年 科 配 授 目 当 業 学 の 種 度 2015年度 名 ユビキタスネットワーク概論 年 2年 必 修 ・ 選 択 必修 類 講義 単位数 授 2単位 C 業 期 間 A 春 P 制 対象 授 業 回 数 15 授 業 の 担 当 者 吉本 直人 単 位 認 定 責 任 者 吉本 直人 授 業 科 目 の 主 題 通信ネットワークを通じて情報が伝わる基礎的な仕組みを修得するとともに、スマートフォンやウ ェアラブルデバイス等の情報端末を用いたサービスを支えている技術の基本を理解する。 授 業 科 目 の 概 要 来るべき知識流通社会を支える情報通信ネットワークは、いつでもどこでも様々な情報にアクセス 可能(ユビキタス)な社会基盤として期待されている。本講義では、ヒトやモノがネットワークを 介して繋がる情報通信ネットワークのしくみの基礎的な理解を深めるとともに、それを通じて符号 化、標本化、変復調、多重化等効率よく情報を運ぶしくみとしての通信技術の基礎を修得する。併 せて、無線端末を用いた様々なサービスを取り上げ、それらを支える通信技術の基本について理解 する。講義では適宜最新の技術動向についても解説し、今後発展を続けるネットワークサービスへ の関心を高めてもらう。講義では、毎回簡単な演習課題を取り入れ、理解度をフィードバックしな がら講義を進める。 授業科目の到達目標 1. 情報通信ネットワークシステムを構成する基本要素について、文章で説明できるようになる。 2. Webアクセスのしくみを学ぶことによって、プロトコルの役割を文章で説明できるようになる 。 3. IP電話のしくみを学ぶことによって、ネットワーク品質が劣化する原因について文章で説明でき るようになる。 4. スマホがどこでも繋がるしくみについて、文章で説明できるようになる。 5. 位置情報を取得するしくみを文章で説明できるようになる。 6. WiFiのユーザ認証のしくみについて、文章で説明できるようになる。 7. ユビキタスサービスを支える光アクセス技術の課題の一つについて文章で説明できるようにな る。 8. IPパケットが転送されるしくみの基本を文章で説明できるようになる。 9. 代表的なLAN技術として、イーサネットフレームが転送されるしくみの基本を文章で説明できる ようになる。 10. 搬送波の役割について、文章で説明できるようになる。 11. 情報を効率的に運ぶ伝送技術について、計算により説明ができるようになる。 授業方法・指示・ 出 席 な ど 1.授業は90分単位の講義形式を主とする 2.講義では、基礎知識について学び、簡単な例題に取り組む。また、指示に従って期限までにレ ポートを提出すること。 3.課題とともに配布するフィードバックシートにより出席確認を行う。忌引等、やむを得ない事 由がある場合は速やかに申し出ること。 研 究 室 所 在 授業の展開 1. イントロダクション:通信ネットワーク・サービスの現状 2. 情報通信システムの概要 3. どのように情報をネットワークで運ぶのか?(1)∼基礎理論∼ 4. どのように情報をネットワークで運ぶのか?(2)∼変復調と多重化∼ 5. なぜネットワークはつながるのか?(1)∼TCP/IP概説∼ E116 6. なぜネットワークはつながるのか?(2)∼LAN概説∼ 7. IPプロトコル上のアプリケーション事例(1)∼Webアクセス∼ 8. IPプロトコル上のアプリケーション事例(2)∼IP電話∼ 9. ユビキタスネットワーク(1)∼モバイルネットワーク∼ 10.ユビキタスネットワーク(2)∼ワイアレスLAN、近距離無線通信∼ 11.ユビキタスネットワーク(3)∼M2M/D2D、アドホックネットワーク∼ 12.ユビキタスサービスを支える技術 ∼位置情報、センサー∼ 13.ユビキタスサービスを支える光アクセス技術 14.ユビキタスネットワーク・サービスの今度の動向 15.まとめ 試 験 等 の 実 施 定期試験 再試験 課題・レポート等 中間テスト等 その他 ○ ○ ○ × − 授業外学修について (レポート・課題等の頻 度 及 び 提 出 方 法 ) 中間テスト・定期試験・ 再 試 験 等 に つ い て 提出課題・レポート 1.講義の終わりに演習問題等を課す。 2.講義内に課す演習問題については講義時間内に提出する。 教 書 必要に応じてプリント等を配布する。 献 植松友彦 「よくわかる通信工学」 オーム社 山下一郎・川瀬正明・太田紀久 「光アクセス方式」 オーム社 徳田英幸・藤原洋「ユビキタステクノロジーのすべて」 エヌ・ティ−・エス 上記のほか、講義において適宜提示する。 参 科 考 文 成績評価の方法基準 定期試験、再試験 1.試験においては指定された用紙に自筆で記入したもののみ持ち込み可とする。 2.再試験はe-ラーニング、レポート等の形式とする場合もある。 1.定期試験、課題提出物、レポート等を評価対象として総合計100点とする。なお、試験にお ける得点を全体の80%とする。 5.上記を合算して90点以上を秀、80点以上を優、70点以上を良、60点以上を可とする。
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