【アルツハイマー病予防】 アルツハイマー病患者の赤血球膜では酸化されたリン脂質が多いことがわかっています。 ポリフェノイルは赤血球膜中の過酸化リン脂質を減らし、赤血球を若く保つ効果があり、 これによりアルツハイマーの予防にもつながることが期待できます。 カフェ酸誘導体 80 60 c c 40 b 20 0 Aβ only CA CA4 CA8 a CA16 d 100 100 c c シナプ酸誘導体 80 a 60 ab b 40 20 0 Aβ only SA SA4 SA8 SA16 c 80 フェルラ酸誘導体 b 60 ab 40 a 20 0 D C Relative fluorescence intensity (%) Relative fluorescence intensity (%) 100 B d Relative fluorescence intensity (%) Relative fluorescence intensity (%) A Aβ only c 100 FA FA4 FA8 FA16 クロロゲン酸誘導体 80 b 60 ab ab 40 a 20 0 Aβ only ChA ChA4 ChA8 ChA16 図 アミロイドβ線維化に及ぼす脂溶性ポリフェノールの効果 カフェ酸セチルエステルが最も高い効果を発揮 図 アミロイドβの電顕写真 A:無添加B:CA16添加(5μg/mL) KondoH,etal,Biotechnol.Biochem..2013 (信州大学グループ) アルツハイマー病においてアミロイドβペプチド(Aβ)は40∼42残基 からなるペプチドで自己細胞化によって繊維状集合体を形成し、脳内に沈着 して老人斑を形成する。この老人斑の形成により神経変性が引き起こされる。 株式会社ジェヌインR&D 〒105-0014 東京都港区芝1丁目13-19 モービルワン1階 TEL 03-6809-3650 FAX 03-6809-3653 (http://www.genuinerd.co.jp) ポリフェノイル製品サイト http://polyphenoil.com/ 【フリーダイヤル】 0120-678-871 醸造発酵粕(黒麹)が作り出す 「生きる力」 脂溶性ポリフェノール ポリフェノイル とは? 鹿児島県産の紫サツマイモの焼酎醪(もろみ)から作られる 脂に溶けやすいタイプ(=脂溶性)のポリフェノールが ポリフェノイルです。 ポリフェノールとは、植物が光合成を行うときにできる物質 の総称で、植物が持つ色素やえぐみ、苦味の成分でもあります。 「赤ワインのポリフェノールが健康にいい」という話を 聞いたことがあると思いますが、このポリフェノールは人間の体の中で活性酸素を除去する 抗酸化物質として働くことが知られています。 ポリフェノールは 5,000 種類以上もの種類があることがわ かっています。ほとんどの野菜や果物に含まれていますが、 有名なところでは緑茶のカテキン、トマトのリコピン、ナス のアントシアニン、大豆イソフラボンなどがあります。大き く分けると、水溶性の性質を多く持つクロロゲン酸などの フェノール酸類、オイルには溶解しないものの比較的脂溶性 の性質が高いケルセチンなどのフラボノイド類があります。 後者のフラボノイド類は一般に水溶性・脂溶性のどちらでも働くと言われることが多いのですが、 逆に言えばどちらの作用も弱いとも言えます。 細胞膜は脂質で構成されていて、 Polyphenolipid Polyphenol 一般にポリフェノールは細胞外液 脂溶性ポリ フ ェ ノ ール と細胞膜表面で作用します。一方、 油脂に完全溶解可能なポリフェノ 体液 ポリ フ ェ ノ ール イルの成分のひとつであるカフェ 酸長鎖アルキル誘導体は、リン脂 体液 質二重層を容易に通過して、細胞 内へと浸透し、より高い生理活性 を発揮します。 また、ポリフェノイルに多く含ま れるリノール酸エチルは、味噌にも多く含まれる成分ですが、疫学調査により味噌汁を飲んで いる人はがんに罹る率が低いという報告があります。それはリノール酸エチルの抗変異原性に よるものと考えられています。また、リノール酸エチルには発がん性の高い放射性物質を排出 する能力が高まることも確認されています。 ポリフェノイルはその高い抗酸化能の他に、タンパク質機能調節作用を有しています。 疎水性の高い脂溶性ポリフェノールは、酵素や受容体などの疎水ポケットに作用(リガンド作用) して、タンパク質の活性を調節するだけでなく、シグナル伝達機能にも作用し多彩な機能を 発揮すると考えられています。 【抗糖尿病作用】 非常に強いαグルコシダーゼ阻害作用があり、小腸でのブドウ糖の吸収を妨げます。 COX-2経路は2型糖尿病の悪化にも関係すると言われています。脂肪細胞からのアディポネクチン 分泌を促進することにより、インスリン感受性が亢進する可能性がいわれています。 植物ポリフェノールの多くは水溶性の性質が強く、体内では容易に吸収され効力を発揮しますが、 すぐに尿中に排出されてしまうので、こまめに補給することが必要とされてきました。三度の 食事で野菜や果物を摂ろうというのもこのためです。その点、ポリフェノイルは体内での効果の 持続性が期待できるといえます。 ファイトセラミドは核内受容体PPARを活性化する Murakami et al. Lipids Health Dis. 2011 10:150 ポリフェノイルの各種の健康・アンチエイジング作用について 2.5 【抗アレルギー作用】 脂肪細胞から分泌されるヒスタミンがアレルギーの主原因ですが、ポリフェノイルは活性酸素を 消去して炎症を抑える効果があるだけでなく、持続的にヒスタミン放出を抑制します。 2.0 ** 1.5 * 酵素シクロオキシゲナーゼ(以下COX、細胞膜のアラキドン酸を生理活性物質プロスタノイドに 代謝する酸化酵素で1と2がある)が発現し、その発現により腫瘍増殖が促進されます。 ポリフェノイルはこのCOX、とくにCOX-2を阻害することによる抗腫瘍活性があると考えられ ています。 ■ 脂質代謝改善 高脂血症予防 ■ 表皮バリア成熟・脂腺細胞 活性化・タンパク質産生促進 美肌 * ■ 糖質代謝改善 糖尿病予防 10μ M ■ 脂腺細胞 ・ケラチノサイト分化 美肌 ■ インスリン感受性亢進 糖尿病予防 ■ 皮脂腺の分化 美肌 * 0.5 0 Ct 1 WY 1μ M 10μ M 1μ M phytoceramide 3.5 Relative luciferase activity 【抗がん作用】 PPARα 1.0 【抗酸化作用】 フリーラジカル捕捉能による脂質過酸化防止と、活性酸素種によるDNA傷害を防ぎます。 特にカフェ酸のカテコール(ジオール構造)は抗酸化活性が高いことが知られています。 従来のポリフェノールと異なり、油脂に完全に溶解するため、不飽和脂肪酸の酸化防止効果も 期待できます。 * 3.0 ** 2.5 * 2.0 10μ M PHS PPARβ * 1.5 * 1.0 0.5 0 Ct 1 L D 1μ M 10μ M 1μ M phytoceramide 3.0 ** 2.5 * 2.0 * 1.5 * * 1μ M 10μ M PHS PPARγ * * 1μ M 10μ M 1.0 紫芋発酵粕の脂質 画分はDPPHラジカ ルを強力に消去する 0.5 0 Ct 1 CI G phytoceramide PHS 【抗炎症作用】 スポットA スポットA スポットB スポットB DHA、EPAなどのω-3系不飽和脂肪酸の抗炎症作用と同じような機序がポリフェノイルにも あると考えられています。抗がん作用のメカニズムと同様に、COX阻害によるエイコサノイド 合成を制御することで生じる抗炎症作用は様々な効果が期待されます。肝臓や脂肪細胞の マクロファージの炎症反応が組織のインスリン抵抗性を誘導することがわかっていますが、 それを抑えることも期待されています。 【抗動脈硬化作用】 LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の酸化を防止することで、粥状動脈硬化への進展 を抑えます。 【抗菌作用】 粕 粕 黄芋 紫芋 オイル画分 紫芋焼酎粕 バクテリア侵入により活性化されるヒアルロニダーゼ産生および活性を阻害し、バクテリアの 増殖を抑制する働きがあります。
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