150502 石鎚山縦走

石鎚山 縦走 ∼法皇山脈の洗礼∼
【報
【日
【参
告 者】I 丸
時】2015 年 5 月 2∼5 日 【天
加 者】スージー・I 丸
候】晴れ・曇りのち雨
≪コースタイム≫
5 月1日 21:55
松山小倉フェリー
2 日 5:15 松山港 → JR 松山駅 →JR 新居浜駅 →バス →10:40 筏津登山口
13:40 東赤石山 → 14:15 八巻山 →15:45 物住頭 → 16:20 西赤石山
17:20 銅山越 → 18:05 銅山峰ヒュッテ テント泊
3 日 5:05 TS → 6:25 ツナクリ山 → 8:10 獅子舞の鼻 →10:20 笹ケ峰 →
11:30 寒風山 → 13:35 伊予富士 → 14:15 東黒森 → 14:55 自念子ノ頭
→ 16:00 西黒森分岐 → 17:10 瓶ケ森駐車場 17:30 →瓶ケ森ヒュッテ跡
廃屋内 テント泊
4 日 6:35 TS → 7:00 子持権現山 → 7:45 シラサ峠 → 8:10 伊吹山 →
9:50 土小屋 → 12:40 石鎚山 → 14:10 愛大石鎚小屋 テント泊
5 日 7:15 TS → 9:20 面河登山口 → 10:50 面河山岳博物館(バス停) →バス
→ 久万 乗換 → 15:10 道後温泉 → 21:55 松山港 → フェリー 小倉
≪
報
告
≫
5 月 2 日 晴 れ フェリー2等部屋で、あまり眠れなかったまま松山へ到着。JR で移
動し、新居浜駅から”別子山地域マイクロバス”に乗る。座席は満杯で、乗れない場合は、
予約者が優先されるので、念のために予約をお勧め。
筏津登山口に着くと、暑いほど晴れ晴れ。
筏津登山口
瀬場谷ルートを登る。途中の沢で生足を出
しているトレラン夫婦が凄い勢いで抜い
ていった。山で素肌を出しているのに、前
途を案じた。
東赤石山に登頂後、「尾根沿いに歩こ
う!」と女気を出したばかりに、岩がゴロ
ゴロしている稜線を行きつ戻りつ進み、八
巻山を経て石室越に到着。疲れた・・・。悪
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路と道標に書かれていた。ここで、別ルートから来た先程の生足トレラン夫婦と再び
会う。かなりペースダウンしているようだった。
ここからは快適な縦走路を歩く。ピークごとにトレラン夫婦に追いつき、銅山越で
行先を聞いたところ、宿泊場所は丸山荘とのこと。そこから、まだ 5∼6 時間かかる・・・。
ちょっとビックリしながら。私たちは、銅山峰ヒュッテへと下った。ヒュッテの管理
者は年配の女性で、テント場の申し出をしたら、「よく歩いたね!偉い!」と褒めちぎ
ってもらった上に、なんと無料だった。とても夜景が綺麗なテンバは、水も豊富で快
適。二張りのテントで静かな夜だった。
5 月 3 日 曇 り の ち 暴 風 雨 朝一で、銅山越まで 30 分の登り返し。そこからの稜線は、
アケボノツツジやミツバツツジが咲く稜線だが、足の付け根程の笹が登山道にかかっ
ている。昨日の生足トレラン夫婦は大丈夫だったのだろうか?
笹ヶ峰で、トレラン夫婦と再会。何でも 12 時過ぎに丸山壮へ到着したらしい。なの
で今日は遅出だ。さすがにロングスパッツを着用していた。本日のゴールは、シラサ
峠らしい。今日もロングコースのようだった。
このころから霧雨になりだす。しかし、風もだんだんと強くなり、伊予富士山頂で
は、油断すると体が風であおられバランスが崩れそうになる。もう、何も見えないし、
雨合羽やザックカバーのバタバタッという音しか聞こえない。しかし、女気で車道へ
は降りずに、ずっと稜線を歩く。修行だぁー!
気温が下がり身体も濡れてしまっていたので、これ以上強風にあおられ続けるのは
危険と思い、瓶ヶ森手前で稜線から外れ、車
道へと下り瓶ヶ森駐車場へ向かった。瓶ヶ森
ヒュッテ跡の廃屋内にテントを張らせてい
ただいた。ちょっと傾いていて不安だったけ
ど有難かった。あのトレラン夫婦は、どうこ
の暴風雨を乗り越えたのだろうか?それに
してもペースが遅かったな。ボッカの私達よ
り時間がかかるのはトレランと言えないよ
うな
?と思いつつ私たちは、テントでガス
を使って、諸々を乾かした。が、全てがウエ
瓶ヶ森ヒュッテ跡・廃屋
ッティーな感じだった。
5 月 4 日 曇 り の ち 晴 れ 雨は止んだが、ガスって何も見えない。濡れた靴で歩く。土
小屋の自販機の前で休憩していると、あのトレラン夫婦が車でやってきた。たぶん小
屋の方の車かな?その顔は終わっていた・・・。あの暴風雨の中、ひたすら車道を走っ
た?歩いた?・・・らしい。女性のメイクは別人だった。お疲れ様でした。
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土小屋からは、観光客が多い登山道を
石鎚山雪渓
石鎚へ向かう。このあたりから虫が多い
ので、虫よけ・防虫ネットは必携である。
山頂では、ガスって天狗岳も見えなかっ
た。
面河コースへ下ると、誰もいない静か
な山へ戻れる。山頂での雑踏が嘘のよう
だ。登山道もよく整備されていて、すぐ
に愛大石鎚小屋に到着。小屋は、登山道
整備のために集まった方が多かったので、テンバ
をお借りした。板敷のテンバが二か所あった。夜
は、T 嵜さんの先輩方とストーブを囲んで談笑。
靴下と靴を乾かした。
5 月 5 日 晴れ
ひたすら下る。登山者も少なく、
静かで気持ちのいい山歩きで締めくくれた。バス
停では、全て広げて乾かした。このGW休日でも
人は少ない。いい場所だなーと思う。バスで松山
市内へ入ると、凄い人・人・人。坊ちゃん湯は長蛇の列!! あきらめて近くにある「椿
の湯」に入り帰路についた。
四国は、石鎚山以外は人も少なく、静かで花も多かった。二日目の天気が暴風雨で
残念ではあったが、単独でなかったので歩き続けられた。今となっては、この日が私
達にとって、一番思い出深い日となっているのが不思議だ。こらからも女気は、惜し
みなく出し
ていこう!
愛大石鎚小
屋での夜。
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