国際連盟から委任統治領であった南洋諸島の権利、権原及び請求権の

・国際連盟から委任統治領であった南洋諸島の権利、権原及び請求権の放棄,
同
諸島 を国 際連 合の 信 託統治 領と す る 1947 年 4 月 2 日 の 国際 連合 安全 保 障理 事会
決議を承認
・南極(大和雪原)の権利、権原及び請求権の放棄(白瀬探検隊)
・
新 南 群 島 ( ス プ ラ ト リ - 諸 島 )・ 西 沙 群 島 ( バ ラ セ ル 諸 島 ) の 権 利 、 権 原 及 び 請
求権の放棄
・
南 西諸 島( 北緯 29 ° 以 南 。琉球 諸 島、 大東 島諸 島等 )、 南方諸 島( 孀婦 岩 以南
小 笠 原 諸 島 、 西 之 島 、 火 山 列 島 )、 沖 ノ 鳥 島 、 南 鳥 島 を ア メ リ カ の 信 託 統 治 領
にする提案に同意する。
解説:
・台湾、澎湖諸島の権利、権原の放棄に同意したが、尖閣諸島は含まれていない。
・国際連盟から委任統治領とした南洋諸島とは、マリアナ諸島、カロリン諸島、パ
ラオ諸島を含む広範囲の海域に点在する島々を委任統治していた。
これ らの 島々 は 18 世 紀 末植 民地 獲得 競争 に出 遅れ た プロ シア帝 国( ドイツ )が 、
イギリス、フランス、オランダ等の国々が植民地として興味を示さなかった島々を
拾い集めるようにしてプロシアの植民地とした。
ま た 南 洋 諸 島 は 部 分 的 に ア メ リ カ が統 治 した が、 米西 戦争 1898 年 4 月 、キ ュ-
バ諸島を巡る争いでアメリカとスペインが戦争を始め、圧倒的な強さでアメリカ軍
が勝利しスペインからフイリッピン、グアム島、カリブ海のプエルトリコを領有し
が 、 1899 年 、 ア メ リ カ は グ ア ム 島 を 除 く 南 洋 の 島 々 を ド イ ツ に 売 っ て し ま っ た 。
とろが第一次世界大戦でドイツは破れ、全ての植民地を放棄した。
日本は連合国側だったので戦勝国となり、ドイツが放棄した南洋諸島を国際連盟
から委託された信託統治領として、これらの島々を統治した。
グアム島だけは第二次大戦後もアメリカの信託統治領であるが、これは軍事的に
重要な位置を占め、軍事施設も充実しているのと、海底ケ-ブルの中継基地があっ
たため。太平洋戦争中、一時的に日本軍の占領地となったことが、現在太平洋上で
はハワイ、グアムは最重要拠点である。
・新南群島、南沙諸島、スプラトリ-諸
島:同じ諸島を指します。
南 シ ナ 海 に 浮 か ぶ 約 100 位 の 小 さ な
島礁でが散在する珊瑚礁の島々で構成さ
れているので人間の生活には適さず無人
島 で 放 置 さ れ て い た が 、 1930 年 イ ン ド シ
ナ半島(現在のベトナム)を植民地とし
て支配していたフランス総督がこれらの
島々の幾つかを実効支配したが、全く価
値がないためこれらの実効支配を放棄、南方資源確保を念願としていた我が国は
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