小中連携によるインターネット、スマホ、音楽プレーヤー等の

平成27年11月16日
原小・中学校保護者
様
原村PTA連合会
原小学校・原中学校
原村青少年健全育成協議会
原村教育委員会
小中連携によるインターネット、スマホ、音楽プレーヤー等の
情報端末使用の約束について
秋霜の候、保護者の皆様にはますますご清祥のことと拝察申し上げます。
日頃より、原小・中学校の教育にご理解とご協力をいただき、感謝申し上げます。
さて、情報機器の普及にともなって、それをめぐる児童・生徒への生徒指導上の問題も増加傾向にあ
ります。原村の児童・生徒においても、ゲーム機からSNSへの書き込みをしてトラブルになるなどの
事案が起きています。
情報モラルについては、児童・生徒へ指導をしていくだけでなく、保護者も理解に努め、子どもをネ
ット上の問題から守る必要があります。「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の
整備等に関する法律」の第6条には保護者の責務が規定されています。
インターネットは様々な情報を手に入れることができて便利である反面、ネット依存症的な状態を生
じ、子どもを健全に育てる上で問題になる面もあります。
家庭学習をしないでネットをやっていたり、夜遅くまでネットをやっていて朝起きられなかったり
と、児童生徒の生活への影響が懸念されています。このことは、子どもたちの心の育ちの面で心配であ
るだけでなく、学力の面でも心配されます。
しかし、これについて改善したいと考えても、ネットの問題はつながっているだけに、個人や各家庭
の努力だけではなかなか難しいところがあります。
そこで、原小・中学校で連携し、下記のような取組を行っていきたいと思います。保護者の皆様には
趣旨をご理解いただき、その推進にご協力をよろしくお願い申し上げます。
記
1
目 的
原小・中学校の児童・生徒、家庭、学校が連携し協力して、児童・生徒がインターネットなどの情
報端末を適切に使用し、健全で安心な家庭生活を送るこ とができるようにする。
2
取組内容
(1)午後9時以降、インターネット、スマートフォン、音楽プレーヤー、ゲーム機等を使用しない
◆児童・生徒は、約束を守り健全な生活をするように努める。
◆各家庭において、約束についてお子さんとよく話し合い、約束を守るように指導するとともに、保
護者も配慮するように努める。
◆学校は、約束を守るよう児童・生徒の自覚を促し指導するとともに、インターネットなどの情報
端末を適切に使用できるよう意識を高める。
(2)各家庭においては、身近な出来事について子どもと会話をしたり、ともに読書をしたりするな
どして、家族団らんの時間を大切にする。
【参考】
全国学力・学習状況調査(平成 27 年度)<全国平均>から
質問1
普段(月~金曜日),1日当たりどれくらいの時間,テレビゲーム(コンピュータゲーム,携帯式のゲ
ーム,携帯電話やスマートフォンを使ったゲームも含む)をしますか。
質問2
普段(月~金曜日),1日当たりどれくらいの時間,携帯電話やスマートフォンで通話やメール,イン
ターネットをしますか(携帯電話やスマートフォンを使ってゲームをする時間は除く)
90.0
90.0
80.0
80.0
70.0
4時間以上
60.0
4時間以上
70.0
60.0
50.0
40.0
30.0
20.0
2時間以上,3
時間より少ない
50.0
1時間より少な
い
30.0
全くしない
10.0
0.0
2時間以上,3
時間より少ない
40.0
30分以上,1
時間より少ない
20.0
10.0
携帯電話やス
マートフォンを
持っていない
0.0
質問1のグラフ
質問2のグラフ
1日当たりのテレビゲームをしている時間、携帯やスマートファンで通話やメール,インターネット
をしている時間が少ないほど平均点数が高いことが伺えます。
※携帯やスマートフォンでのトラブルに『巻き込まれない』『巻き込まない』
質問3
家の人(兄弟姉妹を除く)と学校での出来事について話をしますか
質問4
読書は好きですか
90.0
80.0
70.0
している
60.0
50.0
40.0
どちらかといえ
ば,している
30.0
あまりしていない
20.0
全くしていない
10.0
0.0
質問3のグラフ
90.0
80.0
70.0
60.0
50.0
40.0
30.0
20.0
10.0
0.0
当てはまる
どちらかといえ
ば,当てはまる
どちらかといえ
ば,当てはまら
ない
当てはまらない
質問4のグラフ
家の人(兄弟姉妹を除く)と学校での出来事について話をしている、読書は好きな生徒ほど平均点数
が高いことが伺えます。