2015 平成27年8月10日発行(毎月1回10日発行) 通巻264号 さわやかな高齢社会に向けて さわやか福祉財団 故人に感謝して 思恩忌を執り行いました 梅雨が明け、猛暑の7月15∼ 17日の3日間、例年通り思恩忌 を当財団で執り行いました。思 恩忌は、当財団に遺贈のご支援 をお寄せいただいた故人の皆様 に改めて感謝し、そのご遺志を 堀田力会長(手前)と清水肇子理事長 再確認させていただくもので、 毎年東京のお盆時期である7月中旬に行っています。 現在、助け合いを広げるために新地域支援事業に力を入れて取り 組めるのも、当財団の「新しいふれあい社会の創造」の理念にご賛 同いただき、貴重な資産を遺贈してくださった皆様のおかげです。 皆様のご遺志に報いるよう、これからも「新しいふれあい社会の創 造」のために邁進することを誓うと共に、ご遺贈の皆様に感謝をし、 心よりご冥福をお祈りいたします。 2015年8月号 CONTENTS 2 新しいふれあい社会 実現への道 助け合いの基盤づくりがさらに急がれる 2018年度の財政健全化の中間評価 清水 肇子 4 特 集 地域の助け合いに向けての取り組み 生活支援コーディネーターと協議体に係る研修会 in 函館 これからのニーズ調査は 〝何ができるか 〝を問うことが大切 翁川 由希 8 特 集 新しい地域支援のあり方を考えるフォーラム 助け合いを創出するために具体的な事例で研修 髙橋 望、鶴山 芳子、長瀬 純治 16 新地域支援事業 北から南から 各地の動き 研修会、勉強会に向けて 翁川 由希、髙橋 望、丹 直秀、鶴山 芳子、長瀬 純治、森 孝則 32 広げよう つなげよう 地域助け合い 活動の現場から 地域の総合力を活かした生活支援の実践で、 誰もが健やかに暮らせるまちづくりを 認定NPO法人えんがわ(石川県) 東日本大震災 「地域包括ケアの町」を目指して 38 大槌町「居場所」 をテーマに担い手育成研修開催へ 翁川 由希 40 復興応援地域通貨 「あなたの笑顔が私の力になる」 釜石復興応援地域通貨平田どうもの会 事務局長 金野 義男 15 31 新しい地域支援のあり方を考えるフォーラムのお知らせ/ あなたの町のふれあい・助け合い 41 42 復興応援地域通貨への寄付・東日本大震災義援金募集/ ご支援ありがとうございます。 44 55 さわやか福祉財団活動報告/ みんなの広場/投稿募集 56 さわやかパートナー・ 『さぁ、言おう』のご案内/表紙絵から ! 新・ひとりごと 助け合いを広げよう ● 丹 直秀 新しいふれあい社会 実現への道 助け合いの基盤づくりがさらに急がれる 2018年度の財政健全化の中間評価 さわやか福祉財団 理事長 清水 肇子 日(金)の午後、東京・赤坂で経済財政諮問会議に設置されている「政策コメン が一堂に会しての 人ほどの会議である。私も政策コメンテーターの1人として出席した。 テーター委員会」の報告会が行われた。甘利大臣等政府関係者や内閣府の主要官僚、民間識者 去る7月 17 経済財政諮問会議の議論を踏まえて、国は毎年6月に基本方針を決め、各省庁の翌年度の予 算編成が具体的に進んでいく。6月 日に閣議決定があり、安倍総理から「骨太の方針201 50 5」が発表された。2020年度(平成 年度)の財政健全化目標実現に向けて、社会保障の 30 日の会議で甘利大臣からは「経済成長と財政再建の二兎を追う」との発言があった。 主要な改革は2018年度までを集中改革期間としてその取り組みをすすめるとされた。 32 る生活援助サービス・福祉用具貸与等やその他の給付について、給付の見直しや地域支援事業 果たしてこの両立は本当に可能なのか? 日本の歳出は税収の2倍にも膨れ上がっている。 世界のG7の国々のうち日本だけである。次期介護保険制度改革に向けても、「軽度者に対す 17 ● 2 ● 2015.8 への移行を含め検討を行う」(骨太方針より)と、さらなる歳出削減の方向が示された。 今、私たちは、新地域支援事業で新しい地域づくりを進めているが、真の助け合いでできる 限り支える仕組みを今からつくる努力を本当にしていかないと、自治体は住民の日々の暮らし を支え切れない。このことがいかに重要で不可避かを私たちやインストラクターは改めて強力 に認識し、伝えていくことが必要だ。会議では、私は要約すると次の点を発言をした。 経済成長と財政再建の達成は確かに大変難しい課題だが、それもあくまで手段であって目的 は国民の幸せにある、数値目標が達成できても日々の暮らしに不安が増す状況は避けなければ ならず、その難しい課題を解決するには、民間とは企業活動だけでなく民間非営利の役割にも っと注目すべきであること、さらには国民自身が地域づくりに主体的に参加していく仕組みの 支援が強力に求められること、実際に各地でそうした住民・行政一体となった地域づくりがす すんでおり、高齢者や障がい者自身の社会参加を促進することでいきがいが生まれ、本人自身 が元気になり、経済消費活動も好転し、関連社会保障費の削減にもつながること。企業も地域 が疲弊しては企業経営が成り立たなくなるのだから、住民自身の地域活動を様々な形で応援し てほしいこと、等々である。 当財団がこれまで仲間の皆さんと全国各地で活動し、その効果や成果をまさに実感している 立場から発言した。限りある財源で高い効果が生まれる地域力・住民力を生かす施策をぜひ国 は進めていってほしい。そして私たち助け合いを進める側は、大変ではあるけれど、改めてそ の出番がまさに今到来していることを誇りにして進めていこう。 2015.8 ● 3 ● 特集 地域の助け合いに向けての取り組み 生活支援コーディネーターと協議体に係る研修会 函館 文・まとめ/翁川 由希 6月 日に北海道函館市の北海道渡島総合振興局講堂で、北海道、北海道社会福祉協議会、当 財団の 者共催で、「新地域支援事業における助け合い活動推進に係る研修会」(通称 ブロッ これからのニーズ調査は 〝何ができるか〟を問うことが大切 in 8 講演は、具体例をあげて説明 18 1 今回の研修会には、2014年 月に第 層生活支援 コーディネーターを選出し、すでに協議体も設置してい 8 86 参加もあった。 年度 (肩書は研修会当日のものです) 月から生活支援コーディネータ 活支援コーディネーターや協議体を構成するメンバーの 6 るせたな町と、 月に協議体を立ち上げた函館市から、生 4 17 ーを選出し、 15 島総合・檜山振興局管内 の市町村中 市町村から 名が参加した。 ク研修会)後の総合振興局・振興局単位での3番目になる研修会を開催した。今回の研修会は渡 3 30 ● 4 ● 2015.8 会等も生活支援・介護予防サービスの基盤整備事業を活 多くの自治体がすでに取り組んでいる意見交換会や勉強 支援コーディネーターや協議体の位置付けと役割のほか、 生労働省の服部真治氏は、新しい総合事業の解説や生活 「協議体設置の目的と役割 そこから見える生活支援コ ーディネーターのイメージ像とは」と題した講演で、厚 を問うことが大切。〝してもらう側〟から、〝参加する〟 か〟を聞くばかりだったが、これからは〝何ができるか〟 た。その上で、「従来のニーズ調査は〝何をしてほしい 握だけではなく住民の意欲を引き出しているかを解説し の取り組みを例に上げ、いかに住民の中に入りニーズ把 牛町、島根県雲南市、千葉県流山市、神奈川県平塚市で 交換会に端を発するニーズ調査や、同じく北海道の妹背 用することができることについて、具体的な例を示しな 側への転換が求められている」と話した。 今回はグループワークで具体的な協議をする前に、す でに生活支援コーディネーターを選出し協議体での協議 せたな町の取り組み がら説明した。また、新しい包括的支援事業の「標準額」 を超えた場合の取り扱いについても、生活支援コーディ の人件費を確保すること等、「地域の状況に合わせて柔 を行っているせたな町から、保健福祉課に所属し生活支 ネーターを複数配置する場合や圏域を変更する場合、ま 軟に考え、生活支援コーディネーターや協議体の仕事の 援コーディネーターとして活動している中谷洋子氏と沖 層生活支援コーディネーターに専門職を置くため 重みを受け止め、各自治体にはぜひ積極的に取り組んで 崎博子氏が、函館市からは保健福祉部介護保険課管理・ た第 いただきたい」と話した。 取り組みや選定に至る経緯を紹介した。 せたな町では 年に住民参加型意見交換会を担当して いたコーディネーター 名が、昨年度夏から生活支援コ 計画担当の渡辺文子氏が、それぞれの市町での具体的な 堀田力会長は「目指すべき地域像 助け合いの仕組み があるまちづくり」と題した講演の中で、新地域支援事 な制度」と話し、なぜ助け合いが必要なのか、どう広め ーディネーターとして活動をスタートしている(今年度、 業を「助け合いを地域に広めるためにつくられた画期的 たら良いのかということを、せたな町の住民参加型意見 2015.8 ● 5 ● 2 13 3 名になったが、補正予算が組まれ 名になる予定) 。 予算の関係で は 2 月に 8 名 10 月に立ち上げている。 いった方にお願いするのが良いのかを検討し、法人に業 務委託する方法を取った」と説明。公募プロポーザルで 募集し、NPO法人NPOサポートはこだてに委託する ことになった経緯を説明した。 地域への溢れる思いが伝わる発表 住民ニーズと担い手とのマッチングや、地域のことを協 るメンバーについて具体的 を共有し、協議体を構成す いくつかの市町村は合同での協議となったが、市町村 単位を基本としたグループワークでは目指すべき地域像 議する場となっている。中谷氏は協議体での議論を振り る協議体になっている」と話した。 函館市の渡辺文子氏は「 年度 月から生活支援コー ディネーター、協議体選出を計画していたため、準備を 「せたな町生活支援ささえ め、 グ ル ー プ ワ ー ク で は 体構成メンバーの多くがこ 進めてきた」と話し、生活支援コーディネーター選出に あい協議会」での議論であ 函館市の取り組み 当たっては「函館市は大きなまちであり、生活支援コー るかのように、メンバーそ の研修会に参加していたた ディネーターを個人にお願いするのは大変なことだと考 れぞれが自由に発言し、事 4 えていた。多岐にわたる業務をどのような形態で、どう 15 すでに協議体が立ち上が っているせたな町は、協議 な人物像を協議した。 1 返り「せたな町が本当に変わっていくという期待が持て 協議会」と銘打った協議体を今年 をメンバーとして選出し「せたな町生活支援ささえあい 名の候補者の中から、実際に地域で活動している 分野から、住民の生活に密着して活動してくれそうな約 協議体構成員は福祉分野に限定せず、ボランティア団 体、地域の団体、社会教育関係機関、商工建設関係等の 3 40 グループワークの様子 ● 6 ● 2015.8 特 集 地域の助け合いに向けての取り組み 務局の 人がしっかりまとめ、会長が発表という議論の 情報交換会等への参加希望多し アンケートでは協議体のあり方、構成メンバーについ て「協議体はもっと多種多様なメンバーが必要」という 進め方をごく自然に展開していた。 一見ぎこちないやりとりをしているように見えたグル ープワークも、発表ではどのグループからも地域への溢 意見や、「地域包括ケアシステム構築のための様々な情 という感想や、「 年度までの新しい総合事業導入のみ 域づくりのために継続していくことを希望しています」 します。〝制度の移行〟のためではなく、これからの地 報の把握、交流の機会を設置していただけることを期待 れる思いが伝わってきた。 *開会挨拶「研修会の趣旨説明」名久井浩氏(北海道保健福祉部 福祉局高齢者保健福祉課介護運営グループ主査) *講演「協議体設置の目的と役割 そこから見える生活支援コー デ ィ ネ ー タ ー の イ メ ー ジ 像 と は 」 服 部 真 治 氏( 厚 生 労 働 省 老 健 べき地域像 助け合いの仕組みがあるまちづくり」堀田力(さ わやか福祉財団会長) 負担になるのではなく、楽しく意欲的に全員で地域を支 的なビジョンが少し見えてきたと思います。地域住民の ならず、今後の自分たちが担う地域の課題について具体 *演習「目指す地域像を実現させる多様な主体とそれぞれの役割 えられることが理想です。その仕組みづくりの一端を担 の方の参加もあり、各グループの意見も聞ける場となり えれば幸いです」という感想もあった。「実際の協議体 生活支援コーディネーター)/渡辺文子氏(函館市保健福祉部 介護保険課管理・計画担当) 良かった」と、先に取り組んでいる自治体の具体的な話 や、他自治体の話を聞けたことも好評だった。 名分のアンケートを回収し、そのうち 名から、今 後新しい総合事業に関する情報交換や勉強会があった場 38 える」 *市町村ごとのグループワーク「協議体のあり方と取り組みを考 力/発表者・沖崎博子氏、中谷洋子氏(せたな町保健福祉課。 〜 様 々 な 立 場 に お け る 旧 来 型 か ら の 意 識 改 革 〜」 提 案 者・ 堀 田 局 総 務 課・ 介 護 保 険 計 画 課・ 振 興 課 併 任 課 長 補 佐 ) /「 目 指 す 17 合の参加希望があった。 40 *各市町村の計画発表 *総括・服部真治氏/名久井浩氏/堀田力 *閉会挨拶・松岡直記氏(北海道社会福祉協議会地域福祉部地域 福祉課長) 2015.8 ● 7 ● 3 特集 新しい地域支援のあり方を考えるフォーラム 文・まとめ/髙橋 望、鶴山 芳子、長瀬 純治 助け合いを創出するために 具体的な事例で研修 県内市町村の第 層の協議体編成と生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)選出を意識し、 県レベルの研修会として「新しい地域支援のあり方を考えるフォーラム」(総称。以下、新地域支援フ 制づくりに取り組むかを理解することを目的に行った。 ォーラム)を開催した。どの研修会でも具体的なイメージをつかめるようにと様々な仕掛けを行った。 年度生活支援コーディネーター養成研修 ■当日の模様 県内 市町村中、 市町村から220名が参加。新 潟 県 の 本 間 淑 之 氏 は「 協 議 体 と 生 活 支 援 コ ー デ ィ ネ ー 置に向けて研究会などを立ち上げてほしい。市町村へ ターが協働で地域づくりを進めていくことが必要。設 28 新潟県 1 日/新潟市/新潟県自治会館講堂/220名 1 ィネーターと協議体をいかに適切に選び、いかに早く体 30 平成 月 6 県内市町村に向けた生活支援コーディネーター養成研 修会第 弾として、現在もっとも必要な生活支援コーデ ■目的 27 1 ● 8 ● 2015.8 全面的な支援をしていく」等と話 した。堀田力会長は助け合いの意 義や効果、また、志で取り組む助 *グループワーク「協議体設置から生活支援コーディネーター選 出に向けた具体的プロセスについて」進行・鶴山芳子(さわや か福祉財団) くりの醍醐味等を話した。新潟市 聞きながら進める必要性と地域づ ーディネーターのイメージがあまりわからなかったが、 機会があったら参加したいです」「協議体と生活支援コ 「今回の研修で一歩踏み出せました。今後もこのような ■主なアンケートの感想 の佐久間なおみ氏は「2014年 今回のグループワークを通じて具体的なイメージができ け合いの特徴、そして住民の声を 区に生活支援コーディネ 取り組み始めている」等と先駆的に住民の視点に立っ い活動の創出に時間がかかり、協議体の必要性を感じ、 ーターを設置しているが、足りな 合えるシステムができれば良いと思いました」「今後の が、目標やいきがいを持って地元を大切にしつつ、助け きが期待できそう」「子ども、若者、障がい者、高齢者 た」「行政を動かす意見がたくさん出て、今後の成り行 度に全 て地域づくりをしている状況を報告した。 ないと実感させられました」等 今回の研修会は、新潟県、新潟市、さわやか福祉財団 の 者が共催で取り組んだ。協議体につながるメンバー た市町 十日町市、糸魚川市、湯沢町、柏崎市ほか。 ■今後の展開 ■その後、勉強会、情報交換会等をすると名乗りをあげ 方向性について、どんどん具体化していかなければいけ グループワークは大変熱心で活発な議論が行われた。 新潟県が2001年より「地域の茶の間」を県内に 000以上普及していて、助け合いの必要性や理解が 参加者にも浸透しているという背景が感じられた。 いて」堀田力(さわやか福祉財団会長) *基調講演「協議体設置から生活支援コーディネーター選出につ *行政説明・本間淑之氏(新潟県福祉保健部高齢福祉保健課主査) 括ケア推進課課長) *新潟市の取り組み紹介・佐久間なおみ氏(新潟市福祉部地域包 3 2 *肩書はフォーラム当日のものです。 2015.8 ● 9 ● 8 地域でのつながりがしっかりできていてこそ、NPOな いが行われていること、つまり、サービスというよりも りを推進していくには、地縁組織による日常的な助け合 だった。「しかし、住民主体による助け合いの地域づく 的に行政、社協、地域包括支援センター職員がほとんど O等)に参加してもらうように呼びかけをしたが、最終 (行政、社協、地域包括支援センター、地縁組織、NP げていく内容としている。 施の具体的な手法をイメージし、実際の取り組みにつな 向けた活動を想定したグループワークを行うことで、実 協議体の構成員候補者を対象に、目指す地域像の実現に 目的に開催した。この研修では、県内全市町村の第 のあり方について市町村の方針と計画をまとめることを 各自治体の早期取り組みと円滑な実施に向けて、協議体 援コーディネーターを選出することになったことを受け、 日に 者共催で、地縁組織の人たちを 層 どのサービスが生き、誰もが安心して暮らせる地域とな る」という意見が研修会実行委員会メンバーでもある河 月 抜けるような青空の下、県内 市町村のうち、離島 も含み 市町村から参加があった。 沖縄県 域 像 を 具 体 化 す る た め の 地 域 の 課 題 」「 最 終 的 な 協 議 な表情でうなずいたりと、始終、活発な雰囲気の中で グ ル ー プ ワ ー ク は、 身 を 乗 り 出 し て 意 見 を 言 っ た り 、 立ち上がって大きな身振りで熱弁を振るったり、真剣 意見をとりまとめていった。 体 に 含 ま れ る べ き 構 成 員 」 に つ い て そ れ ぞ れ 話 し 合 い、 月 日/浦添市/浦添市社会福祉センター/約180名 12 新地域支援事業において、協議体の編成並びに生活支 ■目的 〜目指す地域像実現に向けた、第1層協議体のあり方を考える〜 第1層 協 議 体 フ ォ ー ラ ム える研修会を実行することになった。 41 午 前 中 に 座 学 を 行 い、 午 後 に は 市 町 村 単 位 で の グ ル ープワークを行った。グループワークでは「目指す地 33 田珪子氏(支え合いのしくみづくりアドバイザー)から 提案され、 3 メーン対象に同じような情報提供とグループワークで考 18 ■当日の模様 1 8 6 ● 10 ● 2015.8 特 集 新しい地域支援のあり方を考えるフォーラム 進められた。 の意識改革〜」阿部かおり氏(NPO法人たすけ愛京築、さわ やかインストラクター) 朗らかなものとなった。幅広 あり、明るい県民性が伝わる じ た 」「 具 体 的 な イ メ ー ジ を 持 つ 良 い き っ か け に な っ 「住民目線で一緒に考えていくことの大切さを改めて感 ■主なアンケートの感想 (市町村プレ協議体体験) *グループワーク「第1層協議体のあり方と取り組みを考える」 い構成員候補者が報告される た」「専門職や相談業務を行っている方が生活支援コー 発表では、「笑い」を入れ て場を盛り上げるグループも 等、取り組みへの気づきと強 ディネーターとなるイメージを持っていたが、適材適所 たい」「実現するために、どう動いたら良いかが見えて い意欲が感じられるフォーラ 最後に沖縄県庁の担当職員 きた」「助け合いの意味をもっと多くの人に知ってもら の人物を活用していきたいと思った」「早急に取り組み 名(介護保険広域連合担当者を含む)から、「県は ムとなった。 一緒に考えていきたい」と挨拶があった。 も、できるだけサポートをしていきたい。 今後も皆と 支援することが仕事であり、これからの活動について ■今後の展開 いたい」「縦割りの壁は厚い。だがくじけない」等 多様な主体とそれぞれの役割〜様々な立場における旧来型から に支援をしていく考えである。 が期待されるところである。当財団も引き続き、積極的 ラムの開催等への要望も出てきており、早期の取り組み うかがえた。各地域での勉強会の立ち上げや市民フォー けられ、取り組み推進に向けて真剣に考えている様子が フォーラム終了後には、今後の具体的な活動方法につ いて、講演者に個別に質問をしている自治体が複数見受 的、仕組み及び養成について〜」服部真治氏(厚生労働省老健 *基調講演「生活支援コーディネーター及び協議体とは〜その目 層生活支援コーディネーターの取り組み」堀田力(さわや 局総務課・介護保険計画課・振興課併任課長補佐)/「図解・ 第 か福祉財団会長) 1 *グループワークに向けた情報共有「目指す地域像を実現させる 2015.8 ● 11 ● 3 群馬県 した様子のグループもあっ ワ ー ク は、 開 始 当 初、 緊 張 月 日/前橋市/ヤマダグリーンドーム前橋/約280名 1 1 福祉協議会、NPO、地縁組織などに声がけをした。前 明 す る な ど、 地 域 の 特 徴 が 発 表 で は、 自 分 の 市 町 村 の特徴を一言添えてから説 伝わる内容となった。 *総括・川部勝一氏、清水肇子 ファシリテーター・長瀬純治 *グループワーク「第1層協議体のあり方と取り組みを考える」 財団) 事長、さわやかインストラクター) 、 長瀬純治(さわやか福祉 の意識改革〜」井上謙一氏(認定NPO法人じゃんけんぽん理 多様な主体とそれぞれの役割〜様々な立場における旧来型から *グループワークに向けた情報共有「目指す地域像を実現させる ー像とは」川部勝一氏(厚生労働省老健局振興課課長補佐)/ 「市町村が目指すべき地域像とは」清水肇子(さわやか福祉財 *基調説明「協議体設置から見えてくる生活支援コーディネータ 新地域支援事業に関して、仕組みは理解しているも のの具体的なイメージが持てないといった相談をよく 団理事長) 「目指す地域像」をキーワードに実施されたグループ りやすかったようだ。 紹介した。地元の事例は親近感もありイメージをつく を通した助け合い活動の考え方と共に、県内の事例を ラクターの井上謙一氏が、これまでの群馬県内の活動 プワークに向けた情報提供として、さわやかインスト 耳にする。この研修会では、この点を考慮し、グルー ■当日の模様 日までにほぼ全ての市町村から申し込みがあった。 な意見交換が展開された。 ス し た 雰 囲 気 の 中、 積 極 的 い声も出るようなリラック たが、時間の経過と共に笑 生活支援の体制整備に係る協議体 体験フォーラム 〜目指す地域像の実現に向けた、第 層協議体のあり方を考える〜 ■目的 29 県レベル研修会として、第 層協議体の構成員を想定 して県内市町村の担当から地域包括支援センター、社会 6 ● 12 ● 2015.8 特 集 新しい地域支援のあり方を考えるフォーラム ■主なアンケートの感想 開催に至るまで 「推進チームふくしま」のメンバーが実行委員となり、 回の協議を重ね準備を進めた。 「今回集まったメンバーを核に、必要に応じて増やして この研修会で新地域支援事業における助け合い活動の 重要性を伝えたいという実行委員の思いがついに実現し いくことで協議体づくりが進めやすくなったと思う」 「協議体編成については地域住民の理解・協力が必要な たといえる。 日も早く、 回 ークはメンバー全員に共通認識ができるので、実際に始 めるときにもいい方法だと思った」「 でも多く、勉強会や研修会等が必要 」等 ■協議体設置や生活支援コーディネーターの選出に向け 開催にあたり、主催者として総合窓口を担当した福 島県保健福祉部高齢福祉課副主査の比佐野加奈子氏か ら 今 回 の 研 修 の 目 的 な ど を 説 明 し た 結 果、 市 町 村 の 各 担当者の協力を得ることができ、県内市町村行政と地 市町村中 市町村の参加と 域包括支援センター、社会福祉協議会関係者を中心に 200名を超え、県内全 なった。 パネルディスカッションでは 人のパネリストが各 地域における活動の効果や課題などについて説明する 56 た勉強会・研究会について具体的な話を希望した方 アンケートの回収164通のうち、 名 福島県 〜生活支援コーディネーターと協議体〜 新地域 支 援 事 業 研 修 会 ■当日の模様 ので、勉強会等地域住民への周知が大切」「グループワ 6 当初、県内全市町村を対象とした県レベル研修会の開 催は難しいのではないかという意見も出ていたが、 ブ ■目的 気づきの多い充実した内容で、その後のグループワー と共に、新地域支援事業における協議体の視点から、 そ の 発 展 性 な ど に つ い て 意 見 を 交 わ し た。 参 加 者 に も 8 3 1 月 日/郡山市/郡山市民文化センター/約200名 59 1 ! 24 クで協議体のイメージづくりに参考になったようだ。 3 ロック研修会に参加した福島県の参加者を中心とした 2015.8 ● 13 ● 7 特 集 新しい地域支援のあり方を考えるフォーラム グループワークは県内のエリアごとに複数の市町村 の合同で行った。「協議体づくりをどのように進めて 課長補佐)/「地域で助け合いを広めるために」清水肇子(さ わやか福祉財団理事長) 方を考える」若松秀樹氏(福島市蓬莱地区「ほうらい福祉まつ *パネルディスカッション「住民主体の取組から、協議体のあり り実行委員会」 )/佐藤和幸氏(いわき市保健福祉部長寿介護課 い く か 」 を メ ー ン テ ー マ に し た が、 そ の 基 礎 と な る 「目指す地域像」をキーワードにした。「推進チーム 介護予防係長)/渡部仁氏(南会津町社会福祉協議会事務局長) 修でありながら、協議体への地縁 ー、社協の関係者が中心となる研 れた。行政、地域包括支援センタ グループワークの後には地域性 を反映した素晴らしい発表が行わ が出されていた。 た勉強会・研究会について具体的な話を希望した方 ■協議体設置や生活支援コーディネーターの選出に向け 重要だとする力強いメッセージが多かったのは印象深い。 ることから始めていくことが大切で、前に進めることが どのアンケートにもぎっしりとメッセージが書かれて いた。特に、勉強会・研究会を通して少しずつでもでき ■主なアンケートの感想 *研修会全体の総括・川部勝一氏、清水肇子 ァシリテーター・長瀬純治(さわやか福祉財団) *グループワーク「協議体づくりをどのように進めていくか」フ 高齢福祉課長)/コーディネーター・清水肇子 /アドバイザー・川部勝一氏、浜津彰宏氏(福島県保健福祉部 ふくしま」の担当メンバーはアドバイザーとして各グ ループを回った。全体的に円滑に進めることができた。 一方、被災地として地域における課題の大きさは否め ない。グループワークでも、その視点から新地域支援 組織の参画の重要性が強調された 事業をどのように進めていくのかについて様々な意見 のが印象深い。 名 で 市 町 村 に も の ぼ っ た。「 推 進 チ ー ム ふ く し ま」ではこれらの市町村との連携を、県庁と共に進めな *基調講演「協議体の設置から見えてく る生活支援コーディネーター像とは」 川部勝一氏(厚生労働省老健局振興課 31 などにも積極的に協力していく予定である。 がら、今後行われる生活支援コーディネーター養成研修 42 ● 14 ● 2015.8 新地域支援事業 助け合い活動を全国に広めよう 新しい地域支援のあり方を考えるフォーラムのお知らせ 昨年度まで助け合い活動を広めるために全国で「新しい地域支援のあり 方を考えるフォーラム」(総称)を開催してきました。 今年度は、新地域支援事業における協議体の編成と生活支援コーディ ネーターの選出に向けた具体的な取り組みをまとめるための研修会や勉強 会、さらには住民向けに社会参加を呼びかけるフォーラム等を開催してい きます。また、当財団が協力するフォーラムや研修会等も紹介します。 月 日 場 所 8月18日(火) 新潟県新潟市 26日(水) 富山県富山市 9 月11日(金) 岐阜県羽島市 月 日 場 所 10 月 3 日(土) 長崎県平戸市 14日(水) 北海道苫小牧市 11 月17日(火) 北海道札幌市 16日(水) 北海道北見市 ※確定したものから順にお知らせしています。変更になる場合もあります。 ※地域によってはフォーラム名は変わる場合があります。 具体的お問い合わせは当財団までお願いします。→ TEL 03(5470)7751 当財団ホームページでも詳細等を紹介しています。 → http://www.sawayakazaidan.or.jp ※内容等は変更になる場合があります。 1 ● 15 ● 2015.8 月 日群馬県で開催。 於・前橋市 月 日新潟県で開催。 於・新潟市 6 6 29 新地域支援事業 北から 南から 各地の動き 文/翁川 由希、髙橋 望、丹 直秀、鶴山 芳子、長瀬 純治、森 孝則 月の十勝市で 月の函館市での研修会担当の丸藤競氏、 月の旭川市での研修会担当の高木悟氏、 氏のほか、 き始めている。「ふれあい・助け合い」を広めるため様々な仕掛け、取り組みを推進している。 支援コーディネーター(地域支え合い推進員)の選出、協議体編成に向けて、各地で具体的に動 地域支援のあり方を考えるフォーラム」(総称。以下、新地域支援フォーラム)後、適切な生活 「新地域支援事業における助け合い活動推進に係る研修会」(通称8ブロック研修会)「新しい 研修会、勉強会に向けて 北海道 研修会後の動き 7 の富田彰部長、松岡直記課長、山崎真裕氏、さわやかイ 氏、後任の渡辺暁氏、北海道社会福祉協議会地域福祉部 札幌市で 月 日に開かれた北海道協議体会議に参加。 参加者は、北海道の原光宏課長、名久井浩氏、斎藤秀哉 況を確認した。岩見沢市での研修会ではグループワーク これから函館市、旭川市、十勝市で開く研修会の準備状 月 日に岩見沢市で開催した「生活支援コーディネ ーターと協議体に係る研修会 岩見沢」の振り返りと、 の研修会担当の伊藤順子氏、鍵政弘子氏。 8 6 の時間が短かったとのアンケートの感想も多く、函館市 4 ンストラクターの長井巻子氏、澤出桃姫子氏、山本純子 6 5 26 in ● 16 ● 2015.8 での研修会以降、グループワークに時間を取るプログラ ム編成にすることを話し合った。 月 日、北斗市のかなで〜るで開かれた「安心・安 全・福祉のまちづくり」(北海道社会福祉協議会主催、 月に、 月の釧路市での研修会をきっかけに、根室 地域ケア研究会と中標津ケアマネジャー連絡会が主催と 北海道・さわやか福祉財団共催)に参加した。 29 支援コーディネーターの選 出について筆者が講演をし た。助け合い活動の事例や 効果を伝え、住民主体の地 域づくりを推進する生活支 援コーディネーターと協議 体の役割を話した。また、 ンストラクターの鍵政弘子氏が 宮城県 (翁川) 月に講演をする予定。 10 県主催のセミナーで当財団の取り組みを説明 さわやかインストラクター 支援サービスがない地域も 多い。各市町村にある社会 福祉協議会が核となり、地 縁組織やNPO、ボランテ ィアら様々な助け合いの地 域づくりを進める仲間と協 働で、新地域支援事業を進 めていってほしい。社協の 役割に大いに期待したいこ とを渡邊氏と伝えた。 いくつかの市町村社協か ら相談に乗ってほしいと依 頼があった。 (鶴山) 月 日に県主催のセミナー「介護予防・日常生活支 援総合事業早期移行推進セミナー」が開催され、さわや イントや協議体設置や生活 なり、行政や関係者を対象とした勉強会を開催する予定。 え合いを実現するためのポ かインストラクターの渡邊典子氏がパネルディスカッシ 局長会議」にて、新たな支 さわやかインストラクターの長井巻子氏が講師を務める。 社会福祉協議会会長・事務 ョンに登壇した。当財団の資料を使い、当財団の理念や 成27(2015)年度市町村 同じく中標津町の全町内会連合婦人部勉強会で「今、助 6月26日、県主催の「平 仕掛け等を中心に話した。 (鶴山) 4 助け合い活動の事例や 効果等を講演 け合いのあるまちづくりを考える」と題し、さわやかイ 2015.8 ● 17 ● 6 8 宮城県 紹介をした。 は、NPO法人による生活 9 宮城県内の市町村の中に 7 の渡邊典子氏が活動事例の 7 秋田県 7 県レベル研修会開催 秋田市で 月 日に、秋田県、LL財団(秋田県長 寿社会振興財団) 、 当財団の 者共催で、県レベル研 3 エルエル 14 市町村148名 市町村のうち 20 23 修会「新地域支援事業市町村等研修会〜住民から信頼 市町村中 25 される生活支援コーディネーターと協議体をどう選ぶ か〜」を開催した。県内 が参加。グループワークに参加した 市町村が協力依頼をアンケートに記入した。 県レベル推進会議「こまち助け合い推進研究会」が 本研修も運営者として協力。終了後、振り返りの会を 行った。今後もこまち助け合い推進研究会、LL財団 と協働で、県内の動きをサポートしていく。 (鶴山) 秋田県内各市町村 具体的に動き出す *秋田市 月に地域包括支援センターに向け、新地 域支援事業の説明と方向性を秋田市が示す。やる気 4 山形県 助け合いによる効果等を講演 6月25日、県内の全市町村職員らが参加した県主催の「市町村生活支援サー ビス担当者会議及び認知症関連市町村連絡会議」にて「生活支援サービス体制の 整備と住民主体の地域づくり」と題して筆者が講演をした。協議体と生活支援コ ーディネーターの役割や助け合いによる効果などを伝えた。生活支援体制整備 事業にいかに早く取り組み始め、いかに適切に協議体や生活支援コーディネータ ーを選び、助け合いある住民主体の地域づくりに取り組んでいくか、「ベストプ ラクティス」「大づかみ方式」「全戸周知方式」など、いくつか先行する自治体 の取り組みを紹介しながら、ポイントを伝えた。助け合いの視点から見るA型 (緩和した基準によるサービス)の考え方についても伝えた。いくつかの市町村 から協力してほしいと依頼があった。 また、県の生活支援コーディネーター養成研修会が7月4日から始まった。第 1 弾の担い手養成研修会が7月4〜5日に、2地区(庄内、最上)で開かれ、そ れぞれ約30名が参加とのこと。8月29日に村山、30日に置賜を予定。さわや かインストラクターが協力している。 (鶴山) 2015.8 ● 18 ● 新地域支援事業│北から 南から│各地の動き 募金会「地域の新たな支えあい基金」の助成事業) 。清水肇子 理事長、さわやかインストラクターの加藤由紀子氏、森が参 加。県内外から延べ約500人が参加した。初日の歓迎行事 では地元の高校生たちが伝統行事で披露する力強い踊りを笑 顔で舞い、大きな拍手がわき起こった。 全体会は市民会館でシンポジウム「新たな支えあいを実現 するために」が開かれ、清水理事長のほか、全国社会福祉 協議会の佐甲学地域福祉部長、市民生委員児童委員協議会の 齊藤浩志会長がパネリストで登壇。NPO法人全国コミュニ 1層協議体の設置、生活支援コーディネーターの先 12〜13日の2日間、山形県村山市で開催された(中央共同 のある地域包括支援センターから協議体構成員を選出 で「地域の新たな支えあい全国サミット in むらやま」が6月 行配置、 で支え合う仕組みを学ぼうと、村山市社会福祉協議会の主催 し、それから生活支援コーディネーターを選出してい 住み慣れた地域で安心して暮らし続けていけるために地域 く。秋には市民向けのフォーラムか研修会を開催する 清水肇子理事長がパネリストで登壇 予定。今後のスケジュール予定は、2016年度に第 山形県村山市 ティライフサポートセンターの池田昌弘理事長がコーディネ て助け合いを広げていきましょう」と呼びかけた。 夜は行政や社協、NPOの関係者らによる交流会が開かれ、 2日目は外出支援や子育て支援など8つのテーマに分かれ た分科会が設けられ、市民会館周辺の複数の会場で催された。 見守り支援のあり方を考える分科会では、県内の3人の発表 者が各自の活動を紹介。NPO法人きらりよしじまネットワ ーク(山形県川西町)の髙橋由和事務局長は、「活動を広げ 続けていくためには若い人の力が重要。友人関係を使って集 めるなど、活動を楽しめる工夫を考えている」と説明。居場 所づくりの分科会で発表した加藤由紀子氏は「参加者みんな 心のまちづくりにつながります」と呼びかけた。 すべての住民が笑顔で暮らし続けていける地域になるよう、 この全国サミットが地域の担い手を掘り起こすきっかけにな ってほしい。 (森) ● 19 ● 2015.8 2 名体制。元 でつくることが大切。居場所を通じて助け合いが広がり、安 17 年度には全地域包括支援センターエリア 新地域支援事業の取り組み状況などについて意見を交わした。 に生活支援コーディネーターの配置を検討中。 「誰もが支え手になることができます。互いの違いを生かし *小坂町 生活支援コーディネーターは ーターを務めた。清水理事長は各地の助け合い活動を紹介し、 員選出に向けての勉強会について打ち合わせ。 月から 12 (鶴山) 回、全戸周知方式で研修会を開くことになっ 9 日に意 市の方々の意識の高さを改めて感 23 答では活発に意見が出され、多摩 月 具体的な提案などもあり、質疑応 地域包括支援センター所長(保健師)と社会福祉協議 月にかけて 方について、田村豊医師会長から 会職員。協議体のメンバーもほとんど見えている、今 た。県内のモデルとして応援していく予定。 60余名が参加。これからの進め 後、適切な選出を進めていく計画とのこと。 茨城県 ンバーを含めて行政、市民など *鹿角市 月に協議体と生活支援コーディネーター選 出に向けた勉強会を開く。その協力依頼を受ける。 五霞町から協議体について問い合わせ わせをした成果もあり、協議体メ *にかほ市 月末に市民向けフォーラムを開催し、そ の後、協議体と生活支援コーディネーター選出に向け 子係長も含めて事前の準備打ち合 た勉強会を協力して行う予定。 「福祉亭」で、多摩市の田島佐知 6 月 日に開催した県レベルの研修会の後、協議体に関 し、五霞町から県庁、茨城県社会福祉協議会に問い合わせ た。6月19日に、地域の居場所 があり、茨城県新地域支援構想会議として、 者が登壇し、担当の三浦も参加し *由利本荘市 月 日に、県レベル研修会に参加した メンバーで打ち合わせを行い進めていく。メンバーか 協議体の学習会」に講師として筆 ら研修会に参加して良かったとの感想。(鶴山) ィネーターの山田裕行氏とさわやかインストラク 4 援・介護予防サービス提供主体等 山形県真室川町 全戸周知方式で研修会開催へ 月 日の県主催の連絡会議終了後、 月に市 民に向けたセミナーを行った真室川町の地域包括 4 28 6月30日に開かれた「生活支 10 4 生活支援・介護予防サービス提 供主体等協議体の学習会で講演 7 ターの加藤由紀子氏と新井智子氏と、協議体構成 東京都多摩市 8 7 支援センター職員の佐藤和夫氏と生活支援コーデ 25 (丹) じた。 6 ● 20 ● 2015.8 新地域支援事業│北から 南から│各地の動き 見交換を実施した。地域の特徴をすべ て前向きに捉えながら、これまで五霞 町が取り組んできた活動を活かしつつ、 体制を整えることができると積極的な 意見が出た。五霞町役場の健康福祉課 高齢者支援グループ主査の笈沼里美氏 からは「わくわくしてきました」と明 るい感想をもらった。 (長瀬) また、午後は構想会議の各メンバー が県内の動きを報告し情報共有した。 26 神奈川県綾瀬市 6 ワールドカフェ形式で意見交換 綾瀬市社会福祉協議会の企画として 月 日に実施された、寺尾南地区情 報交換会・地域福祉リーダー研修会に 日に市内の地区社協の会員を 25 オブザーブ参加した。綾瀬市では、昨 年 月 3 千葉県 介護保険制度改正における新しい地域支援制度推進セミナーに協力 6月6日、千葉市生涯学習センターで、「改正介護保険制度における新しい地 域支援事業推進セミナー」が開催された。このセミナーは、当財団が協力し、千 葉県新地域支援事業推進協議会が主催したもので、この協議会の発足記念として 開催された。この協議会には県内の多様な団体が県レベルの取り組みの基盤とし て参画している。当財団関東ブロック千葉を代表してさわやかインストラクター の國生美南子氏が、また、 8ブロック研修会の参加者によって発足した「たすけ あいチーバくん」には、中戸幹郎氏が構成メンバーに含まれている。 セミナーでは、千葉県高齢者福祉課介護保険制度班班長の木村貴美子氏が、新 地域支援事業の概要と千葉県の取り組みについて基調説明を行った後、日本社会 事業大学社会福祉学部准教授の菱沼幹男氏による講演、加えて流山市健康福祉部 介護支援課課長の早川仁氏が実践報告として流山市の取り組みについて説明した。 会場は県内市町村行政や社会福祉協議 会の関係者をはじめ、NPOや一般の 住民まで広く参加し、約250名の参加 に、関心の高さがうかがえる。千葉県 ではこの推進協議会が県単位の動きを つくりながら、県内各市町村が新地域 支援事業に取り組み、進めていく。 (長瀬) ● 21 ● 2015.8 セミナーの様子 中心にした研修会を開催している。この企画はその研修 会でも紹介されたもので、ワールドカフェ形式で様々な 層協議体の編成を意 (鶴山) 日 に は 市 民 向 け フ ォ ー ラ ム を 予 定。 新潟県 地縁組織を中心にグループワークを行う予定 生活支援コーディネーター養成研修会第 弾は 月 日に決定。新潟市がメーン担当で、新潟県、当財団の 新潟市にある「実家の茶の間」を 月 日に訪問した。 この日は群馬県からの視察もあり、新潟県、新潟市、新 居場所を拠点にした実務研修へ 新潟県新潟市 行う県レベル研修会を開く。 (鶴山) を中心に約200名を対象にしてグループワークなどを 500人規模で午前中に講演を行い、午後から地縁組織 者 共 催 で 開 催。 会 場 は 朱 鷺 メ ッ セ。 一 般 市 民 も 含 め て 3 18 立場の住民が意見交換を行い、第 日に羽島市で開催す 8 識した取り組みといえる。 (長瀬) 岐阜県 県レベル研修会開催へ 月 日に開催された県レベル推進会議の時に県レベ ル研修会を提案したところ、その後、県から生活支援コ 月 ーディネーター養成研修会の一環で、県レベル研修会を 開催したいと連絡があった。 23 が あ っ た。 ( 鶴 山 ) 岐阜県各務原市 1 2 2 11 ることになった。また、可児市、各務原市より協力依頼 9 協議体メンバーに選出される 17 主宰者である河田珪子氏(支え合いのしくみづくりアド 会、市社協をはじめ様々な人が集まるので参加してはと、 潟市の生活支援コーディネーターや新潟県社会福祉協議 22 21 さわやかインストラクターの河合峯氏、武山光伸氏が 協議体メンバーに、 月 日に選出される。来年 月 7 6 6 ● 22 ● 2015.8 新地域支援事業│北から 南から│各地の動き バイザー、当財団評議員)から連絡をもらい参加した。 月 )を開いたが、「住 県内の現状を基に他県の情報も提供した。新潟県は 1日に県レベル研修会(関連→P 換が推進する上でとても有効であることも実感した。 い」という新潟チームの考えを共有した。意見や情報交 ていないでNPOなどが立ち上がってもうまくはいかな り組みがしっかりあってこそのもの。基盤がしっかりし 民主体による助け合いの地域づくりには地縁組織での取 8 新潟市は2014年度に市独自予算で 地区にて第 層生活支援コーディネーターを選出(公募・河田氏)。 生活支援コーディネーターだ けでは大変と協議体構成員選 出に向けて動き出している。 生活支援コーディネーターの 月からこれま 回開いている。今後は居 研修会を今年 で 場所「実家の茶の間」を拠点 にした現場による実務研修会 (鶴山) 6月23日に、柏崎市で協議体選出に向 けた第3回研究会が開催され、さわやか インストラクターの須田貴子氏と参加し た。町内会長らも入れて約30名が参加。 協議体と生活支援コーディネーターの 月に県レベル研修会開催へ 富山県 協議体選出に向けた 第3回研究会で講演 体構成員選出を目指して、「目指す地域 像」と「どんなメンバーが協議体に入っ たら良いか」をテーマにグループワーク を行った。グループワークによりキーに なる人が見えてくる。第4回は8月7日。 8 (鶴山) 月 日に県レベル研修会を開催することが決定。プ ログラムは、堀田力会長の講演のほか、グループワーク 役割について筆者が講演した後に、協議 る予定。情報提供としてパネルディスカッションを行う (平塚市福祉部総務課地域福祉担当課長代理)が登壇す も 行 う。 事 例 報 告 と し て 神 奈 川 県 平 塚 市 の 木 村 知 広 氏 26 6 1 県レベル研修会で新潟市の取り組みを報告 新潟県柏崎市 8 8 4 やモデルづくりを行う予定と のこと。 2015.8 ● 23 ● 4 かどうか、県と検討中。 月 日に訪問し打ち合わせを 17 市町村中 市町村が2015年度に生活支援 月に生活支援コーデ 月に選出して、その後勉強会の計画 に生活支援コーディネーターと協議体構成員の目星がつ いている様子で、 だった。そこで、適切に選出する必要性とそのためのノ ウハウや他市町村の事例を伝え、目指す地域像を考える グループワークを行い、理解を深めて、さらに適切な人 を協議体構成員に入れていくことなどを提案。 (鶴山) 京都府 中央研修に係る第1回意見交換会に参加 さわやかインストラクターの古海りえ子氏、三科晃子 氏 と 共 に、 月 日 に 開 か れ た 京 都 府 主 催 の「 平 成 (2015)年度中央研修に係る第 回意見交換会」に 部「生活支援コーディネーター で適切に協議体と生活支援コーディネーターを選出して 養成研修」、 第 部「総合事業の進め方について」、 第 1 部は昨年度開催した新地域支援フォーラムの関係者も 2 参加者は、亀岡市健康福祉部高齢福祉課いきいき支援 係長の松本久氏、綾部市社会福祉協議会事務局長の山下 協議体設置等について相談 宣和氏、京都府城山北保健所企画調整室副室長の長谷川 加わり、テーマを限定せず意見交換を行った。 3 志賀町から協議体設置等について相談を受ける。すで (鶴山) 参加した。テーマは第 ィネーター養成研修会を企画している。県レベル研修会 体制整備事業に手を挙げている。 石川県は の髙橋望と訪問し、県レベル研修会を改めて提案した。 月 日に石川県長寿社会課の斎籐翼氏を、さわやか インストラクターの吉村久美子氏、中村悦子氏、当財団 県レベル研修会を提案 石川県 す る。 ( 鶴 山 ) 7 いくことの必要性を担当者は気づいていて、上司に相談 するとのこと。 27 11 12 10 17 9 19 石川県志賀町 1 6 7 ● 24 ● 2015.8 新地域支援事業│北から 南から│各地の動き 泰彦氏、同城山南保健所企画調整室医療・高齢担当副室 が兵庫県庁を訪問し、情報交換を行った。新地域支援事 型移行のみで201 年を迎えることにならないよう、今後も情報交換し協 長の畑中博之氏、同乙訓保健所企画調整室の村上重夫氏、 業についての市町村支援について 京都府社会福祉協議会福祉部地域福祉・ボランティア振 興課長事務取扱事務局次長の武田知記氏、北尾尚子氏、 京都市保健福祉局長寿社会部長寿福祉課新総合事業担当 係長の垣内直子氏、京都府健康福祉部高齢者支援課副課 長の古川元史氏、同課介護予防・認定担当副主査の中田 力し合いたいとの確認を行った。 (翁川) 和歌山県 内容等基本的な考え方、必要とされる情報等について意 前提の下、生活支援コーディネーターの選任や研修会の 師 と し て 協 力 す る 予 定。 和 歌 山 県 は 今 回 の 養 成 研 修 を 法」の項目でさわやかインストラクターの市野弘氏が講 和歌山県が 月の終わりから実施予定の生活支援コー デ ィ ネ ー タ ー 養 成 研 修 に お い て、「 サ ー ビ ス 開 発 の 方 当て職でない人選を県が市町村に対して周知 見交換。養成研修の前に、行政や社協、地域包括支援セ 「今後市町村が生活支援コーディネーターを設置するに 賢氏らが参加。京都府の今年度のスケジュールを確認し ンター職員らにしっかりと今回の制度と生活支援コーデ あたり、生活支援コーディネーター候補者や市町村関係 (翁川) ながら、府が生活支援コーディネーター養成研修を行う A ィネーター及び協議体の役割を理解してもらう内容の研 修会を行ってはどうか、との提案が出た。 兵庫県 県と情報交換 さわやかインストラクターの中村順子氏、桑山信子氏 いよう市町村に対して周知している。 いて、研修会に間に合わせた当て職での人選がなされな 役割等について修得いただくことを目的とする」として 職員らに生活支援コーディネーター及び協議体の目的・ 7 また、和歌山市、岩出市では協議体立ち上げのための 勉強会を 月半ばに開催予定。さわやかインストラクタ 7 2015.8 ● 25 ● 7 ーの市野氏、高林稔氏が協力の予定である。 広島県倉敷市 研修会の打ち合わせ 倉敷市保健所会議室で、 月 日に倉敷市で開く研修 会の打ち合わせを 月 日に行った。倉敷市保健福祉局 24 7 27 (翁川) 対象者、内容、市内活動の確認、研修会当日までの流れ、 (翁川) この研修後の方向性等を確認した。 愛媛県 18 新しい総合事業に向けた研修会に参加 月 日に開かれた愛媛県主催の「新しい総合事業に 向けた研修会」にオブザーバー参加した。研修会では、 厚生労働省の服部真治氏の講演と、神奈川県小田原市福 祉健康部高齢介護課主査の小野貴朗氏、新潟県上越市健 6 健康福祉部健康長寿課地域包括ケア推進室主幹の林久雄 氏ら、倉敷市社会福祉協議会地域福祉課の佐賀雅宏氏、 翁川が参加した。今回の研修会の位置付けと目的、参加 6 広島県広島市 新しい地域支援のあり方を 考える研修会で講演 6月27日、広島市安佐南区民 文化センターで「新しい地域支援 のあり方を考える研修会 in 広島」 が開催され、約120名が参加した。 この研修会にはさわやかインスト ラクターの名雪君子氏が実行委員 のメンバーの1人として企画・運 営に参加。当財団が協力。 広島市が新しい総合事業の移行 や協議体編成に向けて準備を進め る中、地域で助け合い活動を実践 している人・団体ができることか ら始めよう、という趣旨で開いた ものである。 当財団常務理事の丹直秀が「地 域で助け合いを広めるために」と いうテーマで講演を行い、次いで 広島市健康福祉局高齢福祉部高齢 福祉課課長補佐の南部克徳氏が介 護保険制度の改正を説明した。後 半は市内で助け合い活動を実践す る団体がそれぞれ活動報告を行っ た。 研修会前日の24日には名雪氏 と共に、登壇者の南部克徳氏、窓 口として調整してくれた平田まり 氏に内容を説明しに行ったが、議 会開期中で南部氏不在のため、平 田氏と確認を行い、今回の研修会 が地域の実践者からの発信である ことを改めて伝えた。 (翁川) 2015.8 ● 26 ● 新地域支援事業│北から 南から│各地の動き 康福祉部高齢者支援課係長の細谷早苗氏が 講義を行った。午後は県内市町から県庁と 講師が質問を受ける形で意見交換会が実施 された。 22 その後、愛媛県の今後の取り組みについ て県庁の浅田翔吾主事に聞いた。 (長瀬) 福岡県吉富町 包括連携協定書を締結 吉富町と当財団が包括連携協定書を締結 するため、現在調整が進んでいて、 月 日に当財団で包括協定調印式が行われる。 協定書の締結をきっかけに、吉富町での協 議体設置や多種多様な生活支援サービス提 供の体制づくりを進めていく考えである。 (髙橋) 7 広島県 新たな地域支援会議にパネリストで登壇 広島県社会福祉協議会が主催、広島県内の市町行政及び市町社協を対象とした 「新たな地域支援会議第1回戦略会議」が6月23日に広島市で開かれ、当財団常 務理事の丹直秀がパネリストとして登壇した。 構成は、文京学院大学准教授の中島修氏が「新たな地域支援事業の進め方〜生 活支援コーディネーター、協議体の役割・機能について〜」と題して社会情勢か ら地域包括ケアを含め今回の新地域支援事業についての説明を行い、パネルディ スカッション、市町村単位の意見交換という内容。 パネルディスカッションでは丹のほか、協議体を受託した三原市社協地域福祉 課の吉岡幸治氏、県社協企画情報部長兼総務部長の新谷恭規氏が登壇し、それぞ れの立場から発言した。丹は、当財団が全国で開いている新地域支援フォーラム 等についても触れながら、当財団がなぜ新地域支援事業にここまで力を入れて取 り組んでいるのかを説明し、さらに岩手県大船渡市、東京都多摩市での取り組み 事例を具体的に示しながら、助け合いの視点を持ち、多様な主体が協力し合うこ とが新地域支援事業を推進する上で重要であることを繰り返し説明した。 全国各地で新地域支援フォーラムを開催しているが、残念ながら広島県では開 催に至っておらず、今後も機会があれば今回のような協力や、市町への協力等を 行いたいと考えている。 (翁川) ● 27 ● 2015.8 18 大分県竹田市 市民向けフォーラム開催 月 日に竹田市で、市民向けに「新しい地域支援の あり方を考えるフォーラム」を開催する。フォーラムで は、竹田市と当財団との包括連携協定書の調印式も同時 に行われる。このフォーラムの構成、及び今後の取り組 7 福岡県 生活支援・介護予防の体制整備に 向けた研修会を開催 6月11日、福岡県で「生活支援・介護予防 の体制整備に向けた研修会〜目指す地域像の 実現に向けた、第1層協議体のあり方を考え る〜」と題して、県内市町村等職員や第1層 協議体の構成員候補者を対象に研修会を開催 した。主催は福岡県、福岡県社会福祉協議会、 当財団九州1ブロック及び当財団で、目指す 地域像の実現に向けた具体的な活動を想定し ながら、最終的な協議体のあり方について市 町村の方針・計画の策定方法等を習得するこ とを目的として行われた。 冒頭に福岡県高齢者地域包括ケア推進課の 橋本千恵係長から挨拶があり、ついで厚生労 みについては、九州 ターが支援している。 1 ブロックのさわやかインストラク 竹田市は高齢化率 %超の市であるが、このフォーラ ムで参加者全員によるグループワークを通して、住民の 役割についての気づきを得て、住民自身の積極的な地域 活動への取り組みへとつながっていくことを期待してい る。 ( 髙 橋 ) 40 働省老健局の服部真治課長補佐及び堀田力会 長の基調講演、さわやかインストラクターの 阿部かおり氏からの協議体設置に向けた情報 提供があった。午後は市町村単位で集まり、 第1層協議体のあり方と取り組みを考えるグ ループワーク、その後、発表を行った。 各グループとも討議・発表に熱が入り、時 間を延長することとなったが、取り組みへの 気づきと意欲が感じられる研修会となった。 (髙橋) グループワークの発表の様子 2015.8 ● 28 ● 新地域支援事業│北から 南から│各地の動き 佐賀県佐賀市 フォーラム兼勉強会開催へ 部では、厚生労働 月 日に佐賀市で新地域支援事業に向けたフォーラ ム兼勉強会を開催する。対象は住民ボランティアや行政 職員、社会福祉協議会職員らで、第 省、さわやかインストラクターの阿部かおり氏が基調講 演を行い、第2部では、県や広域連合、社協を交え、パ ネルディスカッションを行う構成。 このフォーラムで、参加者自身が今後、協議体設置の 大切さに気づき、今後の地域の取り組みの活性化につな げていきたい考えである。 (髙橋) 長崎県 16 り、髙橋望と参加した。県から 月以降に開催する生活 平戸市、小値賀町からも相談があり、県庁担当の田島 怜吾氏と応対した。 (鶴山) 長崎県平戸市 市民向けフォーラム開催へ 月 日に市民向けフォーラムを開くことが決定。堀 田力会長に講演依頼。フォーラムでは、社会参加の呼び 月 名に堀田力会長が講演し、その後、ボランティアの 江田佳子氏の提案。 (鶴山) 集いの皆さんとの意見交換会に参加する予定。佐々町の 約 日に「地域デビュー講座」が開催され、関係者 月に先進地佐々町にて堀田力会長が講演 長崎県佐々町 フォーラム後は協議体構成員選出に向けて勉強会を重 (鶴山) ね る 計 画。 ンケートを取ることにした。 かけと協議体選出に向けての勉強会に参加したいかのア 3 2 月以降に養成研修会 15 県庁にて、生活支援コーディネーター養成研修会等の 検討をしながら事業を推進する会合が 月 〜 日にあ 6 10 10 27 支援コーディネーター養成研修会案が出され議論した。 2015.8 ● 29 ● 10 70 10 1 7 10 新地域支援事業│北から 南から│各地の動き 宮崎県内各市町村 勉強会で中核メンバーが見えてくる さわやかインストラクターの初鹿野聡氏が県内 各市町村に随時入り、勉強会など仕掛けをしてい る。 60 *新富町 定期的な勉強会を継続し、町長に宣言 を出した。その後、町民報告会を行った。勉強 50 会を重ねる中で、中核になるメンバーや生活支 10 援コーディネーター候補が見えてきた。 *五ヶ瀬町 第 回勉強会を開催。 〜 人集ま る。中学生も参加。 年後を考えると今から若 者が入っている必要があるとの意見出る。中核 メンバーも見えてくる。 *西米良村 ワークショップを実施。参加者の中 でキーになる人が見えてきた。 *都農町 住民主体で勉強会をスタートしている。 *宮崎市 市から初鹿野氏に協力依頼あり。 月 (鶴山) に初鹿野氏が講演をし、その 後動き出す計画。 11 1 鹿児島県奄美市 協議体選出に向けたセミナーで講演 奄美市で6月29日に、協議体選出に向けたセミナー第1回「地域支え合い体 制づくりを考える会」が開催され、さわやかインストラクターの齋藤鈴子氏と岡 山隆二氏、当財団の髙橋望と参加した。3月に開いた勉強会やフォーラムに参加 した人を中心に約80名が参加した。 3月の勉強会やフォーラムの振り返りとして、助け合いを中核にした新地域支 援事業についての説明や助け合いの効果、協議体と生活支援コーディネーターの 選び方として「大づかみ方式」の事例などを筆者が紹介した後に、「目指す地域 像」を考えるグループワークを中心に行った。地域の課題や足りない資源を考え ながら、5年後、10年後、どんな地域にしようかを議論した。「隣近所でも声か け合える地域」「わらべから、うっちゅまで"まーじんま"(子どもから高齢者 まで一緒に)」「小さな手助けをしながらつながり合う地域」と、熱く語る地域 の人たち。少子高齢化、人口減少が進むこれから、みんなでつながり助け合う温 かい地域にしたいという声が多かった。 第2回は7月末。奄美市はその後も勉強会を重ね、秋頃には協議体講成員と生 活支援コーディネーターを選出する計画。 (鶴山) 2015.8 ● 30 ● 北海道ブロック 123(19) 全国の在宅福祉サービス団体数 をご紹介しています 合計2785(382) (2015.6.30現在) 団体数(カッコ内はふれ あい切符採用団体数) 九州 1 ブロック 252(13) 中国 ブロック 191 (27) 北陸 ブロック 131 (14) 東北ブロック 138(11) 近畿 ブロック 314(69) 北関東ブロック 232(31) 関東ブロック 585(87) 九州 2 ブロック 147(6) 南関東ブロック 289(38) 四国2 ブロック 34(14) 四国1 ブロック 49(6) 東海ブロック 300(47) 九州 1 ブロック 福岡県 佐賀県 大分県 沖縄県 合計 107( 20( 110( 15( 9) 2) 2) 0) 252(13) (さわやか福祉財団調べ) ● 31 ● 2015.8 広げよう つなげよう 地域助け合い 活動の現場から 地域の総合力を活かした生活支援の実践で、 誰もが健やかに暮らせるまちづくりを 認定NPO法人えんがわ (石川県) っかけとなりました」と話すのは、泉 このような背景の中、「地域の高齢 者の買い物支援に町内会として取り組 社会環境の変化に伴い、多くの課題が噴出している地域社会において、共 助のまちづくりを推進するために、町内会自らが立ち上げたNPO法人えん 台町会長であり、「えんがわ」の代表 でもある中田八郎さん。 んだのが、NPO法人を立ち上げるき がわ。その試みは、新たな地域支援のあり方を考える上での先進的事例とし (取材・文/城石 眞紀子) 「泉台町のある湯野校下は泉台、湯谷、 町から成り、現在約 住んできた中心世代の高齢化が進展。 所を結ぶコミュニティーバスは運行時 本と長く、 車を持っていない高齢者は、スーパー 時間半程度に 間の間隔が になっている。 1 ても、注目されています。 佐野、石子の 000人が暮らしていますが、近隣に れた新興住宅地である。住民は近隣他 地域からの移住者が多く、旧来からの 軒もなく、交通も不便。各 は商店が 5 地縁がない中で、ここ数年、当初移り 4 その対策は、同町にとって重要な課題 1 1 買い物支援から始まった 地域助け合い 石川県の空の玄関口、小松空港から 車で約 分、「えんがわ」が活動する 能美市泉台町は、 年ほど前に造成さ 35 20 ● 32 ● 2015.8 活動拠点は公民館。拠点の確保に苦労しないのは、町内会が設立したNPO法人だからこその 利点(左の写真)。事務所には専従の職員を配置(右の写真) それらを町会組織でやるには限界があ お願いできないかという声が上がり、 行って帰って るということから、活動の幅を広げる マーケットに くるだけで半 移行。毎週火曜日の 時に拠点である 泉台コミュニティーセンターに集まり、 キロほど離れたところにある大型シ という実情が に〝えんがわ〟を設立しました」 の便もある。その他にも、庭の清掃、 物があるため、各々の家まで送ってい ョッピングセンターに送迎。帰りは荷 ありました。 立ち上げに当たっては、「泉台町活 性化委員会」をつくり、住民有志から 草むしり、除雪、墓地の清掃、簡単な 月 これを何とか 様々な意見を出してもらい、目指す方 大工仕事、電球交換なども行っている。 時半出発 してくれない 向性を共有。行政に頼るのではなく、 「活動を担っているのは、地域の元気 名で、 かという住民 自分たちのことは自分たち地域住民で な高齢者です。そうした住民は様々な 名の登録スタッフが助け合 迎を開始。す した買い物送 援する役割を担っている。 政では手の届かない地域福祉を主に支 そんな「えんがわ」では現在、泉台 町のまちづくりに関して、町内会や行 け、それ以外の作業は有償ボランティ アで行っており、利用料金は 時間8 また、利用者の経済的負担を軽減す るために、買い物送迎は無償のまま続 ると今度は、 い事業に従事しています」 現在、約 て組織化することで、人的資源を確保。 人たちですが、彼らを専門家集団とし 企業で様々なスキルを身につけてきた る。利用登録者は の訴えから、 守る共助のまちづくりを推進すること によるボラン ティアで、 人暮らしの高 13 庭の草刈りや 齢者を対象に 28 00円が基本。そのうち、サービス提 人的資源と財政資源の確保で 持続可能なシステムを構築 2011年に ためにNPO法人化を決意。翌年 13 を志した。 日以上かかる 5 町内会の有志 8 設立の契機となった買い物送迎支援 は、助け合い事業として町会事業から 墓掃除なども 2015.8 ● 33 ● 40 1 1 って、これだけでは支出のほうが多く 供者には690円を支払っている。従 ます。協力をお願いするには仕掛けが 企業を回って支援者の拡大を図ってい より、今でも毎日のように能美市内の ことでより寄付が集めやすくなりまし 用されるため、その点をアピールする が、これによって税制の優遇措置が適 口とか、多いところは 口、100口というところもあるので、 た。企業は なってしまうので、賛助会員を募って 歳までの 必要で、私たちは 経営者にターゲットを絞りました。彼 歳から その協賛金を活動費に充当。賛助会員 は、個人が入会金2000円で、法人 人当たりにすると 00円と設定されているが、その数は PO〟というコンセプトに共感してく 〝地域住民組織による共助のためのN なれば、年間380万円の活動費が確 3800円。賛助会員が1000人に 代の親御さんを抱えているので、 年 会 費 の 平 均 は 個人・法人合わせて約500名にも上 りに向けて、さらに活動の幅を広げて こうして確固たる運営基盤を整備し た「えんがわ」では、共助のまちづく 共助のまちづくりに向けて 広がる活動 わ」の大きな強みともなっている。 活かしての秀でた集金力は、「えんが 中田さんが現役時代に培った営業力を 財政面の確保は地域活動を安定して 継続していく上での不可欠な要素だが、 保できる計算になるので、そこまで支 らは 50 れるのです。また、〝えんがわ〟は昨 口10 10 る。 は 万円。年会費はそれぞれ 65 援者を増やすことが当面の目標です」 1 60 月に認定NPO法人になりました 80 年 1 「設立当初はもと 1 空き店舗を活用した 「ふれあい市えんが わ」で買い物支援。 人気商品のベスト3 は、地元の朝採り野 菜、米、失禁パンツ 11 ● 34 ● 2015.8 広げよう つなげよう 地域助け合い 活動の現場から 品 等 を 販 売 す る「 ふ れ あ い 市 え ん が 年 月には、泉台町の中心地にあ る空き店舗を借りて改装し、毎週土日 いる。 者を対象にしたいきいきサロン「居酒 また今年 月からは、地域住民のコ ミュニティー活動として月 回、高齢 施等を考えています」 弁護士等の専門家による相談事業の実 たり、困り事に対応できる行政書士や 日の開店前の午後 台町にある居酒屋〝あぐらや〟の協力 男性が気軽に足を運べるようにと、泉 て集まる機会が少なく、孤立しがちな 2 時半からの 時間 4 人前後が参加。町内の高齢者だけ これによって週 回の買い物支援を町 ないという声に応えて始めたもので、 者の仲間づくりを進めようということ 「この企画は、閉じこもりがちな高齢 ビールを片手に酒の肴をつまみながら でなく、近隣地区からの参加者もおり、 った 歳の女性が突然来なくなったこ 「きっかけは、買い物送迎の利用者だ げた。 的な支援・サービス提供体制も立ち上 さらに、住み慣れた地域で自分らし い暮らしを続けるために、地域の包括 町のナースセンター化を 目指して ています」 動スタッフになってくれる人も出てき 交流を深める中で、〝えんがわ〟の活 回 限定ですが、思った以上に盛況で、毎 2 の午前中に、食料品や日用品、介護用 、第 木曜 わ」を開始。 屋えんがわ」を開催。 を得てスタート。毎月第 「週に 回の買い物送迎だけでは足り 4 で始めたものです。特に、女性に比べ 「居酒屋えんがわ」では、 飲みニケーションで住民間の交流を促進 で提供できるようになりました。地元 生産農家と直接契約し、米や朝採りの 野菜も販売していますが、安くておい しいと大好評。高齢者だけでなく子育 て中の若い人たちも買い物に来て、住 民交流の場としても機能しています。 今後は、このふれあい市を拡充するこ とも検討中です。具体的には、開店日 数を増やして地域の人とのふれあい、 見守り、生活需要の受け止め強化を図 ったり、地域の子どもと高齢者の会話 する場所として手づくり教室を開催し 86 2015.8 ● 35 ● 2 3 15 5 1 5 13 住民同士の助け合う意欲も喚起されて、 と理解を啓発普及。地域住民参加でつ 環が生まれている。 町か とでした。心配になり、訪ねていった 「今後、こうした支援を必要とする住 「今後は、活動地域を湯野校下 くる地域ケアシステムを目指している。 自助の精神を活性化させるという好循 民も増えていくことでしょうから、私 ところ、認知症を発症。統合失調症の 代の息子と 人暮らしで、毎日の買 い物からゴミ捨て、部屋の掃除まで、 町へと広げ、さらには支 した」 ション、隣人らとの協力体制を整えま 保健師やホームヘルパー、看護ステー 者等地域包括ケアチーム〟をつくり、 生委員らと連携して〝湯野校下認知症 介護支援専門員、相談支援専門員、民 わ〟が中心になって人的資源を統合。 状況にありました。そこで、〝えんが 域では暮らしていけない切羽詰まった 町内会に加え、NPO法人えんがわ が設立されたことによってハイブリッ す」 をお願いしているところでもありま に、湯野校下5000人を対象に調査 識科学研究科の白肌邦生准教授チーム ある北陸先端科学技術大学院大学の知 いうことで、現在メンバーの1人でも 態を把握しておく必要があるだろうと います。そのためにもまずは地域の実 ンターのようにしていきたいと考えて になると思っています」 と実践が、これからの地域づくりの鍵 きることは自分たちでやる。その覚悟 行政に頼るのではなく、自分たちでで ことは難しいでしょう。だからこそ、 に合わせて一人ひとりの日常を支える の力には限界があります。個人の事情 の輪を広げていくのが目標です。行政 部づくりも含めて、能美市全体に活動 ら寺井校下 ケアチームでは か月に 回会合を 開き、現在の問題点や今後の課題につ ドな関係が築かれ、町単位の支援力が たちはこの町全体を、病院のナースセ いて、協議、検討。支援目標を共有化 強化。また、町内会ではやりにくかっ 日常生活の支援をしないと、もはや地 4 2 して実践活動をし、問題の解決をはか 18 40 りのコンテンツも充実。それに伴って、 研修会や講演会の場で活動報告を行い、 選択しやすくなったために、地域づく ると共に、活動の検証を重視しながら、 た町外の人々を巻き込むという行動が 1 地域包括ケアシステムづくりの必要性 障がい児に対する 送迎ドライバー派遣 ● 介護用品・防災用品・ 地物食料品の販売 ● 買い物送迎 ● 2 えんがわの主な活動内容 ● お困り事相談受け付け ● 除雪・庭掃除・草刈り ● 体操教室 ● 居酒屋いきいきサロン ● 地域見守りサービス ● 36 ● 2015.8 広げよう つなげよう 地域助け合い 活動の現場から 歳) らとことんやろうと、今日までまちづくりに取り組んで きました。立ち上げた者にはその責任を背負う覚悟が必 要というのが私の持論であり、この際役に立ったのが、 現役時代に培った営業スキルや経営スキルでした。 NPOの運営には人事管理や労務管理、生産管理など 様々な能力が必要であり、それらをトータルでマネジメ ントできる人間がいないとなかなかうまくいきません。 特に人事管理は、一般企業と違って業務命令でできるこ とではなく、あくまでもボランティアが基本ですから、 マネジメントの仕方が難しい。いろいろ人が集まる中か 引き出しながら人づくりをしていくことが、最大のポイ らおのおのの特徴や得意分野をつかみ、それらをうまく いことでした。当初のシステ たく対応できていなかったのです。 もう 歳なので、あと 年だと思っています。それまで にノウハウを共有し、次の世代につなげていくのが使命。 そこで、町会組織を再編し、高齢者や生活弱者を支援 する地域福祉委員会や自主防災防犯委員会など、様々な 問題を想定した新たな組織づくりに着手し、改革を進め 中途半端なことはできない性格なので、以来、やるな して暮らせる町にしていきたいと願っています。 倒を見るという形で新たな絆を深め、年をとっても安心 そうして年寄りが若い人を指導し、若い人が年寄りの面 3 ました。その地域福祉委員会の実働部隊として立ち上げ 72 今後の課題としては、スタッフの増員と事務局強化、 専門スタッフの活用、それから後継者の育成です。私も ントになります。 72 ムを踏襲するばかりで、高齢化などの環境の変化にまっ 中田 八郎 さん( 町内会は時代に即した 組織への脱皮を 認定NPO法人えんがわ代表 泉台町会長 歳で会社を退職し、 私は 年ほど前に泉台町の町会長 年 30 前からほとんど変化していな 驚いたのは、その組織が を引き受けました。就任して 63 たのが、NPO法人えんがわです。 2015.8 ● 37 ● インタビュー 6 シ ー おばちゃん倶楽部、食育 カ フ ェ をテーマにしているCe ‐C afe等、様々な機 関を訪ね、関係者に現状 と今後の展望等について 話を聞いた。 日夕方、新生おおつ ち代表の佐々木亮氏の紹 月 〜 日の 日間、近畿ブロックのさわやかイン ストラクターの中村順子氏、市野弘氏と共に岩手県大槌 福祉課長の徳村正昭氏、 介で、大槌町民生部保健 ● 38 ● 2015.8 東日本大震災 「地域包括ケアの町」を目指して 東日本大震災から 年が過ぎ、各被災地では住民たちが、 ■ 大槌 町 の 現 状 と 展 望 「居場所」をテーマに 担い手育成研修開催へ 当財団が重点地域と定めた地域の最新の動きを報告する。 我がまちを「最後までいきいきと安心して暮らせるまち」にするため主体的に動き出している。 4 町を訪ね、町役場をはじめ住民主体の地域を考える場と 2 長寿課長の森川浩次氏か 3 して生まれたおおつち支え合い協議会、大槌町社会福祉 2 ら、町の新しい総合事業 7 協議会、新生おおつちいきいき農園班、ぐるっと大槌、 2 大 槌 町 嵩上げや建設設備工事中の大槌町 て、協議体の基盤として考えている、また直営地域包括 事業移行の予定で、現在、小地域ケア会議を開催してい の関係等を聞いた。大槌町は2017年度に新しい総合 の取り組み予定や協議体の立ち上げに向けた関係機関と 展開していきたい」という 参加団体を増やし、活動を 体はまだ少なく、これから 「協議会に参加している団 伝わってきた。 強い思いが古澤氏の話から の事業者が参加していて、そのネ 支援センターと連携した見守りネットワーク「おおつち 愛・あいネット」に 要とされる部分でのノウハウの提供や講師の派遣等に協 いこと、また高齢者の社会参加、担い手養成等、今後必 向けた勉強会等協力できることがあれば声をかけてほし 当財団からは、おおつち支え合い協議会等住民主体の 団体が新たに誕生していることを伝えた上で、協議体に イデアをみんなで出し合い話し合った。 議会の今後の事業展開・計画を具体化すべく、意見やア での取り組みを情報提供しながら、おおつち支え合い協 市野氏、翁川から全国各地 夜、おおつち支え合い協 議会の会議に参加。中村氏、 力できることなどを、兵庫県や和歌山県での実際の動き おおつち支え合い協議会の模様 用し、現地で活動する方々が得意分野を活かして講師を 会所等も活用しながら行う予定である。既存の資源を活 日夜のおおつち支え合い協議会の会議に参加する前 に、事務局を担うワーカーズコープ東北復興本部大槌地 務め、円滑に研修会を実施することができるよう協力し 内容を織り交ぜ、地域通貨や地域の中で休眠している集 頃から行う計画をまとめる。この研修は座学と実践的な 9 域福祉事業所を訪問し、所長の古澤光氏からおおつち支 ■ おお つ ち 支 え 合 い 協 議 会 に 参 加 も交えて伝えた。 様々な意見やアイデアが出たが、最終的に「居場所」 をテーマにした支え合い活動の担い手育成研修を、 月 ットワークも活かしていきたいと考えているとのこと。 37 え合い協議会の発足から現在に至るまでの状況を聞いた。 たいと考えている。 (翁川 由希) 2015.8 ● 39 ● 2 の保健福祉部、市民生活部の部課長らと新地域支援事業 について意見交換を行った。平田どうもの会はすでに地 域通貨や居場所の運営を実施している団体として、今後 釜石市の新地域支援事業に寄与できるのではと実感した。 復興通貨「どうも」は 年半以上継続して事業を続け、 会員数も着々と伸びているものの、助け合いの相手や内 容が固定化してしまう課題も浮かび上がってきている。 その対策として、岩手大学の杭田俊之准教授らの提案に より「お願い箱」を設置した。今後はコーディネーター 平田どうもの会の運営は世話人会が主体となって関わ ってきたが、参加する仮設団地も増えてきたので、地域 役の強化を図っていきたいと思っている。 課長をはじめとする来賓の臨席の下、2014年度の決 った。 人会で、今後は会を運営していきたいと思っている。 根付いてほしいと思う。 「あなたの笑顔が私の力になる」…そんな社会が釜石に ると思っている。 復興通貨「どうも」には、助け合いはもちろん、地元 商店の活性化という意味合いがあるが、私はコミュニテ 回 今年度は、釜石復興応援地域通貨(以下、復興通貨) 「どうも」を知るきっかけとして、 「出張どうもカフェ」 テーションの後、映画などの上映を行う。今年度は 翌 日には、さわやか福祉財団の鶴山芳子氏と釜石市 の開催を予定している。 4 4 ィーを円滑に進めるためのツールとしての意味合いもあ 15 事業を進める。内容は、「どうも」の仕組みのプレゼン 算と事業報告、 ごとに地域リーダーを設け、地域リーダーを含めた世話 3 年度の予算と事業計画を承認してもら 6 1 復興応援地域通貨 義男 1 岩手県釜石市の平田どうもの会は 月 日に第 回定 期総会を開催した。釜石市地域づくり推進課の見世健一 事務局長 金野 釜石復興応援地域通貨平田どうもの会 「あなたの笑顔が 私の力になる」 東日本大震災 ● 40 ● 2015.8 東日本大震災支援 復興応援地域通貨への 寄付で応援してください! さわやか福祉財団は現在、「復興応援地域通貨」を 被災地で進めています。ぜひご協力ください。 東日本大震災被災者支援のうち、特に、地域通貨を使った復興まちづくり支援に 特定して活用させていただきます(地域通貨義援金)。 実施予定地域:大槌町、釜石市、大船渡市、南三陸町、塩竃市 振込先 口座名義:公益財団法人さわやか福祉財団 郵 便 払 込 00120 - 0 - 764352 ※ みずほ銀行 浜松町支店 普通預金 口座番号1418298 東日本大震災義援金 東日本大震災の復興まちづくりをご支援ください。 主にさわやか福祉財団が重点地域として定める地域が対象となります。 重点地域:大槌町、釜石市、大船渡市、南三陸町、石巻市、塩竃市、山元町、 及び福島県(福島県は現在は主に県外避難者支援を実施) 振込先 口座名義:公益財団法人さわやか福祉財団 郵 便 払 込 00110 - 7 - 709627 ※ 三井住友銀行 浜松町支店 普通預金 口座番号7479690 ※手数料不要の専用用紙をご用意していますのでお申し出いただければご郵送します。 それ以外のお振り込みは恐れ入りますが、振込手数料のご負担をお願いいたします。 【お願い】銀行振込の場合、お振込の詳細がわかりませんため、当財団発行領収書をご希望の方は、 お手数ですが、振込日、振込銀行名、振込金額と併せてお名前とご住所をご連絡ください。 さわやか福祉財団への寄付は、所得税・法人税等の控除対象となります。 一 般 の ご 寄 付 は 56頁 を ご 覧 く だ さ い ● 41 ● 2015.8 ご支援ありがとうございます。 月 日財団受付分) ※なお、自動振替の場合等、処理日と財団受付日にずれが出て掲載時期がずれる場合がありますことをご了承ください。 さわやかパートナーは、本財団の趣旨にご賛同いただき、財政的・精神的にご支援くださる 賛助会員の皆様です。会費は寄付金の一種として大切に活用させていただきます。 新規ご入会の会員の方、会員をご継続いただきました皆様も毎号ご紹介いたします。 また、個別のご寄付をいただきました皆様もご紹介させていただきます。 (敬称略)(2015年 月 日〜 1 色川 一弥 茨城県 長尾 嘉明 大金 悠子 福島県 佐藤 誼 阿部 良二 山形県 河村 憲二郎 宮城県 小野寺 隆一 岩手県 三浦 稔 杉本 忠三郎 北海道 牛嶋 隆秀 新井 章子 青木 武雄 埼玉県 水上 寛治 高橋 勝美 群馬県 橋本 玲子 菅原 清美 川﨑 京子 岡本 優子 栃木県 丹 文子 丹 協子 関 正樹 鈴木 文雄 大角 令子 千葉県 吉澤 眞 三宅 恭子 浪花 智美 永末 厚二 中神 吉且 丹 直清 竹田 栄司 下川 初江 塩谷 光子 内村 実佳 内村 隆男 鹿野 哲 春日井 充 江見 弘武 梅沢 久子 石坂 澄子 石川 みのり 阿井 壽子 東京都 米山 睦子 吉田 成良 山﨑 正四郎 早木 紀基 羽島 豊 鳥井 昭男 都築 順子 髙梨 健一郎 園川 裕 吉岡 由井子 山谷 恵美子 細淵 富子 保坂 雅宣 藤田 喬 平間 嘉子 林原 満子 橋本 ヒロ子 芳賀 勝子 田河 慶太 高澤 秀明 清水 寿江子 鹿野 真美 佐々木 美智子 小泉 洋子 倉持 喜久子 蒲田 尚史 長谷部 義子 新潟県 渡辺 登 吉田 由依 山口 重之 三輪 順康 濱野 幸廣 浜口 和夫 中川 正雄 後藤 政也 國吉 蓮子 河村 吉之 大石 惠子 安藤 三郎 東 紘 神奈川県 若松 謙二 小山 孝男 大阪府 吉田 作子 松本 匡治 細井 昭 四宮 陽一 京都府 深町 聖子 近藤 康利 加藤 信雄 愛知県 平野 功子 田中 昭彦 静岡県 大沢 健 長野県 吉田 秀一 佐藤 洋子 徳島県 原 三枝子 山口県 林田 弘行 広島県 嘉本 武司 島根県 平田 京子 久保田 秀樹 稲田 礼子 奈良県 藤本 幸延 高橋 威年 今井 幸夫 兵庫県 富田 妙子 河島 綾子 大城 清子 沖縄県 木下 眞理子 熊本県 芳賀 晟寿 角 洋一 岩井 順子 福岡県 濱田 良子 愛媛県 原田 典子 香川県 坂東 恵子 30 関川 和歌子 6 さわやかパートナー個人(115件) 6 ● 42 ● 2015.8 さわやかパートナー法人( 味の素株式会社 東陵総業株式会社 一般社団法人日本遊技関連事業協会 ボランティア・ベンダー協会 (909, 778円) (被災者・被災地復興義援金) 東日本大震災義援金ご寄付(3件) 匿名希望( 件) プライムエステート株式会社 株式会社八洋 三菱重工業株式会社 200円) 匿名希望(11, 万円) 宮崎精鋼株式会社 NPO法人伊勢まごころ 株式会社公文教育研究会 山崎製パン株式会社 30 ■これまでの義援金のご報告 15 永和信用金庫 NPO法人久留米たすけあいの会 NPO法人山びこへるぷ 6 ,934,599円 月 日〜2015年 3 合計 7 (2011年 月 日) NPO法人在宅ヘルパーサービス朋 万円) 千円) 一般ご寄付( 件) 宇津 岳史( 株式会社八洋( ボランティア・ベンダー協会 (461, 137円) 万円) 復興応援地域通貨ご寄付(2件) 米田 俊子( NPO法人 たすけあいの会ふれあいネットまつど 万円) 1 髙橋 大吾(1万円) 加藤 照雄( 支援先指定なし 株式会社丹下都市建築設計 反田海運株式会社 NPO法人地域ケア政策ネットワーク 株式会社東京映画社 7 株式会社ザイマックス NPO法人さわやか岐阜みのじ NPO法人さわやかたすけあい草加 新日鐵住金株式会社 新日鐵住金OB会 株式会社スミセイハーモニー 全国生活協同組合連合会 8 50 2 NPO法人たすけあいほっとライフ小川 NPO法人たすけあいあさひ 4 1 東友会関東支部ボランティア部会 2015.8 ● 43 ● 29 2015.8 ● 44 ● 活動報告 NEWS & にゅーす 平成 年度 決算が承認されました (2014年度) 2014年度決算速報 期末指定正味財産 億4591万9103円 期末一般正味財産 8億4432万0595円 日に評議員 6月2日に理事会、 会を、東京・芝公園のメルパルク東 京で開きました。主な議案は、平成 年度事業報告並びに決算の承認の 件です。 理事会と評議員会それぞれで、ま ず理事長の清水肇子から 年度の取 り組みの成果と総括を行い、併せて 年度の当財団の取り組みの方向性 を説明しました。一昨年後半から、 新地域支援事業の実施に向け、新し い地域支援のあり方を考えるフォー ラム(総称)や研修会を全国各地で 都道府県を8か所に また、全国 分 け、 生 活 支 援 コ ー デ ィ ネ ー タ ー 動きをさらに強力に推し進め、これ け合いでいかに支えるかをテーマに は 回、総参加人数は約1万400 して開催し、これらを合わせた回数 をNPO、地縁組織、一般市民に移 研修会を開催。年度後半からは対象 ター職員などを対象にフォーラム・ 社会福祉協議会、地域包括支援セン となりました。 義を行い、参加者総数は約750名 また実践者の方々を講師に招いた講 かインストラクター及び当財団職員、 アなど7つの項目について、さわや 居場所、地域通貨、有償ボランティ 特に年度前半は、全国各地で自治体、 会長の講演ほか、具体的に地縁活動、 掲げ、厚生労働省担当官及び堀田力 研修会)を開催しました。地域を助 進に係る研修会」(通称8ブロック 域支援事業における助け合い活動推 象に、2日間のプログラムで「新地 (地域支え合い推進員)候補者を対 47 まで本誌でお伝えしているように、 25 いた活動を行ってもらうことを強力 は、しっかり助け合いをベースに置 支援事業を推進していくにあたって の声が寄せられました。 域づくりの重要性を理解した」など きた」「助け合いを基本に置いた地 フォーラム・研修会及び8ブロッ ク研修会とも、「実践的な学びがで 0名となりました。いずれも新地域 に訴える内容としました。 2015.8 ● 45 ● 26 スタートしましたが、 年度はその 26 55 17 26 26 27 さわやか福祉財団活動報告 活動報告 NEWS & にゅーす ことに感謝すると共に、心より御礼 贈という形で残してくださいました 団の理念と活動に共感いただき、遺 いました。大変貴重なご資産を当財 含め、収支の詳細について報告を行 様からの遺贈によるご寄付の内容を 決算についても清水より、新たに 頂戴した故藤原俊雄様、故伊藤和子 でもご覧いただけます。 なお、事業報告並びに決算報告は、 本誌付録及び当財団のホームページ した。 もに全会一致で原案通り承認されま の質疑応答後、理事会・評議員会と 理事会・評議員会ともに活発な意 見と感想をお寄せいただき、これら 申し上げます。 (上田 恵子) 臼杵市と「包括連携協定」を締結 7月1日に大分県臼杵市と当財団 協定の内容は、地域における支え が「包括連携協定」を締結しました。 合いの仕組みづくりの推進に関する 項目に取り組むこととしています。 ◯多様な主体による多様な生活支援 サービス提供の体制づくり ●協議体の創設及び生活支援コー ディネーターの養成並びに相互 の連携調整 ●地縁組織、NPOなどの活用と 相互の連携、ネットワークの強 化 ●多世代の集い・通いの場(居場 所)の普及 ●地域住民・組織のボランティア 活動推進のための仕組みづくり ●支え合い・助け合い活動、協働 に関する啓発(フォーラム・勉 つまでも安心して心豊かに暮らせる 臼杵市と当財団が包括的な連携の 下、相互に協力し「地域の住民がい するために必要な事項に関すること 地域包括ケアシステムの構築を実現 くりの推進に関することをはじめ、 今後はこの連携事項に基づき、双 方の協力によって様々な取り組みを 会貢献として行う機運の醸成 ●高齢者が高齢者の生活支援を社 強会の実施など) 社会」を目指した地域包括ケアシス について連携・協力するもので、当 こと、社会参加を通じたいきがいづ テムの構築に資することを目的とし 面の具体的連携事項として、以下の 展開していきます。 (髙橋 望) ています。 ● 46 ● 2015.8 〈2015年 ふれあい推進事業 体制整備協働プロジェクト 助け合いを広めるため 月 日〜 月 日〉 団からは清水理事長、丹常務理事、鶴 山理事、三浦が参加した。 各地の状況やさわやかインストラク ターそれぞれの考えも聞き、今後も当 財団とさわやかインストラクターが情 報共有をしながら、協力していくこと を改めて確認した。それぞれの地域に の取り組みについて今後の推進に向け 北茨城代表理事)と共に茨城県庁を訪 茨城県 さわやかインストラクターの 髙松志津夫さん(NPO法人ウィラブ 日の研修会の振り返り た意見交換を行った。さわやかインス 月 問した。 た。 と今後の動きについて意見交換を行っ (NPO法人たすけあい大田はせさん 人福祉亭理事長)、 渡辺恵司氏(NP 次アンケートの回収 か福祉ネットたすけあい伊奈)、 当財 事) 、 永末厚二氏(NPO法人さわや みを確認した。 (長瀬) 状況の確認と共に今後の県内の取り組 に向け実施した ず理事長) 、 寺田美惠子氏(NPO法 )、 佐藤悟氏 トラクターの紺野美知江氏(勤労者布 東京都 当財団会議室で、東京におけ 【6月8日】 る生活支援コーディネーター・協議体 った。 (長瀬) 合った活動、取り組みがさらに活発に なっていくことが期待される。(三浦) 【6月3日】 備等、各役割について打ち合わせを行 30 の絵本連絡会わくわく 4 自治体等と連携 月 6 その後の茨城県新地域支援構想会議 では、研修会の後に県から県内市町村 21 【6月1日】 福島県 さわやかインストラクターの 大山重敏さん(NPO法人いわき自立 日の県レベル研修会に関し、 生活センター)と福島県庁を訪問。 月 に実施したパネリストとのヒアリング 1 結果の振り返りと共に流れを確認した。 O 法 人 こ う と う 親 子 セ ン タ ー 代 表 理 その後、推進チームふくしまの会議 に参加。実行委員として開催までの準 2015.8 ● 47 ● 6 7 5 28 2 3 日】 【6月 日】 北海道北見市 さわやかインストラク ターの松實とよ実氏(NPO法人子育 【6月 東北厚生局 宮城県仙台市にある東北 厚生局の宮本真司局長を、清水理事長 てサポートネットる・る・る代表理事)、 合わせと県内市町村の取り組み状況に 秋田県 秋田市にて、こまち助け合い 推進研究会が開催され参加した。 月 と訪問した。健康福祉部の小平鉄雄部 北海道社会福祉協議会網走地区事務所 ついて情報交換をした。 (鶴山) 日】 や課題について話したところ、中村秀 強力に推進するために東北各地の現状 認を行った。 会も踏まえ、研修会に必要な準備の確 に向け、北海道協議体会議、実行委員 した。課長の早川仁氏が、市内の生活 千葉県流山市 千葉県流山市健康福祉 部介護支援課を清水理事長と共に訪問 月に北見市で開催する研修会 【6月 一さん(一般社団法人医療介護福祉政 介された。 地域状況に不案内であるためオホーツ 東北各市町村の現状を報告し、いく つかの地域での提案をもらった。また、 ク総合振興局管内の①斜網②北見③紋 3 も連携しながら、住民主体の地域づく していく地域なども紹介された。今後 生と地域包括ケアのモデルとして推進 を聞いた。宮城県岩沼市はじめ地方創 福島県ではたくさんの課題がある旨話 震災の復興が途中の地域であり、特に 澤功氏、主査の太田克美氏にも挨拶し、 県庁が窓口となり、まとめていた県内 打ち合わせ後、北海道オホーツク総 合振興局保健環境部社会福祉課長の金 た。 参加してもらってはどうかとの話が出 別・遠軽の して、最終的な打ち合わせに参加した。 群馬県 群馬県庁を訪問した。県内さ わやかインストラクターと共に6月 地域から実行委員として 【6月 を行った。 (長瀬) 日】 ーの取り組み方などについて意見交換 策研究フォーラム)から宮本局長を紹 15 7 支援体制整備事業に関わる状況を説明 北見市での研修会は道東 名のさわ やかインストラクターが担当であるが、 してくれた。生活支援コーディネータ 9 日に開催する県レベル研修会の打ち 長と同部健康福祉課の内山徹課長も同 の松野憲司所長、推進員の川内奈津子 7 席。今回、新地域支援事業を推進する 11 氏と、 11 にあたり、住民主体の取り組みをより 【6月8日】 さわやか福祉財団活動報告 16 (翁川) 市町村からの参加申し込み状況を実行 りを推進していきたい。 (鶴山) 今回の研修会への協力を依頼。 日に開催される研修会の実行委員会と 29 3 ● 48 ● 2015.8 代表理事)と共に参加した。 PO法人福祉NPO支援ネット北海道 【6月 日】 グループ編成を確定。加えて研修全体 委員全体で確認し、ワークショップの の流れと共に、実行委員の役割など細 北海道社会福祉協議会地域福祉課長 の松岡直記氏、同渡島地区事務所長の 部について最終的な確認を行った。 広島県 広島県社会福祉協議会主催の 「新たな地域支援会議第 回戦略会 議」にパネリストとして登壇した。ブ 高知県 高知県のさわやかインストラ クターの片岡朝美氏(NPO法人地域 函館市社会福祉協議会事業部長の阿知 保健福祉部介護保険課の渡辺文子氏、 社会福祉課主査の渡邉康子氏、函館市 新地域支援事業でも、多様な主体で担 事業を推進していた頃から縁があり、 の地域福祉専門官として安心生活創造 基調講演を行った中島修氏(文京学 院大学准教授)とは、氏が厚生労働省 ロック担当として翁川も参加した。 サポートの会さわやか高知理事) 、 中 波健一氏らが参加した。 (長瀬) 町田真俊氏、檜山事務所長の藤島一巳 平由起子氏(NPO法人地域支援の会 が 一 致 し た。 県 内 か ら 参 加 し た 職 員 名、行政 しい。(関連→P (社協 もあったとのこと 埼玉県川越市 さわやかインストラク ターの永末厚二氏、清水理事長と共に ) 「生活支援コーディネーターと協議体 で、今後のチラシ 川越市役所を訪問した。福祉部副部長 (丹) 名)の皆さんの、 う体制づくりが必要ということで意見 さわやか四万十)と共に高知県庁を訪 今回初めて当財団の研修会に携わる 人もいたため、研修会の趣旨を確認し 日】 問した。新地域支援事業に関わる県の これからの協議体づくりに活かしてほ 【6月 「市町村の計画発表」と記載されてい 日】 函館」実行委員会が開 への記載方法につ 兼介護保険課長の小高理典氏、福祉部 たことが不参加の理由となった自治体 【6月 かれ、さわやかインストラクターの丸 いても検討項目に 介護保険課副課長の間仁田雅彦氏、福 に係る研修会 藤競氏(函館市地域交流まちづくりセ 挙がった。 (翁川) 北海道函館市 函館市の北海道渡島総 合 振 興 局 会 議 室 に て、 翌 週 に 迫 っ た 6 27 氏、北海道渡島総合振興局保健環境部 1 動きについて聞いた。 (長瀬) た後、当日のスケジュールと進行に伴 う役割分担等確認を行った。チラシに 【6月 日】 23 70 25 ンターセンター長) 、 山本純子氏(N 2015.8 ● 49 ● 19 22 in 日の県レベル研修会 祉部介護保険課認定担当の鍛冶良知氏、 参加。県内のさわやかインストラクタ 活部長の大久保孝信さんの調整で、新 これまでもお世話になっていた市民生 地域づくり推進課長、保健福祉部長、 地域支援事業担当である市民生活部長、 月 地域福祉課長、高齢介護福祉課長、地 ーと共に、 域包括ケア推進本部事務局長らから釜 福祉部高齢者いきがい課主幹の佐藤尚 越市の現状について話を聞いた。今後、 県庁からの呼びかけで参加予定者も2 美氏から、新地域支援事業に関する川 00名を超えた。実行委員となる推進 石市の取り組みを聞けた。新地域支援 方を考える研修会」の講師を務めた。 の対応を確認した。 (長瀬) が急務であることを伝え、そのための 勉強会などの提案と情報提供を行った。 →P ) (鶴山) 強いと感じた。(関連 めていく上で、大変心 いある地域づくりを進 団が住民主体の助け合 組織があることは当財 地元に信頼できる市民 に参加したい」と意欲を見せていた。 助け合いを実践している平田どうも の会の金野事務局長は、「ぜひ協議体 演題は「地域で助け合いを広めるため 「2025年を見据えた地域ケアの基 盤づくり」についての講演があり、地 元で活躍する 名のパネリストの発表 新地域支援事業も と併せ、官、民の協働で創る「助け合 推進 (関連→P 【6月 日】 男事務局長と当財団の髙橋望と訪問。 ) (丹) 岩手県釜石市役所を地元組織「平田 どうもの会」の阿部富雄会長、金野義 参加者は約120名で盛況であった。 【6月4日】 いのある地域」を考える場となった。 4 26 福島県 推進チームふくしまの会議に 40 「被災地支援活動から」 復興支援プロジェクト に関する最終打ち合わせを実施した。 ンを提案することを約束した。 (三浦) チームふくしまのメンバーは、参加者 当財団からフォーラムや研修会のプラ にとって有益なグループワークとなる 日】 事業の取り組み推進のうち、特に協議 【6月 ことが重要だとして、当日のシミュレ 体と生活支援コーディネーターの選出 3 ーションを実施。アドバイザーとして 7 に」 。 市の南部克徳課長補佐からは、 広島県広島市 広島市安佐南区民文化 センターでの「新しい地域支援のあり 27 30 さわやか福祉財団活動報告 ● 50 ● 2015.8 月 その他 日】 月 日に開催した今年度第 回 部での住居に た。 (三浦) 関する講演の概要と補足資料を掲載し 福島ふるさと交流会第 は、 「同行会ニュース」を発行した。今回 日に開催される、当事者団体向 【6月 東 福島県の担当者、東京都の担当者が 集まり、 月に開催予定の福島大交流 会の打ち合わせをした。交流会と個別 東京・千代田区の全国社会福祉協議 会での「高齢者の生活を支えるネット 月 日に予定されてい ワークセミナー企画会議」の作業部会 に参加した。 る企画会議の下打ち合わせをした。 (丹) 生活支援サービスの情報交換会 日】 (三浦) 東京都社会福祉協議会の在宅福祉サ のための交流会にすることを確認した。【6月 相談の時間をしっかりと取り、被災者 1 け の「 避 難 者 支 援 ミ ー テ ィ ン グ 京」の内容について協議した。 年 10 1 「県外避難者支援」 【6月9日】 同日 時から、当財団応接室で、同 行会世話人会を開いた。世話人の矢内 財団の高橋恵理、三浦で、 日に 当財団応接室で、 月 日に開催さ れる「スタンドアップサミット201 今年度は防災教育のセッションを実 施する予定。 (三浦) 【6月 日】 東京・飯田橋セントラルプラザ会議 【6月 日】 室で開かれた「広域避難者支援連絡会 東京」(以下、連絡会)の総会と定 例 会 に 参 加 し た。 総 会 で は、 平 成 (2014)年度事業報告と平成 26 の最終確認を行った。 (三浦) 【6月3日】 開催する福島ふるさと交流会に向けて 月 寿氏、高橋南方司氏、能登春男氏、当 京ビッグサイト事業推進部事業推進第 課の宮内秋生氏、伴海康太氏、福島 県被災者同行会(以下、同行会)世話 13 南方司氏、能登春男氏、当財団の三浦。 福島大交流会は 月に開催予定 人の矢内寿氏(世話人会代表) 、 高橋 6 13 7 」の打ち合わせをした。参加者は東 11 度の予算、事業計画について話し合っ 15 6 8 た。引き続いて行われた定例会では、 2015.8 ● 51 ● 26 27 6 16 11 7 in 16 18 10 5 2 in ービスを考える〜地域包括ケア・自治 社会参加推進事業 体への権限移譲に伴う地域コミュニテ 回情報交換会が、東京 ・飯田橋セントラルプラザで開催され ィのあり方〜」に参加した。 ービス部会第 た。今回の情報交換会は、「住民参加 社会人地域参加推進プロジェクト 型在宅福祉サービス団体と介護予防・ 日、国際高齢者団体連盟(IFA。 本部はカナダ・トロント)の事務局長 ぞれの地域における生活支援サービス 事長の中根裕氏、コーディネーターは 法人全国移動サービスネットワーク理 客課地域交通室長の菅原晃氏、NPO めに来日した。 高齢者への予防接種推進を提言するた ジェーン・バネット氏が厚生労働省に 援体制整備事業についての報告などが 当財団も関わっている多摩市の生活支 課介護予防係長の田島佐知子氏から、 法人ハンディキャ 事例紹介ではNPO法人移動ネット おかやま理事長の横山和廣氏、NPO ス教授の島津淳氏。 接種率が約 インフルエンザワクチン(毎年 関し意見交換をした。日本の現状は、 名が、それ に関する事業について情報交換を行っ 桜美林大学健康福祉学群社会福祉コー あった。参加者は、多摩市の生活支援 ブゆづり葉の杉本 後)、 肺炎球菌ワクチン(昨年 2 年に 回) %前 月か 回)接種率 %(先進諸国は約 議会(高連協)と高齢者の予防接種に 層協議体 依子氏、横浜市大 ら定期接種開始。 ・ の設置スケジュール、構成員の選び方 豆戸地域ケアプラ 10 80 1 %程度で、まだまだ低い状況。 1 50 氏が発表した。 ほしいとの要請。 ぜひ接種率アップのための協力をして (野島) (三浦) IFA側から、健康寿命延伸のため、 が約 5 1 たようだ。 (加藤) ザ地域包括支援セ 【6月 日】 ンターの稲田説子 20 体制整備状況、特に第 について知ることができ、参考になっ 社会福祉協議会を含め約 た。冒頭、多摩市健康福祉部高齢支援 翌 日、新宿・ハイアットリージェ ンシー東京にて高齢社会NGO連携協 3 4 60 内の住民参加型在宅福祉サービス団体、 の川部勝一氏、国土交通省自動車局旅 生活支援サービスの状況」と題し、都 パネルディスカッションのパネリス 【6月3〜4日】 トは厚生労働省老健局振興課課長補佐 1 移動サービスネットワークのシンポ ジウム「これからの外出支援、移動サ 20 さわやか福祉財団活動報告 ● 52 ● 2015.8 【6月 日】 支援事業の勉強会を開催し、講演をし 【6月 日】 認定NPO法人コミュニティ・サポ ートセンター神戸を訪問。さわやかイ 名弱。前半で説明、後 半で質疑・意見交換を行った。活気溢 ンストラクターの中村順子氏から、地 た。参加者は 高連協役員会に出席した。 月 日 開催の内閣府主催・高連協協力の「高 れる意見交換が行われ、ぜひまたやっ 日に開催することとなった。 てほしいとの盛り上がりがあり、 東 京 2015」 齢社会フォーラム (於・東京都千代田区イイノカンファ レンスセンター)の準備。またジェネ 名の レーションズ・ユナイテッド国際会議 (於・ハワイ)では基調講演者 換をした。 (野島) また、企業退職者団体所属の参加者 からの講演依頼を受けた。 (野島) 【6月 日】 「わかやま勤労者マルチライフ推進ネ 問。高畑敬一会長、寺井正治副会長か NPO法人ニッポン・アクティブラ イフ・クラブの大阪のナルク本部を訪 学センター理事長)と一緒に、和歌山 の市野弘氏(NPO法人和歌山保健科 マンであるさわやかインストラクター 団が進めている新地域支援事業での活 ノウハウを持っていることから、当財 退職者団体で地域の支え手として高い という仕組みで全国に広げている企業 換等を行った。 を回り、情報交 関係の市民団体 をした。その後、 域参加の推進へ向けて 月 日に開催 ットワーク」(通称・勤マル)のキー Aからの要請に基づき、今年の秋に、 ら、ナルクの地域包括ケアへの取り組 県庁の各部を回り、勤労者、OBの地 名が決定。さらに、IF ワクチン接種啓発と高齢者の社会参加 み方針等、新しい取り組みや課題につ 日】 新地域支援事業の勉強会 【6月 (野島) 17 啓似子氏の に関するフォーラムを開催する方向で するオープン会議への参加、協力依頼 26 準備することとなった。 (野島) いての説明を聞いた後、意見交換。ナ ルクは会員同士の助け合いを時間預託 うち日本から高連協共同代表の樋口恵 【6月 日】 24 躍も期待している。 (野島) 7 子氏と社会福祉法人江東園施設長の杉 ・仕掛け等の説明を聞いた後、意見交 域支え合いの担い手づくりの取り組み 25 月 31 7 2 高連協談話室(たまり場)で新地域 2015.8 ● 53 ● 7 4 9 in 20 11 18 日】 市民後見人プロジェクト 【6月 東京・四谷での日中NPOセミナー (公益財団法人公益法人協会、日本N POセンター主催)に参加した。日本 の成年後見制度の紹介を公益社団法人 成年後見リーガルサポートの相談役大 貫正男氏が説明した。中国側は任意後 第 回「さわやか剣道広場」は、東 京都港区剣道連盟(岩崎弘理事長)の 半で、市民の手による支え合い活動と 【6月 日】 ティーでの市民後見人の役割」と題し 協力により、無事に楽しく開催できた。 多様な社会参加として「地域コミュニ て、助け合いの中で行う市民後見人の 存在の重要性を伝えた。 (野島) 会場となった港区の麻布慶福苑のお年 寄り約 人が参加して、少年少女剣士 スポーツふれあいプロジェクト さわやか広場 たちの気合の入った掛け声、竹刀の音 が会場いっぱいに響き、凛とした緊張 感がみなぎった。 風船落としゲームでは、本来の無邪 気な姿に戻り、お年寄り も童心に返って楽しく愉 歳に 月まで新地域支援事業の最 快に過ごした。 (長澤) ● 前 線 を 走 っ て い た T 氏。 なったのを機に前線から引くと ています ! いえいえ、これからもサポート期待し 人は「これからは幽霊だからね…」と。 ェ広島から廣永遼太朗、川崎裕大両選 人地域の絆で開催した。サンフレッチ 第 144 回「 サ ッ カ ー さ わ や か 広 場」は、広島県福山市にあるNPO法 【6月 日】 見制度に関心が深く、監督人選任申し サッカー、剣道で 立ての時期についての危うさの指摘等 楽しいひと時 があり、中国側の研究熱心さがうかが えた。 (野島) 市民後見人の役割を講義 日】 が参加した。お年寄りと一緒にすごろ 7月からは馬力を半減させて活動。本 静岡県富士宮市で、民間主催で開か れた「地域支援担い手養成講座」に講 くゲームや、的当てPK合戦を行い、 (長澤) 手、地元のサッカー少年少女選手 師として参加した。カリキュラムの前 楽しいひと時を過ごした。 【6月 21 11 人 80 6 14 60 11 16 半のテーマは「居場所」について。後 18 さわやか福祉財団活動報告 ● 54 ● 2015.8 投稿募集 送付先 ●本誌で取り上げたテーマに対する ご意見・ご感想 ●地域のふれあい活動、ボランティ ア活動などのご紹介 等 行動する者が 地域を変える 下川 孝志さん 北海道 さわやかインストラクターを離れ ていると、よけい『さぁ、言おう』 の来るのが待ち遠しい。地域包括ケ トーに頑張っています。 ! 北海道の心意気 地域づくりに 努めています 歳 『さぁ、言おう』という教科書を手 富山県 せ よ、 最 も 遅 れ て お り 大 切 な の が にしたのは、 年ほど前です。「と 吉岡 すみ子さん 「地域助け合い」である。制度だけ アシステムにせよ新地域支援事業に 79 しさがよくわかる。 福祉財団が取り組んできたことの正 だけでも地域は動かない。さわやか では支え切れないし、ボランティア 当にみんなが安心、安定した毎日を 会 福 祉 協 議 会 会 長 と な り、 今 度 は めてきました。傘寿となって校区社 などを参考にして、地域づくりに努 じこもり老人」「近隣型助け合い」 ! 日本の光は地域に 「新しいふれあい社会づくり」。 本 北海道のさわやかインストラクタ ーは各地域でよく活動されており感 過ごしたいものです。 15 服いたします。苫小牧市での研修会 には参加する予定でおります。 行動する者が地域を変えるをモッ Tsutomu Hotta 2015.8 ● 55 ● 〒105 - 0011 東京都港区芝公園 2 - 6 - 8 日本女子会館7階 公益財団法人さわやか福祉財団 『さぁ、言おう』編集部宛 FAX : 03 (5470)7755 E-mail:[email protected] 『さぁ、言おう』は皆様の声を社会 につなげる問題提起型情報誌です。 ぜひ皆様の声をお寄せください。 私たちはふれあいあふれた地域づくりを支援しています さわやか福祉財団の活動をぜひご支援ください。 『さぁ、言おう』はみんなで新しい社会のあり方を考える問題提起型の情報誌です ■さわやか福祉財団の活動をさわやかパートナーとしてご支援ください。 個 人 年会費 Aコース 法 人 年会費 Aコース ▲ Bコース ▲ 『さぁ、言おう』を毎月お手元に お届けいたします。 さわやかパートナーは、さわやか 福祉財団の理念と活動に共感して 会員としてご支援いただく賛助協 力者の皆さんです。 (1 口) Bコース 10,000 円 3,000 円 100,000 円 20,000 円 公益財団法人さわやか福祉財団の会費は、特別な特典を付与するもの ではない賛助会費であり、寄付金の一つの形です。 ■寄付金は税金の控除対象となります。 さわやか福祉財団へのご寄付は、所得税、法人税等の控除対象となります(所 得税の寄付控除額の上限は所得の40%−2000円)。 一般ご寄付を いただく場合の お振込口座 口座名義:公益財団法人さわやか福祉財団 郵便払込 00120- 9- 668856※ 三菱東京UFJ銀行 浜松町支店 普通預金 口座番号3731714 りそな銀行 芝支店 普通預金 口座番号1174297 ※手数料不要の専用用紙をご用意していますのでお申し出いただければご郵送します。 *いずれもお問い合わせは、編集部あるいは社会支援促進チームまでお気軽にご連絡 ください。 ([email protected]) はり絵・池田げんえい 編集後記 ●今、真の助け合いの地域づく 「清涼なる雫」 りを住民も行政も一緒になって進めていか ないと、この先、日本も地域も立ち行かな くなってしまうことは目に見えています。 冒頭で清水肇子理事長が「政策コメンテー ター委員会」で「助け合いある地域づくり」 に関して発言した内容を載せていますので、 ぜひご覧ください。●遺贈してくださった 皆様に感謝する思恩忌を今年も行いました。 表紙裏に速報を載せました。●すでに行わ れている地域の素晴らしい助け合い活動は 石川県の認定NPO法人えんがわの取り組 みを紹介します(32頁〜) 。 2015.8 ● 56 ● 8月、終戦の日を迎えると 1947年、無一物で大連から引き揚げてきた 小学5年の頃を思い出す 今は得難いそれぞれの体験を 子や孫に伝えておくこと これも、高齢者世代の大切な役割と痛感する この頃だ 助け合いを 広げよう! ひと 新 りごと ● 公益財団法人さわやか福祉財団常務理事 企業OBのボランティアスタッフとして、1996年さわやか福祉財団に参加。会員募集や寄付文化普 及、地域ネットワークづくり、被災地復興支援、新地域支援事業などを担当。横浜市民として地域活 動にも関わっており、現在は在宅支援団体さわやか港南理事。 8月号 通巻264号 2015年8月10日発行 (毎月1回10日発行) 表 紙 絵 池田げんえい レイアウト 菊池ゆかり 印 刷 所 日本印刷株式会社 編 集 担 当 鈴木裕子 発 行 人 清水 肇子 発 行 元 公益財団法人さわやか福祉財団 〒105 - 0011 東京都港区芝公園2- 6 - 8 日本女子会館 7 階 Tel(03) 5470 - 7751 Fax(03) 5470 - 7755 E-mail [email protected] http://www.sawayakazaidan.or.jp Printed in Japan 無断複写・無断転載はご遠慮ください© 助け合いを広めるために 県レベル担当者会議を開催 8 平成 年 月 日発行 ︵毎月1回 日発行︶ 27 10 8 10 通巻 号 264 全国から集合したさわやかインストラクターの皆さん 発行人 清水肇子 全国から県全域の働きかけ・取り組みを担当するさわやかインストラクター 発行元 公益財団法人さわやか福祉財団 生活支援コーディネーターと協議体構成員の適切な選出、県や市町村への働き 63名が集まり、「県レベル担当者会議」を7月13∼14日の2日間、東京グラ ンドホテルで開催しました。 かけの方法、新地域支援事業における助け合いの広め方等についての議論や、今 後各地で選出されていく生活支援コーディネーターと連携し、全国津々浦々に助 け合いが広がるようにいかに働きかけていくかを協議するためです。様々な事例 や新しい仕掛け等も発表され、充実の2日間となりました。 今後も、全国のさわやかインストラクターと協力し、各自治体への働きかけを よりいっそう進めていきます。 東京都港区芝公園2︲6︲8 日本女子会館7階 〒105 -0011 会議の目的を話す堀田力会長 (壇上の左から2人目) 。 取り組みを発表する 隣は清水肇子理事長 さわやかインストラクターの皆さん
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