地域 参 - さわやか福祉財団

2015
平成27年12月10日発行(毎月1回10日発行) 通巻268号 さわやかな高齢社会に向けて
さわやか福祉財団
25年目を迎えました!
ご支援を本当にありがとうございます
2015年11月25日をもちましてさわやか福祉財団は1991年の創設以
来25年目を迎えることとなりました。ここまで活動を継続し発展す
ることができましたのも、ひとえに私たちの理念と活動に深くご共
感いただいた全国の皆様のご支援があってこそと、一堂心より感謝
申し上げております。
さわやかパートナー制度発足以来の会員としてご支援くださいま
した皆様に、ご支援者の代表として、心ばかりですが永年のご支援
に感謝する賞状をお贈りさせていただくことと致しました。今後と
も、新しいふれあい社会づくりを一丸となって進めてまいります。
どうぞ引き続き活動をお見守りくださいますよう、ご支援をよろし
くお願い申し上げます。
公益財団法人
2015年12月号
CONTENTS
2 新しいふれあい社会 実現への道
第2層の重要さと地域包括支援センター
清水 肇子
4
第1層の生活支援コーディネーターの役割・活動
9 特 集 地域の助け合いに向けての取り組み
生活支援コーディネーターと協議体に係る研修会 in 苫小牧
より豊かな地域になるよう取り組もう
翁川 由希
13 特 集 新しい地域支援のあり方を考えるフォーラム
地域の力を呼び起こそう
翁川 由希、鶴山 芳子、三浦 寛朗
18 新地域支援事業 北から南から 各地の動き
勉強会から協議体編成等へ
翁川 由希、髙橋 望、丹 直秀、鶴山 芳子、長瀬 純治、三浦 寛朗、森 孝則
44 広げよう つなげよう 地域助け合い 活動の現場から
誰もが安心して暮らせるまちはみんなでつくる!
NPO法人ほっとタウン有功(和歌山県)
東日本大震災 「地域包括ケアの町」を目指して
50 大船渡市
地道にこつこつ1周年
NPO法人大船渡共生まちづくりの会の今
新地域支援勉強会(10月)に参加して 丹 直秀 53 県外避難者支援活動
ふくしま避難者交流会開催
三浦 寛朗
55 私たちも応援しています
川崎信用金庫
「気仙沼復興応援イベント in かわさき2015」
〜東日本大震災を風化させないように
17『助け合い活動創出ブック』改訂版のお知らせ/ あなたの町のふれあい
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56
・助け合い/ ご支援あ
58
りがとうございます。/復興応援地域通貨への寄付・東日本大震災義援金募集/ さわやか福祉財団活
66
68
動報告/ みんなの広場/投稿募集/ さわやかパートナー・
『さぁ、言おう』のご案内/表紙絵から
! 新・ひとりごと
助け合いを広げよう ●
松岡 紀雄
新しいふれあい社会 実現への道
第2層の重要さと地域包括支援センター
さわやか福祉財団 理事長 清水 肇子
地域包括支援センターは、地域包括ケアの要の組織であり、ひと言でいえば、地域住民が暮らし
やすくなるよう必要な支援を行う地域の機関だ。高齢者やその家族、地域住民に必要な相談や支援
を行うが、今回の協議体・生活支援コーディネーターの取り組み全体においても重要な役割を持つ。
また、第2層は日常生活圏域(中学校区等)が基本とされ、地域包括支援センター(包括)エリ
アに設定し、第2層協議体・生活支援コーディネーターが包括関係者というケースも少なくない。
第2層の活動は、まさに一番現場に近いところの仕組みづくりだから、そのあり方自体が、地域
の助け合いの広がりに大きな影響を与える。例えばその担当圏域の考え方は大変重要だ。
①助け合いの視点から区域を設定しているか … 検討例として、生活圏が共通しているか(創
出すべき助け合い活動の特徴が共通している等)、 助ける人が歩いて通えるか
②圏域を超えた重なりを意識しているか … 圏境に暮らす人たちが、隣の圏域の地域サービス
情報も伝わり、利用できるような連携の体制ができているか
●
2
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②は、最初から「のりしろ」をつくる意識が重要だ。事業者が異なるとなおさら個別になる。担
当者は、周囲の圏域ともつながり、重なり合う役目があるという点をぜひ意識してほしい。さらに
は、市町村を越えても同様のことが言える。これは第1層(市レベル)の支援の役割でもある。
また継続性や指揮命令系統も課題となる。助け合いを充実・創出し、定着させていくためには時
間がかかる。地域で培った人脈や実態認識、そして協議体や生活支援コーディネーターの意義や役
割の意識が、担当が変わったことですべてゼロになる危険がある。創設時のメンバーは苦労しなが
らもそれらを肌感覚で学べるが、形として出来上がったあとの後任者にはそれが難しい。書面記録
だけでは伝わりづらい「地域を創る意義と使命」を引き継ぐことが大事で、その大きな役割は協議
体にある。だからこそ、協議体も生活支援コーディネーターも委託・所属事業者内部の事情による
指揮命令で動くことがあってはならないし、あくまでも目線は地域住民・助け合いの推進である。
これは、包括だけでなく、社協、NPO法人等、組織関与者で受けるどこも同じことがいえる。
また特に、包括関係者の場合、今度の法改正で、他に地域ケア会議の運営、在宅医療・介護連携、
認知症施策推進といった事業充実についても重要な役割を担う。「自分は認知症分野の担当だが、
別 の 担 当 の 協 議 体 に ど う 関 わ れ る か 」「 や り 方 が わ か り づ ら い 生 活 支 援 体 制 整 備 が 後 手 に な り が
ち」と模索する包括関係者もいる。認知症支援や医療介護連携も、地域の見守りや助け合いの基盤
がなければ目指す成果にはつながらない。地域ケア会議も、担い手づくりや資源開発といった役割
を持つ協議体と役割分担・連携ができてこそ機能が充実する。生活支援コーディネーターと協議体
で地域を包括した互助の基盤をつくる、単なる一事業ではない。いつもこの基本を意識してほしい。
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●
3
●
第1層の生活支援コーディネーターの役割・活動
名の生活支援コーディネーターは、各区の取り組み
や社会資源、関係機関の連携について情報共有や、国の
属されました。
各地で生活支援コーディネーターが誕生している。今回は、特に市全域の第1層として、あるいは政令市の
区域担当として活躍している4人の方をお招きし、実際にどのような活動をしているのかを報告してもらった。
地域に 入 り 、 自 ら の ネ ッ ト ワ ー ク を 広 げ る
佐藤 ユリ子氏 (新潟県・新潟市生活支援コーディネーター)
新潟市・人口 万人の政令市/行政区 /高齢化率 ・6%(2014年度
。
末)/特色は「住民自治」の地域コミュニティ協議会がある( か所)
ガイドラインの読み合わせ等、支え合いの仕組みづくり
回指導
・ 助 言 を 受 け、 さ ら に 市 が 河 田 氏 に 委 託 し た 居 場 所 の モ
ットワークを広げること、協議体の体制づくりのために
について、アドバイザーの河田珪子氏から毎月
新潟市は2014年度を「地域包括ケア構築元年」と
位置付け、国が示していた住民主体の活動を広げていく
時間未満の非常勤職員として配置を希望する区に在住す
奔走しています。地域資源を活かしたまちづくりと居場
域教育コーディネーター」の位置付けを参考にし、月
る者、現在ボランティア活動や自治会などの地域活動に
で、普通自動車免許以外の資格は特に求めずの条件で募
治会・町内会の高齢化率と現在ある居場所の一覧表を作
携わっている、もしくは過去に経験のある者、
所づくりのために、私が今していることは、担当区の自
1
歳以上
60
り、それを持参しながら、地域住民の声を聞き、足りな
20
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4
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報告された内容を編集部の責任で要約編集したものです。
8
デルハウスで現場実習の特訓を受けました。
99
ために、生活支援コーディネーターの公募を開始しまし
26
た。「地域と学校パートナーシップ事業」における「地
8
現在、私たち生活支援コーディネーターは、各自の担
当する区で、積極的かつ主体的に地域に入り、自らのネ
80
名の生活支援コーディネーターが各区役所に配
集し、
8
いものや、やりたいことを知ることです。
活動をしていく中で、住民に参加してもらうには身近
な人からの口コミと、参加した人からの声かけが効果的
月
日から
層生活支援コーディネーターになりました。
ターのセンター長をやっています。今年の
函館市の第
層もこれからです。
心掛けなければいけないと思っています。具体的なサポ
し、常に感謝の気持ちをフィードバックしていくことを
アを長く続けてもらうには、ボランティアの方々を信頼
ばれた法人の中から
個人に任せては大変ということで、法人を対象にし、選
時、公平中立でないといけないし、やる業務が多いのに
函館市は、全国でも珍しいと思うのですが、「中間支
援型」です。函館市が生活支援コーディネーターを選ぶ
人で、第
ートを考える時、その人が「地域でこうありたい」とい
してくださいという形の公募でした。その法人も、まち
人を生活支援コーディネーターに
う思いを出発点にしています。
様々な 分 野 の 人 た ち と 協 働 で ま ち づ く り を
がら、小さな一歩の積み重ねを続けています。
③「目標」を立てるで、この
ので、私が所属しているNPO法人が選ばれ、さわやか
まだ私
1
常に人の心を動かすために、今自分にできることは、
①住民の「やりたい」を知る、②「実現化」を考える、
であることがわかりました。また、居場所のボランティ
6
福祉財団でいろいろ研修を受けてきている私が生活支援
2
つのステップを実行しな
1
1
月末から
月にかけて190くらいの町会の役員対象
活支援コーディネーターの業務に集中できます。例えば、
いるので様々な業務は法人でやってくれ、私は本来の生
「中間支援型」の利点は、まず、法人で業務受託をして
コーディネーターにさせていただいたということです。
づくりをずっとやっていて、中間支援に詳しいというも
1
ておいてくれます。また、いろいろな提出書類も法人で
ートが返ってきますが、私が留守でも、いる人が集計し
のアンケート調査をしていて、2000通以上のアンケ
10
丸藤 競氏 (北海道・函館市第1層生活支援コーディネーター)
函館市・人口 万人弱/高齢化率 ・ %(2015年9月末)/地縁組織
として町内会のほか、在宅福祉ふれあい推進委員会(社協)等がある。
9
3
9
私はさわやかインストラクターであり、中間支援の活
動をしているNPO法人函館市地域交流まちづくりセン
31
*本稿は、10 月7〜9日に開催した「ブロック全国協働戦略会議」で
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作成してくれます。
なにバックにある理念…ふれあいや助け合いがどれだけ
実感しています。
だと思います。
「中間支援型」で注意することは、団体のスタッフみん
次に、福祉とは関係がないいろいろな分野の方とつな
がりがもともとありますので、それを最大限に活用でき
大切かということをきちんと浸透させておくことが大事
月にまちづくりセンターの主催で市役所職員
ます。一般的なまちの活動でもそうですが、函館市でも
同じで、
向けの研修をし、ほぼすべての部署の方に参加していた
住民主体の助け合いを広げる
月
日)/高齢化率
%超。中には
高木 佳奈枝氏 (大分県・竹田市第1層生活支援コーディネーター)
万8000人(2014年
%/互助の仕組みとして「暮らしのサポートセンター」の取り組みをしている。
竹田市・人口約
43
だきました。こういうことができるのも利点です。
まちづくりをしている中間支援組織に所属する私が生
活支援コーディネーターに選ばれたので、ひそかな目論
1
ています。これはまちづくりセンターでも考えていたこ
③これからの函館をつくっていく人を育てたい、と思っ
を起こして実際にやってみようというところまで同時に
をしています。勉強して実際に地域のことを知って、会
今一番活動に重点を置いているのは人材育成で、「暮
らしのサポートセンター」(くらサポ)という取り組み
まず、地域の人に福祉に関心を持ってもらうきっかけ
づくりということで、「暮らしのサポーター養成セミナ
とで、生活支援コーディネーターという立場になって、
なと思っています。市民主体の地域づくりのための千載
ー」という勉強会に参加してもらいます。事務局の職員
つの組んだ形になりつつあるのか
一遇のチャンスで、これを大いに活用し、まちづくりに
が一軒一軒回って、「まずは自分、家族のために勉強し
ていたものがまさに
活かしていきたいと、それができるのが生活支援コーデ
行っています。
見として、①地域づくりやまちづくりに活かしていきた
4
てみませんか」というところから始めています。
い、②町内会などの既存の組織の活性化もしていきたい、
2
ィネーターであると、この何か月かの活動の中で非常に
1
非常にやりやすくなっていて、今まで離ればなれになっ
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8
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●
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高いってどういうことだろう、自分の地域の人がどんな
次に、セミナー受講者を中心にニーズ調査を実施しま
す。地域の方が地域にもっと入っていって、高齢化率が
もなっています。
ます。利用する方だけではなく、活動する方の拠り所に
調査項目だけではわからないところ、生活圏域はどこま
えられないことは第
いう話し合いの場を持っています。話し合いの場で出て
て、それが有償ボランティアの活動にもなっていってい
暮らしをしているのかをみんなで見直そうということで、
竹田市は今「官民協働の地域づくり」として活動を頑
張っています。小学校区ごとに「よっちはなそう会」と
地域の方に調査の実施をお願いしています。けっこう項
時間くらいはかかりますが、
であるのかとか、おうちの中の様子はどうなのかとか、
そうということで、活動をしているところです。
軒について
直接話すことで気づくことがあって、こんなに大変なら
目が多くて、
何かしないといけないということに地域の方に気づいて
私はくらサポの立ち上げに関わって 年目で、地域の
方とお喋りをしている中で、「今まで困ったことがあっ
層だけでは考
もらおうという活動をしています。
何でも話せていいわ」と言ってもらえるのがうれしかっ
層にもってあがって、みんなで話
層協議体で考えて、第
その後に、会の立ち上げとなりますが、それまで何回
も勉強会を重ねます。
えている専門の方と私がつながって、竹田市を盛り上げ
2
困り事の話が出てきたら、「そんなことだったら私でも
に来ることができる場所で、人が集まった時にちょっと
くらサポは、毎日そこに誰かがいて、いつでも好きな時
づくりと、有償ボランティアを同じ所で行っています。
にもてるようになったことが、生活支援コーディネータ
あって、地域の方たちとお話しできる機会を今まで以上
時々重く感じることがあるのですが、とてもやりがいが
ていこうと思っています。生活支援コーディネーターは
たです。今、地域をよく知っている方や地域のことを考
たけど誰に相談していいかわからなかった。高木さんに
4
1
きたことを、第
くらサポは今 か所目までできていて、中学校区を基
に か所に設立しようとしています。くらサポは居場所
1
ーになって一番うれしいことです。
5
手伝えるよ」という方がいて、居場所でつながっていっ
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1
2
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生活支 援 コ ー デ ィ ネ ー タ ー の 情 報 交 換 会 開 催
万人/高齢化率
・
%/地縁組織として、コミュニティセ
の高齢者支援課に人事異動になりました。
地域の地区
活動をしている方の相談を受けたり、高齢者の方のニー
、
のケース
ズを把握したり、あとはケアマネジャーが同じ地域包括
支援センターで働いているので、要支援
昨年 月から生活支援コーディネーターになって、何
をしたらいいのかもわからず、今ほどまったく情報もな
をインフォーマルのサービスにつないだりしています。
2
今年 月に東京都とさわやか福祉財団の合同で研修会
が開催された時に、調布、三鷹、狛江の方と同じブロッ
く、本当に孤独でした。
営支援、ボランティアセンターの仕事をしてきたので、
クになりました。その時に、今後も情報交換をしたいと
地域を担当したり、ミニデイサービスの運
1
横山 美江氏 (東京都・武蔵野市第1層生活支援コーディネーター)
武蔵野市・人口
か所あり、地域住民がコミュニティ協議会をつくって運営。
6
私は社会福祉協議会の職員で、2006年に採用され、
昨年 月に社協と市役所の人事交流という形で、市役所
ンターが市内に
21
市に清瀬市も加わり、東
いうことになり、
月にこの
っとしてきました。
やはり生活支援コーディネーターは、特に私は 人だ
ったので、本当に孤独で、市役所の皆さんはよくしてく
京都とさわやか福祉財団にもオブザーバーとして参加し
4
なっています。個別プランや困難ケースは持たずに、生
第 層協議体はまだ開催していません。
1
9
ださっているのですが、悩みが多かったです。また、生
名、私が配置されています。これは増員に
1
活支援コーディネーターの業務を専任で行っています。
ネーターが
てもらって、情報交換会を開催しました。
1
基幹型地域包括支援センターが市の直営で、市の高齢
者支援課の中にあり、そこに第 層の生活支援コーディ
9
4
20 14
武蔵野で地域活動をしてきた住民の方と関わる仕事をず
社協の中の
13
4
現在は、第 層の役割として市の新規事業の検討に入
るなどの活動をする一方、第 層の生活支援コーディネ
1
2
ーターがいないので、住民主体の高齢者サロンを訪問し、
1
ありがたく、心強く思っています。
支援コーディネーターの皆さんと集まる機会があるのは
なことにも、私はプレッシャーを感じていたので、生活
活支援コーディネーターが「人」として評価されるよう
1
●
8
●
2015.12
特集 地域の助け合いに向けての取り組み
文・まとめ/翁川 由希
苫小牧
より豊かな地域になるよう取り組もう
生活支援コーディネーターと協議体に係る研修会
in
月 日、北海道苫小牧市の苫小牧ホワイトパークサンシャインで、北海道、北海道社会福祉協
議会、当財団の 者共催で、「新地域支援事業における助け合い活動推進に係る研修会」(通称
3
8
ブロック研修会)後の総合振興局・振興局単位での 番目となる研修会を開催。北海道胆振総合振
14
年度末には介護と医療の同時改定が
17
定が自治体には求められている。つまり自治体にとって
いて解説した。「
予定されており、伴い医療計画と介護保険事業計画の策
過程、新たな地域支援事業の全容、新しい総合事業につ
先送りしている状況を踏まえ、介護保険制度改正に至る
(肩書は研修会当日のものです)
興局・日高振興局管内の 市町村を基本に行政、社会福祉協議会、地域包括支援センターの職員ら、
7
冒頭、北海道保健福祉部の原光宏氏が開会挨拶を行い、
次いで厚生労働省老健局の服部真治氏が講演をした。
まずは 協 議 体 の 立 ち 上 げ を
合計114名の参加があった。
18
様々なことが求められるこの時期まで、新しい総合事業、
2015.12
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服部氏は、 月に国が公表した調査結果では道内の多
くの自治体が新しい総合事業、生活支援体制整備事業を
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まずは協議体を立ち上げ集まって議論すること。地域の
「生活支援コーディネーターの選任は慌てなくていい。
その上で、多くの自治体がすでに行っている意見交換
や 勉 強 会 も 生 活 支 援 体 制 整 備 に 当 た る こ と を 説 明 し、
会場の参加者に問いかけた。
なことか、今できることをなぜ先延ばしにするのか」と、
生活支援体制整備事業を引き延ばすことが果たして妥当
ように取り組んでほしい」と会場の参加者に訴えた。
選し、皆さんの地域がより豊かな住みやすい地域になる
ための協議体、生活支援コーディネーターをしっかり人
け合い活動を創り出す生活支援コーディネーターの補佐
活支援コーディネーターと組み、それぞれの分野で、助
ア会議がしばしば混同されることがあるが、協議体は生
性についても言及した。
手になってもらいたい」と、介護予防と社会参加の重要
また服部氏は「〝いきいき暮らすこと〟を支援するこ
とが介護予防につながる。元気な方には生活支援の担い
その後、市町村単位で編成され
たグループでそれぞれのまちの目
ワーク」の活動を紹介した。
組んでいる「とうやこケアネット
て地域課題に向き合い、解決策や新たな資源開発に取り
的な役割を担っていることを説明。「助け合いを広める
実態を把握するところから始めてほしい」と話した。
演習では、冒頭、洞爺湖町役場の鎌田智子氏が地域ケ
ア会議をベースに住民や専門職、地域の人が一丸となっ
生活支 援 コ ー デ ィ ネ ー タ ー は 重 要
と、その選出のために勉強会・研修会を行い、適切な人
の意欲を引き出し、住民と同じ目線で動ける人であるこ
ィネーターはただ選べば良いというものではなく、住民
堀田力会長は講演の中で、今回の新地域支援事業にお
ける助け合い活動の占める位置を説明。生活支援コーデ
どのグループも触れていたのは
方策を協議していた。発表では、
の理想の姿、課題、それに対する
どのグループも真剣に「我が町」
協議体像について協議を行った。
指す姿、足りない活動を創り出す
選をすることが有効であると説明した。協議体と地域ケ
●
10
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グループワークの様子
特 集 地域の助け合いに向けての取り組み
中でチームを組んで要支援者をサポート
している富山県のケアネット21の取り
組みを紹介し、「1人でできることには
限りがあるが、近所の力を借り、チーム
まいそれぞれが連携しながら、自分たちの地域をどうし
を話し、一方で民生委員を中心に地域の
「移動」に対する支援。他には「個人情報の保護を理由
ほわっと等の活動から助け合いの楽しさ
ていくのか、様々な人に声をかけて議論し、共有すると
や北海道枝幸町のなんでもボランティア
に制約するのはどうか」といった意見や、なかなか地域
堀田力会長が高知県の「男の居場所」
ころから始めてほしい」と述べた。また、各グループか
回は民生委員が全体の7割を占めた。
に出てきてくれない男性をターゲットにした居場所づく
た。広く市民に参加を呼びかけたが、今
ら共通して課題として上がった「移動」については訪問
場で開催し330名を超える参加があっ
り、また子どもも集まれる共生型の居場所から発展した
北海道、さわやか福祉財団他)を同じ会
型サービス
(主催・北海道社会福祉協議会/共催・
助け合い等、各グループから様々な意見が出た。
心・安全・福祉のまちづくりセミナー」
みんな で 議 論 す る こ と が 大 事
14日の研修会に先立ち、13日に「安
総括で、服部氏は「専門職にしかできない部分、助け
合いでできる部分をしっかりと整理し、医療、介護、住
助け合いの楽しさを講演
を組んでみんなで支えるというのも1つ
ことでお互いの困っていること、それに
ることを福岡県吉富町でのワークショッ
プの様子から説明。皆のやる気を受ける
場所として、
「居場所」の意義は大きく、
「居場所」と「有償ボランティア」が組
み合わさることで相当深い助け合いがで
きることも説いた。
続くパネルディスカッションでは伊達
市でサロンや地域食堂などを行っている
NPO法人いきいき茶ろん代表の川村留
美子氏と、新ひだか町社会福祉協議会三
石支所地域福祉課主幹の中川睦季氏が登
壇し、それぞれが地域で行っている活動
を紹介した。
●
11
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2015.12
D
(移動支援)について説明し「ぜひ活用し
対して自分ができることが次々と出てく
てほしい」と話した。
ークショップを紹介。みんなで話し合う
堀田会長は今回の研修会を振り返り、「地域の実情を
しっかりと見つめ、現実的で実現性の高い方向を考えて
住民の気持ちを引き出す方法としてワ
いたことが今回の特徴。縦割りに捉われずにどれだけ幅
の方法」と会場参加者に投げかけた。
特 集 地域の助け合いに向けての取り組み
称賛した。その上で「行政、社協等これから地域の中で
と表明するグループもあり、非常に頼もしく思った」と
実がズレている場合には、それを〝おかしい〟ときちん
さんの議論から感じた」と述べ、「理想像に照らして現
広く地域主体で取り組もうとしているか、その姿勢を皆
合いが重要であることはわかったが、助け合いをどのよ
を具体的に演習を通じて理解することができた」「助け
や、「地域への働きかけ、協議体の立ち上げ、展開方法
ーシップを取れる人材の集まりであること」という意見
ーターを支えられるのはもちろんのこと、時にはリーダ
福祉課主査)
*閉会挨拶・山崎真裕氏(北海道社会福祉協議会地域福祉部地域
《各市町村のグループワーク》各グループの発表
*総括・服部真治氏/原光宏氏/堀田力
力
《取り組み事例発表》発表者・鎌田智子氏(洞爺湖町役場健康
福祉センター健康推進・地域包括グループ主査)/進行・堀田
*演習「協議体のあり方と取り組みを考える」
団会長)
ーディネーター及び協議体の選び方」堀田力(さわやか福祉財
仕組み及び養成について〜」服部真治氏(厚生労働省老健局総
務課・介護保険計画課・振興課併任課長補佐)/「生活支援コ
者支援局高齢者保健福祉課課長) *講演「生活支援コーディネーター及び協議体とは〜その目的、
*開会挨拶「研修会の趣旨説明」原光宏(北海道保健福祉部高齢
という次につながる感想もあった。
うに創り出していくのか、わかりやすく話してほしい」
人
仕掛ける側のワークショップを体験し、同じ立場でどん
どん意見を出すことで徐々に本音が出てくること、
人が協議体の構成メンバーとなり、生活支援コーディネ
人、感謝できる人、すべてを〝得したな〟と考えられる
こと。自ら汗を流せる人、前向きな人、愚痴を言わない
報やニーズが抽出できると思う。〝人任せ〟と捉えない
「専門職や地域の人、様々な人が集まるといろいろな情
主なア ン ケ ー ト の 感 想
北海道社会福祉協議会地域福祉部の山崎真裕氏が閉会
の挨拶を行い研修会は終了した。
しい」と述べた。
ぜひ、今後皆さんの地域の中で今日の経験を活かしてほ
ことによって出てくることを実感していただけたと思う。
では思いつかなかったような発想が、みんなで議論する
1
●
2015.12 ● 12
特集 新しい地域支援のあり方を考えるフォーラム
文・まとめ/翁川 由希、鶴山 芳子、三浦 寛朗
地域の力を呼び起こそう
月の「新しい地域支援のあり方を考えるフォーラム」(総称。以下、新地域支援フォーラム)は、
信頼される第1層の協議体編成と生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)選出を意識した
日/たびら活性化センター/130名
■当日の模様
てもらうことを目的とする。
これからの支え合い活動や地域づくりに積極的に参加し
ものと、住民に地域の助け合いづくりを呼びかけるものを開催した。 (肩書はフォーラム当日のものです)
長崎県平戸市
月
市内で高齢者支援等に関わる組織や金融機関、商工会
見守りネットワーク連絡会、いきいきサロン、ボラ
ンティア連絡協議会、区長、社会福祉協議会はじめ、
新地域支援事業を推進する上で、助け合いの地域づく
りを推進する体制づくり、つまり、生活支援コーディネ
議 所 な ど 生 活 に 関 わ る 様 々 な 組 織 の 人 た ち を 中 心 に、
パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン で は、 市 内 の ま ち づ く り の
ーター及び協議体の選出を進めていくため。また、生活
■目的
地域支 え 合 い づ く り フ ォ ー ラ ム 平 戸
in
これからの平戸市の地域づくりについて情報共有した。
3
支援・介護予防に関わる住民、行政、関係機関が、地域
10
づくりの本質を理解すると共に、先進地の実践報告から、
2015.12
●
13
●
10
取り組みをしている支援員ほか、
援コーディネーター)/コーディネーター・堀田力
佐々町の生活支援コーディネー
ーが選ばれ活動を始めている
コーディネーターの重要性がわかった」 「〝地域支え合
行政頼りの住民の意識を変える必要がある」「生活支援
「各地の協議体づくりがまず第一歩だと思う」「まずは
■主なアンケートの感想
ターと行政、大分県竹田市の生
い〟は大変重要である。今日の研修会を参考に有志に声
すでに生活支援コーディネータ
活支援コーディネーターと〝仕
をかけていきたいと思う」「
年後を見据えて、若い世
掛け人〟に登壇をしてもらい議
代にも〝助け合い〟の意味を伝えていきたい」等。
名が勉強会の案内を希望
論をした。どのパネリストも愛
名中、
する地域のために仲間をつくり、
情熱を持って取り組む様子が会
場の熱気を誘った。
月 日/花びしホテル/約250名
全市町会等保健福祉部研修会
■目的
20
この研修会を住民主体の活動を広げていくための契機
とすることが狙い。函館市の第 層の生活支援コーディ
10
平戸市では、今後、勉強会を重ねて、生活支援コー
ディネーターと協議体を選出していく予定。
*主催・平戸市/共催・さわやか福祉財団、長崎県長寿社会課
団会長)
*基調講演「今、助け合いを広める時」堀田力(さわやか福祉財
*パネルディスカッション「住民参加による助け合い地域づくり
北海道函館市
アンケート回答者
した。
10
19
企画に協力した。
ネーターであるさわやかインストラクターの丸藤競氏が
1
をどのように作っていくか」森健司氏(平戸市度島地区集落支
援員)/江田佳子氏(佐々町地域包括支援センター課長補佐)/
大浦むつみ氏(佐々町生活支援コーディネーター)/高木佳奈
枝氏(大分県竹田市経済活性化促進協議会事業支援員、生活支
92
●
14
●
2015.12
特 集 新しい地域支援のあり方を考えるフォーラム
■当日の模様
るよう、協議体にはそうした視点を持った素晴らしい
て把握することが大切」と述べ「新しい制度は助け合
方に入ってもらうこと。住民が何を求め、何に参加で
講演で、堀田力会長は「助け合い活動に参加するこ
とで得られる共感と人とのつながりにより喜びを得、
いをしながらそれが同時に参加する側にもいきがいを
きるのか、住民のニーズや考えをしっかりと引き出し
余命の長さがグンと変わる」と話し、そうした地域の
つくり出す。みんなの力を合わせて素晴らしい函館市
市内の町会自治会関係者や市民等が参加した。
力を呼び起こすのはこの会場にいる皆さんであると訴
にしてください」と会場にいる参加者に訴えた。
祉財団会長)
*講演「豊かな地域社会づくりをめざして」堀田力(さわやか福
*来賓挨拶・藤田秀樹氏(函館市保健福祉部長)
*主催者挨拶・山本正子氏(町会連合会保健福祉部長)
*主催・函館市町会連合会/共催・さわやか福祉財団
えた。東京都立川市の大山団地自治会長の佐藤良子氏
の活動や登別市のゆめみーる等、地域の人が楽しみな
がら参加している様子を具体的な活動を紹介しながら
説明した。その上で、「新しい地域支援事業の中では
こうした地域での助け合い支え
合い活動を広げていく必要があ
/深瀬晃一氏(鴻寿会グループ代表)/アドバイザー・堀田力
保険課長)/永澤和枝氏(函館の地域福祉を考える会事務局長)
*パネルディスカッション・鈴木秀明氏(函館市保健福祉部介護
/コーディネーター・山本正子氏
り、それを担うのが生活支援コ
ーディネーターである」と説明。
*質疑応答
函館市の第1層生活支援コーデ
■研修会を終えて
ィネーターである丸藤氏を会場
の参加者に紹介した。
研修会後、丸藤氏は、「自分たちが地域をつくって
いかなくては」という皆の意識の高まりを感じている
そうだ。堀田会長の話を聞いた人を中心に、目指す地
また、堀田会長は「助け合い
を創り出すために市民の皆さん
と一緒にやっていくことができ
2015.12
●
15
●
域を実現するため町会をベースに何らかの活動ができ
ないかと模索する動きが出ているとのこと。
続いての副市長の挨拶
後、堀田力会長は基調講
れていたサービスがやめ
演で「介護保険で提供さ
静岡県島田市
に な り、 助 け 合 い で や っ
った。しかし、今までの
ていこうということにな
新しい 地 域 の あ り 方 を 考 え る フ ォ ー ラ ム
大会議室/160名
助け合いでは足りない。
日/プラザおおるり3
■目的
人それぞれのいろいろな能力はいろいろな場面で活用
月
多世代、様々な人たちが、自分を活かしながら主体的
に助け合い活動を展開できるよう、フォーラムを開催す
できる。みんなが力を持っている。みんなで協力して
つ は ワ ー ク シ ョ ッ プ( 住 民 集
最初にフォーラム実行委員会委員長のしまだ紙芝居
倶楽部代表の中谷稔氏から、「それぞれが持っている
■当日の模様
が挙手で応えた。
いをしたい人は?」という問いかけにはたくさんの方
会)。 もう1つはふれあいの居場所で、町内に
つの方法がある。
不安や危機感を、今日の講演や実践発表を聞いて乗り
め
越えられるようになればと考えている。新しい地域づ
そ の 後 の 市 民 活 動 団 体 の 実 践 発 表 で は、 大 村 泰 史 氏
から月 回のサロン活動「ぽれぽれ」の取り組み紹介、
つは
くりを自分事として捉えるようになるきっかけにして
伊藤育子氏から有償ボランティアと交流活動「クリエ
1
いきたい」とフォーラムの目的が伝えられた。
2
それが新局面であり、何ができるかを考えてほしい。
ることを通して助け合い活動に関心を持ったり、活動の
F
助 け 合 い を 創 っ て い っ て ほ し い。 助 け 合 い を 広 め る た
27
きっかけを得たりすることができるようにする。
10
1
欲しい」とメッセージを伝えた。「今後自分で助け合
1
●
16
●
2015.12
特 集 新しい地域支援のあり方を考えるフォーラム
『助け合い活動創出ブック』改訂版
助け合いを広げるために、ご活用ください
生活支援コーディネーター(地域支え合い推進
員)と協議体に関わる皆さんが、地域に足りない
助け合い活動を創り出し、また、助け合いを包括
的に届けるためのネットワークをつくるのに必要
な情報を整理したものです。改訂版では新たに
「助け合い基金」、 他の制度(障がい者等への地
域生活支援、生活困窮者への生活支援、子ども・
子育て支援、認知症地域支援推進員)と連携した
助け合い活動の創出が加わっています。
勉強会・研修会等で多部数のご希望がある場合、
実費(印刷費+郵送代)でお送りしますので、お気軽に当財団までお問い合わせください。
ート大楽」の紹介、持塚新次氏から居場所「はーとち
ゃん家」の紹介があった。参加者の意識が高く熱気の
理事長)
「居場所づくりは、これからの地域の中で大いに考えな
3
ければならないことだと思う」といった前向きな意見が
月に
さわやか福祉財団ホームページからダウンロードできます。
http://www.sawayakazaidan.or.jp
あるフォーラムであった。
*主催・フォーラム実行委員会/共催・さわやか静岡、島田市居
場所づくりを推進する会、さわやか福祉財団/協力・島田市、
田力(さわやか福祉財団会長)
島田市社会福祉協議会/後援・住友生命保険相互会社
*基調講演「助け合いの新局面〜あなたは何ができますか〜」堀
会事務局長)/伊藤育子氏(NPO 未来クリエート
*市民活動団体の実践発表・大村泰史氏(金谷地区社会福祉協議
アンケートの回収は106名。「 人ではできないこ
とも、みんなの力でもって推進していきたい」「自分の
■主なアンケートの感想
/持塚新次氏(島田市社会福祉協議会地域福祉係長)
21
好きなこと得意なことでボランティアをしていきたい」
1
月中旬から来年
11
多かった。
■今後の展開
回で開催。
2015.12
●
17
●
「地域支援担い手養成講座」を
かけて全
5
新地域支援事業 北から
南から 各地の動き
文/翁川 由希、髙橋 望、丹 直秀、鶴山 芳子、長瀬 純治、三浦 寛朗、森 孝則
勉強会から協議体編成等へ
「新しい地域支援のあり方を考えるフォーラム」(総称。以下、新地域支援フォーラム)「新地
域支援事業における助け合い活動推進に係る研修会」(通称8ブロック研修会)後、さわやかイ
ンストラクターと共に、適切な生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)の選出と協議
体の編成、助け合いの地域づくりに向けて、各地で様々な働きかけ、取り組みを推進している。
北海道奈井江町
10
北海道妹背牛町
月に新しい総合事業に移行
月 日に開催を予定している妹背牛町でのフォーラ
ムに合わせ、 月 日に奈井江町を視察。 月に新しい
20
岩見沢」で実行委員と
現地で調整を担当してくれるのは、「生活支援コーディ
進するための仕掛けづくりについてヒアリングをする。
総合事業に移行した同町において、住民主体の活動を促
11
地域住民の参加を促すフォーラムを計画
周年に合わせ、
妹背牛町健康福祉課福祉グループ主幹の河野和浩氏か
らの相談で、妹背牛町で住民主体のNPOが運営を行っ
ている「わかち愛もせうしひろば」開設
21
田会長の講演のほか、子どもから大人まで参加できるよ
月 日に企画。堀
10
11
ネーターと協議体に係る研修会
地域住民の参加を促すフォーラムを
21 1
うなワークショップも計画している。 (翁川)
11
in
●
18
●
2015.12
秋田県・秋田県内各市
氏、加藤由紀子氏も講師に、勉強
会を行った。感想や質問などを参
加者に聞いてみたところ、たくさ
んの質問が出た。住民の中にはし
っかり地域の将来を考えている人
もいる。この実態を受けて取り組
んでいきたい。 (鶴山)
して協力してくれた、同町健康ふれあい課地域包括支援
各地で協議体選出に向けた勉強会
やかインストラクターの丹すみ子
センター介護主幹杉野和博氏。
エル エル
の行政からの要望を受けて、さわ
妹背牛町や奈井江町、栗山町等、研修会を通じて得た
つながりが研修会後も活きていることを大変うれしく思
県 と L L 財 団( 公 益 財 団 法 人 秋 田 県 長 寿 社 会 振 興 財
団)と当財団の 者共催で、 月 〜 日に開催する生
11
活支援コーディネーター養成研修の周知が始まる。
取り組みの成功事例を聞きたいと
っている。 (翁川)
10
また、各地で協議体選出に向けた勉強会が開催される。
勉強会は 〜 回。「住民が自分たちの地域は自分たち
体、生活支援コーディネーターの
青森県
11
でやる」と主体的になり、行政は仕切らず応援に徹する
況を受けて、助け合い活動と協議
県レベル研修開催。いよいよ動き出す
3
4
師として参加。前回の参加者の状
ことができるか…そう気づいた地域は変化している。
かほ市役所会議室で開催され、講
青森市で平成 (2015)年度生活支援体制整備事
業研修会を県、県社会福祉協議会と協働で 月
日に開催した。さわやかインストラクターの葛原
美恵子氏と県、県社協と共に準備を進めて取り組
んだ。青森県では新地域支援事業に関する情報提
市町村から127名が参加。
供がこれまであまりなかったとのことで、県の積
極的な周知により
具体的に動き出そうという市町村がいくつも出た。
青森県もいよいよ動き出す。葛原氏、県、県社協
2015.12
●
19
●
3
第3回勉強会が10月13日にに
5
(鶴山)
第3回勉強会に参加
11
と共に連携して市町村での取り組みを応援してい
きたい。研修会の詳細は次号に掲載。
秋田県にかほ市
27
33
いてくれた。湯沢市の地域包括支援センターでは、今
回の講演会でアンケートを取り、関心のある人たちに
呼びかけて、今後は、新地域支援事業推進の勉強会を
始めていく予定。
さわやかインストラクターの丹すみ子氏が中心とな
り、社協、JA、ボランティア、行政等、これまでも
ークを活かしながら、新地域支援事業の推進が始まっ
ていく予定。 (鶴山)
(鶴山)
ネットワークづくりを続けてきている。そのネットワ
11
*鹿角市 月 日に社会福祉協議会主催の福祉大会で
堀田会長が講演。
活動が盛んな地域であり、150人の参加者が熱心に聞
15 12
月 日に勉強会。
と題して筆者が講演を行った。湯沢市はボランティア
11
日に市主催の市民集会で清水理事長が
ィアのつどい」で「みんなで支え合う地域支援事業」
*由利本荘市 月
11月1日、湯沢市社会福祉協議会主催の「ボランテ
*横手市 ボランティアのつどいで講演
講 演。 秋田県湯沢市
11
27
秋田県仙北市
協議体構成員等選出に向けた研究会兼研修会始まる
大仙市と合同による生活支援コーデ
ているが、仙北市は、その事業の中の
ィネーターと協議体選出に向けて、
モデル地域として取り組んでいて、L
「第1回生活支援体制整備事業実施研
L財団の豊澤公栄氏、さわやかインス
究会兼研修会」が10月26日に仙北市
トラクターの菊地惠子氏も一緒に参加
西木温泉クリオンで開催された。「
『住
してバックアップしている。
み慣れた地域で安心して暮らせる環境
次回は、11月24日。3回ほど研究会
づくり』をめざして」と題して筆者が
を重ね理解を
講演を行い、「目指す地域像」を考え、 深め、目的を
それを実現するための協議体構成員と
共有しがら、
生活支援コーディネーターをどう選ぶ
適切なメンバ
かについてグループワークを行った。
ーを選出して
秋田県では、県の委託事業を受けて
ていく予定。
いるLL財団と連携して事業を推進し
(鶴山) グループワークの様子
2015.12
●
20
●
新地域支援事業│北から 南から│各地の動き
秋田県横手市
協議体等選出に向けた勉強会始まる
第1回勉強会を10月22日に開催。
ているとの話も出た。第2回(11月
市の地域福祉計画推進委員の委嘱式が
26日)には、同様の取り組みをしてい
行われ、そのメンバーに加える形で協
る他の担当課や地域組織などにも声を
議体と生活支援コーディネーター選出
かけようということになった。内容も
に向けた勉強会が行われ、講演とグル
行政からの説明、振り返り、助け合い
ープワークを筆者が担当した。目指す
体験ゲーム、当事者の立場でのグルー
地域像のグループワークではグループ
プワークによる目指す地域像などを案
ごとにやる気と理解の温度差もあった。 として考え、進めてい
終了後、行政と振り返りを行った。
くことにした。
横手市には「共助組織」という地域づ
住民に信頼される生
くり協議会(2014年にふるさとづく
活支援コーディネータ
り大賞の総務大臣賞受賞)もあり、他
ー・協議体の選出を目
の担当課でも同じような取り組みをし
指す。 (鶴山)
山形県真室川町
生活支援コーディネーターと一緒に勉強会
協議体構成員選出に向けて、第1回
いて筆者が講演をした後、グループワ
の勉強会を10月27日に開催した(3
ークで「目指す地域像」とそれを実現
回予定)
。 さわやかインストラクター
するための「協議体の構成員」につい
の加藤由紀子氏、荒井智子氏がサポー
て一緒に考えた。足りないサービスが
トしてくれた。真室川町は、今年春に
たくさん出されたが、それを解決する
生活支援コーディネーターが選ばれて
助け合いの仕組みのイメージがわから
いるが、協議体構成員選出に向けて、
ないということが浮き彫りになった。
勉強会を通じながら一緒に理解を深め、 第2回は11月17日。課題を受けて
●
21
●
進めていく予定。
生活支援コーディネーターと一緒に進
午後6時半からにもかかわらず希望
めていきたい。
者も含め約40名が参加。行政の現状
隣の新庄市も参加した。選ばれた生
説明を受けて、助け合いの必要性と効
活支援コーディネーターも具体的な取
果や他市町村の取り組み事例などにつ
り組みを模索中とのこと。 (鶴山)
2015.12
福島県本宮市
行政等関係者と意見交換
本宮市にて、行政、地域包括支援センター、
社会福祉協議会の関係者との意見交換会を 月
20
日 に 実 施 し た。 当 財 団 か ら 全 国 の 事 例 を 含
め、生活支援体制整備事業に関わる具体的な取
り組みについて情報を提供。参加者の意見を聞
くと「当初検討していた取り組み方を、変更し
たほうが良いと感じた」など、地域に合わせた
具体的なイメージを共有することができた。ま
た「時間が足りないことがわかった」という意
(長瀬)
見もあり、今後の展開を急ぎながら協議体の編
成を目指すことを確認した。
茨城県石岡市
22
協議体編成に向けた研究会に参加
月 日、石岡市の協議体編成に向けた研究
会に参加した。この研究会に当財団として参加
10
10
ンケートでさらに詳しい検討について半
会場を増やしたことで作業的な負担は
数以上の市町村から希望があったことか
増えたものの、メンバーの担当を分ける
ら、協議体編成に向けた県レベルのフォ
などしながら全ての行程を終えた。この
ロー体制を強化する必要性があるとして、 結果、参加した市町村の関係者から単な
「推進チームふくしま」で次の展開とし
る一方的な調査とは異なる現実的な意見
て企画したものである。
が聞けたことは、企画の狙いに叶った大
福島県には59もの市町村が存在する
きな成果となった。
こともあり、この企画の規模的な検討を
この意見交換会の結果を受け、福島県
進める中で、当初、アンケートに希望を
では県庁と「推進チームふくしま」
、 さ
寄せた市町村のみを対象にして実施する
らに保健福祉事務所による市町村に向け
案も出されたが、結果的には県全体の取
た県レベルの体制が整備された。
り組みとしたいとする県庁の意向を受け、 年度内に協議体が編成可能な市町村の
全市町村を対象にした経緯がある。
取り組みについて情報共有を進め、地域
また、今回は情報発信型のフォーラム
性や様々な事情を抱える市町村ごとの個
形式ではなく、できるだけ近い距離感で
別対応を充実させながら、生活支援体制
市町村の本音を確認したいとして、小規
整備事業の推進を図る予定。県内市町村
模で実施することを前提とした結果、保
がこの県庁を中心とした支援体制を活用
健福祉事務所の全6圏域での実施となっ
し、さらに取り組みが進むことを期待し
た。
ている。
(長瀬)
2015.12
●
22
●
新地域支援事業│北から 南から│各地の動き
域支援事業の勉強会を10月20日に寒河江市で開催した。約120
名の参加。さわやかインストラクターの加藤由紀子氏、荒井智子
氏、渡邊典子氏も参加し、サポートしてくれた。山形県庁の高橋
裕人氏が介護保険制度改正の説明をし、その後、
「新しい地域支援
を考える」と題して筆者が講演し、
「目指す地域像」を考えるグル
ープワークを行った。
市町ごとの進捗にも参加者にも温度差があったが、地域で助け
合い活動を広げていく必要性とそのための生活支援コーディネー
ターと協議体について、どう選んでいけば良いかなどを理解して
もらったと思う。第2回は12月4日に予定。
(鶴山)
2
回目となるが、前回の参加者からの
1市4町(寒河江市、河北町、西川町、朝日町、大江町)で新地
するのは
新地域支援事業の勉強会で講演
質問もあり、再度、協議体編成に向けた考え方
山形県寒河江市、河北町、西川町、朝日町、大江町
福島県
全市町村向け意見交換会の実施と今後の展開
●
23
●
9月28日から10月13日にかけて、福
た。このチームは、昨年、国の実施した
島県では県内59の全市町村を対象に、
「生活支援コーディネーター(地域支え
生活支援体制整備事業に係る協議体の編
合い推進員)に係る中央研修」の参加者
成並びに生活支援コーディネーターの選
に加え、この研修に合わせ、当財団が実
出に向けた意見交換会を実施した。最終
践的な内容を重視し企画した「8ブロッ
的には48市町村から103名の関係者が
ク研修会」の参加者が中心となり編成さ
参加。これ以外にもオブザーバーとして
れている任意の会議体だが、福島県庁の
参加する県内市町村もあり、県全体に向
全面的な協力を得ることで、実質的な県
けた企画となった。
レベルの協議会として機能している。
会場ではそれぞれの取り組み状況と課
これまでの実績として、県レベルの新
題をはじめ、担当課としての進め方に関
地域支援事業に係る研修会を今年の7月
する疑問点など、様々な意見が交わされ
3日に実施し、参加した県内の市町村が
た。
ワークショップ形式で協議体の編成に向
福島県では、これまで新地域支援事業
けた具体的な取り組み方について検討し
における取り組みについて「推進チーム
た。
ふくしま」が県レベルの協議を進めてき
今回の意見交換会は、この研修会のア
2015.12
について情報を提供した。
参加者からは、石岡市における協議体編成を進めるに
あたり、各関係者の役割の確認や、組織としての運営に
関するアイデアも出された。
参加する関係者は多忙であり、研究会の開催も調整が
難しくなっているが、再度この研究会を開催し、実践的
な協議体の編成に取りかかることを確認した。 (長瀬)
茨城県常陸大宮市
第1回勉強会の計画をまとめる
常陸大宮市では、新地域支援事業に関する定期的な意
見交換会を、行政、地域包括支援センター、社会福祉協
参加者もこれに合意。その場で第
強会の計画をまとめた。
回大づかみ方式の勉
また、今回この意見交換会の位置付けを明確にするた
め「常陸大宮市新地域支援事業研究会」として、市レベ
(長瀬)
ルの推進を図ることを確認した。
群馬県高崎市
モデル地域を先行させる手法で推進
高崎市では、協議体編成に向けた具体的な取り組みが
進められている。具体的には、想定される第 層の生活
圏域の中からモデル地域を先行させる手法で、大規模な
向け準備を進めることになったが、この動きに伴い新た
団からの情報提供を受け、住民を含めた勉強会の開催に
層における大づかみ方式の勉強会で協議体構成員を把握
支援センターと社会福祉協議会、NPOが連携し、第
月 日に、その勉強会として、各モデル地域の進捗
状況の報告を共有し、今後の展開を検討した。地域包括
地域であることを踏まえた高崎市独自の戦略といえる。
な課題も発生するなど、再度調整が必要になり今回改め
するなど、現実的な企画も出された。また、第
日に実施している。前回、当財
て対策をまとめた。その後、中央研修参加者である茨城
の難しさなど、地域性が反映された、中身の濃い勉強会
月
県作業療法士会副会長の寺門貴氏から、具体的なスケジ
と な っ た。
議会等の関係者で
2
層特有
2
23
(長瀬)
2
26
1
ュールをまとめ動きを加速すべきという意見が出され、
10
10
●
24
●
2015.12
新地域支援事業│北から 南から│各地の動き
哉氏(幸手市健康福祉部介護福祉課)
から介護保険制度の改正についての説
明と幸手市の現状、今後の取り組みに
ついて説明があった。意見交換では、
題で講演をした。まちづくりに関する
部署が多数集まり、意識を高めること
ができたことは有意義であった。
(三浦)
治会、民生委員、
NPO、介護保険
人程度の参
関係者等に声をか
け、
加を予定したもの
である。
2015.12
内容は、行政担
当者から介護保険
●
制度改正について
25
の説明後、さわや
かインストラクタ
●
50
日の「新しい地域づくり講演会」の打ち合わせ
新たな地域づくりが始まる〜」という
日に行い、内容を話し合った。この講演会は自
長が「助け合いの活動とまちづくり〜
次回 月の協議会では地域のニーズと既存のサービス
について整理する予定。また、 月からボランティア育
19 26
研修会)が行われ、当財団の清水理事
成講座も実施する。 (三浦)
くりに関する研修(行政関係者向けの
月
10 11
月
16日には高齢者施策によるまちづ
埼玉県羽生市
良い」という発言もあった。
「新しい地域づくり講演会」の打ち合わせ
を
「地域の資源をもっと活用したほうが
2
埼玉県鳩山町
層生活支援コーディネーターの秋元俊
・ 層協議体の 会 議 に 参 加
加することになっている。今回は第1
第
る時には、構成団体から必ず誰かが参
28
1
2
回鳩山町生活支援・介護予防サービス推進協議会
にしている。今後、協議体が開催され
10
日に開かれ、参加した。
のではなく、協議体構成団体という形
2
月
体。幸手市は協議体構成員を固定する
1
・ 層協議体)が
された。参加者28名、参加団体11団
第
(第
(第1層協議体)が10月9日に開催
まず、事務局の鳩山町地域包括支援センター課長補佐兼
第1回生活支援体制整備推進協議会
介護保険担当主幹の早坂啓市氏と介護保険担当の岡本さ
まちづくりに関する研修で
清水理事長が講演
ち子氏から、この会の役割、地域支援事業の概要、町の
現状について説明があった。
埼玉県幸手市
12
12
ーの永末厚二氏に協力してもらい、永末氏が所属するN
PO法人さわやか福祉ネットたすけあい伊奈の活動につ
いての事例紹介、助け合い体験ゲーム、グループワーク
に決定。グループワークでは目指す地域像について話し
合っていく。 (三浦)
埼玉県吉見町
協議体設置準備会議に参加
講演「みんなでつくる助け合いの地域づくりとは」が行
われた。
12
(三浦)
千葉県
県レベルの動きと今後の方向性について意見交換
月
日に出向き、新地域支援事業に関わ
月に設置した。この事務局となる千葉県社会
千葉県では、県庁をはじめ県内の助け合い活動に取り
組む団体等で構成される「千葉県新地域支援事業推進協
議会」を
福祉協議会に
市民向けフォーラムの打ち合わせ
意見が多かった。次回は 月中旬に予定していて、グル
流山市健康福祉部介護支援課を 月 日に訪問し、
ープワークで目指す地域像について話し合う予定である。 月 日に開催を予定している市民向けのフォーラムにつ
最後、参加者から一言ずつ意見を聞いたが、団体とし
てできることをどんどんやっていきたいという前向きな
千葉県流山市
く、支援体制の必要性について意見が出され、近々にそ
県内市町村それぞれに取り組む状況はあるものの、生
活支援体制整備事業における協議体の編成には課題も多
実施した。
る県レベルの動きと、今後の方向性について意見交換を
28
末厚二氏と共に参加した。吉見町健康推進課課長補佐の
吉見町生活支援の体制整備に係る協議体設置準備会議
が 月 日に開催され、さわやかインストラクターの永
10
6
の具体案をまとめることを確認した。 (長瀬)
21
安孫子敦子氏の介護保険制度改正の説明の後、永末氏の
10
10
14
12
いて打ち合わせを行った。流山市では、早川仁課長のリ
14
●
26
●
2015.12
新地域支援事業│北から 南から│各地の動き
ーダシップで新地域支援事業に向けた先駆的な取り組み
を進めてきた。
このフォーラムでは、石原重雄副市長と堀田会長のデ
ィスカッションを企画している。 (長瀬)
東京都
第2回意見交換会開催
あり、前回の
区
名から大きく増えた。
市から
参加者からは、行政、地域包括支援センター、社会福
祉協議会の意識合わせに苦慮しているといったことから、
地域でどのように活動していけば良いかわからない、ど
うやって担い手を掘り起こしていけば良いかなど、様々
な課題が寄せられた。一方で、協議体の設置に向けてい
ろいろな団体を回って意見交換を行ったり、地域の関係
者を入れた実行委員会を立ち上げて居場所づくりに取り
組むことでニーズを把握している取り組みも紹介される
堀田会長は「このような意見交換は非常に重要。担い
手とニーズをどのようにつかむかなどは今後も皆さんと
など、活発な意見が交わされた。
月に続い
組み状況や抱えている課題について報告してもらい、課
回を開催する
考えていきたい」と述べ、今年度中に第
ーバー参加)
。 各自治体で取り組みが進んできたことも
名がオブザ
名が参加
東京都の関係者を主な対象とした「生活支援コーディ
ネーター・協議体等に関する意見交換会」を 月 日に
5
会長や清水理事長らが説明。参加者には各自治体の取り
2
回となる目黒区における行政、地域包括支援セン
第
協議体の編成に向けて動き出す
東京都目黒区
がら取り組んでいくことが求められている。(三浦、森)
いを創り出していくか、これからも様々な工夫を試みな
意向を示した。東京のような大都市でどのように助け合
3
新宿区のNSビルで開催した。意見交換会は
て 回目で、都内及び埼玉県の
13
した(この他、東京都保健福祉局から職員
4
この日は、第 層及び第 層の生活支援コーディネー
ターや協議体について、その役割や選出方法などを堀田
8
1
題の解決や問題意識の共有を図った。
3
2015.12
●
27
●
34 7 10
1
2
月
回は、主に当財団
日に実施した。これ
ター、社会福祉協議会の関係者との意
見交換会を
まで実施してきた
からの情報提供から、目黒区内の状況
を参加者それぞれの視点で意見を出し
合い、地域特有の課題などを検討して
きた。今回はそれらの意見を踏まえた、
協議体のシミュレーションをワークシ
ョップ形式で実施。より現実的な検討
を行うことができた。今後は、地縁組
織に向けた声かけなど、協議体の編成
協議体と生活支援コーディネーターの
役割について再度確認し、協議体選出
に向けたグループワーク等を行った。
鹿児島県奄美市の事例を聞き、「子ど
もから高齢者まで助け合いの地域づく
り」のイメージを共有。「協議体構成
また、「事務局は別に必要」との意見
も出た。
これで4月から重ねてきた勉強会は
終了。参加者の意見を活かし、行政は
協議体構成員の選出の準備を進め、11
月に選出予定。12月以降に次の動き
に取り組んでいくとのこと。
今後ともできる協力をしながら住民
協力してこの事業を進めていくことを確認した。
第4回勉強会を10月16日に開催。
たい。 (鶴山)
今後、 月下旬に第 層協議体を発足し、来年 月中
旬に市民向けフォーラムを開催していくことを話し合っ
参加による地域づくりを応援していき
多摩市の新地域支援事業への取り組みは精力的だ。今
地域ワークショップの取り組み
東京都多摩市
た。 ( 三 浦 )
1
勉強会終了。
いよいよ協議体構成員選出へ
層協議体と位置付けてスター
員は幅広い層から」という意見が出た。
1
東京都清瀬市
に向けた具体的な取り組みに移行する予定。 (長瀬)
東京都稲城市
月下旬に第1層協議体を発足予定
城市は地域ケア会議を第
22
トしている。全員で協議体の役割について確認し、皆で
2
10
11
19
2
10
稲城市役所を 月 日に訪問し、協議体準備会に参加
した。参加者は行政担当者と地域包括支援センター。稲
11
●
28
●
2015.12
新地域支援事業│北から 南から│各地の動き
年度に入り、すでに第
層の協議体は発足している。現
層生活支援コーディネーターを住民参加の形
運営主体と時間帯 運営主体は市の担当課。
プログラム
について)
グループ
〜
・自分が独居になったら何が必要か?
③グループワーク…
テーマ
テーマ
・今、自分ができることは何か?
時。
やり方・模造紙を使い、テーマに沿って課題等を出し
合う。
大丈夫」という男性がいたりした。だが、ワークショッ
なった。グループの中には、「一人暮らしだが、自分は
参考にした上で、テーマを「今の課題は?」と「自分に
■地域ワークショップのあらまし
名。
落合・鶴牧・南野地区で行われたワークショップに参加
市が、当財団の諸資料(「生活支援コーディネーター
及び協議体の選出」
『助け合い活動創出ブック』など)を
⑤市社会福祉協議会からの活動報告
交換ではポイントをついた真剣な質疑が交わされていた。 ④各グループから発表
説明会の次には、 月から 月にかけて、全 地区の
うちまず か所で行われる参加型の住民ワークショップ
弾として市内南西部の
名程度の
②高齢支援課からの説明(高齢者の現況…市と該当地区
①DVD上映(『さよなら孤立化』…男性の独居高齢者
層協議体をつくっていく、
きた。各会場それぞれ100人から150人ほどの規模
えるという内容で、市の熱意が参加者にも直接伝わって
に上がり、寸劇仕立てで介護予防と助け合いの必要を訴
のメーンは、市の担当課長はじめスタッフが総出で舞台
そこで、まず 月から 月にかけて、市民向けの介護
保険制度改正の説明会を市内 か所で開催。プログラム
で選出していくと共に、第
16
を例にしたドラマ。千葉県SSKプロジェクト制作)
14
何ができるか?」に絞って意見交換をしてもらったので、
月 日、その第
10
60
してみた。以下は、そのあらましと感想で、各地で行わ
1
各グループとも、生産的な意見交換のワークショップに
である。去る
11
4
3
なので、舞台と観客の間に距離感がなく、寸劇後の意見
10
10
その基盤づくりの段階である。
在は、第
1
10
27
れる勉強会などの参考にしていただければ幸いである。
10
会場と参加者数 市営の小さなホール。参加者約
2015.12
●
29
●
1
2
9
2
1
5
プが、「他の人は?」「
年後は?」と、課題や考えを
広げるきっかけになったように思われた。
層協議体メンバー(
名)全員
問題は、このワークショップも、人口 万人余りの多
摩市民から見ればごく一部の参加でしかない。市だけが
汗をかくのでなく、第
回実施されて
日は、全国の事例などを当財
神奈川県秦野市
地域の課題について情報共有
秦野市役所にて、行政、地域包括支援センター、社会
福祉協議会の関係者が 月 日に集まり、地域包括のエ
生活支援コーディネーター養成研修会開催
長野県
報共有が重要であることを確認した。 (長瀬)
後編成される秦野市の協議体においても、このような情
同士が、まさに、地域に密着した情報を共有できた。今
いて、当財団から情報提供を行っている。今回は関係者
され、生活支援体制整備事業に関わる全国の事例等につ
リアにおける地域の課題について情報共有する場が設け
月
層協
月 〜 日にかけて長野県主催による生活支援コー
ディネーター養成研修会が開催され、さわやかインスト
団から紹介し、愛川町の今後の方針を探った。第
議体は、年度内の編成を目標とし、残された時間を有効
ラクターの大沢健氏、福沢千恵子氏も講師として参加。
回となる
3
に活用するため、勉強会の実施などの具体的な計画をま
27
新地域支援事業の取り組みをまとめた「新地域支援事業
いる。第
整備に向けた庁内意見交換会がこれまで
政、地域包括支援センター、社会福祉協議会による体制
大和市の実施したフォーラムをきっかけに、愛川町と
の情報交換の機会を持つことができた。愛川町では、行
協議体の編成に向けて
神奈川県愛川町
が動いて、より多くの市民参加を実現していくことが必
29
られた。秦野市では先月、この前段となる連絡会が実施
17
14
(丹)
要と感じられた。
10
5
1
10
とめることを確認した。 (長瀬)
1
4
11
5
6
●
30
●
2015.12
新地域支援事業│北から 南から│各地の動き
の展開(事例)」を参加者に配布してもらえた。勉強会
名のさわやかインストラクターで対応し、
市町
などを希望する自治体の相談を大沢氏、福沢氏、児島昭
氏の
日にフォーラムを予定。(鶴山)
村の支援に取り組んでいく予定。
月
月に養 成 研 修
26
月の研修には、さわやかインストラクターの河合
活支援コーディネーター養成に関わる研修を実施する計
画。
(鶴山)
峯氏も講師として登壇する予定。
岐阜県各務原市
り、何度か会合を重ねている。来年
月
日に市民向け
23
来年 月の三重県社会福祉協議会主催の生活支援コー
ディネーターのフォローアップ研修会で、生活支援コー
フォローアップ研修会に協力
三重県
フォーラムを計画中。 (鶴山)
1
月
具体的にはこれから進める。 (鶴山)
と。フォーラムなどを開催していきたいとの連絡あり。
さわやかインストラクターの更谷令治氏が市へ状況確
認。生活支援コーディネーターは社会福祉協議会とのこ
フォーラム開催に向けて
三重県熊野市
て打ち合わせを行い、進めていくことになった。(鶴山)
日にさわやかインストラクターの大西良太氏と県社協に
力してほしいと、三重県社協から依頼を受けた。
ディネーターと協議体の役割やグループワークなどで協
2
77
3
また、松本市で
岐阜県
月と来年
1
市民向けフォーラムを計画中
1
13
3
11
県では 月 日に当財団と共催で生活支援体制整備に
関する研修会を行ったが、続いて、 月と来年 月に生
9
月に第 層協議体の構成員が選出され、さわやかイ
ンストラクターの河合峯氏と武山光伸氏もメンバーとな
2015.12
●
31
●
12
3
3
11
12
7
新潟県新潟市
「実家の茶の間」開設1周年
!
温かい居場所で地域が変わった 新潟市東区の河田珪子氏(当財団評議員)が運営する居場所「実家の茶の間・
紫竹」で、開設1周年記念のお祝い会が10月19日に催された。
ここは新潟市の、地域包括ケア推進モデルハウスという位置付けにもなってい
て、篠田昭市長の挨拶もあった。市としては、このような、地域の方に親しまれ
る多世代交流の居場所を全区に広げたい、と意欲的だ。新潟市は、現在各地で進
んでいる、当財団との新地域支援事業に関わる包括連携協定締結の第1号であり、
このような居場所を通じて、助け合いのある地域づくりを進めてくれていること
は大変心強い。
お祝い会自体は、篠田市長と、実質運営者である河田氏、それに利用者として
91歳の男性が挨拶した他は、保育園児による幕開けイベント程度で、ほとんどの
時間は、お祝いの来訪者やご近所の利用者など130名余りの人たちの温かい懇談
の場で終始した。河田氏による、以前の「地域の茶の間」の頃から顔を出してい
るO氏(片麻痺の女性)が今は左手で見事な絵を描きサインまでできるようにな
っていて、その居場所効果には感銘を受けた。体が不自由でも引きこもらず、利
用者も担い手になって参加する「実家の茶の間」のような居場所の効果が具体的
に目に見える。空き家であった古民家が1軒、この1年間で見事に再生され、そ
の近隣が人の動きのある温かい地域に変わったのも、この居場所の大きな効果だ。
ちなみに「参加料」(利用料ではない
!
)は300円。10月からは新しい試み
である6枚綴りの参加回数券ができた。
これには、1枚ごとに「実家の手…ちょ
っとした手助けのお礼に使用」と書いて
ある。利用者同士がちょっとした困り事
を助け合えるような、循環の仕組みが組
み込まれている。
地域性を反映したいろいろな工夫を加
えながら、地域に喜ばれる居場所を住民
がつくり、それを地域や行政が応援する。
新潟市の「実家の茶の間」のような動き
が全国各地に広がることを期待したい。
(丹)
「実家の手」見本
2015.12
●
32
●
新地域支援事業│北から 南から│各地の動き
新潟県柏崎市
庁内推進会議で講演
第1回勉強会にあたる「庁内推進会
議」が10月29日に開催され講師とし
て参加した。今回の勉強会は、阿賀野
活支援サービス提供準備委員会(協議
体)、 生活支援コーディネーター設置
に向けての協力体制を組んでもらえる
ように開催するとされている。阿賀野
市の総務課、市民生活課、健康推進課、
税務課、市町政策課、市民協働推進課、
地域医療推進課、建設課、商工観光課、
農林課、学校教育課、生涯学習課、高
齢福祉課、上下水道局、消防本部から
3
10
市民約300名が参加した。
回実行委員会では、役割分担など
2
新潟県阿賀野市
市役所各関係課で共通認識を図り、生
月から取り組んできた研究会メンバーの有志 名が
実行委員会を立ち上げて、市民みんなでつくる助け合い
日の第
20
の地域づくりの必要性と参加を呼びかけようと計画実行
月
名と知り、みんなで力を
2015.12
した。
を確認。その時点で申込者が
33
10
市民フォーラムを開催
柏
in
命保険
柏崎市産業文化会館でアメリカンファミリー生
しあわせ
会社協賛による新地域支援フォーラム「『新・幸福なま
ちづくり考』地域での支え合いを考えるフォーラム
3
合わせて参加の呼びかけを行った。
●
月 日に開いた。村田幸子氏(福祉ジャーナリ
終了後、実行委員会のメンバーは「この熱い気持ちを
33
崎」を
スト)の基調講演とパネルディスカッションで構成し、
●
11
20名強が参加。
内容は、最初に新潟県庁高齢保健福
祉課の本間淑之氏が新地域支援事業の
説明と県の支援について話をし、続い
て、阿賀野市地域包括支援センター笹
神の小見江梨子氏が「阿賀野市の高齢
者の状況と地域課題」と題して説明。
次に「目指す地域像からはじまる住民
主体の地域づくり」と題し筆者が講演
後、「目指す地域像」と「協議体構成
員」についてのワークショップを行っ
た。講演では、行政の縦割りの壁を破
る覚悟を伝えた。地域は住民みんなで
参加し、みんなで支え合いの関係づく
りをしていくことで様々な制度も活か
され、安心して暮らせる地域につなが
ることをみんなで共有した。第2回勉
強会も計画していく予定。 (鶴山)
滋賀県近江八幡市
新地域支援事業の勉強会
近江八幡市総合福祉センターひまわり館で、
行政、地域包括支援センター、社会福祉協議
会の関係者と新地域支援事業に関する勉強会
を10月16日に開いた。
行政からは高齢福祉介護課(生活支援体制
整備事業、新しい総合事業など)、 地域包括
支援課(介護予防、地域ケア会議など)、 福
祉政策援護課(生活保護、生活困窮者など)
といった新地域支援事業に関わる各課から約
30名が参加。当財団からは、森が生活支援
コーディネーターや協議体の選出などについ
て説明したほか、3名のさわやかインストラ
クター(村田美穂子氏、谷仙一郎氏、辻広志
滋賀県
日に開催され、生活支援コーディ
25
回滋賀県生活支援コーディネーター養成
日と
24 1
養成研修に参加
県庁で「第
研修」が 月
ネーター(予定者を含む)、 行政、地域包括支援センタ
ー、社会福祉協議会の関係者など、約150名が参加し
10
活かしたい。瓦版でも作って配布しようか」など、次の
1
展開を考えていた。
(鶴山)
月には第 層生活支援コーディネーターと協議体メ
ンバーが決まる予定。
フォーラムの詳細は次号に掲載。
12
氏)が地域における助け合い活動について紹
介。これらを踏まえて、近江八幡市において、
どのように生活支援体制整備事業を進めてい
くことが適切であるかの意見交換をした。
同市は第1層協議体を設置してから生活支
援コーディネーターを選出する考えで、中心
となる高齢福祉介護課の職員をはじめ、住民
主体の助け合いをどう創り出していくかの意
識は高い。
関係者の意識共有を図りつつ、地域の多様
なメンバーで話し合っていく過程が大切であ
ることを確認した。同課を所管する福祉子ど
も部の津田幸子理事(保健師)は「協働して
地域を創っていくことが大切」と話す。
今後も継続して支援していく予定で、県内
における良いモデルとなるよう取り組んでい
きたい。
(森)
2015.12
●
34
●
新地域支援事業│北から 南から│各地の動き
た。
くりを推進していく」目的で「倉敷市高齢者活躍推進地
日に開催された。
市職員(市民活動課、健康づくり課、スポーツ振興課、
月
参加メンバーは市社会福祉協議会、高齢者支援センター、
げて、開催に向けた準備を進めてきた。さわやかインス
生涯学習課)で、この会の参加者を中心として今後さら
域づくりネットワーク会議」が
主催は県と県社会福祉協議会。昨年度と今年度の中央
研修に参加したメンバーで企画委員会( 名)を立ち上
トラクターの村田美穂子氏、谷仙一郎氏は企画委員会の
本研修で自らの活動を紹介した。
研修における講義は学識経験者が大半の内容を務め、
活動事例の報告は県内の社協関係者が中心。県は生活支
援コーディネーターの養成研修を県社協に委託していて、
来年 月には、市内の関係者等を対象とした研修会も
予定されている。 (髙橋)
にメンバーを拡充、協議体を編成していきたい構想。
28
メンバーで、谷氏は地域密着型NPOの実践事例として
10
愛媛県上島町
生活支援体制整備事業に係る意見交換会に参加
月
日に実施した。上島町は複数の島をフェ
上島町にて、行政、地域包括支援センター、社会福祉
協議会の関係者と共に生活支援体制整備事業に係る意見
交換会を
た。 ( 長 瀬 )
活用しながら、協議体の編成を進めていくことを確認し
サポーター養成事業に参加している前向きな住民の力を
に特徴的であると言える。これまで町が取り組んできた
リーで結んでいる自治体であるため、地域の課題も非常
16
今後は地縁関係者も対象とした生活支援活動のリーダー
1
10
養成研修を開催する予定とのこと。
さわやかインストラクターたちと連携して支援してい
(森)
き た い。
岡山県倉敷市
ネットワーク会議に参加
健康長寿課地域包括ケア推進室が事務局となり「今後
配置される生活支援コーディネーターと連携し、地域づ
2015.12
●
35
●
7
香川県
養成研修開催
日に開催され、当財
県庁で生活支援コーディ
ネーター養成研修が 月
日と
17
団から森がオブザーバー参
加した。
研修には県内すべての
市町から 名が参加し、地
域包括支援センターと社会
福祉協議会の職員が大半を占めた。
町以外は候補者
を含めて生活支援コーディネーターが概ね決定してい
る状況であった。
研修内容は国の中央研修に沿ったものだったが、担
当した県長寿対策課は当財団の取り組みを積極的に紹
介してくれたり、今回の研修の講評を務めさせてくれ
た。
参加者に尋ねてみると、生活支援コーディネーター
の選出にあたっては「行政から(地域包括支援センタ
1
41
2
10
1
山口県
行政職員等対象の研修
公益財団法人山口県ひとづくり財
団では、11月13日に、山口県内の
自治体職員、地域包括支援センター
職員等を対象に、協議体及び生活支
援コーディネーターの重要性、取り
償ボランティアと組み合わせることも有
組みへの理解を目的とした「平成
効であることを、新潟市の実家の茶の間
27(2015)年度老人福祉・介護
や北海道枝幸町のなんでもボランティア
保険担当職員研修」を開催。約60
ほわっとの活動も交えて話した。
名の参加者となった。
講演後、自治体の事業として、浅口市
プログラムは、県担当者からの県
の「高齢者支え合いサポーター事業」や
内の取り組み状況の説明に加えて、
勝央町の「ファミリーサポートセンター
清水理事長による「助け合いの仕組
事業」についての取り組みを紹介。また
みがあるまちづくり〜生活支援コー
NPOの取り組みとして移動ネットおか
ディネーターと協議体の取り組み
やま理事長の横山和廣氏が「福祉有償運
〜」の講義、「目指すべき地域像か
送と外出支援」
、 宇野氏が「ふれあい・
らはじまる住民主体の地域づくり〜
たすけ愛サービス」について話をした。
行政に求められる役割とは〜」と題
堀田会長は「市町村もこの早い動きに
したグループワークで構成。
ついていくのは非常に大変だと思う。住
山口県では12月に県主催の生活
民の中に入って、住民の力を信じて一緒
支援コーディネーター養成講座の開
にやっていきましょう」とエールを送っ
催も予定されていて、今後の取り組
た。 (翁川)
み推進が期待される。 (髙橋)
2015.12
●
36
●
新地域支援事業│北から 南から│各地の動き
ーや社協が適しているからと)委託を受けたから」と
いう声がほとんどだった。そうした状況もあってか、
どのように活動していけば良いか戸惑う声も多く聞か
れ、複数の市町から協議体設置に向けた勉強会などの
(森)
相談があった。県担当者からも、今後の展開について
相談があった。
14
助け合いを理解し、志を持って活動していく生活支
援コーディネーターや協議体となるよう支援していき
たい。
香川県多度津町
10
12
月に住民向けフォーラム開催
月に続いて
8
多度津町総合福祉センターで 月 日に開催された
協議体設置に向けた行政、地域包括支援センター、社
会福祉協議会の意見交換会に参加した。
回目。今回は当財団が作成した「生活支援コーディ
日に開催する住民向けフォ
ネーター及び協議体の選出」の資料を用いて、前回に
月
12
続いて関係者の意識共有を図った。その他、担い手の
掘り起こしを目的に
12
2
岡山県
堀田会長が「お互いさまの地域づくり」を講演
●
37
●
岡山県主催「平成27
(2015)年度岡
ズで実施している研修会の4回目である。
山県資源開発・地域づくり研修会第 4 回」
堀田会長は「お互いさまの地域づくり」
が10月19日に岡山市おかやま西河原プ
をテーマに講演し、
「助け合いは心。助
ラザで開催され、県内自治体の担当者、
け合い活動を創るためには、住民の中に
地域包括支援センター職員や県内で活動
入って住民の意欲を引き出すことが必
するNPO等約150名が参加。堀田会長
要」「住民の意欲を引き出すことは行政
とさわやかインストラクターの宇野均恵
としての喜びでもあるはず」と、東京都
氏が講師として参加した。
立川市の大山団地や島根県雲南市、山形
市町村が新たな地域支援事業に取り組
県川西町のきらりよしじまネットワーク
むにあたり自治体ごとに明確なビジョン
の活動等も紹介した。その上で、ワーク
を持ち住民主体の地域づくりにあたるこ
ショップの重要性とそこで出てきた声を
とができるよう、県保健福祉部長寿社会
活動につなぐには「居場所」が有効であ
課介護保険推進班副参事の坂井容子氏が
り、歩いていける場所に居場所をつくり
中心となり企画。今年度県が6回シリー
ニーズと活動がマッチングできるよう有
2015.12
ケート調査結果を基に、現在地域にあるサービスや足り
ないサービスを確認、整理していった。
月 日に第 回勉強会を開催、 月には市民向けフ
ォーラムの開催が予定されていて、住民主体の取り組み
12
同町は社協に地域包括支援センターの業務を委託して
いて、町も社協も新地域支援事業の推進に前向きである。
市町村職員対象の研修会開催
(森)
事業の関わりと進め方を学ぶ研修会」を九州
日に開催した。
ブロック
の主催で
28
クラブ等から約120名が参加した。さわやかインスト
の解説、さわやかインストラクターの阿部かおり氏によ
した。プログラムは、厚生労働省による新地域支援事業
大分県では、新しい総合事業への取り組みが進みつつ
あるものの、協議体への理解が不十分という現状がある
月
住民向けに地域包括ケアシステム勉強会開催
1
ために実施したもので、大分県内の市町村職員を対象と
10
福岡県大刀洗町
要性を再確認するために「生活支援体制整備事業と総合
住民向けフォーラムが成功するよう支援していきたい。
大分県
を進めていく。 (髙橋)
3
ーラムの内容を協議した。
住民向けフォーラムは、福祉サポーター、全地区の自
治会長、民生児童委員、地域で福祉活動を展開している
関係者へ通知を送るほか、協議体の構成員に引き込みた
い人物に直接依頼して参加を呼びかける。助け合いを学
ぶ講演や助け合い体験ゲームを行う予定で、近隣の市か
28
生活支援体制整備事業と新しい総合事業についてより
深く理解し、協議体及び生活支援コーディネーターの重
らもオブザーバー参加したい意向を受けている。
11
住民向けに「介護保険法改正に伴う地域包括ケアシス
テム勉強会」を 月 日に開催した。 月の勉強会に続
9
回となる今回は、住民や民生委員、自治会、老人
24
る講義、質疑応答等で構成。
き第
10
ラクターの阿部かおり氏の講義のほか、各地域でのアン
2
●
38
●
2015.12
新地域支援事業│北から 南から│各地の動き
た市民フォーラム〜」を10月31日に開
催し、約180名の参加者が集まった。
厚生労働省による新地域支援事業の解
説、堀田会長による助け合い社会につい
ての講義、大分県竹田市の取り組み紹介、
さわやかインストラクターの阿部かおり
氏による地域資源充足度ワークで構成。
地域資源充足度ワークは参加者全員がカ
ードを掲げる形で参加し、最後の質問の
「自身でも助け合いに参加する気持ちが
れる。 (髙橋)
「ある」のカードを上げる皆さん
●
39
●
2015.12
で「生活支援と体制整備と総合事業の関わりと進め方を
今後のさらなる取り組みの拡大が期待さ
13
日に開催された。
していて、新しい総合事業の展開に絡め、
10
月
環として助け合いに取り組む活動も定着
学ぶ研修会」が
地域では、高齢者自身がいきがいの一
内容は、厚生労働省による新地域支援事業の解説、さ
わやかインストラクターの阿部かおり氏による助け合い
長から石垣市福祉部長に贈呈した。
の意義についての講演に加え、静岡県小田原市と大分県
に、市民の熱い想いの結晶として堀田会
竹田市から取り組み事例の報告が行われた。研修会終了
には参加者の署名が入っていて、閉会前
後には具体的な質問も多数出て、今後、各地での取り組
ほとんどだった。この「ある」のカード
みが進んでいくことが期待される。 (髙橋)
あるか」では「ある」と答える参加者が
各市の担当者の十分な理解の下、今後も適切な生活支
援体制整備への取り組みを支援していく予定。 (髙橋)
の介護保険制度〜新しい地域支援に向け
沖縄県
市民向けに「高齢者を支えるこれから
市町村実務者を対象に研修会開催
市民向けフォーラム開催
新しい総合事業に移行し助け合いの体制を整備してい
くために、沖縄県内の市町村実務者を対象に、豊見城市
沖縄県石垣市
地域づくりフォーラム開催
「フォーラム・高齢者が安心して暮らせ
る地域づくり」を11月1日に開催し、約
120名が集まった。内容は、厚生労働省
による新地域支援事業の解説、堀田会長
による助け合い社会についての講義、大
分県竹田市の取り組み紹介、さわやかイ
ンストラクターの阿部かおり氏による助
け合いの解説で構成。
参加者のうち約8割が市内の事業関係
者であったが、阿部氏の「事業者ではな
く住民の視点で支え合いに参加しても
らえるか?」との呼びかけには、会場の
ほとんどが「参加意思あり」を示し、市
の担当課も手
10
20
1
応えを感じて
いた様子だっ
た。
これを機に
地域での取り
いく予定であ
る。 (髙橋)
講演する堀田会長
沖縄県嘉手納町
が見込める。
回開催されてきたが、今回は第
層協議体
て協議が行われた。高校
生からは、独自に実施し
た高齢者街頭ヒアリング
の結果も報告され、様々
な立場から実践的な意見
が多数述べられた。
終了時には、本会議の
メンバーを核として協議
体を編成していくことで
参加者全員の了解を得、
今後も継続して協議を行
っていくこととなった。
嘉手納市職員を対象とした体制整備への取り組みにつ
(髙橋)
次回は地域資源マップを作成していくこととなってい
て、作成のため役割分担も決め、確実な取り組みの進捗
組みを進めて
これまでに
1
編成を前提に、市内の事業者や高校生もメンバーに加え
2
支援センター職員、社会福祉協議会職員等をメンバーに、 「地域支え合い体制づくり勉強会」開催
第 層協議体編成のため「第 層協議体推進会議」が、
沖縄市主催で 月 日に開催された。市職員、地域包括
第1層協議体編成のための会議開催
沖縄県沖縄市
沖縄県宮古島市
1
●
40
●
2015.12
新地域支援事業│北から 南から│各地の動き
月
10
日に
20
いての「地域支え合い体制づくり勉強会〜地域包
括ケアシステムの整備に向けて〜」が
開催され、さわやかインストラクターの阿部かお
り氏が講演を行った。町長、副町長も最後まで参
加し、勉強会終了後には町長から「これからも協
力をお願いしたい」と依頼された。
(髙橋)
今後とも、沖縄県のさわやかインストラクター
等と連携し、取り組みを進めていく予定である。
沖縄県竹富町
地域づくりのための大勉強会を開催
月 日に開
29
沖縄県竹富町の西表島住民を対象に「高齢者を
支える地域づくりのための大勉強会〜地域の元気
を考えるタウンミーティング〜」が
催された。自治会や民生委員、住民らが参加し
時から行われた勉強会は、厚生労働省から「協議
体と地域づくり」について説明、さわやかインス
トラクターの阿部かおり氏から「高齢者を支える
19
10
鹿児島県奄美市
第1層生活支援コーディネーターを皆で決める
●
41
●
第4回勉強会を10月14日に開催。
第2層を立ち上げていく。 第1層生活
さわやかインストラクターの齋藤鈴子
支援コーディネーターが協力をしてい
氏と瀬戸三保氏も一緒に参加して協力
く。12月をめどに体制づくりをし、そ
してくれた。
の後は、市民に向けて啓発を計画して
第1層生活支援コーディネーターは
いきたい」と田丸氏。
連合町内会長の田丸友三郎氏に決定。
6月から始めた選出に向けての勉強
みんなの拍手で承認される。また、協
会では50人を超える市民が午後6時
議体メンバーも子どもから高齢者まで
半〜8時半までこれからの奄美市につ
障がい者の団体など様々な組織から、
いて熱い議論をした。一緒に考え、一
やる気のある人を選んでいくことが承
緒に共有したプロセスが何よりの効果。
認され、12月には選出される。
協議体や生活支援コーディネーターに
翌15日には、第1層生活支援コーデ
ならない人もこれからの地域づくりを
ィネーターの田丸氏を囲んで、今後に
推進する仲間として声をかけて参加し
ついての打ち合わせを行った。「まず
てもらう予定。今後も引き続き応援を
は体制づくり。各地の状況に合わせて
していきたい。
2015.12
(鶴山)
新地域支援事業│北から 南から│各地の動き
に足りない助け合い活動の創出では、地縁活動、居場所、
活支援コーディネーター候補者等のメンバーが、グルー
地域づくりを進めるために必要なのは?」と題した講義
ってほしい」「地域の声をもっと聞いてほしい」と様々
プワークで生活支援コーディネーターになったつもりで、
有償ボランティアなどの手法も伝えながら、参加する生
な意見が出て、予定時間を超過した協議の中で「早期の
どう足りないサービスを把握し、どうつくり出していく
で構成。参加者からは、「地域で協議する場を早くつく
体制整備に取り組む」との竹富町からのコメントが引き
かを議論してもらう。 (鶴山)
ターの阿部かおり氏の講義を行い、体制整備事業への取
り組みについて丁寧に解説していて、住民からの要望と
併せ、今後の速やかな取り組みが期待できる。 (髙橋)
長崎県
1
住民に向けた意識啓発の研修会に協力
鹿児島県奄美市住用地区、笠利地区で、住民に向けた
意識啓発の研修会の依頼あり。住用地区では 月半ば、
笠利地区では年明けを予定している。これまで勉強会を
開いてきた奄美市は名瀬を中心とする街中であり、人の
は昔ながらのしがらみが強い地域。まずは住民の意識啓
つながりも奄美市の中では希薄。一方、住用、笠利地区
発について依頼したいとのこと。核となるメンバー(協
日
回
2
会長。
するところから始めることにした。当事者の視点で行う
(鶴山)
グループワークも実施する予定。
議体につながる)を中心にこれからの地域づくりを共有
2
県と協働で養成研修会開催へ
12
生活支援コーディネーター養成研修会を 月 〜
(佐世保、五島)
、
月 〜 日(大村、壱岐)の
22
か所で県と協働で実施予定。基調講演は堀田
21
鹿児島県奄美市住用地区、笠利地区
出された。
同日 時 分からは竹富町職員を対象に「地域支援事
業勉強会」も開催。厚生労働省、さわやかインストラク
30
生活支援コーディネーターと協議体の選出と役割、特
に分けて
12
12
13
4
●
42
●
2015.12
北海道ブロック
124(20)
全国の在宅福祉サービス団体数
をご紹介しています
合計2785(383)
(2015.10.31現在)
団体数(カッコ内はふれ
あい切符採用団体数)
九州 1
ブロック
252(13)
中国
ブロック
191
(27)
北陸
ブロック
131
(14)
東北ブロック
139(12)
近畿
ブロック
314(69)
北関東ブロック
232(31)
関東ブロック
583(86)
九州 2
ブロック
147(6)
南関東ブロック
289(38)
四国2
ブロック
34(14)
四国1
ブロック
49(6)
東海ブロック
300(47)
関東ブロック
埼玉県 120(15)
千葉県 164(25)
東京都 299(46)
合計
583(86)
(さわやか福祉財団調べ)
●
43
●
2015.12
広げよう つなげよう 地域助け合い
活動の現場から
誰もが安心して暮らせるまちは
みんなでつくる !
NPO法人ほっとタウン有功 (和歌山県)
地区の高齢化が進む中、「誰もが安心して暮らせるまち」を目標に、住民主体で
助け合いの地域づくりに取り組む「ほっとタウン有功」。 和歌山県内でも先進的な
(取材・文/城石 眞紀子)
この有功地区で活動する「ほっとタ
ウン有功」は、自分たちの住む地域を
事例として注目されている、その活動を紹介します。
野部の農地が住宅地として開発され、
少しでも住みやすいまちにするために、
は、高度成長期に南向きの傾斜地や平
公団住宅やニュータウンなどが次々と
%となっている。
民自身による非営利団体である。
ク」の構築を目指して設立された、住
体等と連携した「地域福祉ネットワー
住民相互活動を推進し、各種組織・団
万
建設。一時的には2万人になるほど人
口が急増したが、現在の人口は
6
地区の課題の解決に向けて
NPOを立ち上げ
む
阪和線の六
そ和た歌山市の北東部、JいR
さお
十谷駅を玄関口とする有功地区は、府
1
326人、約7000世帯、高齢化率
・
4
県境の和泉葛城山を背にして紀の川と
の間に位置する。古くからあった集落
28
●
44
●
2015.12
「若い人たちはみんな外に出て行き、
設立の経緯についてこう話すのは、
発起人の 人でもある副代表理事の宮
お年寄りが増えていることから、居場
が急速に進む中、不安や不便を感じる
治会や多くの団体と手をつなぎながら、
気持ちがあふれるまち」を目標に、自
本佳子さん。その名称には「ほっとな
丘陵地のニュータウンを中心に高齢化
所や相談の窓口をつくれないものか。
地域が一体となった活動を目指したい
最初でした。とはいえ、何をどうして
良いのかわからず、当初は話し合いば
かりで一歩も前に進まなかったのです
そんな「ほっとタウン有功」が、地
域の福祉向上と活性化に向けて取り組
が、当時、和歌山県立医科大学教授の
板倉徹先生に認知症に関する講演を有
んでいる主な活動には、いきいきサロ
つがある。
功小学校でしていただいたのをきっか
人材育成事業の
ン新設・運営事業、友愛訪問活動事業、
月
的にしている。
離〟をモットーに、現在有功地区の
日にNPO法人格を取得し、 きがい、友達づくりのために住民が集
など開催場所は様々。中には、一人暮
小中学校の空き教室、教会、自治会館
「〝 歩 い て 通 え る 距
中でも注目すべきは、いきいきサロ
ン新設・運営事業だ。これは、一人暮
える交流の場を多数設置することを目
日に有志 名の呼びかけにより任意団
体として設立。その後、独立行政法人
か所でサロンが立ち上がり、活動を展
民家の一室で開催するサロンは、
アットホームな雰囲気
らしの高齢者や障がい者らの閉じこも
3
福祉医療機構や和歌山県等の助成金を
いう機運が高まり、2007年
けに、ぜひ、形にして実現をしようと
「歩いて通える距離」をモットーに
居場所を多数設置
数名でそうした話し合いを持ったのが、 という気持ちが込められているそうだ。
地区社会福祉協議会の会長と民生委員
1
開しています。民家の一室やガレージ、
23
新聞紙のカラー面を使ったブローチ作り
12
24
10
得ながら組織と活動の拡充強化を図り、 り、引きこもりを予防し、楽しみやい
年 月
11
19
現在に至っています」
2015.12
●
45
●
10
らしの要介護高齢者の見守りを兼ねて、 手作りの物を作ったり、一品持ち寄り
なくても、自宅を開放することで本人
ならば自らサロンに出向くことができ
あります。いわば逆転の発想で、これ
ンにも広げていくよう努めています」
がいるので、情報を共有して他のサロ
ブローチ作りですが、教えてくれる人
今流行っているのが新聞紙を利用した
で食事会を開いたり、花見をしたり。
が参加できて一緒にサロンの運営にも
当事者の自宅で開催しているサロンも
取り組んでもらえます。しかも、地域
こうした情報交換や相談の場がある
ということは、サロンの主宰者にとっ
住民とのつながりが生まれるので、毎
第
・第
土曜日の同時間帯。月曜日
それぞれのサロンでは種々のプログ
ラムが実施され、「居場所」として機
ながっています」
ンほっと〟も開設しました。〝ほっと〟 うこともあるほど盛況だそう。
コミュニティ・カフェ〝地域交流サロ
「また、家庭で時間をもてあましがち
ても非常に心強いことであろう。
拠点で開かれている
「地域交流サロンほっと」
人程度だが、土曜日
能。既設サロンの継続運営のために、
な団塊世代の男性たちの居場所として、 の手芸やライブの開催日には 〜 人
を行っているほか、各サロンの長所や
り、ギターやフルートに合わせて歌っ
り、体操教室や健康相談会に参加した
ヤガヤ話したり、囲碁や将棋に興じた
では、お茶を飲みながらワイワイ、ガ
事業に参加されるなど、新しい人材発
元気な方は、私たちが実施している各
によって運営していますが、参加者で
講習会を受講した運営スタッフの当番
「コーヒー
の運営関係者による交流会も実施して
杯200円で、喫茶基礎
回はサロン
たり、新しいメニューの手芸に参加し
短所を学ぶために、年に
いる。
たり、老若男女を問わず気軽に集まり、 掘の場としても機能。共生と安心の居
時と
「各サロンには年間計画を提出しても
時から
楽しい時間を過ごしています」
の参加があり、場所が狭くなってしま
20
らっていますが、運営方法は独自性を
か所当たり年間 万円を限度に助成
10
開設は毎週月曜日の
15
2
25
日のいきがいや安心した暮らしにもつ
4
の参加者は平均
2
重んじて、主宰者と参加者とで決定。
10
1
1
でいます」
場所から、新しいご近所づくりが進ん
1
●
46
●
2015.12
広げよう つなげよう 地域助け合い 活動の現場から
支援活動と同時に
ボランティア・リーダーの
育成にも注力
つ目の人材育成事業では、有功地
区内住民の地域福祉に対する関心の高
が必要な独居・夫婦世帯の高齢者を対
育っています。また、地区内の見守り
担い手として、サロンを主宰する人も
揚と、地域内でボランティア・リーダ
食300円で、手作り
象に、週
つ目の友愛訪問活動事業は、住民
相互による助け合い活動で、介護保険
センターなどと連携しながら「ボラン
育成するために、大学や地域包括支援
事業を行っているのですが、その担い
弁当の配食サービスを通した安否確認
〜
人が参加。すでに第
や食事作りなど。口コミにより徐々に
庭の草むしり、生活品の買い物、掃除
修了者の中から地域の助け合い事業の
となりました。成果としては、講座の
ます。和歌山県では福祉有償運送事業
自宅に閉じこもりがちな方も増えてい
日常の買い物や通院にも不便を感じて、
は高台にあり、移動が困難。そのため
たい課題です。丘陵地のニュータウン
「特に、移送サービスは早急に実現し
計画中。
地域福祉拠点「母の家」の運営なども
その他にも、コミュニティ・バスの
運行、誰もが気軽に利用・生活できる
住民全体で夢を共有しながら
住みよいまちづくりを
た」
手グループもこの講座から生まれまし
り、毎回
回のペースで開催してお
ティア・リーダー養成講座」を開催。
で実施している。
2
25
1
20
〜
事業外のちょっとした生活援助の支援
1
「年に
1
を 時間600円の有償ボランティア
回
ーとして具体的活動に参画する人材を
3
「お手伝いの内容は、通院の付き添い、 期を終えて、延べ受講者数は165人
8
見守りを兼ねた配食サービス
周知されるようになり、昨年度のサー
ビス利用は延べ165件、329時間
になりました。住民から初めての利用
要請があるときや、利用内容の見直し
を要するときに、利用者の要望に基づ
いて〝サービス提供計画〟の立案、契
約締結、提供会員との調整等を行うた
めに介護職員経験者のコーディネータ
ーも配置しています」
2015.12
●
47
●
2
1
歌山市ではまだ協議会が立ち上がって
への取り組みが始まっていますが、和
会を提供することができ
が可能となり、外出の機
おらず、足止め状態。そのため現在は、 ます。すでに〝運転協力
者講習会〟を受講したボ
整えているところです」
できるような体制づくりを
が整い次第、いつでも開始
域地域包括支援センター、自治会、行
民生委員・児童委員、地区社会福祉協
「地区内の社会資源を活用しながら、
負を語る宮本さん。
つずつ夢を実現し、いずれは認定
3
をつくっていきたい」と抱
する地域福祉ネットワーク
財力を出し合いながら協力
は知恵を、財力のある人は
す」
っていけるのではないかと思っていま
ければ、しっかりとした団体としてや
NPO法人を目指したい。そこまでい
1
友愛訪問活動の一環としてちょっとし
外出困難者移動支援に使
たお手伝いをさせてもらっていますが、 ランティアもいますし、
移送サービスが実施できれば、自宅と
われるワゴン車の購入の
活動が多岐にわたるにつ
け、財源の確保も課題にな
政、NPO中間組織などと協働しなが
議会、長寿会(老人クラブ)、 第 圏
ってきているが、「力のあ
ら
寄付募集のチラシ
る人は力を、知恵のある人
うなど、準備
呼びかけも行
ために寄付の
病院や商業施設などを直接結んだ送迎
ほっとタウン有功が目指す地域福祉ネットワーク
●
48
●
2015.12
広げよう つなげよう 地域助け合い 活動の現場から
歳)
かすための指導をしてくれる人もいます。そうした地域
資源を活用すれば、活動の幅もグンと広がります。
また、各種団体との連携も大切です。私たちが何かを
やると言えば、自治会では回覧板を回してくれますし、
地区社会福祉協議会の会長はここの代表で、民生委員と
人で、いつも気にかけてくれているなど、
もつながっています。地域包括支援センターのセンター
長は発起人の
皆さんとても協力的。こうした地域の既存団体とネット
ワークを構築し、共通理解に向けた働きかけをすること
それから、拠点の果たす役割も大きい。拠点があれば
いつでも気軽に立ち寄れて、困った事を相談したり、情
は、活動をする上での大きな財産となります。
度にあちこちに迎えに行くな
報交換をすることもできます。拠点を開設・維持するに
宮本 佳子 さん(
目指すは、
協働型の福祉のまちづくり
NPO法人ほっとタウン有功副代表理事
私は有功地区で民生委員・
児童委員を務めており、家で
は主人の両親の介護もしまし
た。特に、義父は認知症を発
どの経験をし、地域での見守りの大切を身を持って痛感
は費用がかかりますが、多少無理してでも拠点をつくっ
症して徘徊を繰り返し、その
しました。そんなこともあって、「ほっとタウン有功」
年ほどこの活動に携わり、気づかされたことがい
ておくと、結束力も高まります。
掛け
目指して、協働型の福祉のまちづくりに取り組んでいき
(ささえあいながら)、お(おもいやりのあるまち)
」を
つは地域資源の豊富さです。地域にはいろいろな技
能や特技を持った方が大勢います。例えば、竹とんぼを
くつかあります。
有功地区においても地域の課題はまだまだ山積みです
が、思いを つにして、「い(いきいきと誰もが)
、さ
の立ち上げに参画したのですが、計画段階から含めて足
74
たいと思います。
1
10
作ったり、昔遊びを教えてくれる人もいれば、趣味を活
2015.12
●
49
●
1
インタビュー
1
津波で流された岩手県大船渡市中心部の跡地に
仮設プレハブが並ぶ「大船渡夢商店街」の会議室で、新
地域支援事業の勉強会が行われた。この主催者がNPO
法人大船渡共生まちづくりの会(以下、共生まちづくり
の会。会長近藤均氏)だ。
既報の通り大船渡市では今年 月にいち早く第 層協
議体が発足し、市の地域包括ケア推進室が中心となって
1
(
頁参照)。 市内の
地区の公民館長など第
層協議
月まで毎月「地域助け合い創出研究会」を開いてきた
4
1
者、さらには一般市民なども参加し、「多様な主体によ
体メンバーでもある地縁組織のリーダーや各種団体関係
11
9
52
日の午後、 る多様な支援」、 とりわけ助け合いの仕組みづくりのあ
22
●
50
●
2015.12
東日本大震災
「地域包括ケアの町」を目指して
東日本大震災から 年半が過ぎ、各被災地では住民たちが、
月)に参加して
月
10
2
当財団が重点地域と定めた地域の最新の動きを報告する。
新地域支援勉強会(
被災地 は 5 度 目 の 秋
周りの山の紅葉が目立つようになった
10
階建て
我がまちを「最後までいきいきと安心して暮らせるまち」にするため主体的に動き出している。
4
地道にこつこつ1周年
NPO法人大船渡共生
まちづくりの会の今
大 船 渡 市
層協議体の立ち上
り方を探ってきた。市としては、これを下地にして下期
には各地域での取り組みを進め、第
「『社会資源』って何ですか?」
層の協議体をつく
らない。例えば『社会資源』。 一般の人へわかりやすく
説明できるような工夫が必要」「第
2
同じ人に役が集中する傾向があるが、分散するには?」
「役所主導にならないようにするには、どうすれば良い
かったのは残念だったが、それでも、参加者の組織とし
今回の参加人数は 名。気仙地区の民生・児童委員大
会と重なったため、民生・児童委員の多くが参加できな
各地で共通に見られるも
の普及にあたって、全国
これらは、どの意見・
質問も、新地域支援事業
か?」
て は、 公 民 館( 自 治 会 )
、 市 民 活 動 支 援 セ ン タ ー、 市
のではないだろうか。そ
そして共生まちづくりの会とバラエティーに富んでいた。 「さわやか福祉財団の資
創造財団、地域婦人団体連絡協議会、商工会議所女性部、 こで次のように答えた。
(地域包括ケア推進室)
、 市社会福祉協議会、共生地域
多様な 主 体
のが、共生まちづくりの会による今回の勉強会の目的だ。 っていくための具体的な方法を知りたい」「地域では、
そこで、参加する市民の立場から、新地域支援の本当
の狙いや助け合いの仕組みづくりの基本を学ぼうという
げを具体化していく予定だ。すでに上期から動き始めて
例えば、今までの地域助け合い創出研究会を踏まえて
いる地域もあるが、新しい試みだけに悩みや課題も多い。 次のような意見・質問が出た。「言葉の意味がよくわか
2
料、例えば『助け合い活
少人数だけに、テーマを第 層協議体づくりに絞って、
動創出ブック』『生活支
身近な関係からの率直な意見交換ができ、市主催の地域
援コーディネーター及び
2015.12
●
51
●
2
助け合い創出研究会とは別の意味の良さがあった。
仮設会議室での勉強会
18
協議体の選出』『さぁ、言おう』などを丁寧に読んでも
に合った答えが出てくる。
るので、そのような方に一役買ってもらうと、より地域
「今回の介護保険制度改正と助け合い」講師・厚
生労働省の服部真治氏。
第2回 6月30日/約80名
「助け合いを主体とする有償ボランティアの現状
やあり方」講師・北上市からNPO等。
第3回 7月13日/約70名
「居場所・生活支援のために必要な地域の拠点と
地域人材の役割」講師・神奈川県平塚市「町内福
祉村」仕掛け人の木村知広氏。
第4回 8月10日/約60名
「助け合い体験ゲームを使って、助け合いを実践
的に学ぶ」講師・阿部かおり氏(さわやかインス
トラクター)
第5回 9月14日/約60名
「大分県臼杵市のまちづくりや地域福祉の面にお
ける市民と行政との協働による取り組み」講師・
石井義恭氏(さわやかインストラクター)
主役は地域、そして地域住民
らうと、すべてに答えがあります。具体的には…」と。
今回の新地域支援事業普及に関しては、手前みそにな
るが、当財団が提供する情報・資料が最適で、地元の勉
強会などで読みこなしてもらうと、その地域に適した答
えが得られる。講師役も、上関優氏(共生まちづくりの
第1回 5月18日/約150名
ここに共生まちづくりの会のような、地域住民組織の
大きな役割がある。当財団からの情報を、地元の事情に
合わせて消化し、吸収し、地元のニーズに合った助け合
い活動へ結び付つけていく活動の主役は、やはり地域の
方々である。今回のような地域主体の勉強会は、そうい
う意味で大変有意義だ。
共生まちづくりの会は、本来、復興まちづくりの目標
として「地域包括ケアのあるまち」の実現を目指すこと
をミッションとしているが、いまや新地域支援事業の普
月にNPOとなって
及と助け合いづくりにも新たな大きなテーマとして意欲
的に取り組んでいる。2014年
年が経過、「地道にこつこつ
年、
年
周年」(堀田力会
長からのメッセージ)の活動を、これからも
3
から
10
1
今回講師に招かれて、心からそう思った。 (丹 直秀)
と続けて、見事な復興まちづくりへと実らせてほしい。
2
1
会事務局長)のように、適任の方がそれぞれの地域にい
地域助け合い創出研究会
●
52
●
2015.12
東日本大震災
ふくしま避難者
交流会開催
5
その後、避難
者同士の交流と
個別相談の時間
となった。避難
元地域ごとに座
るようになって
共催・東京都、さわやか福祉財団)
。 今回の交流会は、
再会に喜び現在
ふるさとの話に
確認し合ったり、
の生活の様子を
名の避難者が参加
58
と、除染活動のおかげで空間線量は徐々に低下傾向にあ
度末の除染完了に向けて各地域の除染を推進しているこ
ついては、廃炉作業に向けての安全対策や、2016年
向けた取り組みの説明があった。原子力発電所や除染に
公営住宅、甲状
個別相談では、
就業相談や復興
た。
見ることができ
福島県避難地域復興局長の伊藤泰夫氏の開会挨拶の後、 花を咲かせたり
福島県避難者支援課長の松本雅昭氏から福島県の復興に
している様子を
した。
実させることを目的として行われ、
避難者の方々の交流を深めること、個別相談の時間を充
いるテーブルで
月 日、ふくしま避難者交流会を東京都有楽町の東
京国際フォーラムホールD で開催した(主催・福島県、 は、久しぶりの
17
ること等の話があった。また、復興公営住宅の整備状況
2015.12
●
53
●
10
や避難されている方々への支援についても説明があった。 腺検査等につい
福島県の復興に向けた取り組みを聞く避難者の方々
県外避難者支援活動
東日本大震災
て、全部で
団体のブースが設置された。全体的に個別
が行われた。福島県からは浪江町石神第一
住宅自治会が参加し、「ふるさと浪江」
「福島音頭」
、 双葉町埼玉自治会は「双葉
音頭」を披露した。会場には、豚汁、浪江
焼きそば等の屋台や各種相談ブースもあり、
460名を超える参加があった。
真の復興に向けて
進んでいきたい。
挨拶をする内堀雅雄知事
人で考えるよりも、みんなで話したほ
1
震災から 年半が経ち避難者の方々の状況は少しずつ
変わりつつある。避難者にとって必要な支援とは何かを
していたように感じる。
ても印象的であった。多くの参加者が笑顔で会場を後に
うが気持ちもすっきりするね」と言ってくれたのが、と
った。やっぱり
りがとう。なつかしい人とたくさん話せてとても楽しか
ある参加者が帰
り際に「今日はあ
真摯に聞いていた。
難者の方々の話を
張っていく」とい
時間はかかるが頑
ステージでは日本民謡やジャズの演奏等
に関する相談ブースには多くの方が訪れていた。
めることを目的としている。
う力強い挨拶をし
気持ちを表すこと、避難者同士の交流を深
途中、内堀雅雄福島県知事も会場に来て、「復興が進
んできていると言われていることもあるが、震災前と比
で出会った様々な人とのつながりに感謝の
た。その後、各テ
ル」が開催された。このイベントは避難先
べるとまだまだやるべきことがあり、積み残した課題も
者と支援者によるふれあいフェスティバ
ーブルを回り、避
相談をする方は少ない状況であったが、原子力損害賠償
15
10月24日、東京都立木場公園で「避難
ある。今後、国、県、各自治体が一緒になって協力して
ふれあいフェスティバル開催
(三浦 寛朗)
見極めながら、今後の支援を考えていきたい。
4
●
54
●
2015.12
私たちも
応援しています
さわやか福祉財団の理念に共鳴し、さわやかパートナーとして
ご支援くださっている法人の皆様の取り組みをご紹介します。
川崎信用金庫
「気仙沼復興応援イベント in かわさき2015」
〜東日本大震災を風化させないように
川崎信用金庫は、教育、文化、スポーツ、環境などさまざまな社会貢献活動
を通じて、地域社会の発展や活性化のお役に立てるよう努めています。当金庫
の社会貢献活動は、地域金融機関として、派手さはないものの地道に長続きさ
せることで、さまざまな形で地域に貢献することを主眼としております。
応援している事業は、作文と絵画のコンクールである「川崎ジュニア文化
賞」、スポーツを通じて子どもたちの育成を目的とする「かわしん杯サッカー
大会」
、障がいを持つ方の作品を展示販売する「ふれあい市場」等です。
他に、協賛した事業が、今年の9月に3日間行われた「気仙沼復興応援イベ
ント in かわさき2015」です。実行委員の方が宮城県気仙沼市に行った際、「地
元の業者の販売機会」を川崎でも行いたいとの思いから、昨年9月に当金庫で
行われました。今年は2回目ということもあり、当金庫の各支店にポスター、
チラシを用意すると共に、マスコミ各社にイベント案内を行うなど、多くの方
に来場を呼びかけました。当日は職員もボランティアにとどまらず、商品購入
など売り上げにも貢献しました。会場には、気仙沼の震災当時の動画の放映や、
当時と現在の模様をパネルで展示するなど震災が風化しないような努力が窺え
ました。実行委員会の企画による音楽コンサート等も開催され、多くのお客様
がお見えになり、復興応援イベントは盛況の内、無事に終了しました。
当金庫では、引き続き今回紹介した事業を含めて、さまざまな社会貢献活動
を行って参ります。
ロビーで行われた
ロビーで行われた
復興応援イベントの物産展の模様 動画の放映とパネル展示
●
55
●
2015.12
屋外で行われた
音楽コンサートの模様
ご支援ありがとうございます。
さわやかパートナーは、本財団の趣旨にご賛同いただき、財政的・精神的にご支援くださる
賛助会員の皆様です。会費は寄付金の一種として大切に活用させていただきます。
新規ご入会の会員の方、会員をご継続いただきました皆様も毎号ご紹介いたします。
また、個別のご寄付をいただきました皆様もご紹介させていただきます。
日財団受付分) ※なお、自動振替の場合等、処理日と財団受付日にずれが出て掲載時期がずれる場合がありますことをご了承ください。
神谷 賢蔵
海来 美鶴
京都府
福岡県
永易 宏朗
愛媛県
山本 博子
徳島県
株式会社システム情報
栄町ボランティア・NPO連絡協議会
NPO法人COCO湘南
北海道
海老原 邦延 高橋 清美
埼玉県
針谷 正紀
天谷 まり子
平山 芳弘
大阪府
橋下 京子
岡本 えり子 公益財団法人生命保険文化センター
さわやかパートナー法人(9件)
真木 伊八郎
初田 隆史
安達 英昭
定永 嘉代子
福島県
須藤 わか
東京都
井関 幸子
千葉県
本谷 喜美子
福沢 千恵子
長野県
堀 美子
広島県
山口県
堀本 唯志
愛知県
大久保 寧繙 伊藤 正宣
山田 淑子
川辺 裕子
尾崎 一枝
神奈川県
安原 法子
高野 利雄
初山 久子
竹下 知道
佐藤 俊子
秋元 紀子
小谷 長博
草野 明子
鹿児島県
新潟県労働金庫
大山 眞人
寺島 正一
石川 正三
件)
千円)
一般社団法人高齢者活躍支援協議会
( 万円)
宇津 岳史(
一般ご寄付(
社会福祉法人矢祭町社会福祉協議会
株式会社日立メディコ
日立キャピタル株式会社
21
5
8
高倉 浩海
NPO法人日産労連NPOセンター
「ゆうらいふ 」
佐藤 実以子 乃田 倫枝
緑川 宏子
鏡 英仁
中島 利郎
登 輝夫
古木 振一
蒔田 加代
宮城県
茨城県
五味 豊二
神部 亜季
川田 有一
林 修 林 美代子
群馬県
3
志村 ヒロ子 唯木 勝彦
荒川 陽子
件)
富山県
山中 一彦
吉野 陽子
(敬称略)(2015年 月 日〜 月
1
さわやかパートナー個人(
仙崎 礼次郎
福井県
31
室崎 希彦
10
58
10
●
56
●
2015.12
髙橋 愛子(
3
万円)
3
万円)
4
,
840円)
東日本大震災支援
藤本 裕一郎(
31
さわやか福祉財団有志(
10
(被災者・被災地復興義援金)
万円)
2
東日本大震災義援金ご寄付(2件)
田中 茂利(
1
万円)
,060,199円
8
匿名希望(
15
■これまでの義援金のご報告
月 日〜201 5 年 月 日 )
合計 7
(2011年
3
一般のご寄付は68頁をご覧ください
復興応援地域通貨
東日本大震災被災者支援のうち、特に、地域通貨を使った復興まちづくり支援に
特定して活用させていただきます(地域通貨義援金)。
実施予定地域:大槌町、釜石市、大船渡市、南三陸町、塩竃市
振込先 口座名義:公益財団法人さわやか福祉財団
郵 便 払 込 00120 - 0 - 764352 ※
みずほ銀行 浜松町支店 普通預金 口座番号1418298
東日本大震災義援金
東日本大震災の復興まちづくりをご支援ください。
主にさわやか福祉財団が重点地域として定める地域が対象となります。
重点地域:大槌町、釜石市、大船渡市、南三陸町、石巻市、塩竃市、山元町、
及び福島県(福島県は現在は主に県外避難者支援を実施)
振込先 口座名義:公益財団法人さわやか福祉財団
郵 便 払 込 00110 - 7 - 709627 ※
三井住友銀行 浜松町支店 普通預金 口座番号7479690
※手数料不要の専用用紙をご用意していますのでお申し出いただければご郵送します。
それ以外のお振り込みは恐れ入りますが、振込手数料のご負担をお願いいたします。
【お願い】銀行振込の場合、お振込の詳細がわかりませんため、当財団発行領収書をご希望の方は、
お手数ですが、振込日、振込銀行名、振込金額と併せてお名前とご住所をご連絡ください。
さわやか福祉財団への寄付は、所得税・法人税等の控除対象となります。
●
57
●
2015.12
2015.12
●
58
●
活動報告 NEWS & にゅーす
ていくことを一緒に考えました。
夜は分科会として2つのテーマに
分かれて議論をしました。 つは主
に介護保険事業に参入しているさわ
やかインストラクターが中心となり、
研究フォーラム理事長)と服部真治
た。中村秀一氏(医療介護福祉政策
した。また、もう
ついて堀田会長の進行で議論をしま
業にどう対応していけば良いか」に
軽度者問題を踏まえ、「介護保険事
去る 月7〜9日にかけて、全国
のさわやかインストラクターのうち
氏(厚生労働省老健局振興課課長補
つの分科会は、
約110名が参加し、ブロック全国
ブロック との 協 働 戦 略 プロジェクト
軽度者問題を視野に入れながら、
新地域支援事業をさらに推進
ブロック全国協働戦略会議開催
1
ホールにて開催しました。
協働戦略会議を東京・両国のKFC
ンストラクターから出される様々な
議論をしました。会場のさわやかイ
定案」について清水理事長と鶴山が
に「助け合い体験ゲームキットの改
理事長の進行で、今後について考え、 く時のツールとしても活用するため
佐)が登壇し堀田力会長と清水肇子
担当して、ワークショップ方式で議
、 スをもらいながら議論を深めました。 論をしました。
今後、各地で担い手養成を進めてい
現在各地で新地域支援事業を強力
に推進していますが、今回は次の介
意見に中村氏、服部氏からアドバイ
に考えられる軽度者問題(要介護
護保険制度改正(2018年)以降
1
う進めていくかを議論しました。
視野に入れながら、各地の動きをど
支援事業に移行されるかどうか)も
子等を紹介してもらい、地域で支え
イギリス、ドイツでの社会参加の様
役)から、デンマーク、オランダ、
センター国際長寿センター上席調査
続いて、「海外の取り組みから」
と題し、大上真一氏(長寿社会開発
続いて、「今後どう進めていけば
通認識を深めました。
現時点における全体状況を話して共
長と清水理事長が新地域支援事業の
2日目は、まず、全体会で前夜の
分科会の様子を共有した後、堀田会
2の人たちについての支援等が地域
1
初日は「軽度者問題について」と
題して参加者全体で討議を行いまし
2015.12
●
59
●
10
さわやか福祉財団活動報告
町の江田佳子氏(佐々町地域包括支
ィスカッションの前に、長崎県佐々
ディスカッションを行いました。デ
つのテーマに分けて紹介し、全体で
ーターである新潟市の佐藤ユリ子氏、 とにどう進めていくか」と、今後の
り」について、生活支援コーディネ
次のテーマは「生活支援コーディ
ネーターの選出と選出後の地域づく
みを紹介してもらい共有しました。
から紹介し、会場からも他の取り組
取り組みについて計画を立てました。
場から出された取り組みと合わせ、
葉ゆり子氏から紹介してもらい、会
法人コミュニティ・サポートセンタ
援センター課長補佐)から佐々町で
北海道函館市の丸藤競氏(さわやか
事長)の仕掛けについて各担当さわ
の新地域支援事業の取り組みとして
インストラクター/函館市地域交流
最終日は、まず全体で、子ども、
障がい者、生活困窮者など他事業と
良いか」と題し、新地域支援事業の
生活支援コーディネーターの選出と
ま ち づ く り セ ン タ ー セ ン タ ー 長 )、
の連携、補助金の出し方、生活支援
ー神戸理事長)、 加藤由紀子氏、稲
地域づくりの取り組みについて紹介
大分県竹田市の高木佳奈枝氏、東京
コーディネーターと協議体の選出と
やかインストラクターと当財団職員
してもらいました。
都武蔵野市の横山美江氏からそれぞ
その後の取り組み方法、寄付等につ
仕掛けについて各地の取り組みを2
最 初 の テ ー マ は「 県 域 で の 仕 掛
け 」 に つ い て で、 秋 田 県( 鶴 山 芳
れの選出や取り組みについて紹介し
いて情報共有をしました。
その後、今までの情報を基に県・
ブロックごとに会議を行い、「県ご
情報を共有しました。
子)
、 静岡県(稲葉ゆり子氏/NP
)。
愛京築統括理事)
、 山形県(加藤由
る様々な取り組みについて、竹下順
次に、「担い手の掘り起こし」と
題し、ワークショップをはじめとす
ネーターや協議体が選出され、その
ながらも、適切に生活支援コーディ
了しました。先の改正を視野に入れ
(関連→P
O法人たすけあい遠州代表理事)
、 てもらい、会場全体で共有しました
福 岡 県・ 佐 賀 県・ 大 分 県・ 沖 縄 県
紀子氏/NPO法人ふれあい天童理
一朗氏(NPO法人たすけ愛京築事
生活支援コーディネーターらと連携
最後に、県ごとの取り組みについ
ての発表を共有して、戦略会議は終
事長)
、 宮崎県(初鹿野聡氏/NP
務局長)、 中村順子氏(認定NPO
(阿部かおり氏/NPO法人たすけ
O法人みんなのくらしターミナル理
4
●
60
●
2015.12
活動報告 NEWS & にゅーす
の地域づくりが全国各地で進み広が
しながら、住民主体による助け合い
情報共有をし、協働で取り組みを進
全国のさわやかインストラクターと
活支援体制整備事業に向けた取り組
を活用し、地域の力を広げつつ、生
その他、前条の目的を実現するた
の促進に関すること
社会参加を通じた生きがいづくり
くりの推進に関すること
地域における支え合いのしくみづ
すること」も加わっています。社協
的な連携の仕組みづくりの推進に関
「生活支援と医療、介護予防の一体
うきは市とうきは市社協との 者
協定には、連携・協力事項として、
極的に協力しています。
域に向けた情報の提供などにも、積
事例紹介等、関係者のみならず、地
た経緯があります。当財団も全国の
ことを念頭に協議し、締結が決まっ
進め、地域の力をさらに広げていく
っていくように、今後も、当財団は、 めていきます。
(鶴山 芳子) みを進めています。この協定におい
ては、こうした取り組みを継続的に
五霞町、うきは市とうきは市社協
包括連携協定を締結
月 日に茨城県五霞町と当財団、
そして、 月 日に福岡県うきは市、
めに必要な事項に関すること
域包括ケアシステムの発展に寄与す
括的な連携の下、相互に協力し、地
うきは市社協と当財団の3者が、包
ものとしています。
向けて、具体的連携事業に取り組む
とし、多様な主体による多様な生
活支援サービス提供の体制づくりに
層の連携を図り、市内での取り組み
かけに新地域支援事業についての一
国で初めてですが、この締結をきっ
ます。 (髙橋 望、長瀬 純治)
がさらに活発に進むことを願ってい
も含めた3者での包括連携協定は全
ることを目的としています。
今回の包括連携協定の締結も、五
霞町と当財団、そして、うきは市、
した。
3者で「包括連携協定」を締結しま
うきは市社会福祉協議会と当財団の
2
五霞町では、これまで町で進めて
きたファシリテーター養成等の事業
3
30
11
協定の主な連携・協力事項は、
2015.12
●
61
●
(1)
(2)
(3)
10
〈2015年
ふれあい推進事業
体制整備協働プロジェクト
北海道での研修会
準備進む
【 月6・ 日】
北海道保健福祉部高齢者支援局高齢者
保健福祉課長の原光宏氏、地域包括ケ
についても確認を行った。
日、石狩総合振興局及び後志総合
振興局管内の市町村を対象に、 月
日に札幌市のホテルエミシア札幌で開
子氏(NPO法人ホームヘルパーノア
部・地域包括ケア推進部)、 澤出桃姫
の長井巻子氏(医療法人社団豊生会本
崎真裕氏、さわやかインストラクター
総務課福祉活動推進担当係長の井上知
近藤香苗氏、札幌市保健福祉局総務部
所長の棟方一夫氏、石狩地区事務所の
道社協の松岡直記氏、同後志地区事務
員会を開催。北海道の渡辺暁氏、北海
日〉
理事長)
、 山本純子氏(NPO法人福
典氏、同局高齢保健福祉部介護保険課
月
催する「生活支援コーディネーターと
協議体に係る研修会 札幌」の実行委
祉NPO支援ネット北海道代表理事)
研修会
福祉本部総務部総務課長の大石純氏と、
氏、山本純子氏、澤出桃姫子氏らが参
さわやかインストラクターの長井巻子
れ開催する研修会についての周知や準
加した。
月の札幌市でそれぞ
オホーツク」の振り返りと
綾氏、北広島市保健福祉部高齢者支援
介護予防担当係長の上田典宏氏、中野
日〜
17
と共に参加した。
月
11
課主査の渡邉篤広氏、札幌市社協地域
in
備状況等の確認を行った。札幌市での
月の苫小牧市、
10
地域福祉課長の松岡直記氏、主査の山
周知と協力依頼、最終的な手続き態勢
会福祉協議会地域福祉部長の富田彰氏、 研修会は規模が大きくなることもあり、 前日の 日午前中の時点では参加申
込者は 名。移動のこともあり、後志
アグループ主任の渡辺暁氏、北海道社
29
月 日に北見市で開催した「生活
支援コーディネーターと協議体に係る
10
7
北海道 日、札幌市のかでる ・
会議室で北海道協議体会議を開催し、
2
31
11
6 29
10
16
in
10
1
9
28
61
さわやか福祉財団活動報告
●
62
●
2015.12
総合振興局管内の市町村の参加が非常
月
を行った。
(丹) 骨子について検討した。次回 月 日
日】
の運営会議で引き続き検討することと
に少ない。今回協力を申し出てくれた 【
全国社会福祉協議会(全社協)で、
「高齢者の生活を支えるネットワーク
実行委員の方々からもアドバイスをも
らい、個別の声かけと共に行政へは振
セミナー」の企画会議等に参加した。
日】
興局を通じて北海道から、市町村社協
月 日】
月
(丹)
【
飯田橋セントラルプラザで開催された。
月
日開催)及び第
福祉サービス団体の役割と課題」(
日開催)の内容等について検討。
社会人地域参加推進プロジェクト
社会参加推進事業
なった。 (加藤)
10
日】
回のうち、最後の
回を完了した。
筆者の出身企業である損害保険会社
の法人専業代理店向け「テレビ会議」
全
この会議では、企業の社会貢献活動と
して「新地域支援事業」に参加するこ
とを呼びかけており、その中では、各
会として提言をまとめる。その提言の
その作成にあたり在宅福祉サービス部
案した。「新地域支援事業」では、地
援事業」に参画していただくことも提
また、東京都社協では「地域福祉推 法人専業代理店の客先である地元の中
進委員会・提言2016」を作成する。 小企業に呼びかけ、一緒に「新地域支
月
12
今後は参加代理店向けに
地域の情報を提供予定
岩手県大船渡市 新地域支援の勉強会
に講師として参加した後、市役所を訪
携・協働)
」(
(丹) ー学習会「困難・複合的な課題を抱え
)
る方や家族への支援(地域資源との連
回コーディネータ 【 月 ・
運営会議では、第
拶。(関連→P
問し、伏木崇人生活福祉部長ほかに挨
東京都社会福祉協議会の在宅福祉サ
ービス部会第 回運営会議が、東京・
ることとなった。 (翁川) 【
に対しては道社協から再度周知をはか
29
30
回情報交換会「再考・住民参加型在宅
2
12
その他
地域の力になってほしい
【 月8日】
回)に出席した。新地域支
生 協「 パ ル シ ス テ ム 東 京 」 の 本 部
(東京・新宿区)での福祉政策評価委
員会(第
2
2
1
28
5
12
15
10
10
10
50
10
22
援での地域の力になってほしいと提案
2015.12
●
63
●
4
10
10
10
さわやか福祉財団活動報告
域密着の事業展開をしている地元の企
現役社員・OB向けにも呼びかけを行
っている。こちらは、個人単位の「市
民の社会的責任」としての参加を呼び
今後は、参加代理店に向けて継続的
に地域の情報を提供するなど、出身企
業と相談して大きな動きにすることを
業の力も重要であることから、「企業
の社会的責任(CSR)
」としての参画
外の社員を対象にした人材育成研
までは民間企業で総務業務と社内
大変うれしく思っています。これ
月から事務局次長として財団
の活動に加わる機会をいただき、
「人は人の役に立つために生まれ
いうことを確信しました。そして
れが自分に大きな喜びとなる」と
は「仕事とは人に役立つこと、そ
上っていたのです。その時から私
して「それが私自身の喜びでもあ
(野島)
可欠な時代となってきていると思量し
ている。 月 日】
年ぶりに行われ、そ
いうテーマで講演をした。今年
月に
の中で「成年後見制度の最新情報」と
者福祉会館で約
後見人研修会」が東京・港区三田障害
事務所主催の「関東地区・ナルク市民
NPO法人ニッポン・アクティブラ
イフ・クラブ(通称・ナルク)の東京
【
市民後見人の役割
地域コミュニティーの中での
市民後見人プロジェクト
修を担当していました。人材育成
てきている」とも思うようになり
すが、研修に参加している社員の
る」という思いを忘れずに、自分
任」と共に「市民の社会的責任」が不
かけている。今や、「企業の社会的責
のぶひさ
目指している。一方、同時並行して、
かとう
を呼びかけたもの。
新職員紹介
初心を忘れずにお役に立ちたい
加藤 信久
研修を自分で企画・運営するよう
ました。この「人の役に立つ」そ
方々の目が輝き、終了後、お礼の
の役割を全うして活動のお役に立
23
私自身の中にも大きな喜びが湧き
になったのは 代の半ば頃からで
言葉を私に投げかけてくれる場面
っていきたいと思っています。
5
に出会いました。ところがその時
1
40
10
11
●
64
●
2015.12
名の市
こともあり、全国で徐々に市民後見人
後見を全国拠点で行う方針が出された
開かれた総会で、ナルクとして、市民
見につながる可能性がある事案も増え
っていて、この活動の中から、任意後
織として、見守り・話し合い活動を行
た、ナルクは、会員同士の助け合い組
民後見人が誕生しているとのこと。ま
ルクの持つノウハウを、地域に出して
後見人の役割」という切り口で、「ナ
も「地域コミュニティーの中での市民
画を表明していて、筆者の講演の中で
の構築)についても、担い手として参
域支援事業」(地域包括ケアシステム
の数が増えてきて、現在、約
てきているとのこと。
ではないけれど、新地域支援事業も助け合いもツーカーといったらいいのにね !
わかるとはさすがだなぁ…とは外野の面々。ツーと言ったらカーと答える
から「アレ送ってくれた?」と。すかさずM氏は「送りました」。 アレで
●ある日の夕方、一日中会議続きでやっと事務作業に戻ったM氏へ理事長
日 時 2016年
月
分
日(火)
5 16
時
50
2
午後 時〜午後
場 所 東京・両国
1
(野島)
いく」ことを要望した。
年度
さわやか福祉財団全国交流フォーラム
73
※詳細は2016年1月号にてご紹介いたします。
2015.12
●
65
●
一方、当財団が推進している「新地
2015
今から楽しみに
しています
ヒデちゃんさん 歳
静岡県
みんなで支え合う地域をつくろう
〜」の開催が決定し、堀田力会長の
歳
ワークも構築することができ、助か
っています。
いい活動は広がります
これからも
注目していきます
山本 洋一さん 山形県
かインストラクターさんからいつも
私たちは仲間で、居場所や助け合
い活動に取り組み中ですが、さわや
き、今から楽しみにしています。
トラクターの木下さち子さんより聞
中で、住民の参加、意識レベルが重
ており、非常にためになった。その
視眼的な考え方の人など)を明示し
さまが、スタートしてから半年との
「 新 し い ふ れ あ い 社 会 実 現 へ の
道」で、今の新地域支援事業のあり
月号冒頭の清水肇子理事長の
適切なアドバイスや支援をいただき
要との言は身につまされた。
●
●
ことを含め、要約され、問題点(近
感謝しています。おかげさまにて、
初めて『さぁ、言おう』を拝読し
67
活動の幅も広がり、各方面にネット
講演があることを、さわやかインス
10
73
月 日に我が町・富士宮市にお
いて、「助け合い活動フォーラム〜
13
●
66
●
2015.12
Tsutomu Hotta
12
『さぁ、言おう』は皆様の声を社会につなげる
問題提起型情報誌です
ぜひ皆様の声をお寄せください
『さぁ、言おう』では、新しい地域支援のあり方や地域の助け合い活
動、地域包括ケアのまちづくりなど、取り上げたテーマに対する読者
の皆様のご意見・ご感想、あるいは普段気になるテーマに基づいた提
言や体験記などを、随時募集しています。
*添付の投稿ハガキや投稿用箋などをどうぞご活用ください。
送付先
〒105 - 0011
東京都港区芝公園2-6-8 日本女子会館7階
公益財団法人さわやか福祉財団
『さぁ、言おう』編集部宛
FAX:03
(5470)
7755 E-mail:[email protected]
●
67
●
2015.12
10
月号。月
年余りの歴史)とのこ
あなたの意見を社会へ生かそう
たが、通巻266号(
回の発行…
●
と、一方、〝新地域支援事業のスタ
●
1
ート〟から半年で、さわやか福祉財
●
団が担っている役割の重要さと、
●
年足らずで全国各地でこれだけ多く
の活動が展開され、その火付け役と
して果たしている貢献ぶりに感激す
る。
北海道の池田町、新潟県の講演会
と研修会、富山県の市町村等セミナ
ー、福岡県福津市の学習会、「北か
ら南から 各地の動き」の中で山形
県朝日町の活動( 市町の合同勉強
会)など、各地で同じような活動・
勉強会が展開され、注目していきた
いと思っている。そして、さわやか
福祉財団の会長があの堀田力氏であ
ることも驚きです。
今、財団はフル回転です
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私たちはふれあいあふれた地域づくりを支援しています
さわやか福祉財団の活動をぜひご支援ください。
『さぁ、言おう』はみんなで新しい社会のあり方を考える問題提起型の情報誌です
■さわやか福祉財団の活動をさわやかパートナーとしてご支援ください。
個 人
年会費
Aコース
法 人
年会費
Aコース
▲
Bコース
▲
『さぁ、言おう』を毎月お手元に
お届けいたします。
さわやかパートナーは、さわやか
福祉財団の理念と活動に共感して
会員としてご支援いただく賛助協
力者の皆さんです。
(1 口)
Bコース
10,000 円
3,000 円
100,000 円
20,000 円
公益財団法人さわやか福祉財団の会費は、特別な特典を付与するもの
ではない賛助会費であり、寄付金の一つの形です。
■寄付金は税金の控除対象となります。
さわやか福祉財団へのご寄付は、所得税、法人税等の控除対象となります(所
得税の寄付控除額の上限は所得の40%−2000円)。
一般ご寄付を
いただく場合の
お振込口座
口座名義:公益財団法人さわやか福祉財団
郵便払込 00120- 9- 668856※
三菱東京UFJ銀行 浜松町支店 普通預金 口座番号3731714
りそな銀行 芝支店 普通預金 口座番号1174297
※手数料不要の専用用紙をご用意していますのでお申し出いただければご郵送します。
*いずれもお問い合わせは、編集部あるいは社会支援促進チームまでお気軽にご連絡
ください。
([email protected])
はり絵・池田げんえい
「贈り物」
編集後記 ●住民主体の助け合い活動を創
出するために、生活支援コーディネーター
と協議体の役割・活動は重要です。選出さ
れ活動している生活支援コーディネーター
の方々の報告を4頁から紹介しました。冒
頭の清水理事長の第2層についての文と併
せてご覧ください。●すでに行われている
地域の素晴らしい住民主体の助け合い活動
はNPO法人ほっとタウン有功(和歌山県)
の取り組みを紹介します(44頁〜)
。
【お詫びと訂正】
本誌11月号に誤りがありましたので、お詫びして
訂正します。
P46コラム内 正しくは「大船渡市(岩手県)
」です。
2015.12
●
68
●
選挙では何十、何百もの公約を掲げるが、
そのすべてに賛同できる選挙民など、
どれだけいよう。
選挙に勝った政党も、
個々の政策推進にあたっては、
謙虚に国民の声に耳を傾けるのが
民主主義の道理である。
国民にも、自ら真剣に考え、その考えを
明確に表明しつづける責任がある。
助け合いを
広げよう!
ひと
りごと
● 神奈川大学名誉教授
アメリカPHP研究所初代代表や英文PHP編集長、
神奈川大学経営学部教授などを歴任。
80年代から「企業市民」を提唱。パソコン歴30
年余、Facebookに日々の感慨を投稿、教え子や
旧友、知人と交流を図っている。
12月号
通巻268号 2015年12月10日発行
(毎月1回10日発行)
表 紙 絵 池田げんえい
イ ラ ス ト 福島康子/細馬一紀
レイアウト 菊池ゆかり
印 刷 所 日本印刷株式会社
編 集 担 当 鈴木裕子
発 行 人 清水 肇子
発 行 元 公益財団法人さわやか福祉財団
〒105 - 0011 東京都港区芝公園2- 6 - 8 日本女子会館 7 階
Tel(03)
5470 - 7751 Fax(03)
5470 - 7755
E-mail [email protected]
http://www.sawayakazaidan.or.jp
Printed in Japan 無断複写・無断転載はご遠慮ください©
12
地域づくりフォーラムに
ぜひ皆さんも
参加してみませんか?
平成 年 月 日発行
︵毎月1回 日発行︶
最後まで住み慣れた地域で、自分らしく、尊厳と
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いきがいを持って暮らしていくために、今こそ、地
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域に目を向け、自分にできることを考え、実行して
通巻
いく好機です。全国各地で、助け合いを広めるため
号
268
発行人 清水肇子
発行元 公益財団法人さわやか福祉財団
東京都港区芝公園2︲6︲8
日本女子会館7階
〒105
-0011
10月20日
北海道函館市で開催
に、住民の皆さん向けのフォーラムを全国のさわや
かインストラクターと一緒に開催しています。
地域づくりフォーラム開催日・場所
12月12日(土)香川県多度津町
1月23日(土) 和歌山県橋本市
12月14日(月)千葉県流山市
1月24日(日) 和歌山県海南市
12月19日(土)福岡県大刀洗町
1月26日(火) 長野県松本市
12月20日(日)福岡県うきは市
2 月 5 日(金) 埼玉県所沢市
2 月12日(金) 福岡県大川市
2016年
1月16日(土)沖縄県本部町
2 月23日(火) 静岡県御前崎市
1月17日(日)沖縄県豊見城市
2 月27日(土) 大阪府泉南市
1月19日(火)静岡県浜松市
3 月 3 日(木) 静岡県掛川市
1月23日(土)岐阜県各務原市
3 月19日(土) 静岡県静岡市
具体的お問い合わせは当財団までお願いします。
→TEL 03(5470)7751
当財団ホームページでも詳細等を紹介しています。
→http://www.sawayakazaidan.or.jp
※確定したものから順にお知らせしています。
※月日・場所・内容等が変更になる場合もあります。
※当財団が協力しているフォーラムも紹介しています。