市 場 動 向 (2015年5月~2015年7月) 渋 谷 地 区 渋谷パルコ・パート2跡地(約740㎡)をヒューリックが購入した。 今後約165億を投じて商業施設を開発予定である。 売買状況 (土地・建物) 渋谷のランドマークである道玄坂共同ビル(SHIBUYA109)では持分の取引き がされている。 桜丘町では、66戸のレジ系ビルが取引きされているが、売主はこのレジ系ビルを 2011年に約31億で取得し、約4年で売却している。 他、恵比寿・代々木等で数棟の取引きがされている。 物件購入希望者の購買意欲は以前に増して多いが、売り情報がなかなか出てこ ない状況である。 売買に関しては、今後もますます活発しそうである。 飲食店舗に関しては、10坪~30坪程度の低層階物件、居抜き物件を希望され ているが、居抜き情報がなかなか出てこない為、スケルトンでも検討されており、 上層階物件は居抜き・スケルトン問わず引合いが弱く、苦戦中である。 物販店舗に関しては、5坪~20坪程度で間口の取れた路面物件を探されてい る。 間口が取れていれば、多少駅から離れていても需要はある。 賃貸状況 事務所物件に関しては、30坪~60坪程度で安価な物件への問合せが多い状況 である。 ここ1~2ヶ月、美容室の出店希望者からの問合せが増えた。 同業種NGビルが多い為苦戦している様子で、店舗・サービス店舗の渋谷エリア への出店意欲は旺盛だが、供給物件が少ない状況が続いている。 ゴールデンウィークの連休も重なり、いつも以上に学生達が賑わいを見せる中、 海外からの観光客も日増しに増え、ドラッグストアや大型家電量販店への長蛇の 列を何度も見かけた。 街の状況 渋谷駅地区駅街区開発、道玄坂街区開発で解体が進む中、宇田川町15地区開 発(パルコ再開発)や渋谷区役所立替計画の説明会が行われ、新たな解体・建築 着手が進行していく見込みである。 道玄坂で4月にオープンし、連日長蛇の列を作っていたタコベルだが、最近は落 ち着いた様に見受けられる。
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