今月のことば 独自の強さを考える - ニッセイ情報テクノロジー株式会社

◆ IT戦略セミナー開催
去る7月11日(木)15:00~、ホテルオークラ東京において200名を超えるお客様にご参加いただきまして、IT
戦略セミナーを開催いたしました。当日は7つの講演と当社の各ソリューション紹介のデモを行うという二会場構成で開催い
たしました。
2002/08
夕方には懇親会も開催し、相互交流を大いに深めることができました。
<講演内容> <講師>
◆ 基調講演 「米国における銀行保険販売の現状」
~わが国のバンカシュランス本格化にむけて~
先行する欧米の銀行による保険販売事情を概観し、わ
が国と似た規制環境下、銀行による保険販売が実態的
に推進してきた米国の事例についてご講演いただきま
した。
◆ 講
演 「当社ソリューションの展開」
日本生命向け開発を中心にこれまで蓄積したノウハウ
を活かし、世界に通用する当社ソリューション展開に
ついて説明致しました。
◆ 分 科 会 「STP化へ対応する機関投資家」
T+1への対応を見据えたSTP化の動きについて、
日本の取引に適したトレーディングシステムをスピー
ディーなシステム開発の側面から説明致しました。
「日本生命、新情報時代への取組み」
新技術の先進的活用や共同化、標準化の取り組みを代
理店システムなどの具体的事例をもとにご説明いただ
きました。
「不動産の新時代マネジメントに向けて」
今後マーケットニーズの急拡大が想定されるプロパ
ティマネジメント・アセットマネジメントについて、
その迅速な展開に必要となるIT基盤のあり方を説明
致しました。
「機能アンバンドルへの動き」
~印刷物の戦略的調達~
業種を問わずコスト削減への取り組みが遅れていた印
刷領域について、実績紹介を含め電子調達システムの
活用によるコスト削減方法を説明致しました。
「トレーディングプロダクトの紹介と
米国バイサイドSTP化事情」
欧米でデファクトスタンダードの方向に進みつつある
チャールズ・リバー・デベロップメント社のトレーディ
ングシステムとコンプライアンスシステムのご紹介を
していただきました。
私たちニッセイ情報テクノロジーは、平成11年7月に日本生命保険相互会社のシステム部門と
株式会社ニッセイ基礎研究所
保険研究部門
主任研究員 松岡 博司氏
㈱ニッセイコンピュータのシステム開発部門が統合して設立され、3年が経過しました。その間、
お客さま皆様のご支援を頂き誠にありがたく感謝しております。
さて、この度、小誌 「NISSAY IT REPORT 」を創刊する運びとなりました。
私どもは 「新たなサービスの創造 」と 「最適なソリューションの提供 」を目指し、日々、活動してお
ります。これまで培ったノウハウ、技術を結集し、小誌をもとに皆様にお役に立てる情報を提供し
ニッセイ情報テクノロジー株式会社
代表取締役副社長 桑折 雅嗣
てまいります。
今後、一層の充実を図って行きたいと考えておりますので、ぜひご一読いただきまして、忌憚の
ないご意見、ご要望をいただければ幸甚です。
ニッセイ情報テクノロジー株式会社
金融ソリューション事業部
プロジェクトマネジャー 林 知秀
日本生命保険相互会社
システム企画部
IT企画課長 増川 秀敏氏
ニッセイ情報テクノロジー株式会社
金融ソリューション事業部
チーフマネジャー 若井 敬
ニッセイ情報テクノロジー株式会社
企画開発本部
上席ビジネスプランナー 渡邊 明貢
チャールズ・リバー・デベロップメント社
マネージングディレクター
キャメロン・フィールド氏
漢字はかな漢字変換、英語を入力する場合はかな英字変換を備え、
◆ 独自の強さを考える
辞書付で単語を選択可能とします。数字は 10の子音のキーを数字
モードにすることで手を動かすことなく入力できます。この入力は
中国のベンチャー企業の人の話です。彼らは出身地の言葉(一般
どう考えてもローマ字入力より速そうです。
的には北京語と異なる)、北京語、英語、日本語を使います。
iモードの入力は必要に迫られて、文字入力を片手でやれる方式
親会社は大学(全寮制)で、寮生のネットワークはトロント、ニュー
を生み出しました。なまじ英字のキーボードになれてしまっている
ヨーク、サンフランシスコ等、全世界にまたがっています。本国の
ため、ローマ字入力になってしまっている今のやり方は合理的でな
開発費用は安く、しかも極めて優秀です。
いかもしれません。
漢字入力は偏と旁で入力しますので、数十文字の文章を数入力で
明治の頃、西洋の文明に接した先人達は、当時持っていた漢字の
生成します。インターネットのサイトの数はこの為、英語より、漢
組み合わせで多くの概念を理解しようとしたようです。スポーツで
字の方が多くなったといわれています。
も卓球では、ペンホルダー方式、テニスでは軟式テニスなど、独自
漢字は習得に長期間かかりますが、一度覚えると、読むスピード
の強さを生み出しています。
は英語の4倍と言われています。これが漢字文化圏の文明を支えて
その後は、残念ながら自分達の強さや良さをあまり見ず、まず学ん
いたと言って良いのでしょう。
でやれるようになってしまうことを是としてきた風潮が有るように
偏と旁で入力するやり方に対して、ローマ字入力を標準にしてし
思えます。
まった日本は損をしたかもしれません。
中国で PCをビジネスにしている人達は英語を使いますから英字
キーボードも扱えるはずですが、漢字の入力に偏と旁を用いるこ
私は、10年ほど前から暇が出来たら作ってみたいと思っている
とによってより速く有利な方式を手に入れたといえるかもしれませ
当社の営業担当までお問合せ下さい。なお、下記の事務局でも承ります。
入力キーボードがあります。
ん。
セミナー事務局(担当 :川上・浜田) TEL(03)5714-4403 FAX(03)5713-0187 日本語は母音が 5つしかありません。これは様々な言語の発音習
〔セミナーの講義内容に興味のお有りの方は〕
発行:企画開発本部 東京ブロック
〒 144-8721 東京都大田区蒲田 5 丁目 37 番 1 号 ニッセイアロマスクエア TEL.03-5714-4403 FAX.03-5713-0187
得には不利かもしれませんが、片手の指の数で表現可能と言う有利
21世紀、どこかに成功のモデルがある時代ではなさそうです。
さを持っています。子音は 10しかありませんので、左手用に 5つ、
自分の強さを活かした工夫が必要なのでしょう。隣の芝生の青さに
右手用に上下 2段の 10のキーボードを作り、左手で母音、右手で
目を奪われること無く、自宅のよさを認識する必要がありそうです。
子音を入力すれば全ての文字は両手 1タッチで入力可能になりま
我々も一層の研鑚・努力が必要のようです。
す。小文字、濁点、半濁点は重ならない指を加えた 3本の指で 1タッ
チが可能です。
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(この冊子はPODシステムを利用して印刷しています)
桑折 雅嗣