給 食 だ よ り 2015 年度 6 月号 食中毒を予防しましょう ジメジメとした梅雨がやってきました。湿度の上昇するこの季節は、細菌 類の繁殖期でもあります。特に、食中毒には気をつけたいものです。まずは その予防策として、手洗いからはじめましょう。手には食中毒の原因になる 菌がたくさんついています。手洗いは念入りに、爪の先や手のひら、手の甲、 手首までしっかりと行いましょう。 ☆今月のおススメ食材☆ 毎月おススメの食材を紹介していきます。 今月は『 ・カンピロバクター じゃがいも 』です! →加熱不十分な鶏肉に多い、感染型 ・黄色ブドウ球菌 ・旬 →化膿創に多い、毒素型 5 月~6 月 ・多い栄養素 ・ウェルシュ菌 カリウム、ビタミン C →加熱後数時間経過した食品で発生、毒素型 * * * * * * * * * * * * * * 「じゃがいも」は、カリウムやビタミン C が 豊富に含まれています。カリウムには塩分排泄 促進の作用があり、高血圧予防に効果的です。 また、 「じゃがいも」のビタミンCは茹でても壊 れにくい性質があります。ビタミン C は肌の健 食中毒を防ぐには・・・ 康を守ってくれます。日差しの強くなるこれか ① 菌を食材につけないこと らの季節にぴったりですね。現在スーパーでは ② しっかりと火を通すこと 「新じゃが」をよくみかけますが、 「新じゃが」 ③ 加熱後食べない場合は、 は皮が薄いので、きれいに洗えば皮ごと食べる すぐに冷やして保管すること ことができます。そうすることで「じゃがいも」 が、重要です。 の栄養素をあますことなく摂取することができ この 3 点を守って食中毒から子ども達を ますよ。ただ、皮が緑に変色していたり、芽が 守りましょう。 出たりしている部分には毒素の「ソラニン」が あります。そういったものはしっかりと皮をむ いて、調理をしてくださいね。 * * * * * * * * * * * * * * 給食室おすすめレシピ 6 月 22 日(月) *高野豆腐の卵とじ <材料> 4 人分(大人 2 人・子供 2 人) 高野豆腐…2 枚 <作り方> 1. 高野豆腐は水で戻して、食べやすい大きさに切っておく。 2. 人参はいちょう切り、しいたけは石づきを取り、スライス する。 卵…1 個 人参…1/2 本 3. A は合わせておく。 生しいたけ…1 個 4. だしを具材がつかるくらいまで入れて、火にかける。 だし汁…適量(約 150ml) 5. A を加えて具材に火を通す。 三温糖…大さじ 1 A 提供予定☆ 6. 溶き卵を流しいれる。 みりん…小さじ 2/3 *お好みで三つ葉を散らすと彩りがとてもきれいになり 濃口しょうゆ…大さじ1 ますよ。味付けはお好みに合わせて調整してください。 6 月 12 日(金) 提供予定☆ *おくらの胡麻和え <作り方> <材料> 1. A の調味料を合わせておく。 おくら…5 本 2. 大根、人参を短冊に切り、茹でる。火が通ったらお湯から 大根…80g(約 2.5cm の輪切り) あげて、冷水で冷やし、手で水気を絞る。 人参…1/3 本 3. おくらは板ずりして、茹でて冷水にとり、斜めにスライス する。 4. 食材と A を和える。 4 人分(大人2人・子供2人) ごま…小さじ 1 A 濃口しょうゆ…小さじ 1 三温糖…小さじ 1/3 *おくらの下処理は板ずりではなく、手で塩もみするだけ でも構いません。下処理を行うことで食べやすくなりま す。 乾物を食べよう 高野豆腐、切干大根、干ししいたけなど、古来より日本に伝わる「乾物」は栄養面が とても高い食材です。水分が減っている分、少しの量でたくさんの栄養を一度に摂るこ とが出来ます。手を出しにくい食材かもしれませんが、ぜひ手にとって調理してみてく ださい。
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