第73号 - 瀬戸神社

第73号
みたまのふゆ
(1)平成24年11月23日発行
十一月九日現在の御社殿全体の工事状況です・本殿・幣
殿・幣殿と御屋根の大部分が新しい銅板に葺き替えられ
ました。このあと千木・鰹木などがつけられて仕上がり
ます。社殿の内部の工事も進んでゐます。
﹁みたまのふゆ﹂とは、私共が常に蒙りいただいてゐ
る大神様の恩徳、加護、御神威を尊称した言葉です。人
間は自分ひとりの力で生きてゐるのではなく、つねに﹁み
たまのふゆ﹂をいただいて、生かされてゐるのです。
IIII個I
御社殿の御修造事業進む
みなさまの御協賛をいただき
去る六月二三日、仮殿遷座祭を蛮行し
平成二十五年度祭事暦
鶏鳴神事
○ 一月 一日 歳旦祭
祈年祭・合祀神例祭
○ =一月二〇日 春季大祭
神社本廳献幣使参向
○ 五月一五日 例大祭
琵琶島弁天社へ神輿渡御
大祓人形納め・茅の輪神事
○ 六月三十日 大祓式
設けました。︶にお遷しするとともに、
てご神体をお仮殿︵宝物庫内に御神座を
工事の安全を祈願しました。
本社神輿御霊人・宮出渡御
○ 七月 七日 天王祭出御祭
ートエ事から着工し、社殿周りの足場掛
七月に入り、増設部分の基礎コンクリ
無形文化財湯立て神楽
○ 七月 九日 三つ目神楽
え作業が本格化しました。
けをして、八月後半からいよいよ屋根替
○ 七月二I日 手子神社例祭
天王神輿町内巡幸
た工事も、秋風が冷たくなる候を迎へて、
無形文化財湯立て神楽
○ 九月一七日 熊野神社例祭
○ 七月一四日 天王祭巡幸祭
上の写真のやうに完成が近づいて参りま
この夏の暑さが長引くなかで進められ
した。来る十二月十六日には本殿遷座祭
無形文化財湯立て神楽
○ス︰︶月一三日 手子神社秋祭
O一一月一五日 七五三祭
を執り行ひ、新装の御本殿にご神体のお
詣の皆様の御祈願も、新装の御社殿で執
新嘗祭
○一一月二三日 秋季大祭
戻りを願上げます。新年の諸行事や、初
り行ひ、瀬戸の大神様の弥益すのご神威
開運熊手授与
○一二月 八日 歳の市
をお受けいただきたく存じます。
本事業に御奉賛下された多数の皆様に
○一二月二三日 天長祭
篤く御礼申し上げます。
○一二月三一日 大祓式
大祓人形納め・古礼焼納式
○ 毎月 一日 月次祭
第73号(2)
のふゆ
ま
た
み
平成24年11月23日発行
氏子・崇敬者多数の御奉賛も頂
戴して、﹁瀬戸神社平成御修営事業﹂
浄闇の時刻を待って遷座の儀が
執り行はれました。白い布単を茫
道の上に延べ、絹垣に囲まれたご 石
神体がお仮殿にお鎮まりになりま
築する脇幣殿と横階段の部分の透
七月、工事が始まりました。増
した.
まずは着工以来、十一月初旬ま
も順調に進捗してをります。
での工事経過について写真により
き塀をはずし、基礎=ンクリート
打ちをします。
ご報告したいと存じます。
夕刻、遷座祭の準備が進みます。
本殿と仮殿の間には蓬道が敷かれ、
ご神体がお移りになる道をつくり
ます。
に収まり、社殿には足場がかけら
きた付本の搬入が行はれ、仮小屋
事です。着工以来、準備がされて
ともに、本殿の屋根の古い銅板が
その部分の屋根銅板葺き作業と
み上げが進みます。
大工工事としては、脇幣殿の組
八月後胎、いよいよ本格的な工
れました。
第73号
みたまのふゆ
(3)平成24年11月23日発行
はがされでゆきます。
屋根裏の構造材の腐朽部分の交
換や補強がされます。さらに、新
しい鰹木を角材から丸く削り出す
仕事も始まりました。
新しい材で御屋根の曲線が現れ
i
t−
てきました。
− ・
本殿では銅板葺きが始まり、木
工事は拝殿の御屋根にかかります。
ト月十六目、総代会の工事状況
一面掲載の写真のやうに御屋根
の銅板葺きは仕上げ作業を残すの
みの状況です。大工仕事は本殿内
部の内陣︵御神座をお納めする部
分︶を始め、本殿縁や脇幣殿等の
造作を進めてゐます。
大変忙しい状況ですが、十二月
十六日の本殿遷座祭に間に合ふや
う執り進めていただいてをります。
十二月十六日には本殿遷座祭を
見学会を実施しました。千木・鰹
木のほか足場に登り、御屋根の状
執行し、新年の諸行事や初詣は新
瀬戸神社略縁起
大昔、今の泥亀町、大川町、釜
利谷町小泉のあたりまで海が入り
こみ、柳町や六浦町の塩場、六浦
南、内川町内もすべて海でした。
そして洲崎と瀬戸の間は、潮の干
満時には急流が渦を巻き、容易に
渡れぬ難所でした。古代人がここ
に海神を脱ったのが瀬戸神社の起
原で、今から千五百年以上も前︵古
墳時代︶のことです。
治承四年こ一八○︶鎌倉に入
った源頼朝が、日頃崇敬する伊豆
三島明神をこの霊域に遺脱してか
らは、六浦港の守り神﹁瀬戸三島
大明神﹂として鎌倉幕府をはじめ
上下の尊信をあつめ、その後、足
利氏、小田原北条氏の崇敬も篤く、
江戸時代には名勝金沢ハ景の中心
にあって、百石の社領を有する大
社として、江戸の町民の間にまで
信仰者がひろがりました。
明治六年郷社に列格、戦後は宗
教法人となり神奈川県神社廳献幣
使参向神社に指定されています。
現在の社殿は寛政十二年︵一八○
○︶の建造、御屋根は昭和四年銅
板に改められ、更に本年の御修営
でこれが葺替へられました。
http://www.setojinja.or.jp
︵FAX︶○四互ILO一−九九九四
︵電話︶○四五ILO一I九九九二
横浜市金沢区瀬戸十八−十四
瀬 戸 神 社︵〒て三六−○○ニヒ︶
深く感謝の意を表します。
じます。末尾ながら奉賛の真心に
号﹂をもってご報告いたしたく存
業完了ののち﹁みたまのふゆ特別
なほ、御修営事業の詳細は、事
参列下さい。
を進めることとします。どうぞご
装の御社殿にてご奉仕できる準備
況も確認していただきました。
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第73号(4)
みたまのふゆ
平成24年11月23日発行