詐欺業者の手口、プリペイドカードへの入金に注意! ~ネット取引などでお金を支払う前に~ 詐欺的な出会い系サイトやアダルトサイト、偽ブランドサイトなどのネット 取引の被害においては、決済手段が多様化していることから被害回復が難しく なることがあります。 その決済方法のひとつに、業者が匿名で作ったプリペイドカードへ入金(チ ャージ)する方法があります。この方法は、被害回復がより困難になることで 注意が必要です。 悪質な業者から、サイトの利用料や、偽ブランド品の商品代金などをコンビ ニ収納代行の収納番号を渡されて他人のIDのプリペイドカードに課金する方 法で支払うよう指示されます。 通常の収納代行であれば、収納代行会社との加盟店契約があり、支払ったお 金が誰に支払われたのかは調べればわかりますが、プリペイドカードに入金し た場合には、次のような問題点があります。 1.プリペイドカードは匿名で作成できるため、カードの権利者は誰なのかが 特定できない。(架空口座にお金を振り込むようなものです) 2.入金が誰からでも出来、資金決済法という法律で払い戻しを原則禁止して いるので、カード発行会社に返金をもとめても原則応じてくれない。 3.入金されたお金がどのように流れたのか、コンビニで入金した者には調べよ うがなくなる。 こうした特性を悪用して、プリペイドカードへお金を入金させる手法が徐々に 広がっています。似たような手法として、プリペイドカードを消費者に買わせ てその番号を聞き出す方法によるトラブルは、国民生活センターからも注意喚 起がなされています。 自分が買ったプリペイドカードの番号を教えたり、他人が開設したプリペイド カードに入金したりしないように気をつけて下さい。
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