ご参考資料 2015年12月8日 マニュライフ・インベストメンツ・ジャパン株式会社 米国株式(米国銀行セクター)について ~利上げにより期待される米国銀行の収益拡大~ 米国銀行の貸出残高の推移 (1990年~2014年、年次) 米国景気の回復と強まる利上げ観測 足元の米国経済は雇用環境、個人消費、企業 業績などの回復が見られることから、米連邦準備 制度理事会(FRB)による年内の利上げ観測が 市場関係者の間で強まっています。 8 貸出残高の増加 0 経済成長に伴い、米国銀行の貸出残高も増加 しています。今後も、景気回復とともに、個人消費 や企業の設備投資などが活発となり、銀行からの 貸出需要の増加が期待されます。 (兆米ドル) 6 4 2 90 92 94 96 98 00 02 04 06 08 10 12 14 (年) ※米国銀行は、商業銀行(国法銀行および州法銀行) ※貸出残高は、貸出資産およびリース資産の総額から前受収益および貸倒引当金を控除したもの 出所:FDIC(米連邦預金保険公社)のデータをもとにマニュライフ・インベストメンツ・ ジャパンが作成 米国銀行の不良債権比率の推移 (1990年~2014年、年次) 8% 不良債権比率は健全な状態に回復 6% 一方、米国銀行の不良債権比率は、リーマン ショック後に急上昇しましたが、景気の回復ととも に足元は低下傾向にあり、健全な信用環境に あります。 4% 利上げにより期待される利ざやの回復 米国ではゼロ金利政策の長期化にともない、 銀行の利ざやは低下してきました。今後、ゼロ 金利政策が解除されれば、利ざやの回復が見込 まれ貸出を収益源とする銀行の収益拡大が期待 されます。 なお、利ざやの回復が見込まれる理由は、一般 に貸出金利の上昇に比べ、調達コストである預金 金利の上昇が遅行する傾向があるためです。 リーマンショック 2% 0% 90 92 94 96 98 00 02 04 06 08 10 12 14 (年) ※不良債権比率は不良債権額/貸出資産で算出 ※不良債権額は、90日以上の延滞債権および未収利息不計上債権 出所:FDIC(米連邦預金保険公社)のデータをもとにマニュライフ・インベストメンツ・ ジャパンが作成 米国政策金利、貸出利ざや率、貸出金利(イメージ)の推移 (2008年~2014年、年次) 7% 6.1% 6% 貸出金利(イメージ) 5.9% 5.8% 4.8% 5% 5.6% 5.4% 5.2% 融資競争 貸出利ざや率(左軸) 米国政策金利(FFレート)(右軸) 4% 米国の景気回復とゼロ金利解除*により、貸出を 収益源とする米国銀行の収益拡大が期待されます。 回復 (平常化) 08 09 10 11 12 13 14 4% 3% 2% 1% 0.25% 3% 銀行収益の拡大 ? 15 0% 16 (年) ※利ざや率は金利収入/貸出資産で算出 ※FFレートの誘導目標は0~0.25%(2015年12月7日現在)、FFレートはフェデラル・ファンド・ レートの略で、連邦準備銀行(米国の中央銀行)に預け入れる無利息の準備金の過不足を 調整するために、無担保で銀行同士で貸し借りをする際に適用される金利のことです。 出所:FDIC (米連邦預金保険公社)のデータをもとにマニュライフ・インベストメンツ・ ジャパンが作成 *2015年12月7日現在、ゼロ金利解除されておりません。 ・当資料は、マニュライフ・インベストメンツ・ジャパン株式会社(以下「当社」といいます)が投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、特定の投資商品の推奨 を目的としたものではありません。・当資料記載のデータや見通し等は、将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。・当資料は、信頼できると考えられる情報をも とに作成しておりますが、正確性、適時性を保証するものではありません。・当資料の内容およびコメントは資料作成時点における経済・市場環境等について当社の見解を記載した もので当該見解は予告なく変更される場合があり、将来の経済・市場環境の変動等を保証するものではありません。・各指数に関する著作権等の知的財産、その他一切の権利は、 各々の開発元または公表元に帰属します。・投資信託のお申込みの際は、必ず最新の投資信託説明書(交付目論見書)で商品内容をご確認の上、ご自身で投資のご判断をお願い いたします。・当資料に関する一切の権利は、引用部分を除き当社に属し、いかなる目的であれ当資料の一部または全部の無断での使用・複製はできません。 商号等: マニュライフ・インベストメンツ・ジャパン株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1985号 加入協会: 一般社団法人投資信託協会
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