研究調査報告書 教科名( 社会科 公民 ) 項目 新しい社会 公民(東書・929) ○社会に対する関心を高め、社会の在りようや課題を正しく認識するために、基礎 的・基本的な知識や概念、技能を習得し、 「確かな学力」を身に付けられるように 中学校学 なっている。 習指導要 ○我が国や世界が抱える諸課題(領土問題など)について考察し、解決の方法を考 領の教科 える力を育成するために、多面的な思考力、公正な判断力、豊かな表現力を身に の目標と 付けられるようになっている。 の関わり ○急速に変化する現代社会に対応し、より良い国家や社会を構築する力を育成する ために、主体的に社会に参画する意識や態度を養えるようになっている。 〈基礎的・基本的な知識・技能の習得〉 ○多様な技能や社会的な見方・考え方を身に付けられるように、資料の読み取り方 や話し合いの仕方、調べ学習を行う際の手法を豊富に紹介し、公民学習や社会生 活に必要な基礎的技能を習得できるようになっている。 〈思考力、判断力、表現力等の育成〉 ○見開きごとに短時間で取り組める言語活動を設けたり、各単元の最後にその単元 のまとめの言語活動を設けたりすることで、思考・判断した内容を、適切に表現 する力が身に付けられるようになっている。 〈主体的に学習に取り組む工夫〉 ○教科書の導入となる見返しや第 1 章には写真やイラストを豊富に掲載し、各単元 の導入や「チャレンジ」などでは生徒が主体的に活動する場面を設けることで、 学習への関心や意欲を高められるようになっている。 内 〈民主主義に対する理解を深めさせる工夫〉 容 ○民主主義の意義や多数決の原理など、将来、主権者として政治に関わっていくた めの基礎的な教養や能力を、多様な活動を通じて確実に身に付けられるようにな っている。 特 〈国民主権を担う公民として必要な基礎的教養を培う工夫〉 ○「公民にアクセス」の中で、個人の尊厳や生徒の日常生活に関連する人権の尊重 色 について考えるようになっている。 ○主権者である国民が、互いの権利を尊重し、義務を果たしながら、平和で民主的 な国家・社会の形成に参画していることを理解できるようになっている。 〈各分野の関連〉 ○教科書の導入や各単元の学習の最初に、小学校社会科の学習事項や小学校社会 科・地理的分野・歴史的分野の教科書に掲載された写真を位置付けることで、小・ 中、3 分野の学習をスムーズに接続できるようになっている。 資 料 ○巻末の「参考法令集」では、日本国憲法・法律等を掲載し、日本国憲法の難しい 語句には側注で解説を付けている。 表 ○活動や課題、まとめには、「チャレンジ」「確認」「えんぴつマーク」「公民にアク 記 セス」 「ティーブレイク」 「効率と公正」で示され、活動等に取り組むようになっ 表 ている。 現 総 括 ○見開き 1 単位時間の紙面を、 「興味・関心を喚起する導入資料」→学習のめあてを 示す『学習課題』→丁寧で分かりやすい本文→学習内容をまとめる『確認』 」の流 れで構造化し、学習内容が確実に定着するように構成され、終章では、探究活動 を社会参画や自らの在り方・生き方を考えることへとつなげられるようになって いる。 第23採択地区教科用図書採択協議会 研究調査報告書 教科名( 社会科 公民 ) 項目 中学校学 習指導要 領の教科 の目標と の関わり 内 容 特 色 資 料 表 記 表 現 総 括 中学社会 公民 ともに生きる(教出・17) ○市民的教養としての基礎・基本を身に付けるために、学ぶ楽しさを実感しながら、 確実に理解できるようになっている。 ○現代社会のしくみや領土問題などの課題を読み解くために、多様な見方・考え方 を深め、自己との関わりについて考察し、自分の言葉で表現する力の育成を図る ようになっている。 ○主権者として共に生きる力を育むために、郷土や日本の伝統と文化に対する愛着 を深めるとともに、社会に参画する意思や持続可能な多文化共生社会を創造する 態度の育成を図るようになっている。 〈基礎的・基本的な知識・技能の習得〉 ○学習事項を示す副題と「学習課題」を明示することで、生徒が課題意識を持って 学習に取り組み、 「ふりかえる」で習得したことを確認し、活用できるようになっ ている。 〈思考力、判断力、表現力等の育成〉 ○学習を深める「クリップ」 、さらにテーマを掘り下げる「読んで深く考えよう」 、 表現スキルを中心とした「言葉で伝え合おう」などのテーマ学習を設けている。 〈主体的に学習に取り組む工夫〉 ○導入資料・中心資料をテーマの上に置き、解説も充実している。補足・難しい語 句は側注解説が多く掲載され、資料ナンバーや解説がわかりやすく主体的に学習 できるようになっている 〈民主主義に対する理解を深めさせる工夫〉 ○「見てみよう」や「公民の窓」では、生徒が身近に感じる「プロ野球でもストラ イキ」などの題材で人権を考えるようになっている。 ○多数決と民主主義との関係を理解させるなど、民主政治の基礎を習得させ、国民 の一人としていつも政治に関心を持つように工夫されている。 〈国民主権を担う公民として必要な基礎的教養を培う工夫〉 ○憲法を学ぶ意義や日本が法治国家であること、法令遵守が人権や社会の安全を守 ること、そして、生徒が責任ある主権者として社会参画していくことの大切さを 理解できるように工夫されている。 〈各分野の関連〉 ○最終章の「持続可能な未来へ」では、今まで学習してきた、地理、歴史の知識も 活用して、各自がテーマを決め「未来への私の約束」を表現するようになってい る。 ○巻末には、チェック欄のある「用語解説」や日本国憲法について、難解な用語に 「言葉の解説」をつけ、人権・福祉・消費者に係わる法令を掲載している。 ○巻頭の扉のページには、触って実感できる点字加工を施している。また、それぞ れのページに学習内容に適した写真、読み物、判読しやすい配色や表示の図、表、 グラフなどが配置されている。 ○重要語句は太字で表記されている。赤丸数字の脚注で、語句を解説しているのが、 注意を引きやすくわかりやすい。青四角数字は、文中に関連する資料を明らかにし ており、理解しやすい。 ○6人のキャラクターを通した発問やつぶやきなどを示し、興味関心を高める工夫 がされ、 「学習課題」で課題を明確にし、各章末の「学習のまとめと表現」では、 学習事項の再確認をし基礎基本の定着を図るようになっている。また、 「言葉で伝 え合おう」や「深く読んで考えよう」では、表現、資料読み取り、考察する学習 活動ができようになっている。 第23採択地区教科用図書採択協議会 研究調査報告書 教科名( 社会科 公民 ) 項目 新中学校 公民 日本の社会と世界 (35 清水書院) ○公共の福祉と個人の人権の対立の事例を、種々の資料を効果的に配して正しく認識 中学校学 させ、民主主義に関する理解を深めるようになっている。 習指導要 ○対立から合意への流れを、学級討議のようすを示した漫画を掲示するなど生徒たち 領の教科 が取り組みやすい事例をあげるようになっている。 の目標と ○国家の主権としての領土問題について考え、我が国の国旗と国歌を尊重することが の関わり 同時に、国際社会の一員となることの理解を深めることができるようになってい る。 <基礎的・基本的な知識・技能の習得> ○本文横のスペースには、本文を補う注の他に、理解を促すためのミニ知識コーナ ーがあり、本文の内容について、より具体的にかつ興味深く、学習を深めること ができるようになっている。 <思考力、判断力、表現力等の育成> ○現代における重要な課題が、1テーマごとに提示されており、生徒が課題に気づ き問題点を明確にし、解決へ向けて自ら考えることができるようなっている。 <主体的に学習に取り組む工夫> ○学習内容をさらに深めるために、生徒の視点に立った記述を心掛け、写真や図表 などを多く取り入れている。さらに、毎時間の学習の中でも目標・調査・補足説 明があり、意欲的に学習することができるようになっている。 <民主主義に対する理解を深めさせる工夫> 内 ○民主政治の歴史や現在のしくみについて本文と共に写真資料や解説が各ページ載 っている。また、 「深める公民」では現在の民主主義の課題について触れている。 容 ○日本国憲法の内容についても、重要な語句はもちろん「もっと知りたい」でより 具体的に表にまとめるなど理解しやすいようなっている。 <国民主権を担う公民として必要な基礎的教養を培う工夫> 特 ○個人と社会のつながりについて具体的な事例を通して個人の尊厳と人権の尊重の 立場から考察させ、現代社会における様々な問題点に気づかせるようになってい 色 る。 ○「もっと知りたい公民」では現代的な課題について多角的多面的に考察し、作業 学習・調べ学習などを行うページとして活用できるようになっている。 <各分野の関連> ○歴史的分野の最後で扱う少子高齢化、情報化、グローバル化といった日本の社会 生活の変化が、公民分野での学習の導入部分にあたるように配当されるなど、歴 史的分野の現代史の内容が、公民的分野の基礎的な知識となるようになっている。 ○随所に資料のページが設けてあり、これらのページには、グラフ・写真・文字資 料などで具体例を提示し、社会のさまざまな問題点について、生徒の関心を高め 資 るようになっている。 料 表 ○実際の授業展開を勘案して、1テーマを見開き2ページで構成し、学習の効率化が 記 図られるようになっている。 表 ○本文部分はすべてカラー印刷である。写真・グラフなどの視覚資料や、親しみやす 現 いイラストを効果的に使用している。 総 括 ○人間尊重の精神を基本にすえて、現代社会の諸事情を考察してあり、個人の尊厳 と人間尊重の精神を生徒が主体的に自らのものとして培うことができるようにな っている。 第23採択地区教科用図書採択協議会 研究調査報告書 教科名(社会科 公民 ) 項目 社会科中学校の公民 よりよい社会を目指して(帝国・46) ○正義と責任、自他の敬愛を重んじるとともに、公共の精神に基づき社会の形成に 参画し、視野を広げて、社会の発展に寄与する態度を養えるようになっている。 中学校学 「対立と合意、効率と公正」の概念を学び、全編を通して、 習指導要 ○マンションの問題から、 事例を変えて繰り返し取り扱い、見方・考え方を養えるようになっている。 領の教科 の目標と ○「日本の領土や領域について,北方領土,竹島,尖閣諸島が日本固有の領土であ ることが明記され,領土に関する現状を示しつつ,平和的な解決に向けた方法が の関わり 考えられるようになっている。 〈基礎的・基本的な知識・技能の習得〉 ○見開き 1 時間の誌面が,興味・関心を引く「導入」→学習のめあてを見通せる「学 習課題」→ていねいでわかりやすい「本文」→学習事項を振り返る「確認しよう」 「説明しよう」の流れで構造化され、知識・技能が習得できるように工夫されて いる。 〈思考力、判断力、表現力等の育成〉 ○本文のページの見開きの右下の「確認しよう」には習得事項の確認が, 「説明しよ う」には本時の学習内容を活用して思考を促し,自分なりに判断・表現する問い が設けられ,言語活動を毎時間くり返し行うことができるよう工夫されている。 〈主体的に学習に取り組む工夫〉 ○「企業を通して経済を考えよう」では、 「パン屋の経営者」として、企業の企画書 内 を書くことからはじまり、章を通して具体的に考える場面を設け、学習内容を活 用できるようになっている。 容 〈民主主義に対する理解を深めさせる工夫〉 ○「人権」のコラムでは、生徒にとって身近な視点で捉えることができる「タレン 特 トもプライバシーある?」などの事例について考えるようになっている。 ○民主主義の意義の学習を最初に取り上げ、多数決の原理や問題点などを考えさせ、 色 以後の学習に活かせるように構成されている。 〈国民主権を担う公民として必要な基礎的教養を培う工夫〉 ○国民主権を担う公民として必要な基礎的素養を培い、主体的に社会の形成に参画 する態度を養おうとしている。 〈各分野の関連〉 ○「地理・歴史をふり返る」では、3年間の総まとめである公民分野として意識的に ふり返るようになっている。 ○学習内容に関連する事項についての参照ページ,参照資料の図番号,条文参照な 資 どのリンクが設けられ,資料の活用を促している。 料 表 ○見開きのデザインや,グラフ・地図などの資料は,色覚特性をもつ生徒も識別し 記 やすい色や模様が使われている。 表 現 総 括 ○特設ページ「トライアル公民」や「YesNo」コーナーなどにさまざまな立場の 人の意見が掲載され、これらを尊重することを促し、多角的・多面的な見方や考 え方を養えるようになっている。また、 「パン屋の経営者」など、政治や経済など の社会のしくみや現実の姿を生徒が実感をもって理解できる工夫がなされてい る。 第23採択地区教科用図書採択協議会 研究調査報告書 教科名( 社会科 公民 ) 項目 中学校学 習指導要 領の教科 の目標と の関わり 内 容 特 色 資 料 中学社会 公民的分野(日文 116) ○法の意義に着目させ、民主政治が憲法に基づくものであり、憲法が人権を守るた めに存在することを深く学習できるようになっている。 ○「チャレンジ公民」として、各章末に、 「現代社会の見方や考え方の基礎」を使い、 生徒自ら問題解決能力を高められるようになっている。 ○国家主権と領土問題を日本国憲法の平和主義の精神を生かしながら理解できるよ う工夫され、多様な現代世界の問題に対して、地球温暖化の外交政策を考えるロ ールプレイを設けたり、持続可能な社会を追求する論文を設けたりして、国際協 力の大切さを考えるようになっている。 〈基礎的・基本的な知識・技能の習得〉 ○この時間に何を学ぶのか「学習課題」で明確にし、学習後、 「学習の確認と活用」 で知識の定着と活用が図られるようになっている。 〈思考力、判断力、表現力等の育成〉 ○各章末の「チャレンジ公民」では、 「対立と合意」等の見方や考え方をブレスト、 ディベート、議論、ロールプレイなど考察を深める手法を用い、思考力を高める ようになっている。 ○「公民ズームイン」では、事象を多面的・多角的にとらえ思考力を高めるように なっている。 〈主体的に学習に取り組む工夫〉 ○各編のポイントや学習内容をイラストや漫画で大観できる「ナビ」があり、意欲 を持って学習を始められるようになっている。 〈民主主義に対する理解を深めさせる工夫〉 ○個人の尊厳と人権の尊重、権利と義務など抽象的な社会のしくみを具体的にイメ ージできる資料を掲載している。 〈国民主権を担う公民として必要な基礎的教養を培う工夫〉 ○立憲主義に基づく権力分立を基礎として、身近な例に引き寄せて解説し、 「チャレ ンジ公民」では、習得した知識と見方や考え方を活用できるようになっている。 〈各分野の関連〉 ○脚注に「連携コーナー」を設け、地理的分野・歴史的分野や小学校との連携が図 れるようになっている。 ○巻末に法令集があり、用語解説付きの日本国憲法がある。また、 「情報スキルアッ プ」では資料の活用方法が説明されており、学習に活用できるホームページの一 覧が掲載されている。 ○「バリアフリーの社会」では、点字が表記されている。 表 ○本文に関連する図版番号を付して、図版資料との関連を明確にしている。 記 ○学習箇所の位置を確かめながら学習できる「インデックス」が本文小口に配され ている。 表 現 総 括 ○社会のしくみを具体的にイメージできる図版を豊富に掲載している。 ○本文に関連して、理解を助ける「キーワード」 、関心を高める「豆知識」 、言語活 動を促す「?コーナー」 、作業や体験学習の「やってみよう」 、学習を深める「公 民プラス」など知識・技能の習得、思考し、判断し、表現する工夫がなされてい る。 第23採択地区教科用図書採択協議会 研究調査報告書 教科名( 社会科 公民 ) 項目 中学校学 習指導要 領の教科 の目標と の関わり 内 容 特 色 資 料 表 記 表 現 総 括 新しい 公民 教科書 (225 自由社) ○日本の立憲的民主政治の進展から日本国憲法の成立までの学習に大きく配慮し、種 々の資料を効果的に配して、自由・平等をはじめとする諸権利を正しく認識させ、 民主主義に関する理解を深めるようになっている。 ○現代社会のグローバル化を文化の継承と創造の観点から読み解く工夫がされてい る。また、社会の基本が助けあい、支えあい、教えあいにあることとともに、公正 と効率のバランスのみきわめが重要であるようになっている。 ○経済的な貢献、日本型ODA、平和のための国際貢献などさまざまな事象を具体的 に取り上げるようになっている。また、世界に貢献する基礎には、家族愛・愛郷心・ 愛国心があることにも配慮されている。 <基礎的・基本的な知識・技能の習得> ○各単元の番号が教科書全体で連番になっており、基礎的な学習から発展的な学習 へとよりくわしく、より深く学習できるようになっている。 ○「ここがポイント」 「ミニ知識」などのコラムが随所に設けられており、本文で学 習した内容が、いっそうよく理解できるようになっている。 <思考力、判断力、表現力等の育成> ○各章の終わりの「学習の発展」は、学習した事をまとめたり自分の考えを説明・ 論述したりする課題を設定し、思考、判断、表現する言語能力の育成を図られる ようになっている。 <主体的に学習に取り組む工夫> ○自主的な学習にも活用できるように、重要なことがらをもっと深く理解するため の「もっと知りたい」などの特設教材や補助教材が設けられている。 <民主主義に対する理解を深めさせる工夫> ○世界と日本の民主政治の歴史と現在のしくみについて最初に学習し、その後日本 国憲法の内容と共に現在の民主政治について、多くの図表や具体例で示している。 <国民主権を担う公民として必要な基礎的教養を培う工夫> ○国家についての学習をふまえ、国民が主権者としてどのような立場で政治に参加 するべきかをふまえ、図表や具体的な事例を通して学習するようになっている。 <各分野の関連> ○現在は過去から未来に流れる時間のなかで人々がつながっていく場であるという 観点から、 「和の精神」 「ものづくり」 「勤労と勤勉」など、これまで歴史的分野で 学習してきた内容を多く扱うことができるようになっている。 ○各章の終わりの「学習のまとめ」では、各単元で示された重要語句の中から、さら に重要な語句を最重要語句として確認ができるようになっている。 ○「もっと知りたい」では、より進んだ課題に挑戦できるようになっており、大変深 く学習が進められるようになっている。 ○キャラクターが登場し、セリフの中で学びのアドバイスをしている。 ○各単元の重要語句がゴシック(太字)になっており、公民として重要なことがらが構 造的に理解できるようになっている。 ○写真や図表が豊富に掲示されており、生徒の学習への興味を高めるようになってい る。 日本の先人のたゆまぬ努力によって、いろいろな困難を乗り越え、現在の日本の国と社 会が築かれ、次の世代の人たちにそれを手渡していく必要があることがよくわかるように なっている。 第23採択地区教科用図書採択協議会 研究調査報告書 教科名( 社会科 公民 ) 項目 中学校学 習指導要 領の教科 の目標と の関わり 内 容 特 色 資 料 表 記 表 現 総 括 新しいみんなの公民 (237 育鵬社) ○自由・平等をはじめとする権利の対立と合意の事例を主従の資料を効果的に配して 正しく認識させ、民主主義に関する理解を深めるようになっている。 ○政治・経済・社会の色々な面でグローバル化が進む現代において、日本および日本 人の伝統を具体的に取り上げ、郷土を愛し、伝統を尊重し、そのすばらしさを海外 に紹介できるようになっている。 ○環境やエネルギーなどの地球規模の諸問題の解決に向けて、日本発の取り組みを効 果的に資料として扱えるようになっている。 <基礎的・基本的な知識・技能の習得> ○生徒が無理なく、興味を持って学習できる内容になっている。また、図表類、写 真には、理解を深めるための解説を示す等、有効な資料活用ができるようになっ ている <思考力、判断力、表現力等の育成> ○人権尊重への理解を深める国内外の事例や「ともに生きる社会」について考える ための教材が豊富に用意され、生徒が人権の大切さを理解し、基本的人権を尊重 する知識と態度を養えるようになっている。 ○教科書の本文内容を十分に理解した生徒が、より広く、より深く学ぶことができ るように、 「理解を深めよう」 「考えよう」などのコラムを設け、対応している。 <主体的に学習に取り組む工夫> ○各章の導入に、学習内容の趣旨をとらえさせる言語活動の見開きを設け、公共の 精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養える ようになっている。 ○現代社会の課題に対し、学習方法、調査方法、問題解決のための手がかりなどが 示され学習しやすいようになっている。 <民主主義に対する理解を深めさせる工夫> ○救急車の利用問題に関する市議会の議論について、市議会議員の立場で考えさせ ることや、正反対の立場からの新聞の社説を取り上げ、ディベートを行うなど具 体的な事例を通して考え学習するようになっている。 <国民主権を担う公民として必要な基礎的教養を培う工夫> ○日常の具体的な事例を取り上げ、日本国憲法の基本的な考え方が理解しやすいよ うになっている。 ○新聞記事を多数掲載し、自分が生きている社会を教材にすることで、幅広い知識 と教養を身につけ、真理を求める態度を養えるようになっている。 <各分野の関連> ○歴史的分野で学習した過去から現在、そして未来へと続く「時間軸」と、家族・ 地域・国家・国際社会と広がる「空間軸」の交点にいる「私」を明示し、生徒が 自らの立ち位置を自覚できるようになっている。 ○各章に「学習のまとめ」 「理解を深めよう」 「考えよう」 「やってみよう」と生徒個 々の関心に応じた補助的資料が効果的に配置されている。 ○図版、イラスト、写真等は、本文の記述と関連づけて的確に掲示されている。特 に口絵や折り込みページは、生徒が視覚的にも大いに興味を持って取り組めるよ うになっている。 ○同年代の生徒と教師のキャラクターが登場し、親しみを持ちながら、セリフの中で 学びのアドバイスをしている。 ○難解な語句には補足をつける等の配慮がなされ、概念的な内容を学習する単元で は、生徒の理解を助けるためのイラスト等が用いられている。 公民としての基礎的教養を培うために厳選された教材・資料を通して、世の中の変 化や現代の課題を多面的・多角的に考察することができるようなっている。 第23採択地区教科用図書採択協議会
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