感染症ニュース

感染症ニュース
No.117
2015/01/09
<流行中の感染症>
インフルエンザ
流行が拡大してきている。現在は、感染力が強い A 香港型が多いが、B 型も検出
されている。富山市内は成人の感染者が多かったが、新学期も始まり、今後は小
児の感染者が急増することが予測される。
感染性胃腸炎
ノロウイルスによる胃腸炎が流行中。今後は、小児で便が白くなるロタウイルス
による胃腸炎の流行にも注意。
RS ウイルス感染症
全国で、まだ流行が続いている。
溶連菌感染症
毎年、晩秋から感染者が増加する傾向にあり、今年は特に全国で大流行中。
アデノウイルス感染症(咽頭結膜熱、プール熱)
ここ数年、夏だけでなく、冬にも流行している。感染力が非常に強いため、登園・
登校禁止になる。ウイルスは腸内で増殖するため、胃腸炎症状がみられることも
ある。
水痘(みずぼうそう)
潜伏期間がちょうど2週間で、しかも空気感染なので、締め切った空間に居るこ
とが多い冬季は流行が拡大しやすい。
マイコプラズマ感染症
潜伏期間が2∼3週間と長いため、だらだらと流行が続く。
手足口病
この感染症も、最近は、夏だけでなく、冬にも流行することがある。このウイル
スも腸内で増殖するため、便から感染が広がる。