家庭科

教科名(
家
庭
)
○児童の状況
5年生
・製作に対する意欲は十分にあるが、基礎的な知識・技能には個人差も
あり、作業を繰り返す中で身に付けている段階である。
・調理実習に対して意欲的に取り組んでいる児童が多い。準備や後片付け
も 協 力 し て 行 って い る 。「 切 る 」 作 業 に は個 人 差が 大 きく 見 られ 、 普段
の家庭での取り組みが、経験の差として表れている。学校で経験したこ
とを家庭でもやってみようとする児童も多い。
・自分の生活や家庭生活について見つめ直すことができるが、家庭生活へ
の興味・関心は個人差が大きい。
6年生
・調理実習や衣服の学習に意欲的に取り組んでいる。
・ワークシートのまとめに関しては個人差が大きく、時間を必要とする児
童への指導や、早く終わった児童への課題が必要である。
・「 家 族 の 一 員 と し て の 自 覚 」「 朝 の 時 間 の 大 切 さ 」 に つ い て の 学 習 が 深
まった。家族で過ごす時間を増やすための工夫を考える活動にも意欲的
であった。
○指導についての課題
・生活改善に関する授業
これまでの自己の生活を振り返らせ、自分の生活改善に意識的に取り組むこ
とができるようにするための指導の工夫が必要である。
・基礎的・基本的知識・技能の習得
裁縫に関しては、各自の能力差が大きく、個に応じた指導の時間を多く設け
る必要がある。調理実習に関しては、班で協力しながら効率よく進められる
よう、事前に十分な話し合いをさせる時間を設定する必要がある。
○授業改善に向けての具体的な方策
・ワークシートの活用により、自己の生活を視覚的に確認したり、生活を見る
目を養ったり、知識の定着を図ったりする。
・実習における課題は、各個人の思いも大切にしながら、グループで協力して
取り組めるよう配慮する。
・実習においてはより具体的にイメージができるよう、学習カードやサンプル
教材・教具を工夫する。
・児童が共に教え合う場を設け、学び合いを大切にした学習となるように工夫
する。
・ワークシートを活用し、授業のはじめに学習のめあてをしっかりもたせ、意
欲付けを図り、終わりには、学習事項や反省事項を書くことで自己評価さ
せ、次への学習や今後の自己の生活につなげさせる。
・話し合い活動を通して、自己の生活をよりよくするための工夫や、効率のよ
い調理実習を行うための工夫について、友達の考えから自分の考えを広げる
時間をつくる。
○その他(補充・発展指導計画等)
家庭科は、学校における学習だけでなく、家庭生活での取り組みとの関わり
が大きい。衣・食・住に関し、家庭の一員としての仕事の分担、実践におい
て、保護者との連携を図っていく。