菩薩像は、南北朝時代に夢窓国師(1275 ~1351)が庵を結んだ泊船庵

③ 光心寺
はまゆう会館のとなりにあるお寺が、
光心寺です。
このお寺は、1926(大正 15)
年まで、今の横須賀米軍基地となってい
る楠ケ浦という所にありました。寺の敷
地が海軍用地に接収されたため、1927
(昭和2)年にお墓ごとこの地に移ってき
光心寺
ました。そのため、このお寺には、今で
は米軍基地になっているかっての横須賀
村の歴史をかいま見ることのできるもの
が残っています。
菩薩像は、南北朝時代に夢窓国師(1275
~1351)が庵を結んだ泊船庵(今は基地
内)に安置したものといわれています。
さらに、この観音様を信仰する横須賀町
の人々が奉納した絵馬も本堂にかかげら
絵 馬
れています。
忠魂祠堂
また、本堂右手に建つ忠魂祠堂は日清戦争
で戦死した人々をなぐさめるために 1899(明
治 32)年に建立されたものです。初めは、こ
やの台(汐入小学校の上の方)にありました
が、関東大震災でこわれてしまったため、
1937(昭和 12)年に今の所に再建されました。
十一面観音菩薩像
十一面観音菩薩像
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