片瀬中学校だより 片瀬中通信 平成 27 年 10 月 9 日発行 NO 8 前期終了にあたって 私自身の不変の教育方針なのですが、学校とは「自分自身を磨くための場所」です。人 は人間として成長し続けるために自分を磨き続けるのであり、学校とはそのために用意さ れている場所だからです。学校とは厳しさもまた教える場所でもあるのです。そんな学校 生活を送るために、皆さんに伝えたい言葉がいくつかあります。 ひとつは、合唱コンクールの時話した「平等と公平のちがい」です。 差別なくスタートラインに並ぶのは「平等」。 努力をした者と怠った者ではゴールで差 がつく これが「公平」。 二つ目は「夢は逃げない」 2020 年東京オリンピックのセーリング会場が江の島になりました。学区でのオリンピ ックは楽しみです。2 年前に東京オリンピックが決まった時にナイキのメッセージ。 まだなにも決まっていない。 レールになんて乗るな。ここからはなんだってありだ。着せられた制服も、貼られ たレッテルもだれかの勝手な期待も、邪魔だったら捨てればいい。なにかになりた い?だったら、きみがなればいいだけ。遠慮なんかしてる場合じゃない。動け。ぶつ かれ。不可能をのりこえるほどきみはもっとうまく、もっと強くなれるはず。挑み つづけるかぎり負けはない。明日。七日後。七年後。どんなきみになるかは今日の きみが決める。 引用元:http://nike.jp/decide/より 5 年後の自分は決まっていなくて、どうなっていくかは、今その時の自分自身の決断とか 判断の連続で決まっていくもの。だから東京オリンピックが決まったけど、あなた自身は 何も決まったわけじゃない。 みんながスタートラインに立った。不可能だと思う=君が逃げている と乗り越えられな い。夢は遠ざかる。壁があったら壊せばいい。どんな自分になるかは、自分しか決められ ない。学校としてできること、それは生徒の皆さんが初めの一歩を踏み出す勇気あたえる ことであろう。そしてためらっている生徒がいたら、そっと背中を押してあげたい。 三つ目は「失敗は人を傷つけない」 失敗したからと言って、くよくよと落ち込まない、失敗を次のステップへのバネにする 事を心がけ、決して失敗を恐れてはいけない。失敗を恐れる心が人をだめにする。 四つ目は「成果をあげるのは才能ではない。習慣である。」 漫画で読んだあるキャラクターに憧れてライフスタイル(生活習慣)を完全にコピーし た(毎朝起きる時間から始まり、通学時間の過ごし方、勉強法、夜寝る時間、家族との付 き合い方や部屋のレイアウトまで) その結果、成績がめちゃくちゃアップし志望してい た大学よりはるかに難しい大学に合格した という実話。 五つ目は「心のコップを大きく、上向きに。」 どんな逆境にあっても常に素直な気持ちで人に接し、あるいは人の言葉を聞くことがで きれば、いつの間にか状況が逆転し、順境に変化する。 心にはコップがある。心のコップが上を向いている人は、周りの人の話や学んだ内容、 自分に起きたよいことも悪いことも、水を注ぐがごとくに、そのコップにどんどんと注い でいく。コップが上を向いている人は、生き方や態度・考え方が素直で、前向きで、真剣。 反対に、心のコップが下を向いている人もいる。こういった人たちは、周りの人のせっか くのアドバイスも耳に入らない。 下を向いたコップに水を注いでもこぼれるのと同じで、 自分に起きたよいことも悪いことも、吸収できない。いつも何かに対して不満を持ってい て、考え方が後ろ向きで、やる気が持てない。 心のコップが下を向いている人は、結果に対して「どうせ自分には無理」と、自分の「能 力不足」を嘆く。つまりは「他責の念」。 一方、心のコップが上を向いている人は、たとえ結果が自分の願った通りでなかったと しても、「自分がもっとこうすればよかったのだ」と、自分の「努力不足」を反省する。 つまり「自責の念」を持つということ。 「心のコップ」は、このようにその人の考え方 や感じ方という、いわば生き方全般に影響を与えるもの。 「ド 努力と レ 練習は ミ 実を結ぶ」 ◎文化祭 文化祭実行委員が作成したオープニングビデオでスタートした文化祭。 各委員会、学年の工夫されたステージ発表。プレゼン、劇、クイズ、観客を飽きさせない 工夫が随所に見られました。有志参加は2グループでしたが、元気いっぱいのパフォーマ ンスでした。吹奏楽部は迫力のある演奏で、会場を沸かせました。 展示作品も、すばらしかった。美術部や科学部、6 組さんの展示も大評判でした。PT Aお休み処、PTA乳がん講座、親父の会の紙飛行機作り、図書ボラさんによるニコニコ 広場など、多くの方々のご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。 ◎合唱コンクール 素晴らしい合唱コンクールでした。みなさんの合唱はもちろんのこと、 6 組さんのトーンチャイム、生徒ボランティアと手話の歌も感動的でした。 今年度から、3 年最優秀クラスには市内音楽会に参加してもらうことにな りました。 保護者・地域の方々の声を掲載します。(全部ご紹介出来ないのが残念です) ・緊張感と練習の成果が伝わってきてすばらしいと思いました。昔を思い出しました。 ・ステージに上がった子どもたちの表情がとてもよかったです。 ・先生方のご指導に感謝いたします。とても感動いたしました。素敵でした。ありがあとうご ざいました。これからもご指導よろしくお願いいたします。感謝、感謝。 ・子どもたちの一生懸命さが伝わってきました。短時間のれんしゅうだったと思いますが、よ く仕上げられたと思います。 ・3 年生の発表の時、1 年男子の子どもたちが全く落ち着きなく、うるさかったです。席は自 由なのですか? ・上の子の時から見てきていますが 、今年はどうしたのですか? ・さすが 3 年生、まとまってすばらしかったです。 ・3 年生の歌声に感動しました。 ・合唱はやはり心が癒されるなと感じました。6 組さんの心の澄んだ様が現れているハンドベ ル、そして多くのボランティアと共に奏でる Let it go に涙しました。助け合う姿を学ばして もらいました。去年はボランティアに参加していなかった息子が今年参加させていただいた のには嬉しさを感じ、息子の手話が印象に残りました。この先もこの経験を活かして、人と 助け合える大人になってほしいです。 ・中3で最後なので、最初から最後まで見させていただきました。学年ごとの成長が見られよ かったです。皆さんきちんと聴く姿勢がありすばらしかったです。しかし 3 年上の子の時の ように学年曲は各クラスで歌うのが私は好きです。運営上事情があると思いますが。上の子も 含め 6 年間お世話になりました。合唱コンは毎回楽しませていただきました。アンコール合 唱よかったです。 ・感動のコンクールでした。大地の歌はいつ聴いても胸がジ∼ンとします。それぞれの子ども たちは一生の宝物になるでしょう。先生方関係の皆様本当にありがとう。八十才の私にも宝 物ができました。 ・そんなに練習時間もなかったと思うのに、高い声の出しにくい男子まで精一杯の声で難しい 曲を上手に歌っていて素敵でした。先生の講評も一組一組良かった点をあげてほめていらし て各組なりの良さがわかりました。 ・1 年生は初めてだけどがんばっていました。2 年生はとても上手に合唱してきれいでした。 3 年生は合唱が上手だけではなく、生命、魂が込められていました。 ○保護者の皆様へ 前期が終了します。ご協力ありがとうございました。 9日(金)に通知表が配られます。まず、担任の言葉に目を通していただき、どこを頑張 ったのか、どこが足りなかったのか、励ましの言葉をお願いします。私たちはいたずらに 評定の数字に流される子どもではなく、人間としての力、真に身についた知性、感性を身 につけてもらいたいと思っています。今回、結果につながらなくてもまた、頑張ることが 出来る。そんな子どもたちが私たちの願いです。評価がさらに意欲をもって取り組む力を 生み出す。そんな役割を果たしてくれることを願っています。 2015年度卒業証書授与式 大変遅くなってしまいましたが、今年度の卒業証書授与式が 2016 年 3 月 14 日(月)に行 われることになりましたのでご報告いたします。
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