伝え合う力 武蔵野市立大野田小学校 平成25年度 №7 11月号 お お の

お
お
の
で
ん
大野田
武蔵野市立大野田小学校
平成25年度 №7 11月号
℡ 0422-51-0511
http://www.musashino-city.ed.jp/~gakkou007/
<教育目標) ◎深く考える子 ○明るく思いやりのある子 ○強くたくましい子
伝え合う力
校長 高 城 栄 則
「中国語では“机器猫”日本の漢字では“機器猫”と書きます。これは何でしょう。
」
「はい、そこのお父さん。
」
「マウス・・・!コンピュータのマウスではありませんか。
」
「ブー、違います。 正解は“ドラえもん”で-す。
」
以前、私が武蔵野市の帰国・外国人教育相談室が主催する「スピーチ交流会」を参観した時の話です。
この交流会は、市内に住む帰国・外国人の児童・生徒を対象にして、日ごろ学んでいる外国語や日本語を使って、外
国の文化と日本の文化との違いや、日本での学校生活の様子などをスピーチにして発表するものです。
スピーチの他にも冒頭のようなクイズコーナーもあって、いつも会場は和やかな雰囲気に包まれます。
外国での生活の中で、子供たちがどのように日本を表現してきたのか、また、外国から来た子供たちの目には日本と
いう国がどのように映ったのか、彼らのストレートな言葉は私たちに新たな発見をさせてくれます。
ある年の発表の中には日本舞踊で使う「扇子」による表現の紹介がありました。ゆかたを着た児童が、まず、要・天・
地・親骨・子骨・けん・地紙など扇子の各部の名称を教えてくれます。
さらに、扇子の動きと人のしぐさを合わせて雨・雪・日の出・さざ波などを次々に表現し、英語で解説していくので
す。説明を聞きながら、日本舞踊の中に日本人の繊細な感覚が息づいていることを改めて発見させてもらうとともに、
「これからも日本の伝統文化を多くの国の人々に伝えていきたい」と決意を述べる彼女に頼もしさを感じました。
また、この会はいつも私たちに大きな感動も与えてくれます。
それは、参加するすべての子供たちが、それぞれの国の言葉を大切にし、言葉を選び、できる限り美しく表現しよう
と努力する姿が、聞き手の心を揺さぶるからです。また、伝えたい気持ちが強く込められた発表に対して、たとえそれ
が、たどたどしい発音であっても、すべての聞き手が気持ちを通じ合わせ、それを真剣に受け止めよう、理解しようと
心を開くからです。そこには、思いや考えを「伝え合う」コミュニケーションの原点があるように思いました。
学芸会が迫っています。児童一人一人が、学習の成果と自分のよさを生かして、ご鑑賞いただく皆さんに楽しさや嬉
しさ、仲よくすることや生きていくことの大切さや素晴らしさを一生懸命に表現します。当日は、大野田小学校の体育
館が、子供たちと皆さんが一体となって「伝え合う力」を高める素敵な空間になることを信じています。ご期待くださ
い。
11月行事予定
1日(金)校外下校指導
3日(日)文化の日
サイエンスフェスタ
4日(月)振替休日
5日(火)学芸会会場準備(5年)
7日(木)安全指導
9日(土)むさしの教育フォーラム
11日(月)クラブ
13日(水)体育朝会
14日(木)学芸会リハーサル 1日目
15日(金)学芸会リハーサル 2日目
16日(土)学芸会 1日目(午前授業)
17日(日)学芸会 2日目(お弁当)
会場片付け(6年)
18日(月)振替休業日
19日(火)食育の日
21日(木)避難訓練
22日(金)校外学習(4年)
23日(土)勤労感謝の日
25日(月)クラブ
26日(火)連合音楽会(6年)
27日(水)個人面談 1日目(4時間授業)
28日(木)個人面談 2日目(4時間授業)
29日(金)個人面談 3日目(4時間授業)