科目№ EMACJ1605/1606 EDACJ1705/1706 科目名 比較労使関係論研究・同演習 Course Title Comparative Industrial Relations and Political Economic Analysis 講義2単位 担当教員氏名 演習2単位 チャールズ・ウェザーズ 分野科目 前期開講 【講義の主題と目標】 具体的には参加者と相談して決定しますが、1.日本の労使関係あるいは比較労使関係、2.比較政治経済学 (特に、経済先進国—日本、アメリカ、西ヨーロッパ—について取り上げる)といったテーマを考えています。 (こ れらは労使関係のテーマのサンプル・コースです) 。各国の制度的な類似点、相違点を分析するというアプローチ を基本的に取っていきたいと考えています。 最近、自分は主に女性・非正規労働問題、公共部門労働問題及び日米比較労働・雇用政策を日米比較的に行っ ていますので、政治経済や女性・ワーキングプア問題について感心がある院生にぴったりだと思います。 第一回目の授業で参考となる文献リストを配布します。参加する予定の院生は予め教員と直接連絡・相談する ようにしてください。参加者に応じて英語、日本語のいずれかで授業を行います。 【講義の概要】【講義計画】 第 1 回 イントロダクション 第 9 回 若者と教育制度 第 2 回 日本の労使関係・雇用制度 第 10 回 アベノミクスと労働 第3回 戦後の労使関係の形成 第 11 回 北欧モデル 第 4 回 戦後の労使関係の形成 第 12 回 ドイツの労働政策 第 5 回 春闘・賃金制度 第 13 回 アメリカモデルと雇用制度 第 6 回 非正規労働 第 14 回 アメリカモデルと雇用制度 第 7 回 均等法と女性労働問題 第 15 回 まとめ 第 8 回 コミュニティユニオン及び NPO 【評価方法】 参加者の授業のディスカッション、レッスンについての発表、および書評 【テキスト又は参考書】 院生の状況やニーズによって調整しますが、よく参考にする資料は以下のものです。 高木郁朗「日本的労使関係の変化」 二村一夫「日本労使関係」 仁田道夫「雇用の量的管理」 新川俊光「一九七五年春闘と経済危機管理」 遠藤公嗣編『個人加盟ユニオンと労働 NPO-排除された労働者の権利擁護』 篠田徹「男女雇用機会均等法をめぐる意思決定」 本田由紀『教育の職業的意義―若者、学校、社会をつなぐ』 首藤若菜「女性組合役員の増加と組合運動の変化」 『エコノミスト』 「特集:死んだ労組 元気なユニオン」 濱口桂一郎『新しい労働社会』 、『働く女性の運命』 チャールズ・ウェザーズ『アメリカの労働組合運動』 竹信三恵子『ワークシェアリングの実像』 『東洋経済』 「特集:北欧はここまでやる」 佐藤吉宗他『スウェーデンとオランダに学ぶ人を大切にする社会システム―労働・平等・社会保障』 ─ 35 ─
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