全社協 アクションReport 第55号(平成27年8月17日)(PDFファイル 1934

2015(平成 27)年 8 月 17 日
全 社 協
社会福祉法人
日
全国社会福祉協議会
Japan National Council of Social Welfare
(全社協 ぜんしゃきょう)
Action Report
政策企画部 広報室 [email protected]
TEL03-3581-4657
FAX03-3580-5721
〒100-8980 東京都千代田区霞が関
3-3-2 新霞が関ビル
第 55 号
Topics
 社会福祉法人制度改革等への社協の取り組み課題について協議~都道府県・指定都市
社協常務理事・事務局長セミナー
 全国民生委員児童委員連合会がテレビ朝日に要望~民生委員を殺人犯としたドラマ放映
を受け
 保育の質を高める研修会~保育 21 世紀セミナー2015
 保育・食育実践を振り返る~全国保育士会食育推進研修会
 社会福祉士国家試験に向けて本格的な試験勉強のスタート~第 28 回社会福祉士国家試
験対策講座
 全国福祉教育推進セミナー/都道府県・指定都市社協福祉教育担当者連絡会議の開催
 「居宅サービス計画ガイドライン」活用セミナーを開催
 高齢者版第三者評価基準ガイドライン改定検討を開始~福祉サービスの質の向上推進委
員会高齢者部会
 第 42 回国際福祉機器展 H.C.R.2015
インフォメーション
来場、イベント参加など受付開始!
社会保障・福祉政策情報
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■ 社会福祉法人制度改革等への社協の取り組み課題について
協議~都道府県・指定都市社協常務理事・事務局長セミナー
7 月 30 日(木)~31 日(金)の両日、中央福祉学院・ロフォス湘南(葉山)において、
「平成 27 年度都道府県・指定都市社協常務理事・事務局長セミナー」を 70 名の出席
のもと開催しました。
第 1 日目は、開会挨拶、基調説明に続いて、社会福祉法人制度改革に関する行政
説明と分散会を行いました。
行政説明は、厚生労働省社会・援護局福祉基盤課の乗越徹哉社会福祉法人制度
改革推進室長よりいただきました。乗越室長は、改革の経緯や、今国会で審議が進め
られている社会福祉法等改正法案などについての説明とともに、「都道府県・指定都
市社協自身も社会福祉法人ではあるが、自身の対応にとどまらず、地域の社会福祉
施設を経営する法人のニーズを把握し、とくに評議員選任にあたっての支援などをお
願いしたい」と述べました。
分散会では、社会福祉法人制度改革における都道府県・指定都市社協(以下、県・
市社協)の対応として、県・市社協自身の対応と市区町村社協や社会福祉法人・福祉
施設等への支援、また生活困窮者自立支援制度施行後の現状をテーマに、県・市社
協が直面する課題について認識の共有を図りました。社会福祉法人制度改革への対
応については、具体的に求められる取り組みに関する情報不足、内部留保と再投下
財産のあり方、県域での社会貢献事業や市域での地域公益活動の具体化など、また
生活困窮者支援については、支援職員のスキルアップや就労後のフォローの必要性
などといった課題が挙げられました。
第 2 日目は、公認会計士の渡部博氏から、「社会福祉法人における財務規律の強
化、情報開示、会計監査への取り組み」と題した講演をいただきました。渡部氏には、
高い公益性と非営利性が求められる社会福祉法人に必要な財務規律として、公益法
人制度等も踏まえ、会
計監査等による適正な
支出管理や、余裕財
産の明確化と福祉サー
ビスへの再投下の考え
方などについて解説を
いただきました。
分散会の様子
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■ 全国民生委員児童委員連合会がテレビ朝日に要望~民生委
員を殺人犯としたドラマ放映を受け
7 月 25 日、テレビ朝日が制作し全国放映された 2 時間ドラマにおいて、強盗殺人犯
が民生委員であったとの設定がなされていたことを受け、全国民生委員児童委員連合
会(全民児連)では、8 月 5 日、会長、副会長がテレビ朝日を訪問し、制作担当部門の
責任者に面会、「ドラマとはいえ、民生委員に対する誤解を与えかねない」として、強
い遺憾の意を伝えるとともに、今後の番組づくりにあたっての十分な配慮を求めまし
た。
今回のドラマでは、夫の介護に疲れていた女性民生委員が、介護費用のために訪
問先世帯の現金を盗もうとしたところを住人に発見され、突発的に殺人を犯したとの設
定がなされていたものです。これについて全民児連では、中心的な視聴者である高齢
者等に民生委員に対する誤解や不安を与えかねないとして、堀江正俊会長自らがテ
レビ朝日を訪れ、要望を行なったものです。
これに対し、テレビ朝日側も配慮不足であったとして、今後に向けては十分留意す
る旨の回答が行なわれました。
民生委員制度は再来年(平成 29 年)に制度創設 100 周年を控えていることから、今
回の訪問においても、堀江会長からテレビ朝日に対し、民生委員の活動の実際やそ
の苦労を広く伝えるような番組づくりを要望しました。
■ 保育の質を高める研修会~保育 21 世紀セミナー2015
全国保育協議会・全国保育士会
は「保育21世紀セミナー2015-保育
の質を高める研修会-」を、8月3日
(月)~4日(火)の2日間、新横浜プリ
ンスホテルで開催しました。
本セミナーは、平成27年4月1日よ
り施行された「子ども・子育て支援新
制度」や社会福祉法人制度改革など
の保育を取り巻く状況への理解を深
め、今後の保育のあり方を考えるととも
に、コース別のテーマ設定により、地
セミナー当日の様子
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域のニーズに対応できる保育機能の向上を図ること等を目的として開催したもので
す。
初日の全体講義では、厚生労働省雇用均等・児童家庭局保育課田野剛 課長補
佐より新制度下における保育行政の課題等について行政説明をいただきました。
保育事業を取り巻く環境変化を追う連続講義では、まず、改定がなされた保育所版
第三者評価基準ガイドラインの内容とそのポイントや受審の意義について、実際の改
定作業に関わられた大阪総合保育大学児童保育学部長大方美香教授に講義をいた
だきました。
続いて、社会福祉法人制度改革について、厚生労働省社会・援護局福祉基盤課
岩井勝弘課長より、国会審議中の法案解説とともに各法人において必要な対応や最
新の動向を解説いただきました。
2日目は、4つのコースに分かれて研修を進めました。
 「適切な労務管理とマネジメントを通じた、保育人材の確保と育成を考える」



(講師:綱川晃弘氏/有限会社HRM-LINKS代表取締役)
「「子どもの貧困」を保育の機能で支えるには」
(講師:埋橋玲子氏/同志社女子大学現代社会学部現代こども学科教授)
「質の高い保育実践の展開をめざして~保育の個別計画をはじめとした質向上
の取り組みを考える~」
(講師:寺見陽子氏/神戸松蔭女子学院大学大学院教授)
「保育士に求められるコミュニケーションスキルを学ぶ」
(講師:村井美紀氏/東京国際大学人間社会学部准教授)
それぞれのコースでは、グループワーク等を通じ、保育の質のさらなる向上、地域
のニーズに対応できる保育の機能を高めるためのヒントを得る機会となりました。
■ 保育・食育実践を振り返る~全国保育士会食育推進研修会
7 月 30 日(木)~31 日(金)の 2 日間、全社協 5 階会議室にて、保育士や栄養士、
調理員等、保育における食育に携わる方がたを対象に、77 名の参加を得て、食育推
進研修会が開催されました。
1 日目(7 月 30 日)は、野口孝則氏(上越教育大学大学院 学校教育研究科教授)
に、『地域と連携してすすめる食育~楽しく美味しい「食」で子どもの心身の健康を~』
をテーマに、各種地域資源を活用しながらも、地域と一体となって食育を推進していく
必要性についてご講義いただきました。
続いて、中尾卓嗣氏(ボランタリー 食と環境教育アドバイザー)に、『「心身の健や
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かな成長を願って」~心の栄養・体の栄養~』をテーマに、現代
の食生活や食環境の特徴を解説いただくとともに、共食など人と
のコミュニケーションを育む食事環境づくりの重要性についても
深く学ぶことができました。
2 日目(7 月 31 日)は、今般、3 歳未満児への給食外部搬入容
認の動きに対し、全国保育士会として確立した根拠をもって自園
調理の優位性を示し、給食外部搬入反対の姿勢を示していく必
1 日目講義Ⅱを
要があるなか、『全国保育士会食育推進ビジョンの柱「2.子ども ご講義いただいた中尾氏
の育ちを保障する食事の提供体制・環境を堅持した食育を推進
していきます。」に対する現状と課題~自園調理の優位性の確立に向けて~』をテー
マに、本会が実施した調査の報告と、講義とグループワークで理解を深めました。
調査報告では、全国保育士会食育推進委員会委員長の細川優子より、全国保育
士会が平成 27 年 5 月から 6 月に実施した「食事の提供体制と食育に関する調査」の
報告をするとともに、調査結果から得た自園調理の優位性についてご発言いただきま
した。
続く講義では、酒井治子氏(東京家政学院大学 准教授)をお招きし、乳幼児期に
おける食育の重要性を、保育所保育指針や、幼保連携型認定こども園教育・保育要
領に基づき、論理的に解説いただくとともに、具体的な事例を通して、自園調理の優
位性について考えました。
その後のグループワークでは、
「食事の場が食育の環境となるた
め」をテーマに、参加者同士で意
見交換することで、これまでに実
践してきた保育や食育の振り返り
と、今後の食育のあり方や、専門
職の関わり方も参加者同士で共
有することができました。
2 日目のグループワークの様子
■ 社会福祉士国家試験に向けて本格的な試験勉強のスタート
~第 28 回社会福祉士国家試験対策講座
中央福祉学院は、8 月 1 日(土)~2 日(日)、本学院社会福祉士通信課程の在籍
生・卒業生を対象に、第 28 回社会福祉士国家試験に向けた「試験対策講座」をロフォ
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ス湘南にて開催し、94 名が参加しました。
今回の講座では、国家試験に向けて全科
目(19 科目)の重要ポイント・頻出キーワードを
泊り込みの合宿形式で集中的に学び、本格的
な試験勉強をスタートするために、開催しまし
た。また、本学院の受講生の多くが苦手とする
科目(『心理学理論と心理的支援』、『社会理
論と社会システム』)について集中講義を行い、
今後の自己学習が円滑に進むよう全体像を把
握していきました。
飯塚慶子氏による講義の様子。テキスト
講師には、本学院社会福祉士通信課程卒業
の重要ポイントを繰り返し解説
生である飯塚慶子氏らを迎え、国家試験に向け
た勉強法や各科目の重要ポイントを問題演習と解説講義、復習テストを通じて学んで
いきました。また、講義の前後、朝 8 時から夜 9 時まで開放した「自習室」では、多くの
受講生が時間を惜しんで試験勉強に取り組んでいきました。
受講生からは、「日々の仕事やレポートの提
出を言い訳に試験勉強を怠っていたが、今日か
ら頑張ろうという気持ちになった」、「素晴らしい
学習環境の中で、集中的に試験勉強に取り組
むことができた」、「通信課程のスクーリングで同
じクラスだった方と再会でき、一緒に学ぶことが
できて良い刺激となった」などといった声が寄せ
られました。
朝早くから時間を惜しんで自習を行う
受講生の様子
今回の講座で学んだことを踏まえ、受講生は
来年の 1 月 24 日の国家試験に臨んでいきます。
なお、中央福祉学院では、12 月 23 日~24 日、
直前期における総まとめを行う「試験対策直前
合宿」をロフォス湘南にて開催する予定です。
■ 全国福祉教育推進セミナー/都道府県・指定都市社協福祉教
育担当者連絡会議の開催
8 月 3 日(月)~4 日(火)、全社協会議室において「社会的包摂にむけた福祉教育
実践を考える」をテーマに、平成 27 年度全国福祉教育推進セミナーを 101 名参加の
もと開催しました。
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初日は、基調講演「福祉教育の新潮流-社
会的包摂を見すえた地域での展開-」(講師:
原田正樹氏(日本福祉大学教授/日本福祉教
育・ボランティア学習学会理事)において、これ
までの福祉教育のあゆみを踏まえた上で、福祉
教育が大切にしなければならないものをあらた
めて共有しました。
その後、シンポジウム「社会的包摂に向けて
基調講演を行う原田正樹教授
福祉教育を推進するための社協の取組み」で
は、同じく原田先生のコーディネートで 2 名のシンポジストから、積極的に地域に展開
している福祉教育の実践報告がなされ、福祉教育の機能を確認するとともに、事業展
開の方法を学びました。
【シンポジスト】
浅尾 和弘氏(大阪府寝屋川市社会福祉協議会 地域福祉課)
丸山 真利奈氏(愛媛県八幡浜市社会福祉協議会 地域福祉課)
第 2 日目は、下記のテーマごとに分かれての分科会が行われ、先進的な取り組み
事例を通じた福祉教育の可能性や、防災というキーワードを福祉教育の観点で市民・
住民に伝えていく取り組みを共有しました。
【分科会】
第 1 分科会 「最前線の課題に取組む中での福祉教育の可能性」
ファシリテーター 室田 信一氏(首都大学東京 准教授)
事例① 東京都動物愛護相談センター 新田 祐輔氏
事例② 慶應義塾大学サイバー防犯ボランティア活動実践研究会 伊谷 陽祐氏
第 2 分科会 「防災と福祉教育」
ファシリテーター 桒原 英文氏(Community Empowerment Office FEEL Do 代表)
事例① 岡本 圭一郎氏(角田市社会福祉協議会 地域福祉係長)
菅原 清香氏(一般社団法人コミュニティ・4・チルドレン 福祉・防災学習
コーディネーター)
事例② 神田 勇氏(武豊町総務部防災交通課 主査)
また、セミナーに続いて、平成 27 年度都道府県・指定都市社会福祉協議会福祉教
育担当者連絡会議を開催し、「市区町村社協ボランティア・市民活動センター強化方
策 2015」の内容を踏まえつつ、都道府県・指定都市社協における福祉教育の実践、
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市区町村社協への支援のあり様に
ついて、福祉教育担当者間での情
報交換を行いました。
最前線の課題を取り上げた分科会
■ 「居宅サービス計画ガイドライン」活用セミナーを開催
全社協では、介護保険制度創設に合わせて在宅高齢者等のケアプラン作成のた
めのアセスメントツールとして『居宅サービス計画ガイドライン』を開発し、以降、『ガイド
ライン』の基本的な考え方と活用方法について学ぶセミナーを毎年開催しています。
今年度は、8 月 6 日(木)~7 日(金)の 2 日間にわたり、全国から約 40 名の参加者
を得て開催しました。初日の前半はガイドライン開発者の一人である白澤政和桜美林
大学大学院教授より、介護保険制度改正の要点と『ガイドライン』の特徴やストレングス
(意欲、能力、嗜好等)を生かしてケアプランに反映させることの重要性について指導
いただきました。初日の後半から翌日にかけては、同じくガイドライン開発に携わられ
た山田圭子前橋市地域包括支援センター西部副センター長を講師として迎え、具体
的な活用方法とアセスメントからケアプランまでの課題整理の方法について講義と演
習を通して学びました。
参加者からは、「今回の介
護保険制度改正のポイントが
理解できた」「ケアプラン作成
に向けたアセスメントの重要
性を再認識できた」等の感想
が寄せられました。
セミナーの様子
■ 高齢者版第三者評価基準ガイドライン改定検討を開始~福
祉サービスの質の向上推進委員会高齢者部会
8 月 10 日(月)に、福祉サービスの質の向上推進委員会・高齢者部会(蛯江紀雄部
8
会長)を開催し、高齢者版第三者評価基準ガイドライン(以下、高齢者版ガイドライン)
の改定に向けた検討を行いました。
開会にあたり、蛯江部会長は、介護人材の確保は依然として厳しい状況ではあるが、
そのなかでも「質」をどう上げていくかしっかり取り組んでいかなければならないと述べ
ました。さらに、第三者評価のねらいは、一つは利用者の権利を守ることですが、現に
働いている職員がモチベーションを高くもち、やりがいを感じて働ける職場づくりがもう
一つの大事なねらいであるとし、利用者と働く方々のために役に立つ第三者評価をつ
くっていくことが必要ではないかと課題を提起しました。
高齢者版ガイドラインは、旧共通評価基準ガイドライン(53 項目)に内容評価基準
(特養、通所介護、訪問介護)を付加し、平成 25 年 3 月に策定していますが、平成 26
年 4 月に共通評価基準ガイドラインが全部改正(45 項目)されたことを受け、高齢者版
ガイドラインを改定し、評価基準の標準化を図る必要があります。高齢者版ガイドライ
ン改定後、養護老人ホーム・軽費老人ホーム版のガイドラインを策定し、高齢者版 5 種
別(特養、通所介護、訪問介護、養護・軽費)の第三者評価基準ガイドラインをとりまと
めることとしています。
第 1 回高齢者部会では、認知症高齢者への対応や権利侵害の防止に関する取り
組みについて、よりていねいな記載が必要ではないかといった意見や、生活機能向上
のために各事業所が行っている工夫・取り組みを評価する項目があるとよいのではな
いかといった意見が出されました。
高齢者版ガイドラインについては、今後、作業委員会を設置し、各項目についての
具体的な議論をすすめることとしています。
■ 第 42 回国際福祉機器展 H.C.R.2015 来場、イベント参
加など受付開始!
第 42 回国際福祉機器展 H.C.R.2015
は、10 月 7 日(水)~9 日(金)の東京ビ
ッグサイトでの開催にむけて準備が進ん
でいます。
H.C.R.事務局では、8 月 17 日(月)か
ら、展示会への来場、国際シンポジウム
やセミナーなどのイベントへの参加につ
いての WEB からの申込受付
(http://www.hcr.or.jp)を開始しまし
た。
(↑画像をクリックすると H.C.R.ホームページに
ジャンプします)
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14 か国・1 地域からの 523 社の出展による H.C.R.2015 では、高齢者や障害者の自
立と社会参加の促進、家庭や福祉施設での介護の質の向上を目的に、杖・車いす・
福祉車両、入浴・トイレ、住宅改造機材などの福祉機器、高齢者むけ食品や衣類など
日常生活を支えるさまざまな生活用品など約 20,000 点の総合展示に加え、一般の
方々、福祉関係者、企業関係者などにむけた最新の福祉・介護・リハビリなどの情報を
提供するために、次のプログラムを予定しています。
1.国際シンポジウム
ⅰ)テーマ「介護サービス従事者をいかに確保するか?
~ドイツ、米国、日本の比較から今後の課題とその対策を考える」
ⅱ)日 時:平成 27 年 10 月 8 日(木)13:00~16:40(予定)
ⅲ)会 場:東京ビッグサイト会議棟 6F
ⅳ)参加者:高齢社会の課題や政策・制度に関心のある方であれば、どなたでも
参加可
ⅴ)参加申込:H.C.R.web サイト(http://www.hcr.or.jp)から申込
ⅵ)登壇者
a.講 師:
①ドイツ/Dr. Grit Braeseke 氏:
ヨーロッパ・ヘルスケア・リサーチ&社会経済研究所 サイエンス分野担当部長
②アメリカ/Dr. Robyn Stone 氏:
米国リーディング・エイジ・センター事務局長、元ホワイトハウス副次官補佐(障
害者・高齢者・介護政策担当)、元米国保健福祉省次官補代行
③日本(施設現場の立場から)/湯川 智美 氏:社会福祉法人 六親会常務理事、
保健福祉広報協会監事
④日本(研究者の立場から)/塚田 典子 氏:日本大学商学部教授、
保健福祉広報協会理事
b.チューター:
近藤 純五郎 氏 /一般財団法人 医療経済研究・社会保険福祉協会理事長、
弁護士、元厚生労働事務次官
2.H.C.R.セミナー
ⅰ)一般、福祉サービス利用者・家族むけセミナー
a.はじめての福祉機器 選び方・使い方セミナー
会期中 3 日間、基本動作編、自立支援編、住宅改修編から 10 テーマを設定
して講義を実施。
b.高齢者むけの手軽な日々の食事
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c.一般家庭における介護で腰痛にならないための基本技術~ボディメカニクス
の理解と活用
d.高齢者むけの住まいの種類と選び方~有料老人ホーム、サービス付き高齢者
むけ住宅など
ⅱ)福祉職・介護職むけセミナー
a.福祉施設の実践事例発表~役立つ活かせる工夫とアイデア
b.福祉施設での感染症の知識と対応~知っておきたい感染症対策のポイント
c.ユニバーサルでエコなまちの創生~2020 年オリンピック・パラリンピック東京大
会にむけて
ⅲ)企業関係者むけセミナー
a.障害者に対する差別の禁止と合理的配慮
~障害者雇用促進法の改正および障害者差別解消法の制定を受けて
3.出展社によるプレゼンテーション
4.H.C.R.特別企画
ⅰ) 障害児のための「子ども広場」:
子ども用福祉機器の展示、機器の利用・療育・住宅改造などに関する相談、障害
のある子どものための住宅改造事例の紹介、子ども用車いすの試乗コーナー、保
育士が常駐するひとやすみコーナーなどを実施。
ⅱ) ふくしの相談コーナー
福祉機器や自助具などの相談コーナーを設置。
ⅲ) 高齢者・障害者の生活支援用品コーナー
「いつまでも元気で働く 10 のコツ展」を開催。関連グッズを展示・紹介。
ⅳ) 福祉機器開発最前線
現在開発中の製品や新発表の福祉機器のデモンストレーション・集中展示。
ⅴ) アルテク講座 2015
携帯電話やスマートフォンなど身の回りにあるテクノロジーの福祉的な利用方法に
ついての解説・実演。
ⅵ) 被災地応援コーナー
東日本大震災で被災した東北地方のセルプ(障害者授産施設)製品を販売。
5.お問い合わせ先(H.C.R. 2015 事務局)
(一財)保健福祉広報協会
〒100-8980 東京都千代田区霞が関 3-3-2 新霞が関ビル 5F
TEL. 03-3580-3052 FAX. 03-5512-9798 http://www.hcr.or.jp/
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インフォメーション
詳細につきましては、出版部ホームページをご覧く
図書・雑誌
ださい。
https://www.fukushinohon.gr.jp/
全社協の新刊・月刊誌
出版部で発売した図書と月刊誌の特集をご案内いたします。いずれの書籍も読者
の関心が高いテーマや重要な課題をとりあげていますので、関係者への周知にご協
力くださるようお願いいたします。
<月刊誌>
●特集「“福祉”ではたらく」
『月刊福祉』9 月号
福祉専門職として、社会福祉士、介護福祉士、保育
士など、多くの人が福祉業界で働いています。一部の地
域では、福祉の担い手の不足が指摘されていますが、
今後、少子高齢化により、労働人口全体が減少していく
なかで、福祉業界で働く人をどう確保するかが、課題とな
っています。
数多くある仕事のなかでも、福祉の仕事は、人に関わ
り、人と人をつないでいくという魅力とやりがいがあります。
そして、人の生活を支えることは社会全体を支えることに
つながっています。9 月号では、改めて「 “福祉”ではた
らく」ということの本質を見つめ直していきます。
(↑画像をクリックすると図書購入ページに
(8 月 6 日発売、定価本体 971 円税別)
ジャンプします)
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●特集「子どもの育ちをどう伝えていますか?」
『保育の友』9 月号
保育現場では、おとなの生活リズムに合わせるかたち
で就寝時間が遅くなり、朝起きることができず午前中元
気がない、排泄の自立がうまくいかないなど、生活習慣
が整わない子どもの姿への対応に苦慮している場面も見
られます。
このようななか、保育所では、よりよい子どもの成長・発
達のために、保育所での子どもの姿を保護者に伝え、子
どもの成長を共に喜び合い共有していくことを通して、家
庭との相互理解を図っていくことが求められています。
そこで、保護者の悩みや個々の家庭の状況を踏まえ、
子どもの成長・発達を見る視点や、家庭と情報共有して
いくための伝え方の工夫などについて、実践事例や専門
家からのアドバイスを交えて考えます。
(8 月 10 日発売、定価本体 581 円税別)
(↑画像をクリックすると図書購入ページに
ジャンプします)
【問合せ先:出版部 TEL 03-3581-9511】
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詳細につきましては、全社協・政策委員
会サイト内「社会保障・福祉政策の動向
社会保障・福祉政策情報
と対応」をご覧ください。
http://zseisaku.net/trend/
※ 政策の動きや審議会等の会議情報、厚生労働省新着情報等をお知らせします。
政策動向
■ 第 5 回社会保障制度改革推進会議【8 月 3 日】
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/syakaihosyou_kaikaku/dai5/siryou.ht
ml
■ 財政制度等審議会財政制度分科会【8 月 5 日】
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/subof_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia270805.html
■ 第 1 回保健医療 2035 推進本部【8 月 6 日】
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000093476.html
■ 第 1 回経済・財政一体改革推進委員会【8 月 10 日】
「経済財政運営と改革の基本方針 2015」にもとづいて設置された経済財政諮問会
議の専門調査会。委員会の論点および検討体制(WG メンバー)などが示された。
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/150810/age
nda.html
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厚生労働省新着情報より
■ 平成 26 年度介護給付費実態調査の概況(平成 26 年 5 月審査分~平成 27 年
4 月審査分)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/kyufu/14/index.html
■ 今後の仕事と家庭の両立支援に関する研究会報告書
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000093495.html
■ 平成 26 年度厚生年金・国民年金の収支決算の概要
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000093367.html
<レポート送付先>
本レポートは、報道関係者、都道府県・指定都市社協、種別協議会等正副会
長、政策委員会委員、本会理事・評議員の方々にお送りしています。
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