平成 27 年 7 月 17 日 No.6 相 馬 東 高 校 Know Your Body ~自分のからだを大切に~ 明日から 8 月 25 日(火)まで、夏休みになります。花火や夏祭り、ライブなどイベントに出かける予定を 立てている人もいると思いますが、アルコールやドラッグ、性被害などに巻き込まれるリスクも多くなる時 期です。軽い気持ちでハメを外して、後で後悔しないように、自分を大切に過ごしてください。 被害にあいやすいのは、こんな時・・ ★単独行動 ★声かけに反応する、立ち止まる ★女性的な服装(スカート、ヒールなど 色はピンク系) ★ながら行動(携帯をいじりながら、 音楽を聴きながら・・・) ★ゆっくり歩く ★人気のない暗い道を歩いている ★コンビニ等に寄り道 健康診断の結果、治療や検査 のお知らせを受け取ったみなさ ん、もう病院には行きました か?特に 3 年生のみなさん、夏 休みが終われば、入試や就職に 向けた動きが本格的に始まりま す。夏休みの間に治療をすませ 就活や受験に励んでください。 今年は戦後 70 年の節目ということで、新聞やテレビでも様々な特集が組まれています。 9 月まで延長された国会では安全保障に関する法律の審議が続いています。 公職選挙法も改正されて、選挙権年齢が 20 歳以上から 18 歳以上に引き下げられました。 2 年生の一部と 3 年生は来年の国政選挙から投票権を持つようになります。 夏休みの宿題もあるかと思いますが、70 年前の戦争は何だったか、これから先の日本はどうなるの か、選挙権を持つということはどういうことなのか、じっくり考えてみる夏にして欲しいと思います。 みなさんにも関係あるニュースです! 「平和でしょうか?」問い続け 高 3 知念さん、詩朗読 来夏参院選 17、18歳の65%が「投票」 沖縄全戦没者追悼式の会場 になった平和祈念公 園 に、張りのある声が響いた。自作の詩を朗読した高 校 3 年の知念捷さんは琉歌を交えながら、 「平和でし ょうか」を意味する沖縄の島言葉「みるく世(ゆ) がやゆら」の問い掛けを繰り返した。 「平和に対する 思いをあらためて考えてほしい」との願いを込め読 み上げた。 選挙権年齢を「18 歳以上」に引き下げる改 正公選法の成立を受け、共同通信社が17, 18 歳を対象にインターネットを通じて実施し たアンケートによると、来年夏の参院選で投 票する意向を示した人が計65.7%に上っ た。総務省によると、前回 2013 年参院選での 20 歳の投票率は31.4%(一部の市区町村 を抽出した平均)で、単純に比較できないも のの、一定の関心があることをうかがわせた。 18 歳以上が投票権を与えられることについ て、 「良かった」との回答は「どちらかといえ ば」を含めて68.0%で「どちらかといえ ば」を含めた「良くなかった」の倍以上だっ た。 政治に関心があるかを尋ねると、 「大いに関 心がある」と「ある程度関心がある」が計6 3.4%、 「あまり関心はない」と「まったく 関心はない」が計36.6%だった。 改正公選法は来年 6 月 19 日に施行され、施行 後初めて公示される国政選挙が最初の適用対 象となる。 「戦後 70 年 再婚をせず戦争未亡人として生き抜 いた 祖父の姉」 詩では、祖父の姉(大おば)と、戦死して遺骨が 見つかっていない大おばの夫を描いた。 認知症を患った大おばが 亡き夫を思い起こす 姿 と、戦後 70 年の社会で進む戦争の記憶の風化を重ね て表現したという。 「風化にあらがうと言うと語弊が あるかもしれないが、彼女の気持ちを、戦争の惨め さを少しでも心にとどめておきたいと思った」 大おばから直接、戦争体験を聞くことはなかった。 それでも、幼いころから家族を通して大おばの戦争 体験を知り、大おばの夫の戦死を嘆く曽祖母の手記 を見たりしていたという。 「大おばの認知症が進む中、 『軍人節』という戦争未 亡人をテーマにした歌を何十回も歌っている姿を見 た。少しでも彼女の気持ちに添えればと思い、詩を したためた」と振り返る。 詩の表現には琉歌や沖縄の島言葉、クワディーサ ーの木々や梅雨明け直後の夏至南風(かーちーべー) など自然を使った比喩を用いた。 「琉球の言語を用い て沖縄の原風景やちむぐくる(他人に寄り添う心、 の意味) 、平和に対する思いを込めた」という。 「みるく世の素晴らしさを 未来へと繋(つな)ぐ」。 知念さんが詩を結ぶと、会場から拍手が起きた。 ~2015 年 6 月 23 日 中日新聞夕刊より~ ~2015 年 6 月 29 日 東京新聞朝刊より~
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