主体的に学び,分かる喜びを実感できる子どもの育成

平成27年度
小坂小学校・小坂中学校
小坂小・中学校
研究概要
学校教育目標
「生きる力」と「ふるさとを愛する心」をもった児童生徒の育成
~つながり・かかわり・豊かに学ぶ~
児童生徒の実態
○明るく素直で,学習に落ち着いて取り組んでいる。
○諸活動や行事を通して,積極性やたくましさが見られるようになってきている。
●進んで人と関わり,コミュニケーションを図ることが苦手である。
●何事にもねばり強く懸命に取り組む姿勢が弱い。
●指示待ちの姿勢が見られ,他人への依存度が高い。
平成27年度
小坂小・中学校
研究主題
主体的に学び,分かる喜びを実感できる子どもの育成
~9年間を通した確かな学びを目指して~
研究の仮説
○ゴールを明確にした授業を構築し,学び合いの充実を図ることによって,主体的に学
ぶ子どもが育つであろう。
○「小坂スタンダード」を実践することにより,分かる喜びを実感できる子どもが育つ
であろう。
研究の内容
○9年間を見通した各教科の単元系統表の活用
○小中共通学習スタイル「小坂スタンダード」の実践
あ
か
し
あ
“ あ か し あ”のある授業づくり
あっ!と子どもを引き付ける学習課題の設定 ゴールを明確にした課題設定
考え,かかわり合う学び合い
焦点化(発問,指示),視覚化(板書,教材)
あっ分かった!まとめと振り返りで学びを実感
◇研究組織図◇
研究推進委員会
校長・教頭・教務・研究主任(中)・研究主任(小)
学力向上委員会
全体研究会
小中教科部会
研究部
◇小中共通実践事項◇
①基本的な板書のルール
課
○
←課題は赤で囲む。(教科の特性によっては,
め =めあて】になることも考えられる。
【○
)
問
○
←学習問題は白で囲む。児童生徒は鉛筆で囲む。
(プリントでも可)
課題に対するまとめになるように,児童
生徒の言葉でまとめる。青で囲む。→
ま
○
②基本的な学習の流れ〈『小坂スタンダード』をもとにした授業デザインあ か し あ〉
過
程
学習活動と児童生徒の姿
指導のポイント
あ あっ!と子どもを引き付ける学習課題ゴールを明確にした課題設定
入
◎課題の意識化
・学習課題・学習のめあて(本時の
ゴール)をつかむ。何がどのくら
いできるようになればよいのかが
分かる。
○動機付け,意欲付け(子どもの疑問から)
・必要感のある学習課題,学習のめあての
明示
・ねらいの焦点化→ゴールを明確にした学
習課題の設定
◎課題解決に必要な情報の取り出し
・文章・グラフ・データ・図表・心
情等の多様な情報を読み取る。
・予測,解決の方法,見通しをもつ。
○教材,資料の精選と提示
・資料モデルの提示
・資料,文章の読解
・情報の共有,比較
か考え,かかわり合う言語活動
し焦点化(発問,指示),視覚化(板書,教材)
◎一人でじっくり考える場の設定
・一人で考え,自分の考えをもつ
・課題解決に向けて探究活動をする。
・考えを整理し,ノートに書く。
○学習の土台に上げる発問
・分かりやすい発問・指示→焦点化
・思考を促す発問や指示の精選
・考えをもたせる手立ての工夫
・自分の考えを伝える。自力解決し
た解法を紹介する。
・新たな問いについて,考えを出し
合う。
○視覚的な板書,教材の活用
・考えや授業の流れが分かる板書
・意欲を引き出し,理解を促す教材活用
◎考えを「比べ」「広め」「深める」
・友達の考えと比べながら,自分の
考えを広げたり,深めたりする。
・自分の考えを見直し,修正する。
・自分の新たな考えをもつ。
○ねらいに迫るための発問
・課題解決のためのゆさぶり
・共有,深化させる言語活動(学び合い)
・話し合いのコーディネート
・効果的な学習形態
~
5
7
展 ②見通す
開
~
30
③考える
35
④深める
終
⑤まとめる
末
~
10
15
⑥振り返る
課題に対応したまとめへ
導 ①つかむ
あ あっ分かった!まとめと振り返りで学びを実感
◎学習のまとめ・確かめ
→学習課題・学習のめあてに沿って
自分の言葉でまとめる。
・評価問題,小テスト等に取り組む。
○学習のまとめ
・キーワードの提示
・課題に対応したまとめ,思考の見取り
・評価問題,小テスト等の活用
◎振り返り
→学んだことを生かしたり,もっと
学習したいことや新たな疑問を見
つけたりする。
→自己の変容に気付く。
○振り返り(3分~5分)
・視点を明確にした振り返り
・できるようになった過程の振り返りや今
後の授業の見通しをもたせる。
→次時への意欲付け
◎分かる喜びを実感し,次の学びへの学習意欲につなぐ