やっぱり基本は大切です 適切なコミュニケーション能力を身

学力調査と生徒質問紙の結果をクロス集計して分析しました。これにより、子どもの生活の
様子や学習への姿勢が、学力の定着にどのように影響しているかを知ることができます。
やっぱり基本は大切です
「朝食をしっかりとる」
「宿題を毎日する」
「休日は計画的に学習の時間を設ける」
「学校のきまりを守
る」
「読書が好き」これらに当てはまる子どもは学力調査の正答率が高いです。いずれも基本的な事柄
ですが、これらが当てはまる子どもは、自分の生活をしっかりコントロールする自立する力が身につ
いていると言えます。
適切なコミュニケーション能力を身につけましょう
学級会などの話し合いの活動で,自分とは異なる意見や少数意見のよさを生かしたり,折り合いをつ
けたりして話し合い,意見をまとめていますか
100%
90%
100%
そう思う
80%
正
答
率
が
高
い
どちらかといえ
ばそう思う
90%
80%
70%
70%
60%
60%
50%
50%
40%
30%
40%
どちらかといえ
ばそう思わない
20%
30%
そう思わない
10%
20%
10%
0%
0%
国語A
国語B
数学A
数学B
グラフで明らかなとおり、自分の考えを主張するだけでなく、相手の考えを聞きより良い解決を導
けるように意識している子どもの正答率が高いです。別の質問「相手の考えを最後まで聞き、自分の
考えをしっかりと伝える」の結果も同じ形のグラフになりました。相手の話を聞き、考えや気持ちに
寄り添う姿勢が、学習の定着に関してもよい影響を与えることがわかります。
地域や社会の出来事に関心をもちましょう
地域や社会の出来事への関心の高い子ども、新聞をよく読む子どもはいずれも正答率が高いです。
地域や社会への関心は「知りたい、調べてみたい」という能動的で主体的な学習への欲求につながり
ます。このようにして身に着けた知識や技能は、そうでないものと比べて、子どもが活用できる「生
きる力」になることがわかっています。家庭での子どもとの会話は、子どもの自立をうながし、地域
や社会と子どもをつなぐ大切な手立てのひとつです。
「全国学力・学習状況調査から見る清水町の子どもたち 2016」
編集 清水町学力向上対策委員会
髙田智哉 安部宏紀(清水小) 川口哲一 松本勝(南小) 長田冬二 小野陽介(西小)
西山裕江 伊藤智子(清水中) 増田剛 加藤雅人(南中) 古屋勲 武藤剛(教育総務課)
発行 清水町教育委員会