「逃げるな。ごまかすな。あきらめるな。夢は逃げない

札幌市立元町中学校
学校だより
2015 年 3 月 25 日 (水 )
発
行
「逃げるな。ごまかすな。あきらめるな。夢は逃げない。逃げるのは自分だ。」(修了式講話)
学校長
向
敏光
先日行われた「3年生を送る会」と「卒業式」は、皆さんの協力のおかげで素晴らしい内容で終えるこ
とができました。卒業する3年生を心込めて送りだそうとする思いが、式に臨む態度や合唱、校内の装飾
などに溢れていました。来賓の方からも、お褒めの言葉がありました。改めて皆さんにお礼を言いたいと
思います。
さて、今日で平成26年度の学校生活も終わります。この1年間、皆さんはどのような思い出が心に残
ったでしょうか。炊事学習や宿泊学習、学校祭、陸上競技大会、合唱コンクールなどの行事。生徒会活動
や部活動。そして毎日の授業や学校生活。この一年で身体だけではなく心の成長を実感することができた
でしょうか。心の成長とは、大切にするものをいくつ持つことができたかということです。
平成26年度の締めくくりに、私から皆さんに伝えたい言葉があります。それは、「逃げるな。ごまか
すな。あきらめるな。夢は逃げない。逃げようとするのは自分だ。」という言葉です。
人生は長い道を歩くようなものだと言われます。君たちはまだ人生の道を歩き始めたばかりです。この
人生の道に近道や平坦で楽な道はありません。どんなに歩きづらく、険しい道でも自分の足で一歩ずつ歩
いていかなければなりません。そして、君たちの前に壁が何度も立ちはだかります。しかし、その壁から
逃げてはいけません。壁から逃げてやさしい道を選ぶ人間は、いつも辛いこと、苦しいことから逃げる人
間になってしまいます。逃げても何も解決できません。逃げないこと、ごまかさないこと、あきらめない
ことが自分を大きく成長させてくれます。逃げる理由を探し、言い訳をするのではなく、どうやったら越
えることができるのか方法を考える人間になってください。遠回りでもいい、ゆっくりでもいい、一歩ず
つ歩けば、必ず夢を手にすることができます。自分が歩んできた道を振り返り「やりきった。」と思うこ
とができます。私は、悔しくて涙を流したたくさんの生徒を見てきました。「どうせ、何をやってもだめ
だ。」とあきらめ、面白おかしくふざけて過ごした生徒が、卒業間際に涙を流し、後悔していた姿を見て
きました。皆さんにそんな生活や人生を送ってほしくないと心から思っています。
4月から学年がひとつずつ上がり、新しい生活が始まります。これを機会に目標を立ててください。新
たなスタートラインに立つために次の目標を持ち、新学期に臨んでほしいと思います。
最後になりましたが、春休みは、交通事故などに会うことなく安全には十分気をつけて過ごしてくださ
い。そして、4月の始業式には元気な顔を見せてください。
この一年、保護者の皆様、地域の皆様には大変お世話になりました。今後も子どもたちの成長
を願い、一層努力してまいります。今までと変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げます。
一年間 で頑張 った 事と二 年生へ の決 意
1年1組
菊地
孝平
僕が中学生になって頑張った事、それは部活です。卓球部に入り、先輩達に技術だけでなく、人との
関わり方など様々なことを教えてもらいました。部活と両立しながら勉強の時間を作る大変さを、身を
もって知りましたが、大会や練習試合で練習の成果が感じられて、勉強を頑張るエネルギーになりまし
た。
もう一つ頑張った事は、学校祭や合唱コンクールなどの行事です。特に合唱コンクールでクラスのみ
んなととった金賞は、最高の思い出となりました。卒業式の合唱のために、クラス合同の指揮者として
朝練に参加し、日々歌がうまくなるのを実感し、とてもやりがいを感じました。けれども、二年生、三
年生の合唱は、格が違うほど素晴らしく、僕達もさらに高みを目指していきたいです。
一年前の僕らからは、想像もできないほど忙しい毎日でしたが、とても成長できた学校生活でした。
二年生になると、さらに勉強と部活の両立は難しくなると思います。また、新一年生が入学し、先輩と
いう立場にもなります。生活態度を改善し、一年生のお手本になれるよう、精一杯努力を続けていきた
いです。