感染症ニュース

感染症ニュース
No.121 2015/05/08
<流行中の感染症>
インフルエンザ
B 型が、まだ流行中。症状が軽い症例も多いので、ただのかぜと思って、普段通り
の行動をし、周囲に感染を広めてしまうことあり。
感染性胃腸炎
小児で便が白くなるロタウイルスによる胃腸炎が流行中。これからの季節は、細
菌による食中毒にも要注意。
溶連菌感染症
小児だけでなく、大人でも流行拡大中。周囲に流行がある場合や、過去に感染し
た既往がある場合は要注意。
手足口病
全国的にも流行してきている。夏に多い感染症だが、他の季節にも流行すること
あり。手のひら、足の裏、口の中に発疹ができる。
アデノウイルス感染症(咽頭結膜熱、プール熱)
これも夏に多い感染症だが、他の季節にも流行する。感染力が非常に強い。
水痘(みずぼうそう)
空気感染なので感染力が強い。潜伏期間は2週間。
マイコプラズマ感染症
2∼3週間の潜伏期間の後、のどの痛み、発熱、咳などで発症。家族内感染多い。
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
潜伏期間は2∼3週間。今年は大流行の可能性あり。
hMP(ヒトメタニューモ)ウイルス感染症
透明な鼻汁と激しい咳が1∼2週間続く。低年齢の小児では、重症になりやすい。
秋から冬に流行する RS ウイルスに症状が似ているが、hMP は3∼5月に多い。