h(20mSv/年) 5 夜ノ森・双葉間 線路上の空間線量率 3 実施予定期間 2015 年 8 月から 2016 年 3 月 【データ提供元】 内閣府 原子力災害対策本部 原子力被災者生活支援チーム 双葉駅 大野駅 夜ノ森駅 0 避難指示 解除準備 区域と同等 別紙 盛土区間における標準的な除染試験施工例 仙台方面 東京方面 おっとざわ 大熊町夫沢付近 2015 年 8 月 7 日撮影
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