平成2 6年度事業報告書(つつじが丘学舎) 社会福祉法人虎伏学園虎伏学園は､和歌山市津秦の地で4 7年間､さまざまな事情で家庭で生活できない子どもたちに支援してきましたが､建物の老朽化に伴い､和歌山市つつじが丘7丁目に､これまでの児童養護施設に加えて､情緒障害児短期治療施設､児童家庭支援センターの3つの複合施設として､平成2 1年4月1日生まれ変わりました｡平成26年度までに卒園した児童及び中途退園の児童は6 9 7名にのぼっています｡ (別表1のとおり) 現在在園中の児童は4 0名でありまして職員のたゆまない生活指導により健康の増進を図り豊かな情操を培い､よき社会人として社会参加できるよう巣立ち前の準備をしつつあります｡このようにして地域社会における児童福祉施設としての機能をはたしてきましたが､以下平成2 6年度の事業実施状況をご報告いたします｡ 1.入所児童の状況 (1)年度当初における措置児童数は45名定員で43名で年度末には3 9名です｡年間延べ入所人員は507名で1ケ月平均42.3名であり定員45名に対比すると充足率94. 0%でした｡ (別表2を参照されたい｡) (2)平成27年5月1日現在の年齢別児童数は別表2のとおりであり､最低年齢2歳で最高年齢1 6 (高2)歳です｡ 2.住環境と支援方法小舎制(一つの建物に1 2名以下で生活する)で､ 2人部屋か個室の木造二階建てが4ホームあり､一般の家庭の暮らしに近づけました｡家庭的で自由な雰囲気の生活の中で､子どもの自主性を尊重し基本的生活習慣を確立するとともに､社会性を養い､子どもの個々の能力に応じて援助しています｡ 3.健康管理園児の健康管理については､児童福祉法に定められているように｢適正な環境を与えて､健康増進を図る｡｣ことに主眼をおいて努力を重ねています｡医療面における態勢としては熱意溢れる平石嘱託医が年2回来診され､さまざまな予防接種や子どもが病気等にかかった場合は通院するが懇切な治療を受けています｡また､急を用する時には､近くの医院や救患センターを受診し､歯や眼などの治療についても､地域のそれぞれの専門医院等に通院をして適切な対応を心がけています｡平常の健康管理に主眼をおいた生活指導では全職員が園児一人一人の身体面を熟知した上で､その日その日の健康状態を観察しながら支援しています｡ 4.児童の処遇改善 (1)臨床心理士や心理士による､心のケアの必要な子ども等に対するカウンセリングやプレイセラピーを実施し､適切な援助体制を図っています｡ (2)施設機能強化推進費事業として､特別措置費の交付金により次の事業を実施しました｡ア.ショートホームステイとして､入所児童をボランティア等の家庭に宿泊等させ家庭生活の体験を実施しました｡ィ.地域ボランティア等を受け入れて､児童と共に虎伏夏祭りとクリスマス会を開催しました｡ウ.大学で子どもの特性や発達について研究されている先生を招き､各月1回スーパーバイズを受けている｡また､年2回県子ども｡女性･障害者相談センターから課長･係長担当らに来所してもらい､ケースカンファレンスを実施した｡ (3)磯の浦海水浴場や和歌山城内の清掃活動を体験しました｡ (4)学習ボランティアによる学習指導を実施しました｡小学生の高学年には､塾の先生に来ていただき､中学生は塾に通い､学習指導を受けました｡ (5)ボランティアによるスポーツチャンバラとフットサルを実施しました｡また､ボランティアによるドッグセラピーを実施しました｡ (6)支援していただいてnる方が年4回開催するチャリティ演奏会に子どもたちが出演し､ダンスなどを披露しました｡とらふす祭りや地域の老健施設の催しや自治会の祭りなどで子どもたちが虎伏太鼓やダンスを披露しました｡ (7)宝塚音楽学校の生徒の訪問を受け､合唱を聴かせていただいたり､企業の社会貢献による人形劇や影絵劇､クリスマス会などが開催され､楽しい体験を深めました｡また､プロ野球の試合に招待され､すぼらしい内容に興奮し､貴重な体験をしました｡ 5.施設改善 (1)男女小舎棟玄関ドアの取設工事を実施しました｡別表 ⊥ 年次別人退園児数つつじが丘学舎年次別ﾈ昭和37年度 38 髓退園児僖韜ﾂ " 1人 9 39 40 41 .42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 平成1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ll 12 13 14 15 ･16 17 18 19 20 21 22 23 R # 2 兌ﾙ ¥｢入園児陂ﾃ#ID 8人 R 19 R # ﾆﾂ b r #2 r B R B R " R 2 ﾆﾂ R r b # r " r b ﾆﾂ合計 " # b ﾆﾂ r R " " 都3 ﾆﾂ " 等 R 髓ﾂ B ll 19 10 12 10 ll 21 ll 15 ll 22 12 8 '5 12 9 13 13 13 13 17 20 12 ll 8 9 10 14 16 17 12 17 19 ･8. 17 17 23 13 9 10 13 12 12 10 28 9 8 12 b 13 R ﾂ 697人つつじが丘学舎別表 2 平成26年度月別園児数各月初日人数月滴ﾈ人数 5月鼎2 月 42 ﾈ人数鼎2 塗ﾈ鼎 11月 43(2) 7月嶋ﾈ 9月 37(1) (ﾈ鼎2 1月 43(1) 44 ﾈ鼎" 3月 41(1) ※年間延収容人数500人 ※ ()は一時保護児童数年齢別園児数つつじが丘学舎平成27年5月1日年齢ﾜ 2 男 1 女年齢 4 釘 1 2 免ﾂ女迭 2 6 途 8 2 1 .12 男迭 14 2 0 R 湯 16 10 釘 0 r 1 0 18 合計 1 0 3 0 24 0 0 1 0 16 学年別園児数つつじが丘学舎平成27年5月1日学校学年傅ﾈｧxﾕ｢辻男 1 女学校学年男女俶ﾂ劔劔中学校五 8*ﾘ.x辷 1 0 0 ｧxﾕ｢辻劍Z 釘 1 劍ﾇb 劍ﾘ(ﾕ｢ R 0 劔三才未満児僖顫ﾒ髓湯その他俘xﾇb 辻 2 0 1 迭 22 0 B b