防衛装備庁が試作する自動車について

装技計第32号
27.10.1
防
衛
技
監
長 官 官 房 各 装 備 官
長 官 官 房 審 議 官
長 官 官 房 総 務 官
長 官 官 房 会 計 官
殿
長官官房監察監査・評価官
長官官房各装備開発官
各
部
長
施 設 等 機 関 の 長
防衛装備庁長官
(公印省略)
防衛装備庁が試作する自動車について(通達)
標記について、自衛隊の使用する自動車に関する訓令(昭和45年防衛庁訓令第1
号)に基づき、及び同訓令を実施するため、防衛装備庁が試作する自動車に係る手続
に関し、別紙のとおり定めたので通達する。
添付書類:別紙
別紙
防衛装備庁が試作する自動車について
(趣旨)
第1条
この通達は、自衛隊の使用する自動車に関する訓令(以下「訓令」という。)
に基づき、防衛装備庁が、陸上自衛隊、海上自衛隊又は航空自衛隊の用に供するた
めに試作する自動車(訓令第1条に規定する「自動車」をいう。以下「試作車」と
いう。)の保安基準の緩和に係る手続、番号、標識及び整備並びに適用除外指定(訓
令第1条に規定する「適用除外指定」をいう。次条において同じ。)に係る手続に
関して必要な事項を定めるものとする。
(適用除外指定に関する申出手続)
第2条
長官官房装備官、研究所長又は先進技術推進センター所長は、適用除外指定
を受ける必要のある自動車を新たに試作するとき、又は既に適用除外指定を受けた
自動車を同一型式の範囲を超えて改造するときは、当該自動車の取得又は改造の3
箇月前までに、訓令第23条第1項各号に掲げる書類を添えて、訓令別記第2号様
式により適用除外指定申出申請を防衛装備庁長官(以下「長官」という。)に上申
するものとする。
2
長官は、訓令第24条に規定する通知があつた場合には、関係する長官官房装備
官、研究所長又は先進技術推進センター所長にその旨通知するものとする。
(保安基準の緩和に係る認定申請)
第3条
長官官房装備官、研究所長又は先進技術推進センター所長は、新たに試作し
ようとする自動車又は改造しようとする試作車について保安基準の緩和を必要とす
る場合には、自衛隊の使用する自動車の保安基準等について(防経艦第6002号。
27.4.24。)別紙別記様式保安基準の緩和に係る認定申請書により長官に上
申するものとする。
2
長官は、保安基準の緩和について防衛大臣の認定があつた場合には、関係長官官
房装備官、研究所長又は先進技術推進センター所長にその旨通知するものとする。
(自動車番号の付与、変更、廃止)
第4条
自衛隊の使用する自動車の番号、標識及び保安検査に関する達 (昭和45
年陸上自衛隊達第95-3号。以下「陸自達」という。)第4条に規定する自動車
番号の付与の要求、同達第8条第1項に規定する自動車番号の変更の要求及び同達
第9条第1項に規定する自動車番号の廃止の要求は、長官官房装備官、研究所長又
は先進技術推進センター所長が行うものとする。
2
研究所長、先進技術推進センター所長又は試験場長は、陸自達第5条第2項及び
第4項の規定により自動車検査証の送付を受けた場合、同達第18条第2項の規定
により自動車検査証変更通知書の送付を受けた場合、同達第8条第3項の規定によ
り自動車番号変更通知書の送付を受けた場合並びに同逹第9条第2項の規定により
自動車番号廃止通知書の送付を受けた場合には、技術戦略部長及び当該試作車に関
係のある長官官房装備官、研究所長又は先進技術推進センター所長に写しを送付す
るものとする。
(自動車番号の記入)
第5条
訓令第5条第1項ただし書の規定により、自動車番号を直接車体に記入する
場合は、当該自動車番号を、訓令別表第1(その1) に規定する字体及び大きさ
を例とし、試作車の前面及び後面の見やすい位置に白色又は黒色で記入するものと
する。
(標識の記入要領)
第6条
訓令第6条に規定する標識の記入要領は別記第1のとおりとする。
(試作車の運行)
第7条
試作車の運行は別記様式第1試作車運行指令書によるものとする。
(仕業点検)
第8条
試作車を運行する者は、1日1回、その運行の開始前において、別記様式第
2仕業点検作業用紙により試作車を点検しなければならない。
(定期点検整備)
第9条
研究所長、先進技術推進センター所長又は試験場長は、1箇月ごと、3箇月
ごと及び6箇月ごとに別記様式第3定期点検整備 (A・B・C) 作業用紙により
試作車を点検しなければならない。ただし、将来、試験に使用する目的で保管して
いる試作車にあっては、3箇月ごと又は必要の都度、前条に規定する点検を行うこ
とにより定期点検に代えることができる。
2
研究所長、先進技術推進センター所長又は試験場長は、前項の点検を行つた結果、
当該試作車が保安基準に適合しなくなるおそれがある状態又は適合しない状態にあ
ると認めるときは、当該試作車について必要な整備を行わなくてはならない。
3
研究所長、先進技術推進センター所長又は試験場長は、前2項に規定する点検整
備を外注することができる。
(整備記録)
第10条
研究所長、先進技術推進センター所長又は試験場長は、訓令第14条の規
定を実施するため、別に定める試作車履歴簿を備えるものとする。
(保安検査の実施)
第11条
陸自達第13条第2項の規定に基づく試作車の保安検査の委嘱があつた場
合は、陸上装備研究所長が受けるものとする。
(改造前の検査)
第12条
する。
訓令第22条に規定する改造前の検査は、陸上装備研究所長が行うものと