長野県原村 (はらむら) 面積:43.26 ㎢ 原村は、八ヶ岳の裾野のなだらかな傾斜地に広がる高原の村で す。 山や谷は少なく、村内からは東に八ヶ岳連峰の雄大な景観を望 めるほか、北には蓼科山、北西には北アルプス、西には諏訪湖や 入笠山、南には南アルプスや富士山も見渡せる 360 度のパノラマ が広がっています。 ■ 原村の地域資源 ≪八ヶ岳の裾野に広がる豊かな自然と農地が調和した 農村景観≫ 原村では高原特有の冷涼な気候を利用して高原野菜や花き類 の栽培が盛んで、八ヶ岳を背景に野菜畑や水田などの田園地帯が 広がっています。昼夜の気温差が大きく晴天率が高いことからみ ずみずしく甘みのある野菜が育ち市場で人気を得ています。中で もセロリの栽培が盛んで生産量日本一を誇っています。 また、原村産の花き類は色が鮮やかで日持ちも良いと評判です。 八ヶ岳中央高原は高原のリゾート地として人気があり、緑豊か な環境の中、カラマツ林の間に自然と調和しながら数多くのペン ションや別荘などが点在し、北欧のような景観を見ることが出来 ます。 こて え ≪土蔵の鏝絵≫ 原村の歴史は400年余り前の新田開発から始まりました。当 時は高冷地で水も不足していたことから先人達は大変苦労して 稲作をしており、収穫した米は大変貴重なものでした。 また、明治時代には大火を経験したことから、米や家財道具を 保管するための土蔵は大変重要なものであり、人が住む母屋より 大切にされるほどでした。そのため土蔵の壁は白壁の上にこてを 使って漆喰を盛り上げレリーフのように描いた鏝絵で飾り付け ました。 現在でも村内には家紋や火災除け、福を招く縁起物、花鳥風月 などの題材を美しく描いた 1,000 を超える鏝絵が残っています。 人口:7,855 人
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