原子力災害対策計画編

資料 2-4
新旧対照表(原子力災害対策計画編)
現行
改定(案)
備考
第2章 原子力災害時前対策
第2章 原子力災害時前対策
広域避難計画骨子の策定
第8節 避難収容活動体制の整備
第8節 避難収容活動体制の整備
に伴う改定です。
第1 避難計画の作成
1 市は,国,県及び原子力事業所の協力のもと,屋内退避及び
第1 避難計画の作成
1 市は,国,県及び原子力事業所の協力のもと,屋内退避及び
避難誘導のための計画を作成するものとする。
避難誘導のための計画を作成するものとする。
また,本市域が該当する緊急時防護措置を準備する区域(U
また,本市域が該当する緊急時防護措置を準備する区域(U
PZ)においては,予防的防護措置を準備する区域(PAZ)
PZ)においては,予防的防護措置を準備する区域(PAZ)
の住民避難が先行して行われるため,原子力防災指針に基づ
の住民避難が先行して行われるため,原子力防災指針に基づ
き,段階的な避難やOILに基づく防護措置を実施するまでの
き,段階的な避難やOILに基づく防護措置を実施するまでの
間は,屋内退避を行うことを原則とし,広域避難計画を策定す
間は,屋内退避を行うことを原則とし,広域避難計画を策定す
るものとする。
るものとする。
本市広域避難計画の作成に当たっては,原子力災害対策指針
及び原子力災害に備えた茨城県広域避難計画を反映するとと
もに,避難先自治体や関係機関等との協議や本市の各種対策の
検討,検証等を踏まえ,随時,修正・見直しを行うものとする。
2
避難先
避難先からの更なる避難を避けるため,避難先は防護措置を
重点的に実施すべき区域外とする。
なお,市の境界を越えた広域の避難計画の策定においては,
国及び県が中心となって市の間の調整を図るものとする。
避難は,地域コミュニティの維持に着目し,同一地区の住民
の避難先は同一地域に確保するよう努めるものとする。
2
避難先
避難先からの更なる避難を避けるため,避難先は防護措置を
重点的に実施すべき区域外とする。
なお,市の境界を越えた広域の避難計画の策定においては,
国及び県が中心となって市の間の調整を図るものとする。
避難は,地域コミュニティの維持に着目し,同一地区の住民
の避難先は同一地域に確保するよう努めるものとする。
あわせて,同じタイミングで広域避難することが想定される
複数の小学校区を,一体的なエリアとして捉え,原則,同じ方
面への広域避難を実施することとし,エリアの設定に当たって
は,緊急時モニタリングにおいて空間放射線量率の測定を行
う,各地のモニタリングポストの位置を踏まえて設定する。
1
・原子力災害対策計画編
第2章 第8節
P25~27 を改定
資料 2-4
新旧対照表(原子力災害対策計画編)
現行
改定(案)
(1) 本市の広域避難先(新規)
県内 古河市,結城市,下妻市,常総市,つくば市,坂東
市,八千代町,五霞町,境町
県外 ※茨城県において調整中
3
避難ルートの設定(新規)
避難ルートは,高速道路及び国道等の幹線道路を基本とし,
広域避難先への移動しやすさを考慮するとともに,避難車両に
よる渋滞や混乱を軽減するため,可能な限り一つのルートに車
両が集中しないよう配慮する。
第2 避難所等の整備
第2 避難所等の整備
1 避難所の整備
1 避難所の整備
市は,防護措置を重点的に実施すべき区域外の小・中学校,
市は,避難先自治体と協定等を締結するとともに,避難施設
市民センター等の公共的施設等を対象に,避難やスクリーニン
の管理者と調整を図り,広域避難における避難所をあらかじめ
グ等の場所について管理者と調整を図り,避難所としてあらか
指定するものとする。
じめ指定するものとする。
なお,避難やスクリーニング等の場所として指定された建物
また,避難所の指定に当たっては,風向等の気象条件により
については,必要に応じ,衛生管理等に配慮した避難生活の環
避難所が使用できなくなる可能性を考慮し,国及び県の調査に
境整備に努めるものとする。
基づき,広域避難に係る市町村間による協定の締結を推進する
等,広域避難体制を整備するものとする。
なお,避難やスクリーニング等の場所として指定された建物
については,必要に応じ,衛生管理等に配慮した避難生活の環
境整備に努めるものとする。
2
避難所誘導施設の設定(新規)
広域避難は,遠方への避難となることから,避難先に不慣れ
な避難者に配慮し,円滑に避難所への移動が可能となるよう,
避難先自治体にある施設のうち,アクセス性,駐車可能数等を
2
備考
資料 2-4
新旧対照表(原子力災害対策計画編)
現行
改定(案)
考慮した分かりやすい施設を避難所誘導施設として設定し,当
該施設にて,避難所への案内を行うものとする。
2
避難誘導用資機材,移送用資機材・車両等の整備
市は,住民等の避難誘導・移送に必要な資機材・車両等の整
備に努めるものとする。
また,県と協力し,広域避難を想定した避難誘導用資機材,
移送用資機材・車両等を確保するものとする。
3~7
3
避難誘導用資機材,移送用資機材・車両等の整備
市は,住民等の避難誘導・移送に必要な資機材・車両等の整
備に努めるものとする。
また,県と協力し,広域避難を想定した避難誘導用資機材,
移送用資機材・車両等を確保するものとする。
4~8
(以下,省略)
(以下,省略)
第3 災害時要援護者等の避難誘導・移送体制等の整備
第3 要配慮者・避難行動要支援者等の避難誘導・移送体制の整備
1 災害時要援護者等の対応
市は,傷病者,入院患者,高齢者,障害者,外国人,乳幼児,
1 要配慮者・避難行動要支援者等の対応
市は,傷病者,入院患者,高齢者,障害者,外国人,乳幼児,
妊産婦など災害時要援護者及び一時滞在者への対応を強化す
妊産婦など要配慮者・避難行動要支援者及び一時滞在者への対
るため,放射線の影響を受けやすい乳幼児について十分配慮す
応を強化するため,放射線の影響を受けやすい乳幼児について
るなど,原子力防災の特殊性に留意し,次の項目に取り組むも
十分配慮するなど,原子力防災の特殊性に留意し,次の項目に
のとする。
取り組むものとする。
(1) 災害時要援護者及び一時滞在者を適切に避難誘導し,安否
(1) 要配慮者・避難行動要支援者及び一時滞在者を適切に避難
確認を行うため,周辺住民,自主防災組織,民生委員・児童
誘導し,安否確認を行うため,周辺住民,自主防災組織,民
委員,介護保険事業者,障害福祉サービス事業者,ボランテ
生委員・児童委員,介護保険事業者,障害福祉サービス事業
ィア団体等の多様な主体の協力を得ながら,平常時より,災
者,ボランティア団体等の多様な主体の協力を得ながら,平
害時要援護者に関する情報を把握し,関係者との共有に努め
常時より,要配慮者・避難行動要支援者に関する情報を把握
るものとする。
し,関係者との共有に努めるものとする。
(2) 災害時要援護者及び一時滞在者に災害情報が迅速かつ滞
(2) 要配慮者・避難行動要支援者及び一時滞在者に災害情報が
りなく伝達できるよう,情報伝達体制を整備するものとす
迅速かつ滞りなく伝達できるよう,情報伝達体制を整備する
る。
ものとする。
(3) 避難誘導体制の整備,
避難訓練の実施に一層努めるものと
(3) 避難誘導体制の整備,避難訓練の実施に一層努めるものと
3
備考
資料 2-4
新旧対照表(原子力災害対策計画編)
現行
改定(案)
する。
(以下,省略)
備考
する。
(以下,省略)
第3章 緊急事態応急対策
第3章 緊急事態応急対策
第3節 活動体制の確立
第3節 活動体制の確立
第1 動員体制
第1 動員体制
(省略)
(省略)
原子力災害対策指針の改
正に伴う改定です。
・原子力災害対策計画編
第2 段階的(フェーズ)な原子力事故対応
第2 段階的(フェーズ)な原子力事故対応
1~3
1~3
(省略)
(省略)
4
フェーズ4
4
P46~47 を改定
フェーズ4
環境への有意な放射性物質等の放出があり,県又は事業者の
環境への有意な放射性物質等の放出があり,県又は事業者の
モニタリングステーション,モニタリングポストにおいて,空
モニタリングステーション,モニタリングポストにおいて,空
間線量率が5μSv/h 以上,500μSv/h 未満の事故又は原子力災
間線量率が5μSv/h 以上,500μSv/h 未満の事故又は原子力災
害対策特別措置法第 10 条に基づく通報があった事故。この場
害対策特別措置法第 10 条に基づく通報があった事故。この場
合には,市は「原子力災害対策本部」を招集し,原子力施設等
合には,市は「原子力災害対策本部」を招集し,原子力施設等
の事故・故障等の状況,原因,それに対する措置,水戸市の環
の事故・故障等の状況,原因,それに対する措置,水戸市の環
境への影響等について,報告するとともに,今後の市の対策を
境への影響等について,報告するとともに,今後の市の対策を
検討し,実施する。
検討し,実施する。
「原子力災害対策本部」は,市長が招集し,構成員は,資料
6のとおりとする。
また,市民への注意喚起のための広報を実施するとともに,
市民総合相談窓口を設置する。
第3章 第3節
「原子力災害対策本部」は,市長が招集し,構成員は,資料
6のとおりとする。
また,市民への注意喚起のための広報を実施するとともに,
市民総合相談窓口を設置する。
県は,関係機関の協力も得て「緊急モニタリングセンター」
県は,関係機関の協力も得て「緊急モニタリングセンター」
を設置し,緊急時モニタリングを実施するとともに,「緊急医
を設置し,緊急時モニタリングを実施するとともに,「緊急医
4
資料 2-4
新旧対照表(原子力災害対策計画編)
現行
改定(案)
療センター」を設置する。
【本市の主な対応】
療センター」を設置する。
【本市の主な対応】
(1) 環境放射線等の情報収集
(1) 環境放射線等の情報収集
・SPEEDI システムによる放射性物質拡散予測
(削除)
・固定観測施設における観測データ
・固定観測施設における観測データ
・環境放射線モニタリング調査結果
・環境放射線モニタリング調査結果
(2) 県原子力安全対策課,事故事業所,周辺市町村等との連絡
(以下,省略)
5
フェーズ5
(2) 県原子力安全対策課,事故事業所,周辺市町村等との連絡
(以下,省略)
5
フェーズ5
環境への有意な放射性物質等の放出があり,県又は事業者の
環境への有意な放射性物質等の放出があり,県又は事業者の
モニタリングステーション,モニタリングポストにおいて,空
モニタリングステーション,モニタリングポストにおいて,空
間線量率が 500μSv/h 以上の事故又は原災法第 15 条に基づく
間線量率が 500μSv/h 以上の事故又は原災法第 15 条に基づく
原子力緊急事態に該当する事故。
全面緊急事態に該当する事故。
この場合には,市は,迅速な市民への広報を心掛けるととも
この場合には,市は,迅速な市民への広報を心掛けるととも
に,「原子力災害対策本部」を招集し,原子力施設等の事故・
に,「原子力災害対策本部」を招集し,原子力施設等の事故・
故障等の状況,原因,それに対する措置,水戸市の環境への影
故障等の状況,原因,それに対する措置,水戸市の環境への影
響等について,報告するとともに,避難指示,安定ヨウ素剤の
響等について,報告するとともに,避難指示,安定ヨウ素剤の
服用,市外避難など今後の市の対策を検討し,実施する。
服用,市外避難など今後の市の対策を検討し,実施する。
「原子力災害対策本部」は,市長が招集し,構成員は,資料
6のとおりとする。
「原子力災害対策本部」は,市長が招集し,構成員は,資料
6のとおりとする。
また,市民総合相談窓口を設置する。
また,市民総合相談窓口を設置する。
市民への広報は,特に市民に対して注意喚起する重要性が高
市民への広報は,特に市民に対して注意喚起する重要性が高
いことから,情報提供を迅速かつ確実に行うため,報道機関に
いことから,情報提供を迅速かつ確実に行うため,報道機関に
対しても,できる限り同じ内容を報道するよう依頼する。
対しても,できる限り同じ内容を報道するよう依頼する。
【本市の主な対応】
(1) 環境放射線等の情報収集
・SPEEDI システムによる放射性物質拡散予測
【本市の主な対応】
(1) 環境放射線等の情報収集
(削除)
5
備考
資料 2-4
新旧対照表(原子力災害対策計画編)
現行
改定(案)
・固定観測施設における観測データ
・固定観測施設における観測データ
・環境放射線モニタリング調査結果
・環境放射線モニタリング調査結果
(2) 県原子力安全対策課,事故事業所,周辺市町村等との連絡
(2) 県原子力安全対策課,事故事業所,周辺市町村等との連絡
6
備考